桐野夏生のレビュー一覧

  • 真珠とダイヤモンド 下

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    萬三証券福岡支店で大口顧客を掴み、本社国際部へ栄転した望月。そんな望月と結婚し、念願の上京を果たした佳那。が、家庭よりも仕事を優先する望月に不満を募らせ、自らも浪費と遊びにのめり込んでいく…

    一方、お金をため、大学受験をしたものの、志望校には合格できず、女子大に進学した水矢子は、周りとのギャップ、アパートでの人間関係に悩み、占い師・南郷のもとに転がり込む…

    バブル景気に翻弄させられた望月と佳那。
    バブル時代にはこんなことは当たり前だったのかもしれない…
    もっと顧みることができれば。
    もっと謙虚であれば。
    なんとかならなかったんだろうか…
    望月も佳那も彼らを嗜める人がいなかったんだな。
    そん

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    2026年04月26日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    バブルが崩壊したとき、まだほんの子どもだったのでバブル時代の熱狂は全く知らないのですが、今作を読むとすごい時代だったんだなぁ…と改めて思います。

    今作は、バブル期の証券会社を舞台にして、水矢子、佳那、望月という二人の女性と一人の男性の3人の半生を描いた作品です。

    とにかくバブルの狂乱ぶりが恐ろしい…!バブル時代の証券会社はルールも罰則もなくてやりたい放題なのだ…他人や親族名義で勝手に株を買ったり…こんなの許されるの?と思うくらい滅茶苦茶で。その中で男たちは大きなお金を動かして得意になっているのだが、女性たちは女というだけで差別されて仕事をするだけでも苦労する上に、仕事が上手くいっても枕をし

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    2026年04月26日
  • 真珠とダイヤモンド(上)【毎日文庫】

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    1986年4月、萬三証券福岡支店に入社した小島佳那と伊東水矢子。ともに経済的に恵まれない環境から抜け出そうとしていた。フロントレディとして、稼ぎたい佳那、お金を貯め、東京へ出て、大学で勉強したい水矢子。
    そして、熊本の名もない私立大学から萬三証券に入社し、自分を見下した人たちを見返し、のし上がろうとする営業マン・望月。
    世の中に生まれつつあるバブル景気に3人が呑み込まれていく…

    バブル景気前夜の証券業界。
    この頃はなんでもありだったんだなと。
    バブル世代としては懐かしい。
    恩恵はほとんど与らなかったが…
    ただ望月の使えるものは何でも使う、佳那や水矢子の話を勝手にしてしまう…というやり方は受け

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    2026年04月25日
  • ダークネス

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    タイトル通り、終始暗い印象。

    母親の強さと愛情の深さを感じるものの、かえる場所がない孤独なミロがとても可哀想でならない。
    前作は読んだことないが、それでも随所に説明があるので理解出来る。

    とても人におすすめ出来る内容ではないが、ひたすら暗い気持ちになりたい時(そんな時あるのかな)には良いかもしれない。

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    2026年04月18日
  • 奴隷小説

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    ネタバレ

    どれもこれもおどろおどろしい。
    でも全部最後はふわっと終わる。
    でも最後までは凄く面白い。  
    不思議だなー。
    告白なんか、ちょっと最後まで教えてよ!って思う(笑)全部最後までどうなるか教えてほしい。けどふわふわしてるのがいいのかな。

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    2026年04月14日
  • 新装版 ローズガーデン

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    3.5かな。
    ダークネス読んで、シリーズ1から読み直し。前も思ったけど。トモさん…素敵で美意識強い ミロの親友がどうして、ダークネスであんなになってしまうのか。そこが辛い。

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    2026年04月12日
  • ポリティコン 下

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    ネタバレ

    ⭐️3.7

    桐野さんにしてはいつもより優しめだったけど
    村の人たちがどうなっていくのか、気になって
    上下巻読み進めた。
    マヤは結局はやっぱりトイチが好きだったのかな?

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    2026年04月06日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    ネタバレ

    「好事、魔多し」との言葉があるが、恐らく調子のいい時には、やっかみから横やりが入るだけではなく、危機管理能力が薄れるのではないか。目の前の状況にのめり込み過ぎると、この人と関わると、これ以上進むと、危ないという勘が働かなくなってしまうのだろう。
    その点、水矢子は冷静だった。けれども幸せにはならなかった。母親の借金という不遇もあったが、あえて幸せになろうとはしなかったようにみえる。佳那を差し置いて、自分だけが幸せになることはできないと思ったのではないか。水矢子はバブルには溺れなかったが、酒に溺れた。身を持ち崩す原因が、象徴的だと感じた。

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    2026年03月30日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    さすが桐野さん!素晴らしかった!
    作中“萬三証券“は岡三証券?!?!
    あの時代の証券会社の内情など知れて良かった。

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    2026年03月30日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    ネタバレ

