桐野夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本作のタイトルは『緑の毒』だが、あまり毒は感じなかった。
開業医の川辺は妻の浮気に嫉妬し、水曜の夜に街に出て女性に乱暴を繰り返す。彼の言動は身勝手の一言で同情の余地ゼロ。一方、被害者女性たちはインターネットで繋がり合い、川辺に復讐することを誓う。最低のクズ男に桐野姐さんがどう鉄槌を下すかとわくわくしていたのだが…
重いテーマを扱っている割には展開・登場人物の心理描写ともに何だか他人事のような軽い感じが否めない。終盤の展開に至ってはまるでB級コメディを見ているようで失笑した。私を含め、ある意味破壊的なダーク桐野を期待して肩透かしをくらった読者は多いのではないだろうか。
漫画のキャラクターの -
Posted by ブクログ
ヤマトの南の海上に位置する海蛇島の、巫女の家系に生まれたナミマという女性が主人公の物語です。
彼女は幼い頃、一つ年上の姉であるカミクゥから引き離され、「陰」の巫女として、毎日カミクゥの食べ物を届ける役目を担うことになります。やがてナミマは、第二巫女の家系のマヒトという青年とともに、カミクゥの残した食べ物を口にするという禁忌を犯し、その後ナミマはマヒトの子を身ごもります。
ある日、マヒトは島を出ようとナミマに言い出し、ナミマはそれを受け入れて、2人は舟で沖へと出ていきます。ナミマは、海上で娘の夜宵を出産しますが、その後マヒトは、ナミマの首を絞めて殺してしまいます。
死んだナミマは黄泉の国に