桐野夏生のレビュー一覧

  • 柔らかな頬 下

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    電車通勤しながら読み終えたけど、気持ちはどんよりと曇った感じだった。
    行方不明になった娘の幾つものいなくなった時の状況の描写が生々しかったからかな。
    また主人公の新たなパートナーの死への向き合い方も、気持ちの整理しようとする姿勢も本では初めて読んだと思うので、今後死に向かう老けゆく自分の心構えに少し参考になるかもしれないと思った。

    1
    2022年04月23日
  • 夜の谷を行く

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    ネタバレ

    連合赤軍連続総括殺人事件の現場に居合わせた主人公が、63歳になりひっそりと暮らす中で2011年永田の死をきっかけのように過去のその時代に次々と遭遇することになる。
    それは彼女自体がその事件及び総括しきれなかったことに由来する。
    最後の種明かしは蛇足のように思う。
    彼女の目を通してもっと自分の関わった事件を総括すべきで、親族の優しさに甘えて自分のエゴを認識できない幼稚さが苦しい。

    0
    2022年04月21日
  • 緑の毒

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    ★★★
    今月11冊目
    久々桐野夏生。なんか久々読んだら文章が若い作家みたいになったな。気持ち悪さが少ない。
    開業医が夜な夜なレイプしてくって話だけど、激励に面白くは、ない

    0
    2022年03月28日
  • ダーク(下)

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    衝撃だった… わたしの好きだった女探偵ミロシリーズどこ行った…
    とにかく登場人物みんなぶっ飛んでて、ほんとにこれシリーズもの!?という感じ。文庫本の上の中盤くらいで、今までのシリーズとのあまりの落差に読むのやめようかとちょっと思ってしまったくらい。でも読みやすさは健在で、ミロがどうなってしまうのか気になって夢中で読んだ。光州事件の描写なんかはリアルでぞくぞくした。

    たぶん読んだ人全員感じたと思うけど、特にトモさんの変貌ぶりは驚きとショックがすごい。善三のイメージも一部崩壊。
    でも、人間誰しも目に見える人柄とは真逆の性質とか、変わった性癖とか、自分でも知らなかった自分の一面とかがあるんだと思

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    2022年03月15日
  • ファイアボール・ブルース2

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    1を読んだ人は読まないと損するほど完成度の高い連作短編集だが、前作の事件はなかったことになっている様子。ラストは1ほどスカッとしなかったけど、女子プロレスの世界に浸れた一冊。

    0
    2022年02月27日
  • IMMORAL-インモラル-

    購入済み

    海外の作品のようなクオリティー
    今の森園みるく先生の絵より
    この時代の絵はエキゾチック
    ピエールとジャンは悪い男だけど
    騙されてしまいそう

    0
    2022年02月27日
  • 女神記

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    ずいぶん景気良く神様生み出すんだなイザナギとイザナミ。
    天照大神がイザナギひとりで産んだ神様なのは知らんかった。

    出産で死んで夫に約束破られた挙句離縁されてイザナミ踏んだり蹴ったりだし
    ナミマもカミクゥもマヒトの母ちゃんも気の毒だし、マヒトもまあ気の毒といえば気の毒。
    神話からして男と女って対等じゃないのか。こりゃ男女共に性根の中にべったり男尊女卑がくっついとるはずだわ。

    0
    2022年02月27日
  • 路上のX

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    02月-23。3.0点。
    両親・弟と別れ、叔父の家に預けられた主人公。渋谷のラーメン屋でバイトし家出する。すぐに資金は尽き、渋谷の波に飲まれていき。。

    ありそうなストーリー。渋谷で友達もでき、友達の同居相手の家に転がり込むが、歯車がかみ合わなくなっていく。
    ラストが少し唐突な感じ。余韻なのかな。

    0
    2022年02月24日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    金原ひとみさんと阿川佐和子さんの箇所が印象に残った。
    人との関わりや、孤独や苦しみは永遠には続かない事を改めて考えさせられた。

    0
    2021年12月19日
  • 緑の毒

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    12月-14。3.0点。
    レイプを続ける開業医、妻は勤務医で不倫を続ける。。。

    久しぶりの桐野作品。こういう、ドロドロした人間の心の中を描くのは上手い。意外にラストがあっさりしていた気がする。

    0
    2021年12月17日
  • 緑の毒

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    桐野さんの作品を今回初めて読ませていただき、
    女性作家さんがレイプ魔を描写した小説を書いたことに先ず驚いたのですが、
    犯罪を犯した後の川辺の焦りや恐怖心や、
    被害に遭った女性達の復讐が
    わかりやすく描かれていたのではないかと感じました。

