桐野夏生のレビュー一覧

  • バラカ 下

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    もう、訳わからないけどスピード感はあった気がする。

    次から次へと起こる試練。

    あっちもこっちも何処もかしこも試練、試練、試練。
    何でこんなに不幸が続くのさ、、、と嫌になる。


    決してオールクリアなハッピーエンドではないけれど、何とか消化出来た。

    上巻より下巻の評価が低いのは、この苦しさからくるものなのかな、、、

    川島の最後がどうも腑に落ちない。
    ギッタンギッタンのメッタメッタに打ちのめしてやりたい(*`へ´*)

    バラカがここまで追い詰められないといけない理由もイマイチわからなかった。。。(^◇^;)

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    2019年05月05日
  • バラカ 上

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    スピード感が速い。久々一気に読んだ小説。

    まだ上巻の為、何がどうなっているのか?これからどうなるのか?全く予測不可能。


    出版社に勤める沙羅は独身のまま40歳を超え、子供を望むようになっていた。友人の優子にドバイで養子を購入出来るとの情報をもらい、優子と共にドバイを訪ね、バラカという少女を幼女にし、日本に連れ帰る。


    日本に住む日系ブラジル人のパウロとロザにはミカという幼い娘がいた。
    酒に飲まれるパウロ。
    「精霊の声」教会にのめり込むロザ。
    このままでは駄目になると、ドバイに家族で移住するが、パウロは厳しい暑さに身体を壊し、ドバイで働けなくなり、単身ドイツに渡る。
    ロザはナニーの仕事が気

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    2019年05月04日
  • バラカ 上

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    久々電車乗り過ごすレベルに面白い本読んだ。なんていうかわかんないけどこういうジャンル好き。人間の醜い部分を普通のことのように書いてる小説が好き。

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    2019年04月26日
  • バラカ 下

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    生き抜いているバラカ。彼女を本当に愛しく思っていたのは助けてくれたお爺さん達だけだったのかもしれない。
    原発に反対の勢力と賛成の勢力の影でのぶつかり合いが哀しい。そこまでやるか?と思う時と、そこまでやるかもしれない…と思う時があって苦しくなる。
    命を脅かされることなく穏やかに暮らしたいのは誰にも共通することだろうに。

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    2019年04月08日
  • バラカ 上

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    プロローグは放射線被害警戒区域でバラカが見つかったこと。
    生みの母と父、育てようとした母とその夫。二組の男女を中心にとその周りの人たちの生活と想い。馴染める物があり、馴染めない物もある。それぞれの個性が波打ってくる。

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    2019年04月08日
  • 夜また夜の深い夜

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    舞子の生活には緊張感もあるが不思議とワクワクさせられた。
    一定の場所にはとどまらず、ヒラヒラヒラヒラ彷徨う舞子。その様に生活せざるを得なくさせるような親は罪深い。
    逞しく生まれ変わった舞子の冒険は続いていく。

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    2019年04月01日
  • バラカ 上

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    ひとびとの欲望を露悪的に描きつつ、ぐいぐい読ませる力は流石。失敗のサイクル、か。身につまされるのう。

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    2019年03月12日
  • バラカ 下

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    桐野夏生『バラカ 下』集英社文庫。

    東日本大震災から8年後、様変わりした日本。成長したバラカは岩手県の県北に暮らす。苛酷な運命に翻弄されるバラカの周りでは次々と人が死んでいく……

    原発推進派も反対派もハッキリとは描かれず、上巻の面白さは半減。バラカを廻る悲惨な出来事ばかりが際立つイヤな感じの小説だった。

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    2019年03月10日
  • 奴隷小説

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    肉体的あるいは精神的に隷属状態に置かれた人々を描いた短篇集。

    とにかくぞくぞくしました。
    面白いと言うのは不謹慎かもしれないけど、こんな気持ちにさせてくれる桐野夏生という作家はやっぱり稀有な存在だと思います。

    さまざまな時代や設定の中で、奴隷として抑圧状態に置かれた人やその周囲の人を描いていますが、自分の抑圧状態に無自覚な人もいれば、脱出しようと戦おうという人もいます。

    暴力によって肉体的・直接的に支配される女性を描いた話はとんでもなく苛烈で、過去だけではなく現在でもこのような扱いを受ける女性がいるのだろうと想像するのもおぞましく、反吐が出そうになりました。

    精神的に搾取され続ける女性

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    2025年02月24日
  • 優しいおとな

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    貧富の差が拡大して荒廃した日本。ホームレス、地下世界…テーマは重い。
    親を知らないイオンの目からその世界を見る。
    次々に展開する話に引き込まれた。

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    2019年02月17日
  • 柔らかな頬 上

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    ネタバレ

    あらすじも何も頭に入れないまま読んだので
    行間に漂う仄暗い感覚と不倫劇から始まり
    娘が行方不明になるという展開に目が離せなくなりました。

    両親や周りの人の取り乱し方や諦め方、諦められなさ、接し方
    テレビに出たときの世間の反応、善意の第三者や悪意の人の意見に
    振り回される様子など、どれもリアルに感じます。

