桐野夏生のレビュー一覧

  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの曲を題材にして描かれた短編集です。
    ユーミンの曲は、「春よこい」しか知らなかったので、他の曲も聴きたくなってすぐ調べて曲を聴きながら読んでいました!笑


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    2024年02月05日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    今、私が自由だと思っているものは本当に自由なのだろうかと考えた。秩序はたしかに大事だけれど秩序以上に大事なものを蔑ろにしていないか。
    国は私を守ってくれるが同時に傷付けも見捨てもする。安易にぬるま湯に浸かっていることの危険性。
    これから先の時間を生きる人が傷付き見捨てられないように今を大事にしようと改めて感じた。

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    2024年01月29日
  • グロテスク 下

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    佐藤和恵の考え方が自分と似てて、読んでるとチクチクした…笑
    上下巻あるような小説を読み切ったのは久しぶり。
    面白かった。

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    2024年01月29日
  • 路上のX

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    一家離散によって幸せな生活を失った女子高生の真由。義父の虐待から逃れ、街で身を売るリオナ。2人は運命的に出会い、共に生きる決意をする。暴力と格闘する少女たちの肉声の物語。

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    2024年01月27日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    若い女教師と不倫相手の教頭を帰国後待っていたのは生徒の死と非難の嵐だった…。表題作をはじめ、情勢の怖ろし差をさを描く7篇を収録した作品集。

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    2024年01月27日
  • 柔らかな頬 下

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    不倫相手の別荘地で、女性の愛娘が行方不明となる。全てを捨てて娘を探し続ける内に、元刑事が捜索に加わって探し続けるが、彼の余命はいくばくも無いが、献身的に探し続ける。

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    2024年01月27日
  • 柔らかな頬 上

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    不倫相手の別荘地で、女性の愛娘が行方不明となる。全てを捨てて娘を探し続ける内に、元刑事が捜索に加わって探し続けるが、彼の余命はいくばくも無いが、献身的に探し続ける。

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    2024年01月27日
  • 玉蘭

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    玉蘭の花が枯れる時、幻の船に乗って失踪した男が現れる-。全てを捨てて上海に留学した有子に会いに来たのは、若き日の大伯父の幽霊。時の流れを越え、孤独を抱えて生きる男と女。

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    2024年01月27日
  • デンジャラス

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    君臨する男。寵愛される女たち。文豪・谷崎潤一郎が築き上げた理想の〈家族帝国〉と、そこで繰り広げられる妖しい四角関係-。桐野夏生が、燃えさかる作家の「業」を描く。

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    2024年01月27日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    福岡の証券会社で新入社員として巡り合った大卒の望月昭平、短大卒の小島佳那、高卒の伊東水矢子がバブル期に株の世界でもがいていく物語。
    プロローグで語られるのは35年後に公園の片隅で出会う佳那と水矢子。
    物語が進むうちにどうしてそんな35年後の姿になるのか想像がつかず、それだけを知りたい気持ちで読み進めた。
    あのバブルが弾けた時期には、大なり小なりこの物語の様な悲劇があちこちで起きていたのでしょう!

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    2024年01月26日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    江國香織さんの「夕涼み」と綿谷りささんの「青春リグレット」が読みたくて手に取った。夕涼みは、夫の行動にゾッとしたし、私だったらそんなズレた夫とは一緒にいられないと思った。「逃げたかったわけではない、が、逃げられないと思わされることは恐怖だった。竦むような、恐怖だった。」という言葉に共感。誰かに自分の選択肢を奪われたり、縛られたり、自分で自分を決められないことを、人は恐怖と感じるんだなと思った。そして誰にもその出来事は話せないことも、夫を含む周りにはいつまでも愛し合っている夫婦だと思われていることも、自分だけがこのザワザワした気持ちに気づかないふりをしていればいいんだと感じるのもわかる。老女たち

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    2024年01月21日
  • 奴隷小説

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    7つの短編小説が収められた短編小説集。雑誌掲載の作品を集めたものであるが、発表時期は2006年から2014年の間でばらついている。何かに物理的に捉われていたり、あるいは、支配されている状況を描いた小説ばかりである。「奴隷小説」という短編小説集全体の題名も、そこから来ているのだろう。
    どれも、やり切れなさ、あるいは、自分が実際に同じ状況に置かれたらどうなるだろうという怖さを感じる小説ばかりである。どの小説が最も印象的かというのは、人によって異なるだろうが、私は「告白」という短編小説が最も印象的で、最も怖かった。他の小説も、絶望的な状況に置かれた人たちを主人公にしているが、それでも、場面が展開する

