真下みことのレビュー一覧

  • きみは悪口を言わない

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    同じ小学校の同じクラスの5人の視点から描かれるそれぞれのお話。
    あきらのお母さんは通学路に立つ見守り隊の隊長となった。隊長として張り切る母親だったが、ある日その母の目の前であきらの同級生が自転車に轢かれてしまう。サッカーのレギュラーでもあった彼の怪我により、見守り隊の隊長であったあきらの母親はちゃんと見守っていたのかと責められる。それを機にあきらの母親は家から出られなくなってしまう。

    その他に隣の部屋に住む女子大生と仲良くなる亜子、学級委員で真面目な守、リボンがトレードマークなクラスの中心的存在の美紗都、サッカーのレギュラーから外された翔吾。それぞれが少しずつ関わって、でもそれぞれの暮らしを生きていて。個人的には美紗都の話が一番感情移入できたかな。やっぱり学生時代の女子はグループがどうしてもあるもんだよね

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    2025年10月19日
  • きみは悪口を言わない

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    小学3年の少年、少女たちの悩みがけっこう深刻なのに驚いた。
    まだまだ子どもだと思っていたけれどこんなに悩みがあるなんて…と。
    親のせい…って、親のこと…って子どもにとって、どれだけ関係があるのか難しくもあり、悩ましい。
    関係ないとは言い切れないけど、だけど子どもだけの世界では関係ないと思いたい。
    それぞれの子どもたちを応援したくなる話だった。


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    2025年10月16日
  • きみは悪口を言わない

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    読み始めると、すう〜っと自分が小学生になっていた。そう、私も小学生のときこんなふうに思ってた。子どもだけど子どもなりに一生懸命考えて毎日を過ごしていたなぁ。子どもの力ではどうにもならないことはたくさんあった。すっかり忘れていた、子どもだった私を思い出させてくれた本でした。

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    2025年09月30日
  • 春はまた来る

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    紗奈と順子、正反対なりにお互いを信頼して(っていうのとは違う繋がりな気がする)一言で表せないような関係性なのがリアルでよかった。

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    2025年09月26日
  • 新しい法律ができた

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    この書き出しも好き。架空の法律が多い中、締めの五十嵐さんはさすが。このシリーズたぶん初登場のくどうれいんさんも良かった。

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    2025年09月18日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    多くの人をその笑顔で救った最初の主人公。
    幸せそうでいいわね

    という言葉をまっすぐ受け止められていない気がして不思議に思いながら読み進めたけどそういうことだったんだ。
    何事も順風満帆です!なんて人はいないよね。みんな大小様々何かを抱えて生きてる。
    哲郎の変わり身の速さはちょっとだけ違和感だったけど、
    みんな良いように進むのなら良いや!って思える読後感。

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    2025年09月18日
  • 春はまた来る

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    地方国立大学出身の身としては、この作品の大学生活はあまりイメージが湧かないのだが、男性から女性、女性から男性、男同士、女同士、それぞれの思考過程は想像でき、おぞましさも感じる。自分自身がその立場になっていたら、どう行動できたのか。そんなことも考えさせる作品である。

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    2025年08月30日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた」で始まる短編集。古今東西の人気作家さんが顔を揃える。好みに合う話、合わない話さまざまなのは仕方ない。

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    2025年08月29日
  • 新しい法律ができた

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    オムニバスで24人?が お題にそって
    一行目は ”新しい法律が出来た”です。
    それぞれに 面白かったのですが、最後の最後に シリアスな一遍が入ります。まあそうだろうと、法律は国民を守るための物でないとなりません。
     私的には "モう、デストピア”が、好きです。

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    2025年08月26日
  • 春はまた来る

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    なんだか一気に読んじゃいました。結局、みんなお互いをバカにしあっってるというか。そんな中でも、一時的にも味方になってくれる存在がいたら助かるよね。

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    2025年08月22日
  • 春はまた来る

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    面白かった〜〜〜。
    性被害にあっても泣き寝入りしてしまう人は、実際にも多いのではないかと思う。
    辛くて悲しくても、誰にも相談できずにひとりで抱えてしまう人がいるのだろう。

