桐野夏生のレビュー一覧

  • ダーク(上)

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    ネタバレ

    読者におもねらない!
    デビューから育てた女探偵村野ミロの狂態を楽しむためにも一応過去シリーズを読んでからをおすすめします。パパリン(笑)

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    2012年01月09日
  • ファイアボール・ブルース

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    女子プロレスの世界。ミステリーな部分もあり。最近の作品とは違う世界です。村野ミロ作品のころに近いテンポがあるかな。

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    2011年07月16日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    短編集に対する期待が薄かったからか、逆に楽しく読めた一冊。後の長編小説の原点と思われる作品も見られ、アイデアノート的な短編集でした。
    個人的にはちょうど「当世鹿もどき」を読んだ後だったので谷崎潤一郎をモデルとした「浮島の森」は興味深かった。表紙のデザインも印象的。

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    2010年10月29日
  • 光源

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     だれもが、自分の影に怯えて生きている。自分に支えられて生きている。自分は結局、自分と付き合い続けなければいけないし、身の回りにあるものはすべて自分の選んだものだ。望んだものにしろ、生まれつき持っていたものにしろ、自分の行動で変化させてきたものだ。

     主な登場人物。カメラマン、映画監督、プロデューサー、俳優。なぜかすべてに自分自身を見つけてしまう。若さゆえの奢りと理想、経験を重ねたからこそ捨てられないプライド、私生活への憤怒が生む仕事への熱と執着、過去の自分を捨てるために何でもしてみせるという覚悟、流されて一夜を共にする一時の愛、それで崩れる関係性、スキルが生むこだわりと美学、よいと考えつつ

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    2010年09月23日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    桐野夏生の短篇集。ミステリだけでなく、ファンタジー、恋愛小説、果てはポルノなどバラエティを楽しめる。
    桐野作品にはよく実際にあったことが盛り込まれる。下手をすれば、つまらない小説になりがちだが、不思議に物語にグイと引き込まれることが多い。松本清張の読後感に似ている。

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    2010年08月04日
  • ファイアボール・ブルース

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    著者の描く強い女性は好きだけど、
    肉体的にも強い女性はなぜかさほど魅力がなかった。
    あとはマニアックすぎる業界だったせいか、
    なぜかいまいちな印象。

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    2010年07月10日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    姉に借りた本。
    涙を誘う悲しいお話というよりは、胸の中が重たくなる切ないお話が多いかな。
    桐野夏生さんの作品を読むとダークな気分に堕ちるのは私だけじゃないよね(笑)

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    2010年06月01日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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     7つの短編を収録。ちょっと怖わかったり、なんだか不思議な終わり方をするお話だったり、ファンタジーなのか現実なのか、その境界線を行きつ戻りつする。わずかな隙間から垣間見える異次元空間にわたしは鳥肌がたった。

     この中では『ルビー』が面白い、落ちようのないところにいるはずの浮浪者登喜夫は、ルビーと関わることで更なる不幸の淵へ追いやられることになる。短編なので登喜夫のその後まで知る由もないが、ものすごく意味深な終わり方をするお話だ。

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    2012年12月11日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    人間というか「女」のいやらしさを描くのがうまいなあと思った。あとは、小田原事件を題材にした作品をつくるとは!と思った。

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    2011年09月03日
  • 白蛇教異端審問

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    大好きな桐野夏生なのですが、初のエッセイ集?あ、こんなのあったんだ、と手に取りました。どれも非常に短いけどパワフル。いつもどうやったらあんな世界を書き描くことができるんだろう、この人の頭の中はどうなっているんだろう、と思っていたので、彼女が書いている様子をちょっと覗けたみたいで嬉しくなりました。最終章の、彼女及び作品に対する不当な書評や無責任な非難に対しての、断固たる反論は非常に読み応えあり。まわりにもずいぶん「そんなものは放っておけ」と言われたらしいし、私も桐野さんほどの人がこんな軽い書評無視すればいいのに、と思ったが、あえて反論するところが彼女らしさなんだろうな。作家をするということがどれ

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    2011年07月16日
  • ダーク(上)

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    借本。
    シリーズ本とは知らず、いきなり最終巻から。
    本当にダーク(闇)で、凄い。
    シリーズで読んでないので、普通に受け入れられたけど、
    前作を読んだ方には、目の毒かもしれない。
    下巻が楽しみ。

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    2010年09月04日
  • 白蛇教異端審問

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    私は今一番会ってみたい人ってこの人だと思う。
    頭の中を覗いてみたい。
    一体どんな毒がそこにはあるのか。
    どんな闇が隠されているのか。
    エッセイが出たと聞いた瞬間、夢中で本屋に走った。

