きみは悪口を言わない

きみは悪口を言わない

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

小学三年生のあきらは最近学校に行くのが憂鬱だし恥ずかしい。お母さんが登下校時の通学路で児童の安全を見届ける「見守り隊」隊長になり張り切っているからだ。しかしある朝、お母さんの目の前で同級生が自転車に轢かれ……。自分の気持ちをうまく言葉に出来ずあがく子供たち。そんな彼らの姿は思わず抱きしめたくなること必至。要注目作家・真下みことの傑作感涙小説、誕生。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    きみは悪口を言わない
  • タイトルID
    :
    1998207
  • 電子版発売日
    :
    2025年09月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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きみは悪口を言わない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「やさしさには温度の違いがある」
    特別な誰かと仲良くならないことで、みんなに同じようにやさしくできる「冷たいやさしさ」と、
    逆にみんなを受け入れる「温かいやさしさ」
    の二種類、、
    この表現に心の殻から何かが生まれ出たような腹落ちする理解が出来た。
    5つの物語の主人公はみんな小学生だ、
    彼ら(彼女ら)が日々の日常の中で友達から、大人から何を感じて成長していくのか?
    その背景に「やさしさ」があることを作者の真下さんは強く信じている。
    だからこそ物語の中の子供達の心情や成長が生き生きと際立っているように思える。

    友達からの言葉そして態度、大人からの言葉そして態度、これらを積み重ねて優しい人間が育っていくんだな、、とページを捲りながら感じた。

    真下さんの作風が大きく変わったな、、と思える大切な一冊だと思えた。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    とある小学校の3年2組の5人の子どもたち。それぞれが主人公となる連作短編集。

    小学3年生って、まだまだ子供。「やさしい」って漢字だって習っていない。なのに、頭の中ではいろいろいっぱい考えている。それでいて、どんな子もみんな母親が好き。なのに、夜遅くまで1人で留守番させたり、自分の気に入らないことがあるとすぐに怒り出したり、自分勝手で第三者から見たら許せない母親たちだから、なんかやるせなくなる。

    小中学生(特に女子)は、他人と同じじゃないと「ちょっと変」と仲間はずれになる。発達障害の子もそうなる。でも、そういう子ほど、一つのことに集中して、大人になった時大きく羽ばたいたりするんだよね。

    上の子が小学3年生の時、仕事を始めて留守番させることが多くなった。あの時、全然平気そうな顔をしてたけど、きっと頑張ってたんだろうなぁと、いろいろ思い出した。

    朝の出欠確認。「はい、元気です」って、地元あるあるすぎて、真下さんの出身県を調べたら、地元でした。

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    同じクラスの小学3年生の子どもたち5人に焦点を当てて書かれた子供目線の本。出てくる子供たちの心情が細かく描かれていたので、自然と、小学三年生の頃どんなことを考えていたかな?と、昔の自分と比べてしまう。
    そして、自分の息子や、最近関わる機会に恵まれた沢山の子供たちとも。

    ここに出てくる子供たちは子供らしい一面もあるはあるが、かなり大人びているように感じた。上手く立ち振る舞えなかったりはあるけれど、親や友達のことをよく観察して慮っている。こんなに人のことまで考えられる子供は、(大人でさえ)なかなかいないのではないだろうか?それとも、子供の心や頭の中には、実際にはここまでの動きがあるものなんだろうか?
    こんな風に相手のことを考えられたら素敵だなという場面がたくさんあった。

    小学3年生くらいの子供にとって、親は絶対的な存在だ。このお話の中にも様々なタイプの親が登場する。学校でのあれこれ以上に、家庭環境に影響されると思う。親は選べないし、知らず知らずのうちにどっぷりと影響を受けている。家が軸で、その上学校という社会で色々ある毎日。人って、集まると実に面倒くさいことになる。でも、この物語では、子供たち自身が、そこから傷ついたり悩んだり学んだりして成長していく。先日、「愛するということ」を読んだが、そこに書かれていた、人を愛するのに大切と書かれていた、「生産性がある」状態というのが、正にこの子たちが体験して育てていっているものなのだと確信した。

