桐野夏生のレビュー一覧

  • 緑の毒

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    12月-14。3.0点。
    レイプを続ける開業医、妻は勤務医で不倫を続ける。。。

    久しぶりの桐野作品。こういう、ドロドロした人間の心の中を描くのは上手い。意外にラストがあっさりしていた気がする。

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    2021年12月17日
  • 緑の毒

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    桐野さんの作品を今回初めて読ませていただき、
    女性作家さんがレイプ魔を描写した小説を書いたことに先ず驚いたのですが、
    犯罪を犯した後の川辺の焦りや恐怖心や、
    被害に遭った女性達の復讐が
    わかりやすく描かれていたのではないかと感じました。

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    2021年12月02日
  • 夜の谷を行く

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    多くの言葉では語れぬ山での出来事を抱えて生きている啓子は今もなおまだ夜の谷を行くみたいに無口で流れに従ってその時折に求められる判断を下して生きているが、やがて意外な朝が訪れる。

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    2021年12月01日
  • ロンリネス

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    前作の「ハピネス」とともに、小説としての設定ではなくリアルな描写も多い
    一時期流行ったタワマンカーストのドラマとともに大袈裟に書かれることも多いママ友系、決して大袈裟ではないことも多い 笑

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    2021年11月23日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    新型コロナで経済格差は拡大し社会の分断は深まり、暮らしや文化のありようも大きく変わった。歴史の転換期とどう向き合えばよいのか。各界で活躍する精鋭たちが「変化」の本質に迫る。『朝日新聞デジタル』連載を書籍化。

    それぞれの話をじっくり読みたい。

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    2021年11月16日
  • ロンリネス

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    ネタバレ

    前作がなんとなく幸せに舵を切ったのに、冒頭から鬱々とした始まりで、読み終わるのに時間がかかった。

    子どもは、自分の命よりも大切。
    でも、孤独は埋められない。
    難しい問題。

    子どもに目を向けない夫、自由を楽しむ夫にイラつく妻。

    夫婦それぞれのかたち。問題は一難去ってまた一難。終わりが見えない戦いの日々。問題から逃げ続ける、話をしようとしない夫と、とどまることから抜け出したい、なんとか一歩踏み出したい妻。

    大なり小なり皆、ワガママ。自分がかわいい。

    その言葉、言ったら終わりだよね(地雷)という言葉を平気で口に出来てしまう夫とその言葉を言ったら終わりだから、腹立たしいけど心のうちに納める妻

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    2021年11月04日
  • 水の眠り 灰の夢

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    昭和の東京オリンピックの前年の東京が舞台。
    実在する人名が出てくる。
    桐野先生にしては珍しく、男性が主人公。
    カッコ良すぎの主人公だが、私は、女性主人公モノの方が好きかな。

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    2021年10月31日
  • 夜の谷を行く

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    連合赤軍の事件は恐ろしさが際立っていて、あまり深く掘り下げて知ろうとしたことはなかった。この本で多少なりとも深く考えることができて良かった。

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    2021年10月08日
  • ポリティコン 上

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    いや~この本、ものすごく読みすすめるのが大変だった。
    なんだろう…
    ものすご~く人の暗部にあるイヤ~な部分をむりやり目の前まで持ってこられているような…
    また文章力がすごいから人間の欲望の生臭ささまで感じるぐらいリアルに迫ってくる気持ち悪さと恐ろしさ!
    ひぃ~!

    理想社会の実現を目指して東北の寒村に建設された唯腕村。しかし、時代は変わり、今や残っているのは時代に取り残された年寄りばかり。
    そこへある家族が入村したいとやってくる。その家族の一人と紹介された美少女のマヤに心を奪われた理事長の息子・高浪東一。彼はマヤを自分のものにしたいと考えるのだが…。

    なんとか上巻を読んだのだけど
    下巻読むの

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    2021年09月27日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    全部が◎ではないけれど、示唆に富む意見を読むことができる。
    旦那→ロバートキャンベルさん「「見つめ合わない」日本は貧困が見えにくい」が1番腑に落ちた。
    私→多和田葉子さん「日本の不思議はダメ政府と良心的な市民かもしれません。」メルケルさんと比べられちゃうとなあ…とトホホな気持ちになる。
      パオロジョルダーノさん「複雑な問題には単純な解決策は存在しない」まったくその通りというほかない。その逆をいく多数派の意見に、静かに抵抗する日々。

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    2021年09月26日
  • 路上のX

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    ネタバレ

    久しぶりの桐野さん作品。
    搾取される側と搾取する側のコントラストが痛いほど鮮やかだった。
    真由、リオナ、ミト。ティーンエイジャーにもかかわらず、それぞれが過酷な人生を歩む。
    彼女達は自分達で選択してきた訳じゃなくて、選択せざるを得なかった背景がある。
    そのどうしようもなさや息苦しさが読んでいて辛かった。

