桐野夏生のレビュー一覧

  • 柔らかな頬 上

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    3.8
    高校卒業を機に、故郷・北海道と両親を捨て東京に出てきたカスミ、就職先の経営者・森脇道弘と結婚し二児を授かるが、
    仕事の受注先のデザイナー・石山と不倫の仲になる。石山は二人の逢瀬の為に別荘を購入するが、そこは奇しくもカスミの故郷の隣の村だった。二家族での休暇という大胆な計画を実行し禁断の夜を過ごすが、翌朝、カスミの長女・有香が忽然と姿を消す
    狂ったように有香を探すカスミ、大きく歯車が狂い出し、人も環境も全てのものが変化して行く。

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    2016年09月28日
  • ファイアボール・ブルース2

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    前作のファイアボール・ブルースは長編ミステリーだったが今作は打って変わって連作短編集だった。(ちなみにはじめは1巻の続き物と思っていたがすべて読み終わってから違うことに気づいた。)女子プロレスの世界感や登場人物の心情、苦悩などの表現は巧みなので個人的には一作目よりも読みごたえはあると思う。

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    2016年05月02日
  • 光源

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    映画制作のスタッフ、俳優それぞれの思惑、実際こんな感じなんだろうなと思わせる、ドキュメンタリーのようにも感じる雰囲気。

    一気読みできたのは、それぞれが野心と思いやりとの間で葛藤している姿がよかったからか。

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    2015年12月07日
  • 柔らかな頬 上

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    故郷の北海道を捨てたカスミは、夫の友人で不倫相手の石山に北海道に別荘を買うと告げられる。
    そして、互いの家族が集まり別荘で過ごすことになるが、そこでカスミの娘が行方不明になる。
    数奇な運命。
    そこから、何もかもが崩れ出す。

    2015.11.27

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    2015年11月27日
  • 錆びる心

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    短編集。作品に共通するのが作品の中での輪廻というか因果応報のような流れがあって思わずなるほどと感心してしまうオチがある。それが作品一つ一つに魅力を作り出していると思う。

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    2015年09月27日
  • 柔らかな頬 上

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    W不倫中に子供が行方不明に。どう考えても自分たちのせいだろ~と思いながら読み進めた。ミロシリーズのミロみたいな主人公だな、カスミは。イマイチ好きになれず。
    下巻で子供は見つかるのか?

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    2015年09月05日
  • ダーク(下)

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    下巻に入ったとたん、サクサク読めた。が、シリーズ物と知らずに読んだせいか、前後の話がわからずちょっとスッキリしない感じ
    いつかシリーズの他の話も読んでみたい。
    いつかね ....

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    2015年08月26日
  • ダーク(上)

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    ミロシリーズ完結編。シリーズものの登場人物やそれらの縁を様々な形で叩き潰す新しい完結の形は必読。新キャラらが大活躍なのも必見。自分は主人公とタメで読むことができたので共感もあり★4。

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    2015年08月05日
  • 優しいおとな

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    福祉システムが破綻した日本が舞台。スラム化したかつてのシブヤの野宿者、イオンは闇を根城にする若者たちと出会い、アンダーグラウンドに足を踏み入れる。NGO「ストリートチルドレンを守る会」。女性ホームレス集団「マムズ」。彼の「優しいおとな」はどこにいるのか…?

    「平等」とは?「優しさ」とは?「闇」と「光」、「絶望」と「希望」。人によっては「闇」が「希望」で「平等」となっている世界。
    今の日本がこの作品の世界に一歩ずつ近づいているように思えて、かなり怖いです。

    真実を知るためにどんどんイオンが悪い方に悪い方に転がっていくのを見るのが辛かったです。鉄と再会できたのはよかったけど、とにかくラストが悲

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    2015年05月27日
  • ポリティコン 下

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    閉鎖された場所にいると、こうなるのかなー・・・、わかるような、わからんような。
    ただ、非常に興味深く、一気読みではありました。
    おススメもしないし、再読もしないだろうけどw

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    2015年05月15日
  • ダーク(下)

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    なんだか、話が広がりすぎてしまった感が・・・。ミロの話は、作者の代表的なシリーズだったのか。全然知らなかったw こうなったら、シリーズの最初から読むしかないなぁ~ww

