真下みことのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ実際に起きた事件
東京大学誕生日研究会レイプ事件
をもとにしたのかな?
でもきっと、あまりにも酷くて表に出たのが
この事件なだけであって。
世の中の大学では、同じような被害はたくさん出ていると思う。
そして、本作でもあったように
被害者側が泣き寝入りすれば、事件は表沙汰にはならない。
それにしても
登場してくる人物が、みんなみんな気持ち悪い。
多田グループは勿論だけど、順子の周りの男子も
いい年してあっさり集団無視を行ったり。
紗奈の大学の女の子も無視をしたり。
状況を聞いたにも関わらず、同じ女という立場であるにも関わらず
ビッチ呼ばわりして、集団無視?うえーー、女ってこわいー。笑
全体的に胸糞悪い感じでした。
「春はまた来る」とは、比較的前向きに捉えられる言葉だと思うし
最後の方の紗奈は、明るく春を待っていたけれど。
中盤の"春"という言葉は、あまり明るい解釈はできませんでした。
春になれば、また新しいターゲットが入学してくる。
春になれば、また同じような飲み会が開催される。
「春がまた来る」
明るくも、重くも捉えられてしまう作品でした。 -
Posted by ブクログ
名門大の理工学部に通う順子は、おしゃれに興味もなく勉学に励んでいるが、女子大に通う紗奈はおしゃれに着飾りインカレサークルに入り遊んでいた。
同じ高校だったときは、「上」の人間だった紗奈と「下」の人間だった順子は、話をすることもなく真逆の世界で生きていた。
「高学歴の男子」と交流する紗奈が、ある日性被害に遭い…助けを求めたのは順子だった。
全く関わりのなかった二人がだったが、ひとつの事件により頼り、頼られるようになる。
被害に遭った側と何もしないことより声を挙げろという側に同じ立場でないと気持ちはわからず、結局はどうすることもできなくて。
ただひとりにはできない、ひとりにしたらだめだと気づくのも本気で心配しているからで。
必ずも思い通りの楽しい大学生活だけではないが、苦しさや悲しさや絶望も誰かがいるだけでなんとかなるのだと気づくことができた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ娘の朝着る服を一緒に選び、持ち物も予定も居場所も把握する母親という友だち感覚の仲良し親子関係が描かれる第一章の始まりだが、娘のあさひの年齢が大学生という事実にムズムズした気持ちの悪さを感じる。
エスカレートする母の過干渉、『あさひは失敗しない』という母のおまじないの言葉に縛られたままズレた方向に突き進むあさひ、彼女の友人たちのクズっぷりに嫌悪感は増す一方。
でも意外にもラストは共感もあって悪くなかったな。
律子への加害を“失敗”で終わらせるのは引っかかったけれど、毒親から逃れる自立への一歩は応援したい。
「きっとお母さんは私を閉じ込めてどこにも行かないでほしいと願っておきながら、早く出ていってほしいとも願っているのだと思った。相反する二つの願いが、私たちの関係を難しくしているのだ。」には親の心理を突かれた気がした。