真珠とダイヤモンド 下
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真珠とダイヤモンド 下

1,650円 (税込)

8pt

桐野夏生が描く「バブル」
欲、たぎる地で迎える圧巻のクライマックス

時代はバブル全盛に。東京本社に栄転が決まった望月と結婚した佳那(かな)は、ヤクザの山鼻の愛人・美蘭(みらん)のてほどきで瞬く間に贅沢な暮らしに染まっていく。一方の水矢子(みやこ)は不首尾に終わった受験の余波で、思いがけない流転の生活がスタートする。そして、バブルに陰りが見え始めた頃、若者たちの運命が狂い出す……。

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真珠とダイヤモンド のシリーズ作品

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  • 真珠とダイヤモンド 上
    1,760円 (税込)
    桐野夏生が描く「バブル」 実体なき熱狂の裏側をえぐる傑作長編! 1986年春。二人の女が福岡の証券会社で出会った。一人は短大卒の小島佳那(かな)、もう一人は高卒の伊東水矢子(みやこ)。貧しい家庭に生まれ育った二人は、それぞれ2年後に東京に出ていく夢を温めていた。野心を隠さず、なりふり構わずふるまう同期、望月昭平に見込まれた佳那は、ある出来事を契機に彼と結託し、マネーゲームの渦に身を投じていく。
  • 真珠とダイヤモンド 下
    1,650円 (税込)
    桐野夏生が描く「バブル」 欲、たぎる地で迎える圧巻のクライマックス 時代はバブル全盛に。東京本社に栄転が決まった望月と結婚した佳那(かな)は、ヤクザの山鼻の愛人・美蘭(みらん)のてほどきで瞬く間に贅沢な暮らしに染まっていく。一方の水矢子(みやこ)は不首尾に終わった受験の余波で、思いがけない流転の生活がスタートする。そして、バブルに陰りが見え始めた頃、若者たちの運命が狂い出す……。

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真珠とダイヤモンド 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月28日

    面白かった!なんとなく結末は読めたけど、ハラハラしたなぁ。マネーゲーム恐い。お金って人を変えてしまうんだなぁ。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月31日

    あ、これヤバいぞって
    子供だってわかるのに、

    欲に目が眩むと人って
    どこまでも愚かになる
    んですよね。

    どこで道を誤ったのか。

    後から振り返るとよく
    わかるその分岐点も、

    そのときは気付かない。

    あるいは薄ら気付いて
    いてもリスクを軽ーく
    甘ーく見積もるんです。

    まるで綿アメのように
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    0

    Posted by ブクログ 2024年01月09日

    傑作。600ページあるがすぐに読めた。恐らく意図的に読みやすくしていると思う。
    破滅へ進むストーリーに意外性は無いが、むしろそれがどのような展開を持って終わるのかが、好奇心となり読み進められる。
    バブルを経験していない崩壊後の世代からするとバブルに取り憑かれて破産した人たちは哀れに見える。ただこの小...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月13日

    間違いなく2023年ベスト。子どもだった私が実感することのなかったバブルに浮かれるとはこういうことか、足をすくわれるとはこういうことだったのか。創作ももちろん入ってるだろうけど、あながちウソでもないんだろうな。当時の世相だけでなく、そこからつながっている現代の闇もきっちり書き出していて秀逸。しかし最...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月10日

    多分、2023年最高の1冊!

    転落していく若者たち〜
    でもその潔さもかっこいい〜
    最後に真珠とダイヤモンドという題名の意味がわかった…
    もっと幸せになって欲しかったとも思うけど
    不幸になっていく様も気持ちよかった♥︎

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月10日

    昨夜手に取ってからの一気読み!下巻の展開にはグイッと引き込まれた。自分が過ごした同時期に、湧き上がっていたバブルの世界とは、こんなに狂乱に満ちて脆かったのか。

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月09日

    すごかった。桐野夏生やっぱりすごい。
    上下巻一気読みです。
    そして読み終えてから、なんとも言えない気持ちがもやもやしている。

    上巻では、望月がどうにもこうにも好きになれず、なのに佳那がなんの抵抗もなく望月に取り入れられてしまうのをイライラしながら読みましたわ。
    最初の頃の佳那の勢いで、望月に見切り...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月23日

    一気に読んでしまいました。あの頃、まさにこんな感じでした。ただ、私はまだ若過ぎて渦中に入ることはできませんでした。あの頃から30年以上過ぎたのに未だに国民の生活が下降線一途ってどんな国なんでしょうね。きっとバカしか住んでない国なんでしょうね。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月14日

    転落するのはわかっていても、どんどん読み進めずにはいられなかった。水矢子まで転落させるところが桐野さんらしい気がする。
    今、書かれたということがどういうことなのか。今の株高はバブル時代とは違うのか。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月09日

    まさしく虚飾と狂乱の果て‥の下巻。
    お金によって人が変わっていく様がありありと描かれ、望月と佳那に訪れるであろう破滅の予感にハラハラしながら読んだ。
    堅実なみやこには、転落せず潜り抜けて欲しかったけど。
    上下巻の長編だったけど、中だるみする事なく面白かった。

    0

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