桐野夏生のレビュー一覧

  • 柔らかな頬 上

    Posted by ブクログ

    直木賞受賞作という事で買った一冊。

    不倫と子供失踪の話

    失踪した子供を探す話が中心の小説だと思ってたが、子供を探す母親の話の様に感じた。

    子供を探す母親の心理が詳しく描かれていると思うけど、ちょっとでも子を捨て不倫相手を選ぼうとした心理がよくわからないような、気持ちは理解できる様な…

    初めはあまり興味が湧かなかった話だったが、だんだん話に引き込まれて下巻がどうゆう展開になるか気になる小説でした。

    0
    2024年02月16日
  • 真珠とダイヤモンド 上

    Posted by ブクログ

    読みやすい。

    この時代にハマってはいないけど、同じ業界なだけに想像はいと易し。
    早く下巻が読みたいと思うくらいノって読んでしまった。

    0
    2024年02月14日
  • ハピネス

    Posted by ブクログ

    女性のドロドロした部分から想像できない世界観を毎回楽しませてくれるものと思い込んで読み始めるも、スケールの小さな世界でハッキリしない主人公に苛立ちを覚えつつラストにかけてキャラ変していく姿は潔ぎよく、なんなら共感すらした読後。

    特筆すべきはこれが10年ほど前の作品でVERY掲載しててそれなりに高評価だったってことだろうな。風刺が利いてるなぁ、しかもいまだに色褪せないって、この10年どんな現実を生きてたのだろうとすら思えてくる。やっぱり桐野夏生恐るべし…ということなのだろう。

    続編もあるようなので楽しみだけど、一気に分かりやすく現実離れしたような桐野夏生の世界観を楽しむならば間違いなく別の作

    0
    2024年02月12日
  • 真珠とダイヤモンド 上

    Posted by ブクログ

    バブル期に証券会社に入社した同期3人の三者三様と癖のある周囲の人物を交えてバブルの狂乱を描いた作品。
    バブルの末路についてはネタバレとかいうレベルではないだろうからそれを桐野夏生がこの登場人物達でどう着地させるのか。

    0
    2024年02月01日
  • 夜また夜の深い夜

    Posted by ブクログ

    主人公のマイコは18歳の日本人。生まれた時から母親と2人暮らしで、アジアやヨーロッパの都市を転々としており、学校にもまともにも行っていない。現在はナポリの貧困地区に暮らしている。母親は何かから逃げているようであり、身元が判明することを極端に恐れている。自身は整形手術を繰り返し、容姿さえ変えながら、あちこちを転々としている。マイコから足がつくことを怖れ、マイコは国籍もIDも持たせてもらえない。
    マイコはそのような暮らしに不満を抱きながらも、母親の言いつけを守りながらナポリで暮していたが、ひょんなことから日本の漫画を置く、MANGA CAFEに入り浸るようになり、漫画に熱中すると同時にカフェの主人

    0
    2024年01月24日
  • ハピネス

    Posted by ブクログ

    ママ友付き合いの難しさや、夫婦結婚の在り方について、面白いテーマでスイスイ読めるけれど、作り話感が強くてなんだかしっくりこなかった。

    0
    2023年12月30日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ユーミンの曲をモチーフにした短編集。

    どれもほろ苦い、大人の作品集かな。
    綿矢りささんのは、ちょっと怖かった。多くは読んでいないのだけど、ちょっと危うい女性を描くのが得意な作家さんなのかなと感じた。
    川上弘美さんの作品は、辛い描写もありつつ、それでも希望を持たせる終わり方でよかった。女の子がしあわせであるようにと、私も願った。

    0
    2023年12月05日
  • 錆びる心

    Posted by ブクログ

    桐野夏生は好きな作家のtop3に入るけど、人間のおどろおどろしい感情を描くのが得意な彼女だからさっぱりとしたら短編小説は合わないのかもしれない。

    0
    2023年12月03日
  • バラカ 下

    Posted by ブクログ

    大好きな桐野夏生先生の作品。
    最初は40歳を過ぎた女性の寂しさや孤独、それに伴う身勝手さなどなど自分にもこれから降りかかるんじゃないかという現実を描いていたが東日本大震災が起こり、原発爆発事故が起こり…とここまではリアルな描写。
    原発4基すべてが爆発っていうところからファンタジー感が増してちょっと追いつけなくなってきたって感じかな。
    私がファンタジーやSFが苦手なのもあるけど。
    それでもこの人の弱者の視点や観察眼は本当に好きで毎回考えさせられる。
    ただ結末は悩んだんじゃないかなあ、それとも悩まなかったのかなあ。
    私はご都合主義のハピエンはそんなに好きじゃない。
    もちろん希望を持たせた終わり方で

