ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで188万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
光り輝く、夜のあたしを見てくれ! 女たちの孤独な闘いを描いた最高傑作。 就職先の一流企業でも挫折感を味わった和恵は、夜の女として渋谷の街角に立つようになる。 そこでひたすらに男を求め続けて娼婦に身を落としたユリコと再会する。 「今に怪物を愛でる男が現れる。きっと、そいつはあたしたちを殺すわよ」 “怪物”へと変貌し、輝きを放ちながら破滅へと突き進む、女たちの魂の軌跡。 解説・斎藤美奈子 ※この電子書籍は2003年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
しんどくて息を止めて読んでるような気分だった! なのにページを捲る手が止まらない。それは「面白い」ではないんだけど、先が気になって仕方ないし、早くこの不快さから解放されたい!みたいな笑 下巻は打って変わって殺人を犯したチャンの上申書から。 ユリコ姉妹もすごいけど、チャンも中国の貧困層で壮絶な生き方...続きを読むをしてきた人で、そのハーモニーったら素晴らしい組み合わせだった! 不快で仕方ないのに星5を付ける矛盾!! これは読んだ人にしか分からないと思うけど、だいぶアングラな世界の話なので、私は身内にはオススメしない/できないかな!笑
長い時間をかけて、大切に読み進めました。読めて良かったです。上巻を凌ぐ衝撃。壮絶。ラストは、百合雄ちゃんに心のすべてを奪われました。この小説は、読み手によって好みが別れると思われますが、人間関係のドロドロした内容が大丈夫な方に、特におすすめしたいです。桐野夏生さんの他の小説も読みたいです。
張万力 小牛、秀蘭、安基、根徳、梅華、美君 野呂義明 沈毅 黄 ドラゴン 牛虎 阿呉 陳 山本ふみ 山本彰 原善美夫 高橋先生 健平 東真 金竜 露珍 李拓民 玉偉 白潔 楊 田村弁護士 亀井嘉子 田中宏司 樺野 吉崎康正 新井和歌雄 カナ マルボロ婆 エグチ 平田百合子 佐藤和恵 ヤン・マーハ ...続きを読む平田幸子 佐藤嘉男 聡子 ミツル タカシ 百合雄
最高に楽しめた。 やはり上下巻合わせて読むと達成感ある。 上巻は主にQ女子校の階級闘争の話。 内部生と外部進学生徒たちとの、「努力では獲得できないもの(ヒエラルキー上層部やコネ等)」を描いていて、下層部生徒への風当たりがきつく、酷くて強烈だった。 努力を嘲笑う場面では反吐が出そうだった。 変わっ...続きを読むて下巻では、そんな学園の劣等生だった佐藤和恵が一転、大学を経て一流企業に入りバリバリ働いているではないか。 下克上。 今まであたしをバカにしていた奴ら、ざまあみやがれ!! という勝気な和恵の叫びが聞こえてきそうだ。 しかし、そんな彼女は高スペックOLの傍ら街に繰り出し娼婦として生きるようになる。 なぜ? お金が欲しいのか、それともセックスがしたいのか? どちらでもない。小さい頃から妹を憎みながら育ち、学生時代は他者と比較され虐められた彼女の自己肯定感は皆無と言っていいほど地に落ちていた。自分で自分を愛せない。そして自分以外に愛してくれる人もいない。 そのままの自分、を肯定出来なければ、条件付きの自分、を他者から愛してもらおうと乞うようになる。 和恵の場合、それは娼婦として体を売ることであり、一流企業社員という肩書きは無くてはならない武器だった。 中年男の客たちに歳をとっていることを非難され、劣っている容姿をバカにされても、和恵は肩書きを知って娼婦とのギャップに驚く男たちを征服する快感から逃れられず、立ちんぼを続けていく。 自分だけの世界に生きる和恵。彼女の世界に鏡を見るという行為はないくらい、自らを賞賛し、自分は勝者だと思い込む和恵。 その痛々しさが読み手には残酷に映る一方で、どこか痛快にも思える。 やがて一流企業の名を知らない外国人の男が現れたところで、彼女のメルヘン帝国は終焉を迎える。 肩書きなんて彼らの前では、ホコリのついた紙くずと同じ。ただのゴミでしかなかった。 それを突きつけられた瞬間から、彼女は今まで見えなかった心の大きな空洞に気づく。それは寂しさであり、ありのままの自分を愛してくれる他者の存在のようなものか。 客を取る売り手優位の立場から、客を手放さないように自身を安売りするようになる転落ぶりは鮮やかだ。 男の言いなりになり、文字通り男の玩具になる女なんて、何の魅力もない。 プライドなんて既に捨ててしまって、裸の自分の醜さにも気づいているのに、それでも体を売らないと自分が保てない。 あっという間に末期になってしまった和恵は、本人が望んだような、痛ましい最期を迎える。 暴走し、やがて凋落していく自分自身を止められなかった和恵に巣食う、巨大な自己否定感。 強烈なコンプレックスは人格を破壊してしまうのだ。 大器晩成型の和恵の人生に、たった一人でも彼女のありのままを認め、愛してあげられる人がいればどれほど救いになっただろう、と考えてしまった。 一流企業で働くこんなカッコイイ自分が、娼婦なんていう世間から嘲笑されるようなことをしている。誇れるものと恥ずべきものは表裏一体で、人生を複雑にする。 しかしまた、その落差は男を征服するカギになりえるのだ。 自分を損ねる、自傷させることで復讐することができると、和恵は考えていた。 悪意を纏わないと渡っていけない社会。そこでは無言の戦いと駆け引きが横行している。出てくる登場人物みんな心に黒々とした闇を持ち、努力をバカにし他者を蹴落とすことで自分と向き合うことから逃げている者ばかりで、胸糞悪い気持ちになることが多かった。 