    この本を読むと、子供たちを見る目が変わる気がする。この子はどんなことを感じて、気にして、それを内に秘めながらどういう行動に出たのか、とても興味深く感じながら、所詮子ども、なんてことは全く思わず、これまでより尊重して対峙することができそうだ。




    0
    2026年06月11日

    Posted by ブクログ

    3年生のクラスの子たちの心の中を一人ずつぐるりと5話で繋いである
    9歳、ギャングエイジとも呼ばれる世代の子たちの心のひだが丁寧に描かれていた
    大人ないうことも分かるようになり、でもまだ子どもで、子どもの世界にもそれなりの付き合いがあって、個性とか同調とかまだ受け入れがたいこともありながら
    悪口を言わないでいることは難しいけど、そうしたい気持ちもちゃんとある

    0
    2026年05月25日

    Posted by ブクログ

    子供には子供たちの世界があり、家庭環境も様々。
    子供たちの気持ちが、読みやすい文章で描かれていて、スラスラ読めた。
    一番最初の話はイマイチだと思ったけど、それ以外は結構良かった。

    0
    2026年02月07日

    Posted by ブクログ

    とある小学校での話。
    いろんな生徒目線に切り替わっていく小学3年生の同じクラスの子たちが主人公の連作短編集。
    成長過程の小さな社会がそこにはあって、狭い世界で少しずつ成長していく子供たち。
    いろんな家庭環境があったり、価値観が違うことで無視されてしまったり、人間関係もとても不安定。
    静かな諦めや取り返しのつかない後悔。
    子供なりの自発的な気づきがある描写が良かった。
    良くも悪くも子供たちは素直だ。
    素直さ故の過ちや間違えもあれば、素直さ故のやさしさや正しさもある。
    きみは悪口を言わない。
    とても良いタイトルだと思いました。

    0
    2026年01月20日

    Posted by ブクログ

    小学3年生、同じクラスの5人がそれぞれ主人公になる連作短編集。周りの目が気になって本当に友達になりたい子となれなかったり考えの浅い先生や親に傷つけられたりする主人公たちにエールを送りたくなった。小学3年生に戻れるなら亜子みたいな女の子になりたいな。憧れる。

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    柔らかな言葉と共に、小学生の柔らかな心が通り抜けていった。うまく言葉にならないこと、大人の言葉をどう受け止めていいか迷っていたあの頃が懐かしくなった作品。

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    どの章も優しさあふれる話で面白かったです。
    教師ではないけれど小学校勤務なので、とても興味のある内容でした。

    小学生でもいろんな気持ちを持ってることはとても理解していましたが、深いところまでよく考えているんだなと改めて思いました。
    いろんな人の気持ちも大事にしながら、自分の気持ちも大事にしてほしいなと思います。

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    「見守り隊見習い」
    「クラゲのしっぽ」
    「やさしいの書き方」
    「赤いリボン」
    「スルーパス」
    同じ小学校に通う3年2組の児童5人の視点で描かれた連作短編集。

    小学3年生と言えば可愛くてまだまだ子どもっぽいイメージだけど、大人が思うよりずっと切実で様々な想いを抱えている。

    お母さんが取った行動で、クラスで仲間外れにされた子。

    『かわいそうな子だから仲良くした』うっかり口にしてしまった一言で友情にヒビが入った子。

    この年代ならではの純粋さや不器用さが伝わって来て愛おしさが込み上げた。

    失敗も成長の糧となる。
    みんなみんな頑張れ!

    0
    2025年10月21日

きみは悪口を言わない の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    きみは悪口を言わない
  • タイトルID
    :
    1998207
  • 電子版発売日
    :
    2025年09月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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