    0
    2023年11月22日
  • 優しいおとな

    Posted by ブクログ

    久しぶりの桐野作品。ぶっ飛んでいるいつもの感じが、リアリティーもともなって、近い未来か現実か…と思ってしまう。これが、2009年の作品だから今、少し近づいてるかも。

    0
    2023年11月15日
  • 夜また夜の深い夜

    Posted by ブクログ

    何で借りたかって言うと重信メイさんの本を最近読んで、なぜだか関連で出てきたから。最後まで一気読みだった。最後バタバタと解決?したけど、ちょっとわからなかった。モデルがいないと良いなって思った。

    0
    2023年10月22日
  • ロンリネス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    出会ってしまったら危ない橋でも渡りたくなってしまうのは正直わかる。だから、有紗が沼に嵌っていくまではソワソワし通しで、指の隙間から見るように読んだ。ただ、これが本物の恋なんだとしてしまうところまでは気持ちが追いつかなかった。もちろん洋子の恋愛も同様である。

    有紗には自分という軸ができた。ハピネスの頃の彼女とラストの彼女はまるで違う人間だ。それでもこれを「大人になった」とか、「人間として成長した」と前向きな表現で評価したくない。彼女は「図太くなった」だけなのだ。そしてきっとこの先もよりそれが強くなるのだろうと思う。良くも悪くも。

    結果的になんとなくきれいに丸く収まったとしても、後々を考えると

    0
    2023年10月02日
  • 路上のX

    Posted by ブクログ

    自分では到底分かることのない若者の現実を知った感じ。一部に過ぎないのだろうけど。
    ただ、この物語の行く末は?
    この3人の女性の行く末が知りたくなった。

    0
    2023年10月02日
  • ダーク(下)

    Posted by ブクログ

     破滅的な展開。あれだけいがみあったのに、最後は「過去の事」として傷を持ちながらも次の段階を生きていく。
     韓国の街並みや光州事件のとても詳細な描写があって、桐野夏生さんの守備範囲の広さを感じた。

    0
    2023年09月28日
  • 路上のX

    Posted by ブクログ

    凄まじい…。最近ではトー横キッズと呼ばれる非行少年少女が現れる世の中になってるが、その実情をしっかりと落とし込んだ作品となってました。
    大人に振り回されて、行き場の失くした子供たちが何とか自力で生きようと必死にもがく姿に、心を抉られる気持ちになりました。
    ラストもそこで終わるのかあ…真由頑張るんやでえ…って応援したくなりました。

    0
    2023年09月27日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    松任谷由実さんの楽曲をテーマに各作家さんが書いた短編集。
    個人的には「春よ、来い」が一番好きだった。3人の視点から描かれるストーリーで、一見全く設定のない3人がどう関わってくるのか楽しかったし、ちょっとファンタジー的要素もあって(読んだ人にはわかる「あれ」)、なんだかあったかい作品で素敵だった。そして、ちゃんとユーミンのことが書かれてた。

    0
    2023年09月20日
  • 真珠とダイヤモンド 上

    Posted by ブクログ

    バブル期の、すごい熱量。あの頃を知る人間としては、ワクワクして読んでいます。社内のタバコや電話、タクシー待ちなどなど、細かな描写が更にバブルの風景の色を濃くしてくれています。下巻が楽しみ。

    0
    2023年09月18日
  • 水の眠り 灰の夢

    Posted by ブクログ

    トップ屋が主人公の作品は初めてだったのと、舞台が1960年代だったので、自分が全く知らない世界に入ったみたいでした。四十円のラーメンには驚きました。また、深夜喫茶というものを初めて知りました。物語の最初から最後まで、遠い昔の日本へタイムスリップしているような気分で楽しかったです。

    0
    2023年09月15日
  • 優しいおとな

    Posted by ブクログ

    渋谷で野宿者として生活する少年イオン。
    NGOのモガミという大人がイオンを助けたいと近寄ってくるが、イオンは逃げる。
    そして闇で暮らす地下の集団に行き着く。
    イオンが暮らす日々は危険と隣り合わせで、読んでいて苦しくなった。
    そしてイオンの幼少期の真実。
    こんな世界が現実になったら…と思うと怖い。

    2023.9.3

    0
    2023年09月03日
  • ロンリネス

    Posted by ブクログ

    ハピネスからのロンリネス。
    タワマンママとタワマンパパのW不倫小説。

    単身赴任から帰国した夫との仲を修復した妻が、ハピネスで子供シャベルを落とした階下の男との強引な不倫設定。後付け感は否めない。それでもテンポ良い展開で、ありえない設定と思いつつも読み進めてしまう。さすが桐野夏生先生。

    破滅に向かうことはわかっていても突き進む、止めるのかと思っても止められない不倫。こいつら、今回不倫止めてもまたやるんだろうな、と思わせてくれる。
    不倫はダメと教えてくれている気もする。
    関根勤先生の意見も聞いてみたい。

    0
    2023年08月23日