    少し分かった気がする。
    彼女は怒っているのだ。
    自らの芯を持ち、しっかりとたって。
    ふがいない世の中を嘆いてるのかもしれない。

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    2009年10月04日
  • 白蛇教異端審問

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    桐野夏生の白蛇教異端審問を読みました。桐野夏生のエッセイ・日記・短編集でした。あとがきで東野圭吾が「このエッセイは彼女の口から吐かれた怒りの炎なのだ」と書いているように、桐野夏生の歯に衣着せない意見がこれでもか、と書かれていました。女性の視点から感情的で理論的な、そして結構過激な論説が展開されています。(と、書いたとたんに女性の視点とは何か、定義してから論説しろ、といわれてしまいそうですが。)このエッセイ集で主張されている意見は、私が日頃感じているものも多く、応援したくなります。表題作の白蛇教異端審問は、直木賞を受賞したときに、匿名の評論家からあしざまに批判されたことに対して、反論したエッセイ

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    2011年07月18日
  • 白蛇教異端審問

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    1/9 エッセイというよりは作家のノートを覗き見しているような。どこまでも「作家」の部分しか出してないことに驚いた。
    あと消費されるってつらそうだな、と。
    桐野夏生はかっこいいっす!

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    2009年10月04日
  • 光源

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    10/14 夢中で読んだ。このところの桐野夏生にはやられっぱなし。これも小説の形態としては珍しいなあと思った。それぞれの視点の突き放し方とか。ラストとか。映画の照明っておもしろいと以前から思っていたので興味深く最後まで読んだ。

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    2009年10月04日
  • 光源

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    かなり面白い。一気に読んだ。主要登場人物は、監督の薮内三蔵、カメラマンの有村、プロデューサーの玉置優子、主演男優の高見、女優の井上佐和など。彼らが、ひとつの映画をつくるために終結するが、個人の色々な思惑や確執が重なり、うまくいかず、破綻してしまう。文庫版の作品紹介では、逆プロジェクトX物語という紹介もされていた。ひとりひとりのキャラクター設定が、なかなか秀逸だと思うし、それらのキャラクターの思惑、キャラクター間の関係なども、とてもよく書けていると思う。書けそうで、なかなか書けない小説のように思えた。それにしても、桐野夏生は、とても色々なタイプの小説を書く人だな、と思う。「一作一作に変化を持たせ

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    2011年07月25日
  • ダーク(下)

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    ダーク、Dark。村野ミロシリーズは、この本以降書かれていないと思うので、いちおう、シリーズでは最新刊。村野善三が全くしまらない方法で死に、トモさんは人間が変わったように卑しくなってしまい、鄭はかなりヤキの回った老人になっていて、成瀬は獄中で自殺をしていて、それを知ったミロはきれてしまい、周囲にトラブルをまき散らし始めると共に自分自身も泥沼のようなトラブルに落ち込んでしまう。小説は、そのように始まり、村野ミロシリーズになじんでいた人は、当然私も含め、これまでのシリーズ中での人物設定や人間関係が全く異なるものになってしまっていることに気がつき、とまどってしまう。とまどってしまいはするが、でも、こ

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    2011年07月25日
  • ファイアボール・ブルース2

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    女子プロレスを題材とした2作目。先の見えない不安感や、祭りのあとの空虚感、女同士の日常のささいな情の駆け引きなど本当にこの作家さんは細やかな感情を拾いあげるのが巧い。

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    2009年10月04日
  • ファイアボール・ブルース

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    どちらが主演と言うよりはW主演と言える。深い味わいを持ったキャラによってぐいぐいと引き付けられてしまう。

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    2009年10月04日
  • 夜の谷を行く

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    巻末に参考文献が掲載されており、当事者らが記した書籍も含まれている。そのうちのいくつかは自分も読んだことがある。
    それらを読んだとき、印象に残るのは彼ら彼女らの無責任さである。当事者なのに他人事のように語り、さんざん総括を要求していたくせに自分たちのことは総括はしない。これは学生運動に熱心だったひとたち全般に言えることだが、言葉が達者なだけの幼稚な人間たちという印象は拭い得ない。

    この小説では、そのような無責任な幼稚さが徹底して描かれる。主人公は元連合赤軍で、山岳ベース事件にも関わっていた設定で、幾度となく「自分は殺人そのものはしていない」と語る。しかし、それは現実の主犯であった永田や森が自

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    2025年12月29日