桐野夏生のレビュー一覧

  • デンジャラス

    Posted by ブクログ

    谷崎潤一郎とその妻を含む三人の女たちとの複雑な愛憎模様を義妹の視点で描写。どこまで事実なのかは分からぬが、文豪のクリエイティヴ源を知るうえでは中々に興味深い。義妹の夫が「想像から作品を生み出した芥川龍之介と違い、谷崎はモデルがいないと書けない」らしき言葉を口にするが、そこら辺りはゴーギャンとゴッホの創作における相違に通じる気がした。女性の事を血の通った人間と云うよりも自分の愛玩物として見ていた感じのする谷崎。彼を取り巻く女関係は、例え性的繋がりは無いにせよ、まるで一夫多妻の如き様子だ

    0
    2024年09月07日
  • 燕は戻ってこない 第1話

    ネタバレ 無料版購入済み

     すごい話しだとしか思わなかった。すごく難しいテーマの漫画だと思った。作者は社会派の漫画を書くんだね。

    0
    2024年08月22日
  • 燕は戻ってこない

    Posted by ブクログ

    ドラマ未見。
    生殖ビジネスも貧困も、ちょっと自分のキモチ的な体力がついていかなかったので。
    (きれいな二世女優さんでは貧困が伝わらない…)
    でもとても気になっていたので、思わずよまにゃ目あてで購入。一気に読めてしまった…

    ただあんまり読後感は良くない。
    特に一番共感できそうかな、と思った悠子の行動の変化に驚く。ショック。
    リキの、冒頭からエンディングまでの心の揺れはとても理解できる。でも、共感はしない…

    実際にはもっともっと驚くことが現実にはあって、お前の考えは甘いと言われるのでしょうが、それでも貧困の厳しさはわかりすぎているので、なおさらリキの選択一つ一つに自分の心も揺さぶられます。

    0
    2024年08月19日
  • インドラネット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    202408/理由等も描かれてはいるけど、それでもこういう性格・能力の主人公がそれだけで海外に人探しに行くかなあとか、ここまで力がある黒幕達がわざわざとる手段や行かせる言い訳として用意してた設定がこれ(オペラだの結婚だの)って…とか、ちょっと納得いかない部分はあったけど、結局続きが気になるし面白くて一気読み。展開もラストもなかなか衝撃的。バックパッカーやブロガー達の描写も秀逸で、こういうサブキャラ達の外見や言動が、より物語を息づかせている。

    0
    2024年08月14日
  • もっと悪い妻

    Posted by ブクログ

    全部で6篇。
    どうにもこうにも居心地の悪い本。
    心がざわつく物語が収められている。

    「武蔵野線」は勘違い中年男の物語。
    メールで変なアプローチを仕掛けてくる中年男性の気持ち悪さよ……。
    仕事上の笑顔と愛想は最低限のビジネスマナーで、客に好意を持っているからではない。
    人として対応しているだけなのに「電話ください」「メール返してください」は恐怖でしかない。
    でも全くわかっていない主人公。
    な ん で ?

    表題作もそうだが、何か得るもの、と言われると、これと言ってない。
    ただ、日常のなんだか嫌な感じと、後悔と、その他言葉にならないモヤモヤした居心地の悪さがふんだんにまぶされている。
    読後がいい

    0
    2024年07月24日
  • だから荒野

    Posted by ブクログ

    朋美の中の気持ちとか、モヤモヤした感じとか、子供とか、旦那さんとの関係とか、全てのモヤモヤがもうわかりすぎるくらい重かった。
    あのモヤモヤを抱えながら諦めながら、気づかないフリをしながら、小さな幸せの灯りを見つけて生きてる人が殆どなんじゃないかな。
    続きがあるなら、わたしは朋美には期待したい。

    0
    2024年07月21日
  • バラカ 上

    Posted by ブクログ

    面白くって一気に読みました。
    悪魔のような登場人物に嫌悪しながらも、先が気になるので読み進めた感じです。
    下巻はこれから読みますが、終わり方はハッピーであってほしい。

    0
    2024年07月17日
  • もっと悪い妻

    Posted by ブクログ

    短編ではあるがそれぞれ毒気も
    あり、オールドボーイの最後のオチは
    愛も最後は金に取って変わる皮肉さ。
    女達の真の恐ろしさもこの短編の
    醍醐味だ。

    0
    2024年07月10日
  • だから荒野

    Posted by ブクログ

    07月-01。3.0点。
    主婦、自分の誕生日に夫、息子ふたりと食事に行くが、口論となり家出。独りよがりな夫、調子者の長男、ゲーム引きこもりの次男。
    家出を続け。。

