桐野夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ桐野さんのイメージ的に、もっとグチャグチャドロドロ醜いママ友争いみたいな感じなのかと思ったけど、予想に反して大人しめ(?)だった。
でもだからこそリアル。ママ友(というか友達)という括りでも何となく一軍の友達、二軍の友達(作中で言う「公園要員」)みたいなのがいる感じとか、女という生き物の言語化できないいやらしさがすごく出てて良かった。
最後もいぶママ以外はハッピーエンドな感じだったし、読後感も悪くなかったな。でもいぶママ目線で言ったら旦那に格下女と浮気されて結果タワマンから貧相な実家に引っ越して旦那とも別居状態(しかも浮気は続行中)って結構可哀想とも思った(笑) -
Posted by ブクログ
短編6編を集めた本
悪い妻がどんどん悪い妻になっていく話かと思って読み始めるとちょっと肩透かしを喰らいます。
内容としては、家庭生活の中でよくある(?)夫婦の日常で奥さんこんな事してますよー(考えてますよ)みたいなことを詰め込んだ話でサクッと読めますが、のめり込む感じはなかったです。
悪い妻がキーワードかと思いますが、ここに出てくる奥さんたちがそんなに悪い妻に見えないのは、私だけでしょうか?
悪いことではあると思うけど、そういう人は世の中いっぱいいそうだし、旦那さんや周りの人にも原因があるような気がして、そりゃ悪いことしたくもなるよねと同情してしまいました。
作者の桐野さんがこの作品を書 -
Posted by ブクログ
女性のドロドロした部分から想像できない世界観を毎回楽しませてくれるものと思い込んで読み始めるも、スケールの小さな世界でハッキリしない主人公に苛立ちを覚えつつラストにかけてキャラ変していく姿は潔ぎよく、なんなら共感すらした読後。
特筆すべきはこれが10年ほど前の作品でVERY掲載しててそれなりに高評価だったってことだろうな。風刺が利いてるなぁ、しかもいまだに色褪せないって、この10年どんな現実を生きてたのだろうとすら思えてくる。やっぱり桐野夏生恐るべし…ということなのだろう。
続編もあるようなので楽しみだけど、一気に分かりやすく現実離れしたような桐野夏生の世界観を楽しむならば間違いなく別の作