    カスミは良いお母さんではないかもしれませんし、
    愛情なのか執着なのかもわからなくなりますが
    人間は一辺倒ではなく、一面だけで善悪を語れないという
    一例であるとも言えます。

    感情移入はできないものの、今いる場所から逃げたくて
    その道を相手に見つける気持ちはわかる気がします。
    その人といると

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    2019年02月20日
  • 新装版 顔に降りかかる雨

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    たまたま古本屋さんでゲットした『天使に見捨てられた夜』を読んだのですが
    これは続編だと知って、シリーズ物で1作目の本書を読みました。

    江戸川乱歩賞受賞作なのですね。面白かったです。

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    2018年12月24日
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014

    購入済み

    粒揃いの作品集です。小池真理子さんの作品を目当てに買いましたが、各先生の作品それぞれ格調の高いエロスで楽しめました。このお値段でこの内容はお得です。

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    2020年05月05日
  • 柔らかな頬 上

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    この物語は、『好きじゃないけど、面白い』という、何とも複雑な気持ちにさせられる本。ストーリーは、主人公カスミがW不倫の最中、娘が失踪してしまい、娘探しの旅に出る....という。それだけ切り取れば「自業自得の最悪やん」となってしまうのだが、カスミにははそれほど嫌悪感を感じなかった。なぜなら、彼女は常に安穏の地なく、彷徨える宿命を背負った女であるというのがまざまざと伝わってきたから。という気持ちを抱えたまま下巻へ~

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    2018年10月01日
  • 新装版 天使に見捨てられた夜

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    ネタバレ

    村野シリーズの第二作目、文書は前作より多少読みやすくなる。構成は非常によくできている、言い方を変えれば、完成度が高いこと。ストーリーは主人公の行動を追って単線的に展開するので、非常にわかりやすい。ただ、犯人牧子の心をもっと掘り下げてほしい。じゃないと、最後に来た彼女が自殺するシーンには、些か安っぽく感じる。

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    2018年08月08日
  • ポリティコン 下

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    ネタバレ

    うむう、やっぱ怖い。恐い。桐野夏生の小説は、なんでこう、こんなに怖いのだろうなあ、、、圧倒的です。原始的、というか、全てが剥き出し、というか、混沌の坩堝、というか、圧倒的なんですよね。なんの呵責も躊躇も容赦も無い、というか。とにかくまあ、怖い。

    桐野夏生の小説世界の中に、もし自分が登場人物として存在したのならば、即座にケチョンケチョンに扱われてボロ布のように捨てられて死んでるんちゃうか?という気がします。自分みたいなヌルい甘ちゃんは、この世界では、絶対に生きてかれねえよ、食われる立場だよ、って気がするのですよね。

    ただ、そんなおっとろしい世界が、圧倒的に魅力的でもあるんだよなあ、、、そこが

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    2018年02月21日
  • ポリティコン 上

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    ネタバレ

    怖いよなあ、、、桐野夏生の小説は、もう、なんというか、怖いです。そして、凄い。

    女性作家で、絶対に勝てねえなこの人には、その存在感と圧倒的な強さに、いっつもコテンパンに打ちのめされるな、と思うのは、桐野夏生と髙村薫ですね。もう、圧倒的に、強い・怖い・逞しい、って感じがします。

    桐野さんの小説の持つ、なんというか、圧倒的な強さと禍々しさ。まがまがしい、って、これ、全然正しい使い方ではないと思うのですが、バチバチに褒め言葉です。本当に、禍々しい。そして、惚れ惚れするほどに、強い。おっとろしいです、ホンマ。

    何故にこれほどに、人間という存在の、黒さ、というか、小悪党さ、って言うか、狡さや邪悪さ

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    2018年06月11日
  • 女性作家が選ぶ太宰治

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    未読既読入り交じっていたけれど、男性作家が選ぶ作品とはやはり色が違って面白い。くすっと笑ってしまえるあたり、やはり太宰の魅力。

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    2018年02月11日
  • 奴隷小説

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    短編集ですが、楽しめました。
    設定が現代なのに、理不尽に人が連れ去られて殺されたりの話があったりして。
    非現実的ながらも「理不尽」「差別意識」などを考えさせられる斬新な内容です。

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    2018年02月04日
  • 夜また夜の深い夜

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    一瞬だけ立ち寄ったことがあるナポリを思い出す。行動範囲は観光バスの車体の幅だけ。街路にゴミが舞い、街全体が灰色、犯罪をすぐそばに感じる異様さだった。
    そんなナポリにたどり着いた、死のとなりで毎日を生きる彼女たちを取り巻くミステリー小説。読み進めるのをためらうような、世界のどこかにある残虐さや哀しみも、それを共有することで深まる友情で救われる。

    #夜また夜の深い夜 #桐野夏生 #最後の数行息が止まる

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    2018年01月26日