桐野夏生のレビュー一覧

  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    これは比較的最新の短編種かな。なんだか『東京島』や『OUT』に通ずる面白みのある作品が多くて熱中して読みました。

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    2012年05月16日
  • 白蛇教異端審問

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    著者初のエッセイとショート・ストーリー集。作家さんのプライベートに物凄い興味を抱く私としては必読の本です。この本で桐野先生の家族のこととかが知れて嬉しかったです。

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    2012年05月16日
  • ファイアボール・ブルース

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    すごく良く取材しているんだろうな。
    燃える女たち。燃えるのは男も女も同じやな。
    火渡さんが男前。

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    2012年04月05日
  • 女神記

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     メガテンや『星を追う子ども』でちょうど日本神話に興味を持ち始めたところで、この本に出会った。
     桐野夏生は相変わらずエグくて面白い。

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    2012年03月04日
  • 光源

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    最後に撮り直されたタイトルが、眼差し。 第一章に関係有り?とみて振り返ったが思い当たらず。
    二度裏切られた有村が荒れる所をみたかった。モヤモヤ感が残るわ。

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    2012年02月06日
  • ダーク(下)

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     自分が作り上げた世界を崩壊させてしまいたいという著者の激しい欲望を感じた。人気シリーズの主人公のキャラクターをここまで壊してしまう度胸は凄い。
     ちょっと偶発的な出来事が多すぎる気がしたけど、それにあまり違和感を覚えないのは著者の力量だね。

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    2012年01月23日
  • ダーク(上)

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     怖かった、気持ち悪かった。この桐野夏生という作家は、怖くて気持ち悪い人間を描く天才的な才能に恵まれているとしか思えない。人間というのは何かのきっかけで悪魔のようになれるのだと思った。下巻が恐ろしい。

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    2012年01月26日
  • 女神記

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    久しぶりの桐野夏生。
    引き込まれてグングン読んだ。

    男の身勝手な自己肯定。
    女は現実を受け入れる。

    人間臭い神様ですこと。

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    2011年12月19日
  • ダーク(下)

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    命をかける程怒ったきっかけになった手紙と事実なのに、終幕では手紙ホント興味ないわー
    という変わりように読み込み足りないせいかイマイチついていけず。
    ここの登場人物達には、はなからそんな事アテにして読んじゃいけないんですが。
    なんかもう、この先も厄介事しか待ってない雰囲気の終わり。
    自分の親子関係をまた子どもに投影してしまうんだろうなーなど。
    汚い描写も容赦がない迫力。

    ついつい終わりまで読み耽ってしまう。
    桐野夏生著作があってるんだろうな

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    2011年10月27日
  • ダーク(上)

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    タイトル通り「ダーク」
    今までのシリーズのような格好良さは微塵もなく、ひたすらどろどろと鬱々とした展開が続く。
    登場人物達が軒並み粘着性の嫌な描かれ方。
    打算や悪意、老いも欲情も、人の隠したい感情が剥き出しで表現される。
    体力ある時に読むのがいいかと。

    ミロが他人に期待しすぎなんじゃないか…

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    2011年10月27日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    これでもかというぐらい女の悪意と毒を味わえる桐野作品。本作は短篇集なので、大人の女性から少女までの各年代のグロテスクな内面を知ることになる。
    「アンボス・ムンドス」とは、両方の世界、新旧二つの世界という意味だそうだ。桐野さんの世界観を表すのにぴったりの言葉だと思う。

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    2011年10月19日
  • 光源

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    面白かった。

    撮影現場における、各セクションの心理描写がリアルで引き込まれる。



    ただ……MA-1って言いすぎじゃね?
    という点と、『光源』というタイトルに疑問が残る。

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    2011年08月10日
  • ダーク(下)

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    韓国に渡ったミロは、現地の男と愛人契約を結び・・・
    こんなミロちゃん大好き。
    これで終わりじゃもったいないなぁ。

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    2011年07月31日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    植林は女同士のあーゆーのあるよなぁって思った。男の子に「植林」するとこやばい。。女の黒い部分をよく表現されている話がおおい。アンボスムンドスも結構好きだった!

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    2011年07月03日
  • ダーク(上)

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    ネタバレ

    読者におもねらない!
    デビューから育てた女探偵村野ミロの狂態を楽しむためにも一応過去シリーズを読んでからをおすすめします。パパリン(笑)

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    2012年01月09日
  • ファイアボール・ブルース

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    女子プロレスの世界。ミステリーな部分もあり。最近の作品とは違う世界です。村野ミロ作品のころに近いテンポがあるかな。

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    2011年07月16日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    短編集に対する期待が薄かったからか、逆に楽しく読めた一冊。後の長編小説の原点と思われる作品も見られ、アイデアノート的な短編集でした。
    個人的にはちょうど「当世鹿もどき」を読んだ後だったので谷崎潤一郎をモデルとした「浮島の森」は興味深かった。表紙のデザインも印象的。

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    2010年10月29日
  • 光源

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     だれもが、自分の影に怯えて生きている。自分に支えられて生きている。自分は結局、自分と付き合い続けなければいけないし、身の回りにあるものはすべて自分の選んだものだ。望んだものにしろ、生まれつき持っていたものにしろ、自分の行動で変化させてきたものだ。

     主な登場人物。カメラマン、映画監督、プロデューサー、俳優。なぜかすべてに自分自身を見つけてしまう。若さゆえの奢りと理想、経験を重ねたからこそ捨てられないプライド、私生活への憤怒が生む仕事への熱と執着、過去の自分を捨てるために何でもしてみせるという覚悟、流されて一夜を共にする一時の愛、それで崩れる関係性、スキルが生むこだわりと美学、よいと考えつつ

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    2010年09月23日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    桐野夏生の短篇集。ミステリだけでなく、ファンタジー、恋愛小説、果てはポルノなどバラエティを楽しめる。
    桐野作品にはよく実際にあったことが盛り込まれる。下手をすれば、つまらない小説になりがちだが、不思議に物語にグイと引き込まれることが多い。松本清張の読後感に似ている。

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    2010年08月04日
  • ファイアボール・ブルース

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    著者の描く強い女性は好きだけど、
    肉体的にも強い女性はなぜかさほど魅力がなかった。
    あとはマニアックすぎる業界だったせいか、
    なぜかいまいちな印象。

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    2010年07月10日