    読みやすい。まあまあ

    0
    2024年07月02日
  • ハピネス

    Posted by ブクログ

    タワマンとその周辺が世界のすべてで、ママ友たちとの関係を中心に回る生活。
    狭い世界の中での話が息苦しくて、私は読んでいて辛くなりました。しかし、彼女たちの結末が知りたくて、続きを読まずにはいられない、そんな作品でした。
    続編「ロンリネス」もあると聞いて、気になっています。

    0
    2024年06月15日
  • 柔らかな頬 下

    Posted by ブクログ

    結局、真相は謎のまま、、、。
    上巻はおもしろくってどんどん読み進めたけど、下巻から、ん?ってなって、よくわからないまま、読み終えても不完全燃焼。

    0
    2024年06月14日
  • もっと悪い妻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編集、表紙を見てもう少し怖い話かと思っていたら、サラっと読みやすい感じだった。特に最後の「もっと悪い女」の終わり方がよくわからなかった。

    0
    2024年06月09日
  • もっと悪い妻

    Posted by ブクログ

    なんか思っていた感じとは違った。
    自分の子供の名前をネタにされて、DQNネームだと笑われるのは耐えられないなー。旦那はそれを黙って聞いてるのもないけど、そこよりも自分の悪口に怒る妻もないなー。
    あとのはよくわからん。すぐに内容を忘れてしまいそうな1冊。

    0
    2024年05月31日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    あの日にかえりたい
    夕涼み
    春よ、来い

    ユーミンはテレビで見るくらいしか知らないけど、
    日常の中の神様みたいだ

    0
    2024年05月20日
  • 奴隷小説

    Posted by ブクログ

    箸休め的に三時為の短編集を読もうと思い購入。

    世界観は独特だが心に響くものが無い。

    淡々と読み終えた作品。

    厳密にいうと☆2.5

    0
    2024年05月17日
  • 緑の毒

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初、良かった。
    開業医とレイプ犯の設定が面白く、被害者たちがだんだんとつながっていくのも面白く読めた。

    あれよあれよと繋がり出して、行き着いた後がなんかモヤっとする終わり方だった。レイプ犯がこんなに軽やかな終わりでいいの?やり口が本当に悪質で、その復讐にしては軽すぎると感じてしまった。

    それから中盤後半にかけて一気に登場人物が増える、アパートの住民たちの話。何かにつながるかと思い、一言一句逃さないよう読み返すくらい読んだのだが関係なかった。

    0
    2024年05月16日
  • 真珠とダイヤモンド 上

    Posted by ブクログ

    バブル期の証券会社という、喧騒たる職場が舞台。あの時代にありそうな、男尊女卑の社会。男は女を仕事の潤滑油としか見ず、邪険に扱う。やり手は皆、人間としては終わっている。
    不倫をしたら、女は仕事を辞めさせられたり、将来的に要の業務は女なので絶対任せられず、男性社員と結婚するのが一番安泰であるが不倫女とは誰も結婚したがらない。対して男は我が物顔で職場に残ることができ、飽きずに女遊びを続ける。
    男は上の者に怒鳴り散らされて、嘘を巧みにつき、がめつく金集めしていく者しか生き残れない。対して女も、そもそも男と同じ土俵にあがらせてもらえず、女遊びをした挙句平気で捨てて果ては陰口まで叩く男どもに差別を感じざる

    0
    2024年05月15日
  • グロテスク 下

    Posted by ブクログ

    上下巻読み切っての感想
    間違いなく朝の通勤時間に読むものじゃなかった…
    ずーんと心が重くなる。特に下巻。
    語り手が分かれていて誰の話も信じられない。
    周囲に対する羨望と嫉妬に塗れてるのにそれを受け入れられない人たちの堕落劇。
    時代背景が今と違うから全て受け入れられるわけではないけど、いつの時代も女の世界はドロドロしてるし、男女平等なんて幻想だな、と思ってしまった

    なんかすごいの読んだなって思うけど、読み返すほどのエネルギーはない…

    0
    2024年04月04日
  • 新装版 ローズガーデン

    Posted by ブクログ

    2つ目以降の話では、前2作と比べて探偵としての自信と自覚を深めたミロを知ることができる。
    1つ目の表題作は、既に自殺していた夫目線で出会った頃の2人を知ることができるが、結婚生活には触れられておらず消化不良に感じた。

    0
    2024年03月31日
  • ロンリネス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ハピネスの続編。登場人物の表現が○○ママ、○○パパとなっているときと、名前の時があり、この人誰だっけと思い出すのに立ち止まることも。主人公が男との合瀬のために未就学児を夜1人留守番させるシーンさすがに引いた。続きがありそうな終わり方だった。

    0
    2024年03月30日