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    2021年09月23日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    コロナによって浮き彫りにされてきた、日本(人)の弱点や、今まで当たり前だったこと、生死観、人同士の距離感などについての、国内外20人の著名人によるインタビュー・寄稿。
    柳田邦夫さんの、コロナによる死は「あいまいな喪失」(生きているのか死んでいるのか分からない別れ)による残されたものたちの葛藤だという見方が印象的でした。

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    2021年09月14日
  • ロンリネス

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    桐野夏生『ロンリネス』光文社文庫。

    『ハピネス』の続編。本作も主人公の岩見有紗を中心にママさん仲間たちの幸せの裏側に持つ秘密がリアリティを持って描かれる。家族がありながら、今に満足出来ず、まるでスリルを味わうかのように、まるで競い合うかのように禁断の恋に身を焦がすママ友たち。

    離婚の危機を乗り越えた岩見有紗だったが、娘の花奈の教育や夫の俊平の実家のある町田への引っ越し話を巡り、再び夫婦関係がぎくしゃくする。そんな中、有紗は同じマンションの高梨と2人きりで会うようになり、ついに一線を越える……

    本体価格800円
    ★★★

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    2021年08月24日
  • 奴隷小説

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    奴隷や支配をテーマにした短編集。
    神様男はお客様は神様、という言葉をうまく解釈していて面白かった。
    比較的淡々とどの話も進んでいくので、あっさりと読み終わることができる。

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    2021年08月13日
  • 夜また夜の深い夜

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    ネタバレ

    久々の桐野夏生さんで、期待して読んだけど★3つ。
    設定はすごく興味深い。主人公のマイコは、物ごころついたときからいろんな国を転々としていて、自分が何者なのかわからない。母は整形手術を繰り返して、こそこそと隠れてくらしている。ときどき男の人が訪ねてくるけど、監視されているのかな。母からは、自分の本当の名前を人に教えてはいけない、友達をつくっちゃいけない、自分たちのことがばれたら一緒にいられなくなるよ、と脅されている。
    しかしマイコも徐々に大人になり、そんな檻の中から当然逃げ出したくなる。いろいろあって逃げ出して、自分と同じような境遇の少女たちとサバイバルして暮らすようになる。
    ドキドキハラハラの

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    2021年08月08日
  • デンジャラス

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    谷崎潤一郎がいかにめちゃくちゃなヤツかということがわかる本。そして、モテる男は本当に苦労なく楽しい人生送るんだなと実感できる本。

    女同士のドロドロとした争いも見ものです。

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    2021年07月06日
  • だから荒野

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    ネタバレ


    自分の誕生日にさえも、自己中心的な言動をする夫や息子に嫌気がさし、突如車で家出をする朋美。

    朋美も浩光も子供っぽいなと思いつつ、車一つで自由に行動をする朋美に、読んでいてワクワクした。
    いつもダークな話を描いているが、今回は全体的に明るい感じがした。

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    2021年06月11日
  • 柔らかな頬 上

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    桐野夏生さんの作品は何冊か読んでもういいやって思っていたんだけど、恒例の母から買ったし読みって渡されてしぶしぶ読み始めたんだけど、相変わらずこの人の作品に登場する主人公の女性は個性がきつく一種異常な性格であることが多い。多分に漏れずこの作品でも主人公のカスミは該当した。当然その周りに関係する人物環境も只の人では務まらずしっかりと強力な主人公を支えるサブキャラとして据えられている。
    今回は文庫本という事で上巻下巻の2冊構成だが全然萎えることなくぐいぐいと物語に引き込まれて桐野さん、面白い作品書いてるじゃないですか!って叫びたくなった。
    単なる不倫関係の物語では収まらず長女が忽然と行方不明になる。

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    2021年06月08日
  • 柔らかな頬 下

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    第121回直木賞受賞作。不倫相手の北海道の別荘でのお互いの家族旅行中、お気に入りの長女がいなくなる。夢ではいくつかの憶測あるが、結局は真犯人は分からない。未解決事件は警察関係者か?上手いから 一気読みしてしまいましたが、あのラストは何だ?!モヤモヤが残り、マイナス★2です。

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    2021年06月02日
  • 柔らかな頬 下

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    直木賞受賞作品。

    上巻ではグッと引き込まれたが、下巻に入り失速気味になってしまった。

    犯人が誰だとか、娘は生きているのかとか、最後まで明らかにならない。
    ただ、人間の持つ欲、本能、業などを露わにしつつ、一人の女性の生き様を追い続けていく。
    自分の人生であるからどのように生きてもいい。
    世間から批判されようと、誰にも理解されなくてもいい。
    「こうしたい」「こうありたい」
    しかし、立ち止まった時振り返った時、全てを失っていたら?
    何も残っていなかったら?
    何の為の時間だったのだろうかと、何をしてきたんだろうかと思ってしまうのかもしれない。
    それでもそこからまた始めるしかない。
    止める事も始める

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    2021年05月23日