    登場人物の転落ぶりに引き込まれてあっという間に読んでしまった。
    最後みやこも転落していくの辛かったな〜。
    やっぱうまい話に乗っからず堅実に生きよう…
    成り上がってキラキラした生活をしてその後失墜する話、人生に永遠はないことを突きつけられて悲しいし切ないけど結構好き。

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    2026年03月21日
  • ハピネス

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    ホラーな内容でした
    昼ドラで一時期流行ったような内容ですが
    現代の感覚とは少しギャップがあると感じました

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    2026年03月19日
  • ハピネス

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    ママ友って1対1の関係ではなくて、子供同士の相性もあるから難しそう。限られた人たちとだけの集まりだと、そこが全てになっちゃうのは学校とかと同じ。色々なところに居場所を作って視野を広げるべし。
    美雨ママ強い…。

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    2026年03月02日
  • ダークネス

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    この本は、ずいぶん前に書かれた本の続編なんだと知る。 前作は、読んでないけど、説明が所々されてあるからストーリーについていけた。映画にするなら、ミロは、天海祐希がいいな。ハルオは?菅田将暉とか。ハルオは20歳だから無理があるかなあ。
    そんな事を想像しながら読み終えた。

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    2026年02月25日
  • ダークネス

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    ネタバレ

    完璧に前のシリーズを忘れていたから、なかなか繋がらなくて四苦八苦。
    ハルオがかわいそうすぎる。それにしても、山岸はクズだね。
    前半は思い出すのに苦労したけど、後半は怒涛のスピード感。やはり、桐野夏生は上手い。
    2月に読んで、ミロシリーズ1作目から読み直して、また、ダークネスを読む。
    全て繋がっていい気分。年月は人を変える。悲しいね。

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    2026年02月25日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    成金の儚さを思い知った。やっぱ一夜にして手に入れた金に未来なんて無いのよね。最後まで胸糞なのも良かった。ネトフリでドラマ化して欲しい。投資斡旋しているこの世において、少しでも戒めになりそう。

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    2026年02月23日
  • オパールの炎

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    日本では女性の体を男社会が支配していた時代が長く、欧米に比べてフェミニズムの運動が弱かった。女性が自分の体をコントロールする権利、望まない妊娠を防ぐのは個人の権利という思想は今では当然と思うが、これを読んで古い体制の社会が徹底的に女性の独立を阻み、制度を遅らせてきたことがわかる。アメリカと比べると実に39年も遅れている。

    塙さんのように体制や社会と闘う勇気を持った人たちがいたから、今に至るまで少しずつ色々な制度や価値観が変わってきたのだろう。キング牧師やミルクを思い出した。が英雄になれた人たちの一方で、抹殺されてしまったかもしれないが、確かに自由を勝ち取るために戦ってきた人々に思いを馳せた。

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    2026年02月15日
  • ロンリネス

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    『ハピネス』の続編。見栄と嫉妬を描いた前作から、テーマは情愛と憎悪へ。変えられない過去と妥協で選んだ現在。それらへの後悔が高梨との関係という更なる深みへ駆り立てる。現実という壁に阻まれる度に、自ら破滅への道を選び取る有紗の姿が印象的でした。

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    2026年02月15日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    ネタバレ

    はじめましての作家さん。
    でも面白くて、上下巻ともあっという間に読み終わった。

    上手く回ってる時こそ、慎重になることも必要なんだと思う。
    誰か1人でも救われてほしかった。

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    2026年02月12日
  • 錆びる心

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    ネタバレ

    偶然桐野さんのペンクラブ会長の就任会見を動画で見て、桐野さんはしばらく読んでなかったと思ってこの本を引っ張り出した。書棚の整理中に見つけていたので再読。期待通り面白かった。
    短編が六編だが、とに角最初の「虫卵の配列」という題名にインパクトがある。
    昆虫は可愛らしいものも多いが、きれいな葉っぱをふと裏返してみて、並んだ卵はさすがに気持ちが悪いこれOUT。

    ☆虫卵の配列
    教師向けの雑誌を作っている私は、中学の生物教師をしている瑞恵と偶然出あった。会いたいと思っていたので嬉しかった。教師を辞めて今は介護施設で働いているという。私は付き合っていた画家に失恋をした話をした。意外なことにおとなしいイメー

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    2026年02月05日
  • ハピネス

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    ネタバレ

    桐野夏生さんの本は読みやすくて、読み始めると止まらない。
    ママ友同士のドロドロについては、皆様お疲れ様ですという気持ち。これを楽しく読んでしまう私の中にも(認めたくないが)マウント心があるのかもしれないな、と思った。

    そんなことより、最後の結末は納得できなかった。
    夫の俊平に対して「貴方もだいぶ身勝手すぎないか?」と思う。

    経産婦であったことを隠されていたショックはあったかもしれない。
    しかし妻が経産婦だったことがそんなに許せないことなのか?ただ前夫との間に子を産んだだけで、何も悪いことをしていない。
    一方で、離婚を妻に受け入れてもらえなかったからとアメリカで愛人を作るのはどうなのか。俊介

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    2026年02月02日