真下みことのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「だから捨ててといったのに」から全ての物語が始まる短編集。作者によって「何を捨ててと言ったのか」を読むのが楽しいですね。昔星新一の「ノックの音が」を読んだときのようなワクワク感があります。普段あまり本を読んでいないので、この手のタイプの短編アンソロジーはいろんな作者さんの作品を一冊でたくさん読めるのが本当にありがたいです。多分読書家の方なら、作者を伏せても「この話はこの人が書いたのかな」と分かるのかもしれないなと思いました。そういう楽しみ方をしても良いのかも。
真下みこと「お守り代わり」
五十嵐律人「累犯家族」
芦沢央「久闊を叙す」
多崎礼「海に還る」
谷絹茉優「猟妻」
こちらの5編が特に好き -
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Posted by ブクログ
町のスーパーを舞台に、人生の岐路に差し掛かった人たちのリスタートを描く連作短編ヒューマンドラマ。
主人公は各話で異なるが、第1話及びエピローグで主人公を務める北川美奈子という中年女性が作品を通じてのキーパーソンになっている。
◇
「よーし、転職するぞ!」
リビングのソファでスマホを見ながら美奈子はそうつぶやいて、スマホに転職と入力して検索した。
最初にヒットした投稿は、「主婦になって20年。そろそろ転職したい」というもので、それには「いいね」20000件のほか、返信もたくさんある。
興味が湧いた美奈子がその返信を見てみたところ、
「主婦は無職ということだ」
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購入済み
最後までもやもや。。
もう一度最初から読みたくなるけど、
もう二度と読みたくないようなしんどさ。
アイドルオタクとしては、自分がいつアイドルを傷つける側に回るかもしれないという
恐怖も体感して背筋が凍った。。
ついでに、レビューにプロモーションサイトが面白いとあったので見てみたら、
本当に作りこまれていて作品と現実が分からなくなりそうで面白かったのでぜひ検索を。