桐野夏生のレビュー一覧

  • ダーク(上)

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    「村野メロ」シリーズ、ようやく最終巻です。
    ローズガーデンあたりでホンノリ気づいていたこと:自分が好きだったのは、村野メロじゃなくて彼女が惚れる男どもだったのかも・・・
    ただシリーズ物って知っている登場人物の変化や違う面が見れて面白いですね。
    もちろん違う面を見るのは失望も伴いますが。

    で、どこかのレビューでチラッと目にした通りメロが大変なことになります。
    前の巻からも幾度となく伏線があったと思われますが彼女のフリーダム精神とかがさつだけど女っぽいとかそういう複雑な面が火を噴きます。
    そしてどんどんダークな、あんぐらな世界へ足を踏み入れて自己破壊へ進みます。
    タイトルどおりダークですね。

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    2011年05月16日
  • ファイアボール・ブルース2

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    ネタバレ

    火渡さん(モデルは女子プロ神取忍)、女が惚れる女っす。主人公で付き人の近田気分で堪能。
    見た目が良い与謝野が出世していくのは嫉妬した。
    書き下ろしのあとがきがいいな。近田は親近感わくなあ。

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    2011年05月07日
  • ダーク(下)

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    話がいろんな方向に行くので、自分の中で整理するのが大変だった。最終的にはこれで終わり・・?って感じ。もう少し続きがあれば良かった。

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    2011年04月16日
  • ダーク(上)

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    あんなにかっこよかった女探偵村野ミロは、周囲に厄災を撒き散らす疫病神に墜ちてしまった。
    分岐点は、やっぱり男運の悪さなのか、それともこれが本当のミロの姿なのか。下巻にもミロに幸福な時間は訪れないような気がする。

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    2011年04月09日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    短編集です。
    この人の作品は『顔に降りかかる雨』から愛読しております。
    偉大な作家だなぁと思っております。カッコいいよなぁ、です。
    この人の作品も、未読のが入手出来るとすぐにゲットしております。

    で、『アンボス・ムンドス』。
    7編の短編が入っている短編集なのですが、中身は濃い。
    どれもこれも、人間の悪意やどろどろした感情を抉り出しているような作品ばっかりです。
    俺もいいトシだけど、こんなに内面深くねぇよ!と言いたくなりますが、でも、う~ん…と唸ってしまう作品ばかりです。

    いっぽん、いっぽんの作品の感想を書くってのも良いのですが、それは読んでのお楽しみってコトで…。
    この中のお気に入りとした

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    2011年02月25日
  • ダーク(上)

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    村野ミロシリーズ。

    あんなに格好よかったトモさんがいつの間にか落ちぶれてたり、お父さんとの関係が意外だったり、いい意味で裏切られる。

    まさに、本のタイトル通り「ダーク」な感じだ。

    下巻ではミロちゃんがどこまで落ちていくのだろうか。。

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    2011年01月24日
  • ダーク(下)

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    人間ここまで急激に人生変えることができるのか!?ええ、もちろんこれは小説ですけど、なんか実は本当にこんな経験をしたモデルがいるんじゃないかと思えるようなリアルさがあり、だからこれまでのミロと全然違うヒロインになったのかな、なんて思ったりして。とりあえず、甘っちょろい人生を送っている我が身を振り返った結果、一時期私をとらえていた凶悪な気分が去っていったのは事実。まあ、誰にでも進められる本でないことは確かだけどな。

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    2011年08月06日
  • ダーク(上)

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    何だかとてつもなく凶悪な気持ちになって、自分に近づいてくる誰も彼もに「こっちに来るんじゃねーよ」オーラをガンガンに発出していたときに、本屋で出会った一冊。私の知っているミロとは全然違う、どこに行ってしまうのかわからないミロがいてびっくり。けど、この本を手に取った当時の私の精神状態にはぴたっとはまり、すごい勢いで読んだ。

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    2011年08月06日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    短編となると物足りない?が出てくるけれど、誰にでも降りかかりそうなある瞬間の一番印象的な部分を描写しているから、7編すべてを一気に読むのは精神的につらい。
    桐野氏の作品は、自分の心のエネルギーを計るバロメータにもなる。

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    2010年11月05日
  • ファイアボール・ブルース

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    自分が付き人をしているアマレス出身の火渡さんは最強だ。
    うちみたいな小さなプロレス団体ではもちろん、
    大手の「オール女子」のHIMIKOにだって引けをとらない。
    そんな火渡さんが最近気にかけているのは
    この前対戦途中で急に帰った外人レスラーのジェーンのことだ。
    近くで身元不明の外国人女性の遺体が見つかったけれど
    関係あるんじゃないだろうか。
    しかしそればかりに気をとられていはいけない。
    「オール女子」との試合で自分は勝たなければならないんだ。
    まだプロレス初めて1勝もあげてないんだから。
    イラスト:鹿爪秀紀 CG:田中和枝 デザイン:多田和博