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    2021年12月02日
  • 夜の谷を行く

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    多くの言葉では語れぬ山での出来事を抱えて生きている啓子は今もなおまだ夜の谷を行くみたいに無口で流れに従ってその時折に求められる判断を下して生きているが、やがて意外な朝が訪れる。

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    2021年12月01日
  • ロンリネス

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    前作の「ハピネス」とともに、小説としての設定ではなくリアルな描写も多い
    一時期流行ったタワマンカーストのドラマとともに大袈裟に書かれることも多いママ友系、決して大袈裟ではないことも多い 笑

    0
    2021年11月23日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    新型コロナで経済格差は拡大し社会の分断は深まり、暮らしや文化のありようも大きく変わった。歴史の転換期とどう向き合えばよいのか。各界で活躍する精鋭たちが「変化」の本質に迫る。『朝日新聞デジタル』連載を書籍化。

    それぞれの話をじっくり読みたい。

    0
    2021年11月16日
  • ロンリネス

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    ネタバレ

    前作がなんとなく幸せに舵を切ったのに、冒頭から鬱々とした始まりで、読み終わるのに時間がかかった。

    子どもは、自分の命よりも大切。
    でも、孤独は埋められない。
    難しい問題。

    子どもに目を向けない夫、自由を楽しむ夫にイラつく妻。

    夫婦それぞれのかたち。問題は一難去ってまた一難。終わりが見えない戦いの日々。問題から逃げ続ける、話をしようとしない夫と、とどまることから抜け出したい、なんとか一歩踏み出したい妻。

    大なり小なり皆、ワガママ。自分がかわいい。

    その言葉、言ったら終わりだよね(地雷)という言葉を平気で口に出来てしまう夫とその言葉を言ったら終わりだから、腹立たしいけど心のうちに納める妻

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    2021年11月04日
  • 水の眠り 灰の夢

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    昭和の東京オリンピックの前年の東京が舞台。
    実在する人名が出てくる。
    桐野先生にしては珍しく、男性が主人公。
    カッコ良すぎの主人公だが、私は、女性主人公モノの方が好きかな。

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    2021年10月31日
  • 夜の谷を行く

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    連合赤軍の事件は恐ろしさが際立っていて、あまり深く掘り下げて知ろうとしたことはなかった。この本で多少なりとも深く考えることができて良かった。

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    2021年10月08日
  • ポリティコン 上

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    いや~この本、ものすごく読みすすめるのが大変だった。
    なんだろう…
    ものすご~く人の暗部にあるイヤ~な部分をむりやり目の前まで持ってこられているような…
    また文章力がすごいから人間の欲望の生臭ささまで感じるぐらいリアルに迫ってくる気持ち悪さと恐ろしさ!
    ひぃ~!

    理想社会の実現を目指して東北の寒村に建設された唯腕村。しかし、時代は変わり、今や残っているのは時代に取り残された年寄りばかり。
    そこへある家族が入村したいとやってくる。その家族の一人と紹介された美少女のマヤに心を奪われた理事長の息子・高浪東一。彼はマヤを自分のものにしたいと考えるのだが…。

    なんとか上巻を読んだのだけど
    下巻読むの

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    2021年09月27日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    全部が◎ではないけれど、示唆に富む意見を読むことができる。
    旦那→ロバートキャンベルさん「「見つめ合わない」日本は貧困が見えにくい」が1番腑に落ちた。
    私→多和田葉子さん「日本の不思議はダメ政府と良心的な市民かもしれません。」メルケルさんと比べられちゃうとなあ…とトホホな気持ちになる。
      パオロジョルダーノさん「複雑な問題には単純な解決策は存在しない」まったくその通りというほかない。その逆をいく多数派の意見に、静かに抵抗する日々。

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    2021年09月26日
  • 路上のX

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    ネタバレ

    久しぶりの桐野さん作品。
    搾取される側と搾取する側のコントラストが痛いほど鮮やかだった。
    真由、リオナ、ミト。ティーンエイジャーにもかかわらず、それぞれが過酷な人生を歩む。
    彼女達は自分達で選択してきた訳じゃなくて、選択せざるを得なかった背景がある。
    そのどうしようもなさや息苦しさが読んでいて辛かった。

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    2021年09月23日