桐野夏生のレビュー一覧

  • 新装版 顔に降りかかる雨

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    序盤は特にぎこちなさを感じながらの読書。登場人物は頁を遡って確認しなければ思い出せないこと屡々。だが、ミロが川添を1人でみつける描写から筆者のギアが上がったような気がする。文庫本p337.の描写が秀逸。

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    2024年03月16日
  • 夜の谷を行く

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    浅間山荘事件や連合赤軍の事は
    ドキュメンタリーで見た事があったが
    女性は永田の事を中心に事件の事を語る
    事が多く、山岳ベースで妊娠した女性達が
    何故凍える雪山で何を目的とした活動を
    しようとしていたのがこの小説で
    初めて触れられ、空恐ろしい発想だと
    思った。
    生き残った啓子の身体の芯には、未だに
    燃え残る当時の微かな火種が残っている。
    全て過去を否定する事も出来ず、誰かに
    自分のした事を理解して欲しいと言う
    狭間で揺れている。
    改めてこの事件の悲惨な若者達の最期は
    忘れてはならない。

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    2024年03月15日
  • ハピネス

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    タワマンで繰り広げられるママ同士のマウント合戦と書いてしまうと下世話になってしまうが、主人公の成長も描かれており、自分の考えに基づいた結論を出すところに救いが見えました。解説にも書かれていましたが、VERY で連載されていたのですね。それが一番怖いな。
    いぶママ視点での話も読んでみたいとも思った。

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    2024年03月09日
  • 新装版 顔に降りかかる雨

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    面白かったんだけど、過激な描写が多くてあまり入り込めなかった。
    怪しいとは思ってたけど、あまり伏線もなく、最後の最後にセリフだけで解決されてしまうのもなぁ。

    ミロはショートヘアだし、表紙の絵はもしかして…

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    2024年03月06日
  • 夜の谷を行く

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    リンチの描写が全然ないのなんで
    ジムのおばぁたちとかめっちゃ想像できるわかりやすぅだったから余計に残念

    実は息子でしたみたいな安いやつ急にぶっ込んでくるの萎え

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    2024年03月03日
  • 夜の谷を行く

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    3.8

    筆者得意の実在の事件の人物を掘り下げた物語。
    人物描写がとても上手い。

    自分が生まれる前の事件で名前ぐらいしか知らなかった「浅間山荘事件」と「山岳ベース事件」を思わずWebで調べてしまいました。

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    2024年02月28日
  • ハピネス

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    ママ友の世界にタワマンというさらに狭い世界が加わるから相手のことが見えたり値踏みできたりして怖いよね

    自分に世界をいくつも作ることが1つの価値観にしばられず、どこかで嫌なことがあっても別のところで楽しむことができて、いいのかな

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    2024年02月25日
  • 柔らかな頬 下

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    直木賞受賞作というので買った一冊。

    余命宣告を宣言されてる元刑事と行方不明の子を探す母親の話

    夢のシーンがある
    それが紛らわしい

    上下巻通して登場人物の心理描写は細かく描かれてよくわかるが、同情できないし理解もできない部分がけっこうあった。

    ラストもなんだかスッキリしない。
    結局誰が犯人?失踪事件の真相は?

    この小説は事件を解決したり真相を究明するみたいな話でなく、事件に関わる人の心理描写の話なのかなと思った小説でした。

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    2024年02月16日
  • 柔らかな頬 上

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    直木賞受賞作という事で買った一冊。

    不倫と子供失踪の話

    失踪した子供を探す話が中心の小説だと思ってたが、子供を探す母親の話の様に感じた。

    子供を探す母親の心理が詳しく描かれていると思うけど、ちょっとでも子を捨て不倫相手を選ぼうとした心理がよくわからないような、気持ちは理解できる様な…

    初めはあまり興味が湧かなかった話だったが、だんだん話に引き込まれて下巻がどうゆう展開になるか気になる小説でした。

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    2024年02月16日
  • 真珠とダイヤモンド 上

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    読みやすい。

    この時代にハマってはいないけど、同じ業界なだけに想像はいと易し。
    早く下巻が読みたいと思うくらいノって読んでしまった。

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    2024年02月14日
  • ハピネス

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    女性のドロドロした部分から想像できない世界観を毎回楽しませてくれるものと思い込んで読み始めるも、スケールの小さな世界でハッキリしない主人公に苛立ちを覚えつつラストにかけてキャラ変していく姿は潔ぎよく、なんなら共感すらした読後。

