真下みことのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
朱野さんがXでご紹介され、推薦文が素晴らしかったので拝読。
「あの頃、私は母の部下だった」など、キーワードとしてはインパクトのある表現が出てくるけれども、ストーリーとしては、頭からその後の展開が見えてしまう。
周りにアプリ利用⇒破談、結婚どちらのケースも見ているけれど、共働き希望かどうか、家事を期待されているかどうかだけで男性の良し悪し描くのは短絡的。主人公は経済的な指標で男性を見ないものの、そもそも専業主婦願望がある男性を頭からナシにするのも、条件で見ているわけで。実際はもっと人間として一緒にいたいかどうかも見るよね。この主人公の恋愛感情が希薄な感じが令和っぽいのかな。
気になったのは真下さん本人が、きっとお母様に対してまだ何かしらのわだかまりをお持ちなのでは。
母親のことをまだ理解できないような冷めた感じ、子どもとの距離感がある感じがあって、違和感が多かった。ビジネスライクな親子関係=バリキャリの親子関係なの?こちらも短絡的に感じてしまう。
いままさに働きながら子どもとの信頼関係を築こうとしている人間として読むと、少々辛さもあり。こんな母親ばかりではないなどと、否定したくなる気持ちも湧いたので、専業主婦でワーママにちょっと羨望がある人が読むくらいがちょうどいいのかもしれない。しかし専業主婦はこのタイトルだと手に取らないような気も…… -
Posted by ブクログ
うーん…
終始、違和感。女子はともかく3年生男子がこんなこと言う?こんなこと思う?と、不思議に思える言動ばかりで。
私の息子やその友達たち、3年生なんてみんなお母さん大好きを隠さない感じですけどね。「マザコン」なんて言葉、死語な気がする。
母親たちもなんか一昔前というか。昔のドラマに出てくる母親という感じ。みんなでピンポンして責め立てたり嫌がらせしたり、今のお母さんそんなヒマじゃないです。
作者さん若そうなので、あまり今の小学生を知らないのかなと思いました。高学年になるにつれて女子はいろいろありそうですが。
小学生の親子の話なら、圧倒的に朝比奈あすかさんをおすすめします! -
Posted by ブクログ
中学生独特の閉鎖感や友達との関係性がリアルに感じながらも歪さが不気味に漂っている作品。
大人になってから中学生の時を思い出すと、特定の友達が全てに感じたり、ちょっと変わったことをすると輪から外されそうになる危うい感じが懐かしいとも思えます。
そしてその上で執着ともとれる不気味な気配があって、こんなことされたら引いてしまう、怖いと思う。彩名の場合は家庭環境がそうさせてるのもあるけど、だからこそそれを当たり前のようにやってしまっていることが怖い。
主人公のメンタルが強くないとこのオチにはならない笑
更衣室でスカート履いてから体操服のズボン脱ぐの、めっちゃ分かります笑
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Posted by ブクログ
息子がまさにこの本の主人公たちと同じ小学3年生。どんな気持ちが描かれているのかなと興味を持って読み始めた。
私もそうだったんだろうけど、「小学生って大変…!」って、久しぶりに思い出した。大人になると都合よく忘れちゃうんだな…
今回、この本を読んで「絶対小学生に戻りたくない」と謎の決意をした。
たしかに大人と違って責任はなくて、気楽に見える彼ら。でも逆に、家庭と学校という狭い世界、選ぶことができない環境の中で過ごす大変さが描かれていて時折苦しくなった。
いろいろ考えてるのに言葉にすることができない…という状況がどの章にも出て来て、「あぁ、息子もこうやって歯痒い思いをしているのかもな。伝えたいけど、伝わらなくてやきもきしてるのかもな」と思えた。
その一方で、親の気持ちの変化にはどの子もすごく敏感。子どもだと思って舐めてちゃダメだなと思う。
詳しいことはわからなくても、お母さんが困ってる、悲しんでる、期待してる…と敏感に感じ取ってるんだ。それを言葉にできないだけで。
母親の力になりたい、期待に応えたい。その気持ちが愛なのか、依存なのか、自分の命を守るためなのかはわからない。でも、愛だといいなと思う。 -
Posted by ブクログ
子供にとって、学校と家庭はほとんど世界のすべてだ。
大人から見れば小さな出来事でも、子供にとっては人生を左右するくらい大きい。学校で良いことがあれば一日中ハッピーになれるし、友達関係で嫌なことがあれば世界が終わったような気持ちになる。その感覚がとてもリアルに描かれていた。
特に最初の章のあきら君の話が印象的だった。親が見守り隊をしていることを恥ずかしがったり、たまに食べるチェーン店の牛丼が最高のご馳走に感じたりするところに、小学生の頃の自分を思い出した。
子供の視点だからこそ見える世界の狭さと、その中で揺れ動く気持ちの大きさ。懐かしさと少しの苦さが残る物語だった。 -
Posted by ブクログ
『朝は来る。明けない夜はない』
という言葉を聞いたら、ポジティブな意味を感じるだろう。
『朝』と同じように『春』という言葉にも、前向きなニュアンスが含まれることが多い。
未だかつて、『春はまた来る』という言葉にこれだけゾッとしたことはなかった。
W大学、インカレサークル、性加害とくれば、私が真っ先に思い出すのはスーパーフリー事件。
と思い事件について改めて調べてみたら、実在事件の方が遥かに鬼畜で驚いた。
真下みことさんがこの事件を参考に小説を書いたのかは分からないけど、男性の価値観で女性が振り回されたり、分断を煽られたりすることへの真下さんの強い憤りを感じた。
相手を訴えるのが正当な手段だと思うけど、自分にも未成年飲酒という負い目がある。
そして周りからもいわれのない非難を受け、事件自体には関係ないはずの順子までが周囲から孤立させられ、精神的にも追い詰められて正しい行動が取れなくなる所が怖かった。
ラストはちょっと前向きなニュアンスで締められるけど、心の傷や周囲との蟠りを考えると、なんとも微妙な気持ちになってしまった。