桐野夏生のレビュー一覧

  • ファイアボール・ブルース

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    女子プロレスの小説ってありそうでないと思っていた。
    ちゃんとあったんですね。
    作者のホームページによると、タイトルの『ファイアボール』は、
    薔薇の品種だそうで、DEEP PURPLEの曲とはまったく関係がないみたいです。
    作者のHPを見るまでもなく、火渡抄子はやはり神取忍がモデル。

    一応、長編ミステリーという扱いらしいが、
    わし個人的にはミステリーと呼ぶにはかなり抵抗がある。
    なぜなら、殺人事件の犯人があまりにも露骨で無防備でアタマ悪すぎだから。
    警察は登場しないが、かなりマヌケである。
    女子プロレスラーと編集者が探偵ごっこをしている間に、(この小説の世界に警察が存在するとして)警察はいった

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    2014年02月24日
  • 女神記

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    ネタバレ

    多くの人がイザナギ・イザナミの神話を「永遠の二項対立」の物語と理解しているだろう(私もそうだ)。イザナキは生命を産み続け、イザナミは生命を奪い続けるのだと。しかし本書で桐野氏は神話を物語として発展させ、イザナミにもっと過酷な現実を突きつける。
    語り手であるナミマは人間であるため、憎むべき男が些かでも改心したかと感じられれば安らぎを得ることが出来た。イザナキは男神ゆえ己の運命すら覆して「死を経験できるかと思うと嬉しい」と言う。
    しかし愛する男によって突然黄泉の国に送られ、閉じ込められたイザナミは、決して変わることが出来ない。許すことも仕事を放棄することもできない。
    「真の破壊者」となってすべての

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    2014年01月26日
  • 優しいおとな

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    ネタバレ

    数年前に、読売新聞の土曜版に連載されていたもの。

    エピローグがよかったかな。
    (乙一の『失はれる音楽』みたいだったけど)

    イオンを軸に、関わった人々が結びついているようだった。

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    2014年01月12日
  • ファイアボール・ブルース

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    平成七年に出版された当時は女子プロレスブームだったという。確かに主人公のヒントとなった神取忍や長与千種は知っているが、マイナーなスポーツであることは間違いない。そんな日の当たらない世界を舞台にしたあまり服部夏生らしくない小説。ミステリーとして読むよりスポーツ物としてならいくらかたのしめるか。

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    2013年12月12日
  • 女神記

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    難しかったけど、なかなかおもしろかった。読むのに時間がかかった。
    イザナギ イザナミ カミクゥ ナミマ

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    2013年11月14日
  • ダーク(下)

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    韓国へと渡ったミロ。
    そこで徐との新たなる生活が始まるが、追っ手の魔の手が忍び寄る・・・

    運命に翻弄される中、なんとか生きながらえるミロ。
    登場人物達を含めて、どのような結末を迎えるのか・・・

    結末は賛否両論あると思うが、ひとまず長い物語が終わった。
    「東京島」の時も感じたが、著者の作品は読むのにエネルギーを使う。

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    2013年11月02日
  • ダーク(上)

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    探偵村野ミロは愛する人の死を知ってから、その生き方を大きく変える。
    まずは自分の義父の殺人に向かう。
    周囲を顧みず、自分の思うがままに生きるミロは、多くの人に狙われる。

    おそらく読者が抱くであろう登場人物達に対する負の感情は大きい。
    読んでいてかなり不快になるが、
    その内容にはかなり引き込まれる不思議な小説。

    日本を離れてからのミロのその後が気になるが、それは下巻を楽しみにしたい。

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    2013年11月02日
  • 優しいおとな

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    路上生活者が溢れる繁華街を舞台に孤独を恐れずに生きようとする少年の物語。スラム化した街の描写や飢えに苦しむ人々の様子が真に迫り胸をざわつかせる。遠くない未来を見せられているようで閉塞感に満ちた救いのない話であり、最後に仄かにさす希望の光でさえあまりにも弱々しく映る。

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    2013年10月20日
  • 優しいおとな

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    福祉制度が崩壊した世界

    子どもは,戦うか収容されるか
    地上にいればホームレス
    地下にもぐれば,さらに暗い世界

    子どもを育てるために,共同体を作る女たち
    イオンの成長?変化?が著しいです

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    2013年10月13日
  • ダーク(下)