    特筆すべきはこれが10年ほど前の作品でVERY掲載しててそれなりに高評価だったってことだろうな。風刺が利いてるなぁ、しかもいまだに色褪せないって、この10年どんな現実を生きてたのだろうとすら思えてくる。やっぱり桐野夏生恐るべし…ということなのだろう。

    続編もあるようなので楽しみだけど、一気に分かりやすく現実離れしたような桐野夏生の世界観を楽しむならば間違いなく別の作

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    2024年02月12日
  • 真珠とダイヤモンド 上

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    バブル期に証券会社に入社した同期3人の三者三様と癖のある周囲の人物を交えてバブルの狂乱を描いた作品。
    バブルの末路についてはネタバレとかいうレベルではないだろうからそれを桐野夏生がこの登場人物達でどう着地させるのか。

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    2024年02月01日
  • 夜また夜の深い夜

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    主人公のマイコは18歳の日本人。生まれた時から母親と2人暮らしで、アジアやヨーロッパの都市を転々としており、学校にもまともにも行っていない。現在はナポリの貧困地区に暮らしている。母親は何かから逃げているようであり、身元が判明することを極端に恐れている。自身は整形手術を繰り返し、容姿さえ変えながら、あちこちを転々としている。マイコから足がつくことを怖れ、マイコは国籍もIDも持たせてもらえない。
    マイコはそのような暮らしに不満を抱きながらも、母親の言いつけを守りながらナポリで暮していたが、ひょんなことから日本の漫画を置く、MANGA CAFEに入り浸るようになり、漫画に熱中すると同時にカフェの主人

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    2024年01月24日
  • ハピネス

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    ママ友付き合いの難しさや、夫婦結婚の在り方について、面白いテーマでスイスイ読めるけれど、作り話感が強くてなんだかしっくりこなかった。

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    2023年12月30日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの曲をモチーフにした短編集。

    どれもほろ苦い、大人の作品集かな。
    綿矢りささんのは、ちょっと怖かった。多くは読んでいないのだけど、ちょっと危うい女性を描くのが得意な作家さんなのかなと感じた。
    川上弘美さんの作品は、辛い描写もありつつ、それでも希望を持たせる終わり方でよかった。女の子がしあわせであるようにと、私も願った。

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    2023年12月05日
  • 錆びる心

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    桐野夏生は好きな作家のtop3に入るけど、人間のおどろおどろしい感情を描くのが得意な彼女だからさっぱりとしたら短編小説は合わないのかもしれない。

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    2023年12月03日
  • バラカ 下

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    大好きな桐野夏生先生の作品。
    最初は40歳を過ぎた女性の寂しさや孤独、それに伴う身勝手さなどなど自分にもこれから降りかかるんじゃないかという現実を描いていたが東日本大震災が起こり、原発爆発事故が起こり…とここまではリアルな描写。
    原発4基すべてが爆発っていうところからファンタジー感が増してちょっと追いつけなくなってきたって感じかな。
    私がファンタジーやSFが苦手なのもあるけど。
    それでもこの人の弱者の視点や観察眼は本当に好きで毎回考えさせられる。
    ただ結末は悩んだんじゃないかなあ、それとも悩まなかったのかなあ。
    私はご都合主義のハピエンはそんなに好きじゃない。
    もちろん希望を持たせた終わり方で

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    2023年11月22日
  • 真珠とダイヤモンド 上

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    地方の証券会社で出会う3人の若者
    バブル期絶頂の最中、水矢子、佳那、望月
    は希望と此処では無い何処かを求め
    金と言う荒波の中に飛び込んで行くが、
    行き着く先は希望の地なのか、先の読めない
    綱渡りの様な展開が此方にも伝わり
    手に汗握る様だ。
    プロローグの水矢子と佳那の現在の姿と
    出会いは、下巻への不穏さを感じさせ
    るが、この後どう言う人生を辿ったのか
    早く下巻を読みたい!

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    2023年11月16日
  • 優しいおとな

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    久しぶりの桐野作品。ぶっ飛んでいるいつもの感じが、リアリティーもともなって、近い未来か現実か…と思ってしまう。これが、2009年の作品だから今、少し近づいてるかも。

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    2023年11月15日
  • 夜また夜の深い夜

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    何で借りたかって言うと重信メイさんの本を最近読んで、なぜだか関連で出てきたから。最後まで一気読みだった。最後バタバタと解決?したけど、ちょっとわからなかった。モデルがいないと良いなって思った。

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    2023年10月22日