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    2024年01月21日
  • だから荒野

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    一気読みしました。
    家族からいろいろあって、一人で長崎までドライブ?する女性のお話し。
    長崎では、独身老人のお世話をしたり、されたり。
    2人の息子らが、ちょっといい味出してみたり。
    あまり、おすすめできる部分が見えないが、楽しく読めました。

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    2024年01月19日
  • ロンリネス

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    この本の文庫版の解説は、井上荒野が書いているが、井上荒野は、本書の前書の「ハピネス」について、斎藤美奈子が文庫版に書いている解説を引用している。孫引きになるが、引用する。
    【引用】
    「桐野夏生はつまりプチセレブのバイブルである"VERY"の読者に向けて、読者層と重なる女性たちを徹底的に皮肉り、批評した小説をぶつけたのである」
    【引用終わり】
    本書「ロンリネス」も、「ハピネス」と同じく初出は「VERY」連載であり、登場人物も前書から継続しているので、この斎藤美奈子の解説は、この「ロンリネス」にも当てはまるはずだ。
    「VERY」という雑誌を知らなかったので、ネットで調べてみた。

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    2024年01月13日
  • だから荒野

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    ネタバレ

     夫や息子にないがしろにされた中年女が突発的に家出して車で(東京から長崎へ)一人旅に出る、っていう話。

     途中被DV女と知り合って「テルマ&ルイーズ」的な展開になるのかと思いきや、そういう初期作みたいな破天荒な方向へは突っ走らず、最後の最後は何だか気の抜けたようなトホホなオチ(帰宅)に。

     旦那息子をはじめ、登場人物の8割がたが中途半端なクズっぷりを披露。ママ恋しくて長崎までやってくる次男が特に情けなかった (T_T)
     長崎の思想的なボケ老人はスゴかったな(゚д゚)!。「極端な正義は悪魔と見分けがつかない」とか何とか偉い先生が言ってたような気がするけど、まさにそれを体現した感じの御仁。て

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    2023年12月18日
  • だから荒野

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    2023/12/12

    専業主婦として生きてきたら、家族に軽んじられるようになった。
    馬鹿にされて生きていくなら出奔する。

    面白かった。家庭を生き甲斐にしないようにしなきゃ。
    白鳥PAで2時間裸足で待ったあの子の人生も読んでみたい。

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    2023年12月13日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ユーミンの曲からイメージした短編集
    一流の女流作家ばかりなのでどの作品も興味深く面白かったし、贅沢だと思う。
    最後の「春よ来い」が1番印象に残った
    願いごとひとつ叶えられるとしたら、
    自分だったら何にするだろ?
    自分や身内、知り合い以外について願わないといけないという条件がつくと案外難しい。
    でも思いついたらきっとわくわくしそうで楽しい思考だなと思った

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    2023年12月11日
  • 柔らかな頬 下

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    あまりにキツすぎて、なかなか桐野夏生作品は読んでいませんでしたが、直木賞の縛りで読みました。
    かなりきついシチュエーション。自分を見失ってしまうほどの強烈な事が起こりまくって、登場人物を翻弄していきます。
    夢か現実か分からなくなるように作られていて混乱しますが、それも含めた世界観なのでしょう。
    一気に読ませた素晴らしい作品だと思います。

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    2023年12月09日
  • グロテスク 下

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    わたしはあなたたちとは違うー
    世の中の、みんな同じ、という重苦しい圧から抜け出したい。だから最も「ふつう」とは異なる娼婦をする。それは人の頭や心から作り出された空気とは、反対に位置する肉体を通して生きる仕事なのだ。
     だがそれは「ふつう」の世の中からはグロテスクな存在にしか見えない。現実が「生」の世の中だとすれば、その反対は「死」であり、現実を振り切って極端に走ってしまえば、その先には滅亡しか待っていない。

    誰もが空っぽであることに耐え切れず、手ごたえがほしくて体を合わせる。それが性に向かわせる。だが空っぽなのは心の方だから、肉体を触ったところで残るのは虚しさだけになる。お金が喜びになるのは

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    2023年12月08日
  • 真珠とダイヤモンド 上

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    福岡を舞台に、二人の女性の、バブルと崩壊を描いた。

    1986年、証券会社の福岡支店に同期入社した、伊東水矢子と小島佳那。
    佳那は短大卒で、フロントレディ。
    水矢子は高卒で、事務職と、待遇は異なっていた。

    実家が貧しい二人は、お金を貯めて、東京に出てゆくと言う夢を持っていた。

    折しも、バブル期。
    NTT株を政府が放出することが決まった。
    絶対、値上がりすると、世間と証券会社は、浮き足だった。

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    2023年11月30日