桐野夏生のレビュー一覧

  • オパールの炎

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    久しぶりの桐野さんだったが、期待ハズレ。色モノと見られていた塙玲衣子の実像にグイグイ迫る証言に引き込まれつつあったのに最後にハシゴ外された気分。女性解放から、とってつけたように最後は少子化対策…中途半端。

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    2025年02月10日
  • オパールの炎

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    塙玲衣子と言う女性運動家の人生を
    インタビュー形式で塙玲衣子の
    人と成りを追って行くのだが、中々塙玲衣子
    の実態は掴めない。
    ただその当時、塙のピル解放や女性の身体
    女性自身が守ると言う革新的な行動や言動
    が過剰と取られインタビューの内容から
    少しずつ追い詰められて行く様が
    わかる。
    今は女性もだいぶ解放されたが
    まだ、自分の人生の選択と世間の目の
    間で悩むのは今だに変わりは無いだろう。

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    2025年02月03日
  • ハピネス

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    都内の一等地に聳え立つ高層タワマン。
    ここに住む子供を持つ母親同士の関係、いわゆる「ママ友」のコミュニティを描いた小説。

    タワマンの立地やそれぞれの家庭の事情が妙にリアルだった。

    ドラマ「砂の塔」が頭に浮かんだ。

    見栄っ張りで小心者の主人公は常に人目を気にしている。そして事あるごとに嘘をつく。

    「自分だったらどうするだろう?」と考えさせられる場面がいくつもあった。
    主人公のように嘘はつかなくても、嘘をつきたくなる気持ちは痛いほどよく分かる。

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    2025年01月29日
  • オパールの炎

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    ある人物の一生を周囲の話から追っていくのだが、ラストそれらが結集するとか、謎が解けるみたいな爽快さが無い。本人の手記が種明かしになるかと期待したが、そこも消化不良気味。

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    2025年01月24日
  • メタボラ

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    途中だれてしまいましが、長編だし達成感の為に読んでいるような感覚でした。 主人公と自分が重なる部分があり読んでいて辛くなりました… なんの計画も策もないけど私は幸せになるんだと改めて思いましたね。 2人とも幸せになってくれと思いながら最後まで読みました。

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    2025年01月14日
  • オパールの炎

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    榎美沙子さんをモデルにした小説とは知らずに読みはじめ、最後まで気づかず
    読後検索してはじめて知りました。

    主人公の女性は姿を現さず
    周りの証言からだんだんに主人公の姿が現れていく、

    桐野さんが登場人物にインタビューして記事となっているような錯覚も
    事実を検索するとこの小説はまさにノンフィクションのようでした。

    桐野さんは今の時代に何をうったえたかったのか
    相変わらず男尊女卑の日本にたいしての警鐘?

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    2025年01月05日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの世界、昭和だけでなく平成にも令和にも、ありふれた日常生活の中で存在してる、都会を生きるオシャレな人たちだけでなく、地味に質素に控えめに生きている私にもきっとあるのだろうなー。

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    2025年01月01日
  • 錆びる心

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    ネタバレ

    桐野夏生さんの文章が好き。
    短編集は初めて読んだが、とても読みやすかった。長編のイメージだったが、短篇でもこんなに上手くまとめられる、本当にすごい作家さんだなと思った。
    錆びる心が一番良かった。
    最後にもあったけど用意周到に傷つくようにそこまでは変わりなく過ごして計画通りに家を出るということは、夫を傷つけたい、そして自分を忘れないようにしたいということなんだと思った。
    なんの気持ちもなかったら用意なんてしないかもしれない、どうでもいいから。傷ついてもつかなくてもどうでもいいから。

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    2024年12月22日
  • 燕は戻ってこない

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    登場人物たちの心の葛藤、揺らぎにイライラしつつ、どうなるの?どんな決断を下すの…??と、私の感情を最後まで引っ張られた。
    ありえなくもない、でもありえる設定。
    自分がリキの立場だったら、どのタイミングでどんな決断をするんだろう。
    モトキの立場だったら?
    悠子の立場だったら??
    そんなことを考えさせられた。

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    2024年12月17日
  • インドラネット

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    衝撃のラスト。。
    一気に読める作品。バックパッカーしてた頃の自分と重ねながら読み、懐かしくも時に恐怖を感じた…

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    2024年12月16日
  • グロテスク 下

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    上巻の「わたし」の語り口がめちゃくちゃおもしろくて下巻も楽しみにしておりましたが、チャンと和恵の物語がわかるけど…でも…うーんと言う感じでなかなか読み進められなかった。また時間を置いて上下巻再読して違う感想を持ちたいなと思いました。

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    2024年12月08日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    ネタバレ