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    ネタバレ

    女探偵ミロシリーズの他の作品も含めて、この人の作品は殆ど読んできたが、本書だけ避けていた。あらすじを見た限りでは読むに堪えないと思ったからだ。それでも、今回何となく挑戦してみた。
    読めない内容ではないが、おぞましい。「ダーク」という題は心の闇の意味だと思うが、このような闇の部分が本質の一部であるとしても、それだけで生きる人間が果たしているのだろうか。
    何故このような作品を描かなくてならなかったのか。やはり理解できなかった。筋は追えるが面白いものではない。読後感がもっと悪ければそれなりの評価もできるような気もするが、そのようなインパクトもなかった。

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    2013年06月29日
  • ダーク(下)

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    う〜ん。。。
    ダークですね(^^;)
    まだまだ続くのか。

    でもこの前作も、次の作品があったとしても、読まなくていいかな?

    文章、物語の進行などは流石の読みやすさ(*^_^*)

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    2013年06月23日
  • ダーク(上)

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    シリーズものだとは知らずに、題名で購入。

    上巻だけでは、何が何やら???

    筆者の読みやすさは流石ですが、題名通り暗い。。。

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    2013年06月13日
  • ダーク(下)

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    ネタバレ

    どんどん村野ミロが嫌いになっていく。
    レイプされて妊娠してしまったと分かったときでも、正直可哀想とか思えなかった。それくらい、村野ミロという人物と私は合わないのだと思った。
    友部さんもシリーズ2作目のときとは大違い。
    かなりがっかりしました。

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    2013年03月18日
  • ダーク(上)

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    村野ミロシリーズ。
    ミロという女性がやっぱり好きになれません。
    私とは全く考えが合わないし、バカなんじゃないかと思う点も多かったです。
    そして意外だったのが久恵。もっとおしとやかな人をイメージしていたのに、乱暴な言葉遣いや知らない人にすらパパリンと平気で言える思慮のなさ。いい歳して何この言葉遣い・・・と思いました。
    なんだか残念でした。

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    2013年03月12日
  • 白蛇教異端審問

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    桐野エッセイ。
    割と普通の人だなぁ。という感想。
    もう少し若い人かと思ってた。

    表題作は読み応えありました。
    他人の喧嘩は他人事なので。

    私は本は買う派です。
    売りません。

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    2013年02月26日
  • ダーク(上)

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    今までのミロシリーズと比べて一気に暗いwww
    まぁこのシリーズ自体そんなに好きじゃないっていう・・・

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    2013年01月05日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    短篇集ということでさらっと読める感じですが、例によって後味のよろしくないものが多いのは覚悟の上。
    作家が妻を譲る話とか、いろいろ下敷きにはネタがあるものなのだろうけど新たな解釈を加えて書き上げているって言う点で評価されているんでしょうね。
    構成力とか筆力はもう申し分ないんですけど、なんか好きになりきれないこのもやもやはまだわからないなぁ…なんだろうなぁ…

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    2012年12月23日
  • 光源

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    先が全く読めないようにも思えるが、読み終えると何となく全体調和の中で着地すべきところに着地した感じがする。既視感のような。人間社会をずっと遠くから観察するとこんな風景が見えるんじゃないかな、みたいな。心理描写はいいので、読んでいて飽きはしない。

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    2012年12月19日
  • ファイアボール・ブルース

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    主人公の女子プロレスラーとその付き人の女の子、対照的でよく描けてると思った。主人公の名前、ああ、いま手元に本がないからかけないけど、かっちょいい名前なんである。たぶん芸名だけど。生き方もクール。読み終わって、私も身体鍛えたくなった。で、髪の毛とか超単発にして、筋肉隆々、ブラなしでランニング着るのさ。
    ま、内容はどうってことないとは思うけど、ハードボイルド小説であることは間違いない。

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    2012年10月25日
  • 光源

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    なんか、最初から最後まで痛い感じの小説だった。映画作りのためにみんなで力を合わせて頑張ろう!っていう話にはもちろんならず(桐野さんだから当然)、登場人物みんな自分の思惑に心を奪われ、映画製作は完成どころか途中でバラバラになる。その瓦解の有り様が読んでて虚しくなるような・・・読み終わって深いため息が出た。

    元アイドルの女優志望の佐和も、プロデューサー優子も、野心の塊みたいにギラギラしてるのに、男どもはその欲望に知らぬ間にからめとられて、なんだか人生が自分の思わぬ方向にいっちゃっうのである。結局は、有名俳優の高見は、女々しくも愛に生きる決意をするわけだが、その選択も実際は女に後押しされてのこと

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    2012年11月23日