桐野夏生のレビュー一覧

  • 新装版 天使に見捨てられた夜

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    30年以上続いている「村野ミロシリーズ」第2巻。
    主人公の村野ミロは、夫の自死による喪失感から広告代理店の勤務を辞め、父親が探偵事務所として使っていた歌舞伎町の片隅で、一人ひっそりと暮らしていたのがシリーズの始まりだった。
    ミロは常に金欠気味で、依頼された探偵業は何でも請け負わなけらばならないのが実情だった。

    今回の依頼者の渡辺房江は、AV女優のレイプ被害を訴え、弱い立場の女性の実態を世に知らしめる運動をしている人物だ。
    レイプの被害者として一色リナを探し出し、運動のシンボリックな存在としたいと云う意向を渡邊は抱いていた。
    渡辺の活動を何故か熱心に支援するセレブの料理研究家八田牧子の存在も謎

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    2026年03月09日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

    購入済み

    一番の悪を描かず、、

    小説としてとても読み応えがありました。文章が上手いのであっという間に読破できます。上巻はパーフェクトでした。ですが下巻では最後まで追及せずに途中で逃げた感が強かったです。グロテスクな描写が全くないのでそこはとてもありがたかったのですが、悪の中の悪が暴⚪︎⚪︎止まりになっていることに違和感を感じました。利権に群がる一番の人種は政財界なのでは?っと正直思っています。

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    2026年03月04日
  • ハピネス

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    ママ友たちとの関係性から、人間の汚い感情が浮き彫りにされていく。自分はまともな生活をしているのだと思われたい、虚栄心。
    しかし、現状はひどい。あらゆる人間関係がうまくいっていないと感じる。

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    2026年03月03日
  • デンジャラス

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    谷崎潤一郎に詳しくなくても楽しめました。
    谷崎の細雪は雅な姉妹愛のイメージが強いですが、対して桐野先生は『女の世界はそんなに美しいばかりじゃねえよ!』とアンチテーゼで書き上げたのかなと。
    寵愛争いで妬み嫉みがギャンギャンに詰め込まれていてもはや笑えます。まさにデンジャラス。

    INやナニカアルに続いて小説家モデルの作品で桐野先生らしい作品だと思います。
    一章の最序盤は家族構成や関係性等の状況説明が多めで苦行です。そこからは面白くて夢中で読みました。

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    2026年03月01日
  • 燕は戻ってこない

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    ネタバレ

    重めのテーマと内容のため、胸糞で終わるのかと思ってたら、なんて爽快なラスト!ページを捲る手が止まらなかった。

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    2026年02月26日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    「運がどこまで保つか、
     あんたが見届けてやんなさい」
    狂い出す若者たちの運命。バブルとは何だったのか?
    欲、たぎる地で迎える圧巻のクライマックス
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    下巻では、
    佳那と望月、水矢子が
    東京に出てきてからが描かれています。

    そしてバブルが弾ける。

    本当にこんな感じだったんでしょうか。。。
    途中から、これはホラーか?というぐらい、
    怖かったです。苦笑

    いや〜、すごかったです。
    連休に読んで良かったです。
    余韻がすごくてちょっと引きずりました。苦笑

    全く株

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    2026年02月23日
  • 真珠とダイヤモンド(上)【毎日文庫】

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    バブルに呑まれた女たちの
    “青春残酷物語”
    実態なき熱狂の裏側を抉る傑作長編!
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    この作品、ハードカバーの装丁が綺麗で。
    ずっと気になっていたのですが、
    書店に行くと文庫が!

    イラストは変わっておらず、
    テーマがバブル期。
    全く縁遠いテーマだったので、
    読めるかなあ…と思いながら購入しました。

    そしてこの三連休で読んでみようと。

    1986年に福岡で証券会社に入社した男女。
    主要人物はこの新卒入社した男女です。

    高卒で入社して貯金して大学受験を目指す水

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    2026年02月23日
  • オパールの炎

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    ピル解禁同盟 塙玲衣子についての取材をまとめた一冊。
    女性解放運動の名のもと、不倫夫の立場を陥れる行動を取ったり、選挙活動をしたりと行動に一貫性の無い塙玲衣子に共感は出来ないけど、結局世の中は男社会で、裏社会に繋がると怖い思いをするという…
    総理大臣が女性になった今、女性解放運動は進んでいるのでしょう。

    備忘録・オパールは宝石の中で唯一水が入っていて、乾燥すると濁ったり割れたりするのだとか。

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    2026年02月18日
  • ダークネス

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    「ダーク」は何で読んでなかったんだろ。桐野作品は結構読んでるのに。読後、皆の感想でダークの続編と知りました。