    バブル期の物語。

    下巻はバブル末期から崩壊までが描かれています。
    ヤクザと関係したことで望月夫婦の末路は決定されていましたね。
    みやこの方は母親の謝金の保証人にさせられていたことで転落していくのですが、53才まで生きられたということは生命力が強いのでしょうね。
    その割に最後はあっさりという感じですが。
    汚れた真珠と輝かないダイヤモンドということでタイトル回収でした。
    プロローグもエピローグで回収されますが、プロローグで望月夫のことを訪ねるのはミスリードにしてもずるいと思いました。

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    2024年11月24日
  • 真珠とダイヤモンド 上

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    ネタバレ

    バブル期の証券会社の物語。

    1986年同期の短大卒女子の佳那、高卒女子の水矢子、大卒男子の望月の視点でこの時代を描いています。
    上巻の場所は福岡で3人は2年後に東京へ行くことを夢見ているがその手法がそれぞれという感じです。
    上巻ではNTT株狂騒を経て、望月が成り上がっていくところまででした。
    下巻は東京が舞台になりそうなので、バブル崩壊後の証券会社の悲哀も描かれるかな。

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    2024年11月21日
  • ハピネス

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    タワマン人間関係+ママ友関係…
    更に更に…海外に単身赴任してる夫から離婚を突きつけられてるというヽ(´o`;そんな有紗。

    あぁ〜恐ろしや!
    でも、私、タワマンでもないし、子どももいないけど、有紗の気持ち何か分かるわ〜^^;
    んで、最後はほっこり〜^ ^

    ちょっと細かいけど…みんな『あなた』と呼んでるのが・・・そんなもん?

    続編『ロンリネス』も読みます♪

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    2024年11月15日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの曲のトリビュート小説。6つの作品のうち知っている曲は2曲だけ。曲を知っている人の方がより楽しめそう。
    でも、知っている2曲も、私が持っているイメージとは全然違う作品だった。
    音楽って自分なりの解釈をして、ストーリーが出来上がってることも多いので、ピタッとはまるといいけど、はまらない場合はどうしても違和感を持ってしまうなと思った。

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    2024年11月03日
  • ハピネス

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    タワマンの人間関係を描いていて
    それぞれの家庭に事情があり
    しかしそれを悟られぬようにしっかりした、正しい母親を演じ続ける、という世界を見た

    主人公の過去の過ちを再確認する場面で
    あのときは仕方なかったんだ、みんな、と
    再会することで過去の整理をしたのが印象的だった

    自分も思い出したくない嫌な過去がたくさんあって、それによって自分を過小評価する癖がある
    主人公のように過去と向き合ったときに、そんなに悪いことじゃなかった、と強く前を向ける自分で居たい

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    2024年10月27日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    お金は人を狂わす。

    マネーゲームの苛烈な渦に飲み込まれていく
    人生の乱降下と、破綻していく様が生々しい。

    上巻と比べて勢いが段違いに増していく
    下巻はあっという間に読切りました。

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    2024年10月14日
  • インドラネット

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    途中までのカンボジア旅行記から一転、真相に近づくにつれ物語が加速していく。
    しかし、最後のオチが自分にはどういう気持ちでそれをしたんだよ?となってしまった。
    カンボジアには行きたくなる

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    2024年10月14日
  • ハピネス

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    ママ友の話はこれが初めて。
    ママ友、女性同士のドロドロはドラマでよく見かけるが、小説ではどんな感じで描かれているんだろう?とワクワクしながら読んでいった。

    表では出さないけど、裏では色々思うことある、人間である以上、色んな感情が出ること、環境や関係で人柄が変わってしまうことは、リアルでもよくあることだと思う。
    身分や立場がある分、違う人と一緒にいると今まで思わなかったことが出てくるんだろうな。自分自身が居心地良い関係を作らないと、何だか息苦しくなってしまう。「心の防衛」が大事になってきそう。

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    2024年09月30日
  • 夜また夜の深い夜

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    〈私は何者? 私の居場所は、どこかにあるの?
    魂の疾走を描き切った、苛烈な現代サバイバル小説〉
     
    すごい小説だったけれど、ちょっと引いてしまった
    あまりにすごすぎて

    国籍もIDもなく、自分のルーツも分からないマイコ

    手紙を出す相手七海さんのモデルは重信メイ
    先日彼女の「秘密」を読んだばかり

    スラム、内戦、新興宗教
    この世のまさに地獄
    そこを生き抜いてきた少女との出会い
    母の秘密

    ラストは少しシチリアの光?
    うん? これでいいのか???

    ≪ 日本って ファジーな人には 冷たいの ≫

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    2024年09月22日