桐野夏生のレビュー一覧

  • ロンリネス

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    ・相変わらず半径1キロが守備範囲みたいな展開
    ・美雨ママは最終的に沖縄に流れていくの、とっても日本的な感じ。逃避行の果てって北海より沖縄なんだよね…
    ・正直、1冊目を読んだ時の新鮮さはあまりない。二番煎じ感は否めない。続編の宿命。
    ・結局、高梨が日和って腰が引けた対応をし出した段階からもう面白くないなあ〜
    ・美雨ママの崩壊を目の前にしたら、やっぱり戻るのが最善策なのはわかる。
    ・中盤、怒涛の有紗の抱かれたいやら恋心の描写がエグい。読んでられん…読者にウケるってことは、やっぱり主婦の皆様は不倫願望があるのかしらん。まあ、日常に飽きてしまう感は誰しもあるよね…
    ・完全に大人本意の話で、子どもは清々

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    2026年01月01日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    綿矢りささんが好きなので買いました。期待していたとおり心が痛くなるような女性が主人公でとてもよかったです。ユーミンの歌は知らなかったので、そういう楽しみ方はできませんでしたが…
    桐乃さんの短編に出てくる男性は女性から見れば恐怖を感じるかもしれません。

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    2025年12月26日
  • 錆びる心

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    ネタバレ

    人間の心の裏側が描かれた六篇の短篇集。それぞれの短篇に味わいがありよかったが、中でも最後の表題作の「錆びる心」が最も好みだった。主人公の絹子が住み込みのお手伝いとして働く打田家はそれぞれの絶妙なバランスで成り立っているが、近い将来に靖夫が亡くなったらミドリはどうなるんだろうかと思いを巡らせてしまった。

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    2025年12月21日
  • グロテスク 下

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    ずっと安全地帯にいるつもりだった姉が結局散々見下してたユリコと和恵と同じ場所に立っててホラー。
    姉の負の感情は多少は誰でも持ってるもの。色々とあ、これ自分やったら詰むやつだわ。と学ばせてらった。
    のめり込み度と完成度が高い。でも疲れるからもう読みたくはない。

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    2025年12月18日
  • 夜の谷を行く

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    なぜ桐野夏生さんのはこんな惹き込まれるんだろう。実際の事件ベースだからか。
    しかし最後の結末にはビックリするしかなかった。こういう活動には賛同できないが、その中でもそれを信じる者、葛藤する者いるよな。組織を作れば避けられないこと。
    しかし悲惨な事件。総括て!なんなん!

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    2025年12月17日
  • ハピネス

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    ・またまたとんでもない一冊を引き当てた…
    ・30代女性誌連載作品らしいが、なんとも読者層の関心を総なめにしてますなw
    ・詰まるところママ友5人いや、実質3人の話でここまで盛り上がる、話を詰め込めるのは流石
    ・描写が執拗で辛辣、ちょっとネチっとしてるのに文章のリズムが素晴らしすぎてサクサク読めてしまう。
    ・女性の掛け合いも上手いし、心理描写は唸ってしまうなあ…すごい…
    ・主人公は抜けてる女性かなあと思っていたけれど
    案外行動力あるし、環境さえ整ってくれればわりといけるタイプではないかな。
    ・全く頼りにならない実家の母親の描写がエグい
    ・ラストは韓国ドラマを彷彿とさせるドンデン返しですが、これも雑

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    2025年12月15日
  • もっと悪い妻

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    短編というフォーマットのひとつの大きな魅力を十全に表現している。たとえば日常の瞬間を切り取るスナップ写真がその背景を、その過去と未来を見る人に想像させるように、その書かれているものを読んで「書かれていない世界」に思いを馳せることができる楽しみ。そんなことを思い出させてもらった。単純にぶったぎるタイミングがとても好みだったというのもあるけど。

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    2025年12月03日
  • 砂に埋もれる犬

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    私はこの小説を読み、“こんな現実が本当に起こり得るのか”と衝撃を受けた。

    亜紀のように母親としての役割を放棄し、息子より同棲相手に媚びる生き方は、あまりにも残酷だ。優真が店長に引き取られたことは、不幸中の幸いであり、唯一の救いであったように思う。

    一方で、洋子の温かさは純粋で、読む側にも深く沁みた。しかし、彼女の花梨に対する執着は危うさをはらんでいた。優真の覗き見や窃盗のような行動は、虐待や愛着形成の欠如によって生まれる“心の穴”が原因であり、社会不適応や危険な衝動として表れる。その姿は哀れでもあり、恐ろしくもあった。

    ただ私は、もしこの話が現実であれば、優真はもう少し里親に心を開く余地

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    2025年12月02日
  • 新装版 ローズガーデン

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     ミロシリーズ第三弾。ミロの生い立ちと携わった三件の案件を描く。中でも標題作の「ローズガーデン」が秀逸、

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    2025年12月01日
  • ダークネス

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    まさかラストにこんな展開が待っていっとは!
    ミロの息子のハルオに瀕死の状態にさせた盲目の久恵と刺し違える覚悟で乗り込んだとこに昔の仲間、友部が現れ久恵を(今は妻)刺殺するとは!
    20年の刑期を終えてジンボとも結局別れ、ジンボは韓国に帰り、車椅子で坂道から転げ落ちて死亡。(これ殺されたんだよね、息子もグル?)
    紗奈のお陰で死なず(ハルオが)にすんだと感謝してるみたいだけど、ハニートラップで近づいて部屋にあった通帳ごと2千万も盗まれたのは紗奈の裏切りのせいだよね。
    医学部もたいがくしてしまったハルオは紗奈と那覇でミロのお店”ダーク”で働くのかしら。
    大学の同級生の由惟が姪でその美貌の母親とは異母姉