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    2026年02月17日
  • 夜また夜の深い夜

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    ネタバレ

    人に本当の名前を名乗ってはいけない。友達を作ってはいけない。徹底した秘密主義を求める母の下、まるで何かに追われているかのように世界各地を転々とする日々。謎多き母と二人、厳しく制限された生活を送ってきた主人公だが、成長するにつれて次第に自由を追い求めるようになっていき、母への反抗心も強くなってくる。そんな矢先、ある一人の男が営む漫画喫茶に誘われた事から、主人公は初めて外の世界を知り、急激に物語は進展していく。
    登場人物が発する言葉が説明口調ではなく自然と口から出てくるような語り方なので、文章に独特なダークな雰囲気が醸し出されていてつい読み耽ってしまった。どれだけ劣悪な環境で生きてきた人間でも、自

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    2026年02月18日
  • 燕は戻ってこない

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    女はただ子どもを産むだけの存在ではない。不妊に苦しむ夫婦の捌け口として、貧困に苦しむ代理母ならWinWinじゃん?という解決策は存在はあまりに稚拙。丁寧な言葉で接しても、悠子の捻くれた考えは後味悪く残る。いい小説だなぁと思う。

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    2026年02月13日
  • ハピネス

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    思ったよりドロドロはしてなくてすぐ読めた
    それぞれのエゴがぶつかり合ってる感じで優しい世界ではなかった

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    2026年02月12日
  • ダーク(下)

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    ミロシリーズとは知らず、上巻を読んだ感想はん…?なんか訳わかめ。だったんですが下巻まで読んだら納得の面白さに変わりました。辛いけど上巻読んでないと下巻面白くないだろうし、めっちゃ面白かったのでミロシリーズ全部読んでみよう。

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    2026年02月09日
  • 緑の毒

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    凄いなー
    桐野夏生さんのは本当に一気読みさせてくれる。内容はイカツイけど読み物として面白い。陰湿だわ。

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    2026年02月08日
  • ダークネス

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    良かった。ミロの覚悟の決まり方が格好良い。でもそれは息子には上手く伝わらないんだな〜。もどかしくて一気に読んだ。『ダーク』も読もう。

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    2026年02月04日
  • 砂に埋もれる犬

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    亜紀は酷い親として描写されるが、その彼女もまたスズキや風俗で働く方々に対して下に見ている。
    裕福な熊沢家を想像して羨んだり、逆に下をみて蔑む心理描写が面白い。
    優真は小4まで小学校に行っていて愛情ある家庭での生育歴なしのキャラ。感情的で短絡的だが、ロジカルに感じる描写もあり、テレビを観て過ごすことも多い彼ならフライパンの使い方は知っているだろう。

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    2026年01月27日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    悲しい結末だった。バブルがはじけた91年2月以降、急転直下で株価と土地の価格が暴落した。
    お金持ちほど損をした時だった。そんな時代に乗っかって、身の丈に合わない生活を味わってしまった人の悲惨な末路。
    何千万、何億というみたこともないようなお金を動かしていたら、感覚が麻痺してしまうものなのでしょう。

    真面目に生きてきた、水矢子さんも悲しい。

    一気に読んだ。

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    2026年01月27日
  • 真珠とダイヤモンド 上

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    こんな時代があったなぁと思いながら読んだ。NTT株で何十万も儲けた普通の主婦がたくさんいた時代だった。小さな証券会社で成績を上げヤクザとも親しくなり上昇気流に乗った望月さん。婚約者の小島佳那さん、高卒で真面目な水矢子さん。どうなっていくのか…怖い

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    2026年01月26日
  • 燕は戻ってこない

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    ネタバレ

    桐野夏生先生の作品はどれも面白い。
    悠子・基のミラーリングひろし(みさえ)的なやり取りは読み応えあった。
    登場人物の思考・行動に共感できないことばかりだが、特に青沼はリスクに対してリターンが少なすぎてすぎてあまりに非合理でどうしても気になった。
    男女で役割が違うのだから区別と適材適所はある。

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    2026年01月24日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    ネタバレ

    面白かったが、浮島の森は人物の関係が難しくあまり………、最後の文章の意味もあまり…。他のは楽しく読めました。
    楽しいというか、不穏ではある。が、それが好き。最後の表題の短篇はグロテスクのように語り口調なので、さらに不穏さがましたな。

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    2026年01月21日