    「春はまた来る。生きていれば。」
    事件が気持ちよく解決されたわけではないけど、
    順子が言ってたこの言葉素敵。

    順子さん、メイクしてお洒落して恋愛して!!!!!‬т т

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    2025年08月20日
  • 春はまた来る

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    名門大学の理工学部に通う地味な主人公の順子と、それとは対照的に、スクールカーストの上位にいておしゃれでもてるが勉強はあまりできない紗奈。同級生だった高校時代には交流がない2人だったが、大学で東京に出て再会し、友情を培う。そんな中、紗奈がインカレサークルの宅飲みで性被害に遭う。そういう筋書きの中で、2人の友情と連帯を描く。
    (本人たちはそんなつもりはなくとも)女性を「モノ」扱いする男たち、その結果としての性暴力、そして性被害に遭った側の自責、周囲からの無理解・非難、苦悩といったことが、とてもリアリティを持って描かれており、身につまされるものがあった。自分は男だが、男が女性を容姿で品評したり、本書で出てくるようなインカレサークルの仕組みなんかに違和感を持ちつつ、傍観してきたような身なので、自分が本書に出てくるその他男子学生の立場だったら、何ができたかな、宮田くんほどの動きもできただろうかと自問した。
    ただ、本書から、女性=性善、男性=性悪のような図式が見え隠れするのは、ちょっと気になった。男性が女性を意図的に「分断」しているというのは実感に合わなく、分断というのなら、女性も含め、相乗的にいろんな線引きで行われているのではないだろうか。また、W大理工学部の男子学生が一斉に順子を無視するという場面があるが、そんなに男子学生というだけで一枚岩になるものなのかという疑問がある。宮田くんという自身の行為を反省して順子たちに協力する男性も描かれてはいるが、男性も決して一枚岩ではなく、多様性があるということにもう少し目を向けてほしいという気がした。

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    2025年08月17日
  • 新しい法律ができた

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    話題作、人気の作家たちによる"新しい法律ができた"の一文から始まる短編集。同じような短編集の5冊目。めくる度にうわっ、今度はこの人か~とワクワクしながら読めます。個人的に一番良かったのは五十嵐律人さんの憲法のお話でした。
    殺人や男女関係のエピソードあり、中学校から。
    金子礼介「ルパちゃん」
    日野瑛太郎「推し活制限法」
    朱野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」
    阿部智里「つるべを取られて」
    真下みこと「こんにちは、チャッテー」
    須藤古都離「虚法」
    嶋戸悠祐「国家殲滅フットボール法」
    多崎礼「復讐者は振り向かない」
    風森章羽「コロシヤとユキオンナ」
    名倉編「Touch law if you can」
    真梨幸子「ある死刑囚の回顧録」
    東川篤哉「『ラ禁法』ディストピア」
    霜月流「忘却加害」
    矢樹純「密室の獣」
    高田崇史「御首塚の風」
    潮谷験「ネーミング」
    献鹿狸太朗「試み」
    高田大介「魔法罪」
    大沼紀子「もう、ディストピア」
    矢部嵩「自転車武装条例」
    柾木政宗「ありがとう、虎太郎」
    くどうれいん「ショートケーキの夜」
    白井智之「ぜんぶミステリのせい」
    赤川次郎「帰り道の行先は」
    五十嵐律人「革命夜話」

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    2025年08月11日
  • 春はまた来る

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    Audibleにて。
    こういうことは実際に起きてるんだろうなと思うことがあり、悲しい気持ちにもなりました

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    2025年08月09日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    外から見るだけじゃわからない、そして、他人の少しのゆとりが連鎖して、連鎖して、
    一人じゃなくて、繋がってるんですよね。
    と実感する。


    そんなパートそのうち本当にありそうな、なさそうな、朗らかな読み終え

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    2025年08月06日
  • あさひは失敗しない

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    母と娘の物語。こういう危うい関係性の母娘が描かれる場合って、必ず父親の不在がセットになってるよなぁ。ずっと不気味な雰囲気で、あさひの心の動きが丁寧に描写されていて、あさひを応援したくなる。最後にあさひが自分の過ちに気が付いて向き合えてよかった。

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    2025年07月21日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    人とのコミュニケーションをとることを諦めかけていた人達が、小さな触れ合いに心を動かされて、少しずつ顔を上げて生きていこうとする短編集。スーパーのカゴの中って、生活が露わされていると改めて思った。初めての作家さんだったが、視線に優しさが溢れている。

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    2025年07月14日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    初読みの作家さん。表紙が日常すぎて興味がわいて手に取った。専業主婦から思い切ってパートに出た北川さんの優しい心遣いがにじみ出たお仕事ぶりは買い物に来るお客さんの人生をも動かす。コミュニケーションって大切やなぁ。

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    2025年06月19日
  • ミステリーツアー

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    ・青崎有吾・阿津川辰海・伊吹亜門・似鳥鶏・真下みこと、が15作のミステリーを2ページ以内で紹介した本。つまり、全部で75作。かなり、危険な本です。何故なら、読み終わると読みたい本が増えているから。悲しいことに、75作中、既読は一割位でした。お勧め文も勿論楽しめるので、ミステリー好きなら★5なのでは?
    本の紹介がすごく上手だなぁと思ったのは伊吹亜門さんで、読んでて面白かったのは似鳥鶏さんで、読みたい本が多かったのは真下みことさんです。
    さあ、これから、家みたくなった本をメモらなくては……。
    大人の本の紹介なので、高校生くらいから。中学校以上。

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    2025年06月11日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    ネタバレ

    おしゃべりレジというレジ打ちをしながら話しかけてくれるサービスを利用する人達のエピソード集。昨今セルフレジや食券機の普及で人との関わりが減りつつある。しかし人は誰かと話すことで悩みが解決したり気が紛れたりするので話をすることは大事だと改めて感じた。学校、職場で話せる人は良いが、定年後の老人、専業主婦の方はこういったサービスがありがたいのだろう。人それぞれ悩みはあると思うが一人で抱え込まず誰かに相談した方が心の健康に繋がると思った。

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    2025年06月08日