    戦う女の世界です。女子プロって見たことないけど興

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    2010年10月24日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    彼女の作風が存分に生かされている作品。しかしやはり短編集なだけあって、後味悪い・・・という印象を持たざるを得ないのが遺憾である。「東京島」の元ネタになったと解説に書かれている作品(『愛ランド』)もあるけど、これもまあ…ひどい(笑)このひどさに惹かれてつい読む人、多いのでは?私もその一人。

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    2010年08月22日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    リアリティのある文章で、何となく後味悪くていや~な気分。
    だからこそ、この作者の持ち味がよく出てる短編集ではあるが、
    桐野夏生はやっぱり短編より長編で読みたい。

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    2010年08月12日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    うーん! 物足りない!
    なんだなんだ、夏生さん、こんな薄いもの書くなんて。
    久々の夏生で楽しみに読んだんだけどなあ。

    全ての話が短編というよりは、長編になりえなかった小咄という感じで、中途半端感が満載だった。

    その中で好きだー! と思えたのは「植林」と「毒童」。
    「植林」は夏生作品には多い、腐った性根の女の根底にある膿みたいなものが軽快に描かれていた。
    ”植林”に含まれる意も空恐ろしくて惹かれるし、何より自分を特別な存在に押し上げるために、突然「グリコ・森永事件」を絡ませる破天荒な構成がなんともたまらん。

    「毒童」の方は途中までは、何かミステリー的な仕掛けがあるはずと気を張って読んでいた

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    2010年06月30日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    桐野さんて、ほんと人間のやらしい部分とか屈折した感情みたいなのを描写するのがうまいなー。

    自分にもこういうとこあります。

    面白かったけど、ダークすぎるので星3つにしときます。

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    2010年06月02日
  • ファイアボール・ブルース2

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    一日で読んでしまいました。連作短編という形で飽きが来ず、かつ続きが気になる気になる…ので。
    正直、私には縁も縁もない女子プロレスのお話だったのだけど、まあ勝負の世界というのはどこも大変なんだねえ、と改めて。勝負師とは正反対な生き方をしている自分には、語り部の近田ちゃんに一番共感できました。

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    2010年05月23日
  • 光源

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    「世にも身勝手な奴らの逆プロジェクトX物語」という惹句ゆえ手をつけずにいたのだが良い意味で裏切られた。「リアルであればあるほど本物から離れることもあり得る。離れるからといって力を減じるのではなく、逆に力を持つ場合もある」「リアルな虚構」。「リアリズムと力めば力むほど、本質から遠ざかるような気がしてならない」(p.202)。

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    2010年02月21日
  • ファイアボール・ブルース2

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    2は短編集。

    最後は少し考えされられるものもあり。だらだらシリーズ化しないでスパッと終わらせたのは火渡同様潔いと思った。

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    2010年01月30日
  • ファイアボール・ブルース

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    ミステリーにしては浅い感じがあるし(失踪問題にもっと裏があるのかと思った)、拍子抜けする感じもあるのだけど、なぜか手放せない一冊。荒ぶりたいわけではない。

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    2010年01月30日
  • ファイアボール・ブルース

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    どこまで行ってもゴキゲンに晴れ渡る青空になんて行けないような、どんよりとジメジメした行間の

    オーラが好きで桐野夏生を読む。薄い雨雲に覆われて、今にも雨が降り出しそうな空気感。小説の中

    での世界感だけではない、それ以前の読者の本を読む環境・心情にミステリー調の風を吹かせてしまう

    あたりは、さすが桐野女史である。

    今回手にした【ファイアボール・ブルース】は、僕が今までに読んだ【探偵ミロ】シリーズとはちょっと

    作風が違う。ミステリーというよりはサスペンスか。小説の舞台は女子プロレス。「ファイアボール」

    の異名を持つ女子レスラー・火渡妙子が巻き込まれるというか首を突っ込んでいくトラブルを、

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    2009年10月04日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    あいかわらず読後感悪の桐野作品7短編。1篇目の「植林」は中でも終わらせ方がきつく感じ、読んだ後はぐへ。。。って胸焼けしたような感覚。「怪物たちの夜会」では不倫のドロドロ・愛人の狂気に空恐ろしさを感じ、表題「アンボス〜」では子供の妬みが表されていて、キツイ。他の作品も男女の卑しさ、心の闇、エゴ等などを各短編に徹底的に押し込めて、中途半端な救いなど垣間見せることさえなく・・・以上のように読んで楽しくなることは全くないが、それでもたまに桐野作品を読んでしまうのは、本質的に「的を得た」人間の内面を描いているからだろうと思う。ダーク過ぎるが、嘘はないというか。もしかしたらそれを読んでどこか安心しているの

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    2011年08月06日