しかし、口では言わないだけで、みんな似たようなことを日々考えて生きているのかもしれないと思い、やっぱり人間たちが暮らす世界が1番怖いという結論に至った。 この物語を読んでいる間、自分の体を商品として他人に売ること、またその仕事についてずっと考えていた。 娼婦という職は江戸時代とかもっと前からあるらしい。 自分の性を売る女性の気持ちとか、プライド、また罪悪感みたいなもの。 自分も一時期ゲイ向け風俗で働こうかと思っていたことがあるし、また出会い系アプリで他人に体を提供し金銭授受が発生しそうになったこともあった。 自分の価値を測れる手っ取り早い方法が体を差し出すことだったから。今考えるとなんて安直な考えだったのだろうと、自分の頬を張り飛ばしたくなる。 他人に値踏みされ、存在意義の可否を露骨に判定される。 そんなシビアな世界に優しさなんて求めてもお門違いなんだ。 そうだ、、あの頃は寂しかった。寂しいが故の行動だったんだ、という思考に終着し、和恵に感情移入してしまうんだな。
重い重い。でもこれぞ文学。女性という生き物をこれでもかとグロテスクに描き、絶妙に私の何かを突いてくる。凄みがあり素晴らしかった。 下巻ではチャンの上申書から始まり、グッと惹きつけられた。この目線が後からかなり効いてくる。木島先生の手紙パートも味わい深くて良い。 このグロテスクさを味わうには今の年齢...続きを読むじゃないと読みきれなかったんじゃないかなーと思う。 桐野夏生さん他も読みたい。 でも一旦美しいものに触れるぞー!バランスが大事。 「わたしが考えるに、水とは、女の場合、男なのです。 わたしはユリコと違って男という生物が大嫌いです。男と好き合うこともなければ、抱き合うこともない。だから、発酵も腐敗もせずにこうやって生きています。ええ。わたしは乾燥してしまった木なのです。ユリコは生まれついての男好きですから、長い発酵を経て腐敗した。ミツルは結婚して道を誤って腐敗し、和恵は歳を取るに従って自分の生活になかった潤いが欲しくなって腐敗して滅んだのです。違いますか。」 「水を得た女は皆、居丈高になるのです。」 「誇れるものと恥ずべきものは実は表裏一体で、あたしを苦しめたり、喜ばせたりするのだ。」
ハードな読書体験ってこういう感じなのだろうか。 理解しがたいというか、理解したくないが正しいのかも。過去の忘れたい出来事とか蘇ってきて、あー早く読み終わって楽になりたいと思いながら読んでいた。 Q学園の階級社会、和恵の報われない努力や孤独、わたしの悪意、心が重くなる要素が満載で、読むのが辛かった。 ...続きを読むけど読んでよかったと思う。差別、ヒエラルキー、劣等感、自己顕示欲、承認欲求、孤独は今の時代でもあふれている。苦しい環境の中で他者から認められることが自分の価値を感じられる唯一の術という思考に陥る時もある。でもそれらに囚われすぎると生きづらい。苦しい環境でも自分を自分で認められるよう強くありたいと強く思った。
第三者としての自分は全ての感情・行動が間違っていると思うのに、一人称の自分はどこかで納得している ある種爽快感を含んだ気持ちの悪い読後感 世の中の理論に対して各々が独自の正当性を主張はしても、周囲への人々への共感は一切示さないという解説がとても納得感があった 1番になることを諦めている多くの人には...続きを読む刺さるところがある小説 自分にはできないと諦めた道を卑下し、諦めて逃げた道を正当化すること、寂しく素敵な防衛本能 幸福な暮らしには、根っからの馬鹿さか自分を洗脳し続ける馬鹿さのどちらかが必要だと思う
女の階級社会における、 嫉妬と憎悪の感情を詰め込んだ物語。 美しすぎる妹をもった「わたし」 容姿に対するコンプレックスが、 妹への執着と憎悪に変わる。 賢さでは妹より秀でていると優越感に浸る一方で、捨てきれない美しさへの憧れを持つ。 その美しすぎる妹ユリコは、 幼い頃から性的に扱われることにあま...続きを読むりにも慣れすぎてしまい、根っからの娼婦となる。 中年になって美しさを失った頃に人生を終える。 ユリコに憧れ、昼は一流企業に勤めながら夜は道端で立ちんぼをする和恵。 男から求められる事に自分の価値を見出して深みにはまっていく。 誰も幸せにならないグロテスクな話。
各々の語りや、日記や手記で構成され、無駄に厚みが増していく恐さ。 どうしてここまで滑稽に書き切るのか。 人の「こう在りたい」を否定し続ける内容と、細部まで振り返る緻密さにもグロテスクを感じさせる。 人間、どこかに折り合いをつけて生きなければならない。
ずっと安全地帯にいるつもりだった姉が結局散々見下してたユリコと和恵と同じ場所に立っててホラー。 姉の負の感情は多少は誰でも持ってるもの。色々とあ、これ自分やったら詰むやつだわ。と学ばせてらった。 のめり込み度と完成度が高い。でも疲れるからもう読みたくはない。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
グロテスク
新刊情報をお知らせします。
桐野夏生
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
小説・文芸
柔らかな頬 上
ハピネス
アンボス・ムンドス ふたつの世界
エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014
玉蘭
原発回帰を考える 3.11から15年目の大転換
光源
錆びる心
「桐野夏生」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲グロテスク 下 ページトップヘ