桐野夏生のレビュー一覧

  • 錆びる心

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    この人の本は短編で読むのがちょうどいいのではないかと思い始めてきた。
    そしてこの短篇集はいつもどおりすっきりしない幕切れで終わるものが多いのだけど、そのなかでも爽やかに読める数少ない作品が入っている印象。かつ、小説特有のおかしさというよりは、現実にありそうな話としての人間の可笑しさが描かれているという点でも親しみやすい。男性が主役の作品より女性が主役の作品のほうがリアルで読んでいて勉強になりますが。

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    2013年03月24日
  • 光源

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    一つの映画を作り上げていく中での人間関係の話。

    プロデューサー、監督、カメラマン、俳優、それぞれの思惑が錯綜して面白い。

    半身不随になった元大監督の夫とか、プロデューサーが自分の生活を崖っぷちにまで追いやって作ろうとした映画の頓挫とか、ところどころダークな桐野夏生ワールドが堪らない。

    最初は、興味のない分野だったこともあってつまんないかもって思ったけど一気に読んじゃいました!

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    2013年02月25日
  • 光源

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    桐野さんの作品に出てくる女の人は大好き。今回は映画プロデューサーが主人公で、金策に奔走するところやハッタリをかましたり駆け引きをしてピンチを切り抜けるところ、などのシーンについ前のめりになって応援したくなるストーリー。だけど、登場人物がことごとく、恋愛によるつまんないミスをしでかしそうになります。仕事関係者と恋愛をするのは絶対にいかん!と痛感するお話でございました。。。

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    2012年12月24日
  • 光源

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    ネタバレ

    星3か4か迷った。納得いかない終わり方というか、まだまだ物語が続いていきそうな終わり方で、こういうのは好きじゃないけど、桐野夏生なら許せるというか。映画製作にまつわるそれぞれの思い。熱いような、暗いような。人の気持ちがそんなにころころ変わるか、とも思うけど、変わるよな、とも思う。みんなすごくとがっている。ある意味、真剣。皆映画や自分自身に取りつかれているのだ。

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    2012年09月27日
  • ファイアボール・ブルース2

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    ネタバレ

    桐野で初めて泣いた。簡単にいえば、権田が団体を去るのは青春の終焉だからだ。青春が終わったらやっぱ切ないし私は泣いちゃうね!凡庸でひたむきな権田が自分のすべてだったプロレス、そして火渡との決別を決めるという大きな諦めと少しの安堵、そして田舎へ帰って今度は平凡な女になる、という!絵にかいたような青春の終わり!泣ける!と思ったのは自分とダブっただけだった!!

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    2012年09月11日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    これは比較的最新の短編種かな。なんだか『東京島』や『OUT』に通ずる面白みのある作品が多くて熱中して読みました。

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    2012年05月16日
  • 白蛇教異端審問

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    著者初のエッセイとショート・ストーリー集。作家さんのプライベートに物凄い興味を抱く私としては必読の本です。この本で桐野先生の家族のこととかが知れて嬉しかったです。

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    2012年05月16日
  • ファイアボール・ブルース

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    すごく良く取材しているんだろうな。
    燃える女たち。燃えるのは男も女も同じやな。
    火渡さんが男前。

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    2012年04月05日
  • 女神記

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     メガテンや『星を追う子ども』でちょうど日本神話に興味を持ち始めたところで、この本に出会った。
     桐野夏生は相変わらずエグくて面白い。

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    2012年03月04日
  • 光源

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    最後に撮り直されたタイトルが、眼差し。 第一章に関係有り?とみて振り返ったが思い当たらず。
    二度裏切られた有村が荒れる所をみたかった。モヤモヤ感が残るわ。

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    2012年02月06日
  • ダーク(下)

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     自分が作り上げた世界を崩壊させてしまいたいという著者の激しい欲望を感じた。人気シリーズの主人公のキャラクターをここまで壊してしまう度胸は凄い。
     ちょっと偶発的な出来事が多すぎる気がしたけど、それにあまり違和感を覚えないのは著者の力量だね。

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    2012年01月23日
  • ダーク(上)

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     怖かった、気持ち悪かった。この桐野夏生という作家は、怖くて気持ち悪い人間を描く天才的な才能に恵まれているとしか思えない。人間というのは何かのきっかけで悪魔のようになれるのだと思った。下巻が恐ろしい。

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    2012年01月26日
  • 女神記

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    久しぶりの桐野夏生。
    引き込まれてグングン読んだ。

    男の身勝手な自己肯定。
    女は現実を受け入れる。

    人間臭い神様ですこと。

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    2011年12月19日
  • ダーク(下)

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    命をかける程怒ったきっかけになった手紙と事実なのに、終幕では手紙ホント興味ないわー
    という変わりように読み込み足りないせいかイマイチついていけず。
    ここの登場人物達には、はなからそんな事アテにして読んじゃいけないんですが。
    なんかもう、この先も厄介事しか待ってない雰囲気の終わり。
    自分の親子関係をまた子どもに投影してしまうんだろうなーなど。
    汚い描写も容赦がない迫力。

    ついつい終わりまで読み耽ってしまう。
    桐野夏生著作があってるんだろうな

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    2011年10月27日
  • ダーク(上)

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    タイトル通り「ダーク」
    今までのシリーズのような格好良さは微塵もなく、ひたすらどろどろと鬱々とした展開が続く。
    登場人物達が軒並み粘着性の嫌な描かれ方。
    打算や悪意、老いも欲情も、人の隠したい感情が剥き出しで表現される。
    体力ある時に読むのがいいかと。

    ミロが他人に期待しすぎなんじゃないか…

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    2011年10月27日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    これでもかというぐらい女の悪意と毒を味わえる桐野作品。本作は短篇集なので、大人の女性から少女までの各年代のグロテスクな内面を知ることになる。
    「アンボス・ムンドス」とは、両方の世界、新旧二つの世界という意味だそうだ。桐野さんの世界観を表すのにぴったりの言葉だと思う。

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    2011年10月19日
  • 光源

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    面白かった。

    撮影現場における、各セクションの心理描写がリアルで引き込まれる。



    ただ……MA-1って言いすぎじゃね?
    という点と、『光源』というタイトルに疑問が残る。

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    2011年08月10日
  • ダーク(下)

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    ネタバレ

    韓国に渡ったミロは、現地の男と愛人契約を結び・・・
    こんなミロちゃん大好き。
    これで終わりじゃもったいないなぁ。

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    2011年07月31日
  • ダーク(上)

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    ネタバレ

    成瀬が、四年前に獄中自殺していたことを知ったミロは・・・
    ミロちゃん、そんなに成瀬に執着していた様には見受けられなかったんだけどなぁ。とはいえ、これが彼女の本来の姿なんだろう。
    もうそこらじゅう、悪意や闇だらけなんだけど、不思議とサバサバした印象で、もうこうなったら、行けるところまで、行くしかないな。

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    2011年07月30日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    植林は女同士のあーゆーのあるよなぁって思った。男の子に「植林」するとこやばい。。女の黒い部分をよく表現されている話がおおい。アンボスムンドスも結構好きだった!

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    2011年07月03日