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    2015年04月12日
  • 女神記

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    3年前に単行本で読んだが、文庫版で再読。
    男と女の性(さが)をテーマにして、古事記を下敷きに翻案したもの。

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    2015年03月31日
  • ダーク(上)

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    前作を読んでいないのですが、破滅的な女性が魅力的に描かれております。あ、私がそう感じているだけか・・・

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    2015年03月25日
  • グロテスク 上

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    誰を信じたらいいのか分らない
    誰の描写を読んでも鬱屈とした気分になってしまう、なのに読み休めない

    最後まで名前の出てこない わたし が不気味で不憫で、嫌だ嫌だと思いながらも、わたし にも 和恵にも共感できる部分がある

    初めて読んだ桐野さん作品

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    2022年09月27日
  • 錆びる心

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    全6編の短編が収録された桐野夏生氏の短編小説。文庫の発刊は2000年なので、もう15年も前の作品なんですね。

    桐野夏生さんの作品は初めて。『OUT』や『東京島』からダークなイメージを持って読みましたが・・・、まんまでした(^-^;
    ボキャブラリーがないのでちょっと違う表現かもしれないですが、『世にも奇妙な物語』のようなテイストがあるんですよ。つくづく、人って怖いな、と。解説にもありましたが、人間の心の裏側が見事に描かれた面白い小説だと思います。

    また、この小説は、全体的に短編の良さが詰まっていて、読んでいてストレスを感じなかったですね。
    一つ一つの話がダラダラと間延びしないし、オチがあって

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    2015年02月11日
  • ポリティコン 下

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    理想郷を目指す、田舎の寒村「唯腕村」が舞台。そのモットーから想像するイメージとは裏腹の、ドロドロとした狭い人間関係や欲望、さらに村の高齢化や厳しい財政など現実的な問題がてんこ盛り。面白かった!

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    2015年01月19日
  • 優しいおとな

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    スラムからアンダーグラウンドな世界へ足を踏み入れる少年イオン。サバイバル感がドキドキさせるけど、やっぱりさみしそう。
    優しいおとな、優しくないおとな、そしてどっちつかず。

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    2015年01月06日
  • 光源

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    低予算映画にかける職人たちの、汗と涙の物語......が崩壊していくお話( ´ ▽ ` )ノ。
    解説にある通り、さっぱり先が読めない( ´ ▽ ` )ノ。
    予定調和に飽きた口には最高( ´ ▽ ` )ノ。
    深作欣二?大島渚?木村大作?......その他諸々、モデルのあるようなないようなキャラの渦の中に、しれっとビル・ジグムンド(作中ではスィグムンド)なんて実在の名カメラマンが出てきたり( ´ ▽ ` )ノ。未知との遭遇を撮影した人だよ( ´ ▽ ` )ノ。
    映画は夢( ´ ▽ ` )ノ。情感が剥き出しでとりとめがない( ´ ▽ ` )ノ。それを丸ごと再現したかのような小説( ´ ▽ ` )ノ。

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    2014年10月13日
  • ポリティコン 下

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    いよいよ夷腕村が東一の村になるわけですが。少女時代のマヤが持っていた神秘性は少女が女性になっていくにあたって変容していったわけですが。
    マヤと東一(をめぐる、いわゆるこの作品でつよく男性性を強調して描かれている男性)のパワーバランスが変わった時に、小杉に対して考える、以下のようなモノローグがある。
    「(うろ覚え)この男を刺した所でぶよぶよとした贅肉に当たるだけで云々〜」
    もう本当にうろ覚えなんだけれど、ぼんやりと自分が考えたことのあることと同じで。つまりどれだけ憎しみのように感情の刃を研ぎすませたところで、その受け手というのは贅沢な肉に守られていて、自分の感情の刃はその者の心臓とは言わず肝臓な

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    2014年09月16日
  • ポリティコン 上

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    桐野さんが好きなので読む。ところで帯の文句と内容は少し違っているような印象があったけど今はこういうの流行なのかな…。
    桐野作品は(私が読んだものの記憶としては)女性が不気味に描かれているのだけど、この作品の上巻だけを取り上げるならば、主人公に焦点が当てられていて、それよりも男性性の持つ惨さに目が行った。
    とにかく東一とマヤ、という個性よりも或る男と或る女という性別・性差に目が行くのが面白いと思っている。この本もそんな一冊。

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    2014年09月16日