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    2025年11月21日
  • ダークネス

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    続編を読めると思ってなかったので単純に嬉しかった。内容は簡潔にまとめてあって読みやすいし、やっぱり心動かされる。

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    2025年11月14日
  • だから荒野

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    自分は思っているより他人を知らないし、他人は思っているより自分を知らないし、自分は思っているより自分を知らない

    共にいる時間が長いほど色んなことを見つめようとしなくなってきて、心に残る嫌な部分だけが目立ってしまう
    本音を隠しすぎないのは大切だと感じた

    時に離れることは大事だと思った
    一度惹かれた人には惹かれたなりの理由があるはずだから

    振り返ると嫌な奴しか出てこなくて笑う
    そんなもんか

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    2025年11月09日
  • 路上のX

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    『路上のX』は、トー横キッズの実情を生々しく描いた作品だった。
    18歳以下で家庭環境が不安定な場合、本当に居場所を失ってしまうことがあると知り、胸が痛んだ。

    そんなときに安心できる別のコミュニティがあればと思うが、日本にはまだその制度が十分に整っていないように感じる。

    「買う側」と「買われる側」。
    作中に登場する大人たち(主に男性)は、自分の欲望を満たすためなら、無垢な少女たちの感情や希望さえ踏みにじる。その姿はあまりにも幼稚で、醜く見えた。

    少女たちはただ、幸せになりたい、衣食住の整った普通の生活を送りたいと願っているだけなのに、社会は彼女たちを「メンヘラ」や「性非行」といった言葉で片

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    2025年11月06日
  • ダークネス

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    ミロ・シリーズは全作読んでいるはずだが、彼女の背景すっかり忘れていた。
    しかし、それでも楽しめた。
    ミロが還暦になっても、たくましく美しい人間であることは嬉しいこと。

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    2025年10月31日
  • ダークネス

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    まさかまたミロのシリーズが出版されるとは!桐野ファンだがミロにはあまり思いれがないため、本作もそこまで待ちわびていたわけではないもののやはり面白かった。もうミロが60歳という衝撃。そして20歳の息子もいると。過去作の展開もわりと拾っているので記憶がなくても問題なく読めた。強そうで脆いミロ。ああ、そういえばこんな人だったな。あらすじには『最終幕!』とうたいながらもまだまだ真実は藪の中。息子の心情をもっと深堀してほしかった。また続編が出てもおかしくはない。

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    2025年10月30日
  • だから荒野

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    めっちゃおもしろくて一気読み!
    最初は男どもが凄く嫌だった。
    いや最後まで嫌。
    高速で車盗まれるとか最悪。
    その女の末路を知りたかったなー。
    これはハッピーエンドなのか?
    不明だけど面白かった。やっぱ桐野夏生さん好き。他のも読みたいけど勿体なくて読めない・・・。

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    2025年10月28日
  • ダークネス

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    20年前の憎悪が牙を剥く。顕になった因縁がまとわりつきミロとハルオを苦しめる。
    最後にハルオはうまく逃げて再出発できることを信じてます。

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    2025年10月21日
  • ダークネス

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    大好きだったミロシリーズの最新刊が出ていると知り、驚きと喜びで本を開いた。

    あまりにも長い年月の経過。
    前作「ダーク」から23年…ミロも読者の自分もそれだけの時間を重ねて来たことに感慨を覚える。

    母親として息子ハルオを育てて来たミロ。
    息子が愛おしくてたまらないミロ。
    出生の秘密を話せずに苦悩する心情が切ない。
    ミロを追いかけるダークな運命から、ハルオを守り抜こうと懸命に生きて来たのに、物語はそれを許さない。

    ラスト残り数頁の思わぬ展開は息を呑む。
    本当にこれで最後?
    違うよね?桐野先生!と叫びたくなる余韻はさすが。
    絶対に続編があると信じて。

    さて、大好きなミロシリーズ、どこにしまっ

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    2025年10月13日
  • グロテスク 下

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    ネタバレ

    和恵が日記をつけていることが上巻で明かされたときから、和恵の日記は視点として出てくるだろうなと思ってたらやっぱり出てきて、しかしその支離滅裂っぷりがあまりに凄すぎて圧倒されてしまった。自分が何を求めているのか、何が辛いのか、悲しいのか、そういうものがわからなくなって、本人は理論的なつもりなのに世間とは明らかにズレはじめてしまっている、これはギャグなのではないか?と疑うくらいの滑稽さ。既視感あるなと思ったら、闇金ウシジマくんに出てくる女性に似てるんだと気づいた。自分は一生懸命なんの問題もなく振る舞っているのに、周りはドン引きして離れていって、それがどうしてかわからないっていう感じ。読んでて本当に

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    2025年10月12日
  • ダークネス

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    ええっ!?ラストの展開、想像もつかなかった。でもどこか納得してる自分もいる。だってミロの今までの生き様を見ていれば、安全な生活に辿り着けるのは無理だろうと思うし。でもだからって、ミロに対して酷すぎないかな。

    色んな男がミロを愛し、そしてミロから去っていった。そのときそのときは楽しめたと思うが、ミロの暮らしはいつも不安定だった。ハルオとの20年間だけが、彼女の安寧の日々だったんだろう。

    ハルオが自分の出生を知ったときにどうなるのかが怖くて、読んでいる間、なかなか緊張した。ハルオのどこか冷酷なところのある性格から、彼がミロとの訣別を選択することも容易に想像できたし。あんなに葛藤してハルオを産ん

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    2025年10月10日