桐野夏生のレビュー一覧
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ネタバレ「あなたの使命はあなたが探すしかない。誰もが自分で探すのです。私はこの荒野にいることを選んだのですから、それで終わればいいのですよ。荒野を選ぶというのは、そういうことなんだと思います。」
お互いを思いやることをやめ、子供たちからも軽視、軽蔑されている夫婦の物語
40代以降になって円満な関係の夫婦というものがあまり小説で見なかったのでこれを主題に組み込んだ本ということで購入
妻と夫の目線で家族を振り返ることで進んでいくが、
妻からみた夫は妻を使用人のように扱っており(実際夫目線でもそう)、悪いのは夫だけかと思ったけど、目線を変えてみたら妻にもうまくいかなかった原因があるなあと思った。
こ -
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ミロシリーズ、たぶん昔のは
読んでるはずだけど
1ミリも思い出さないまま
こちらを読む
全く思い出さなくても
これはこれで、面白かった
いつか仕事辞めて暇になったら
シリーズ全部読み直したいなぁ
ミロも、ハルオも
あまりにも、計算できない
安易な行動ばかりで
アホか?と思う事が多々あった
そもそも『成瀬が刑務所で自死
それを隠していた義父が心臓発作で
死に、愛人の久恵がミロが殺した
と思って追ってきた』という展開を
この本だけで簡潔に書いてあると
アホか?と思えてしまう
というわけで、いつかシリーズ
読み直したいなぁ
読み直す頃には
新作も出てるかもな
期待しておこう -
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Posted by ブクログ
戦後から10年ほどの間に、日本における主な週刊誌の創刊は新聞社が主体となってスタートしたが、その後に出版社が追従した歴史があるそうだ。
主人公の村野善三は、出版社が創刊した「週刊ダンロン」の「トップ屋」として、事件を追って自ら記事を書き起こしていた。
「トップ屋」とは、記者を擁していない出版社が、取材能力と記事を書き起こす能力のある者を雇い入れたフリーの人材のことだ。
常に週刊誌のトップを飾る記事をモノにする、記者として辣腕を誇る人たちだ。
「週刊ダンロン」の創刊時に雇われた能力ある遠山が、スタッフとして声を掛けたのが善三と後藤伸朗で、この3人を中心に「遠山軍団」を組織し、瞬く間に発行部数60 -
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タイトル通りのダークネスなお話。ただし、闇の先が必ずしも暗黒とは限らない… そして、さらなる暗闇かもしれないという意匠。
ミロシリーズは番外編も含むてすべて持っている。が、ほぼ忘れていたことを思い出した、本書を読んで。
さすがの桐野女史、濃くて深くて重くてしんどくて、痛くて苦いのに止まらない。超絶ダークでビターなスパイシーチョコレートだ。ヒリヒリがやめられない。
【勝手にキャスティング&脳内再生】
✣ミロ∶鈴木京香(桐野夏生原作ドラマ『だから荒野』でのヒロイン時のイメージ) 、もしくは常盤貴子(『ドラマ続 遙かなる山の呼び声』ヒロイン時のイメージ)
✣ハルオ∶眞栄田郷敦(ちょっ -
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ネグレクトや暴力、貧困の中で育つ子どもたちの現実があまりにも辛く、終始胸がえぐられるようだった。
亜紀の自堕落で他責的な生き方には強い嫌悪感を抱いたが、同時に「なぜこうなったのか」と、明確に救われない点も印象的だった。理解はできても納得はできない、そんな不快感が残されているように感じる。
優真と篤人は、愛情や社会性、いわゆる“普通”を学ぶ機会を奪われたまま成長していく。何が良くて何が悪いのかも分からないまま大人になってしまう怖さ、そして暴力でしか他者と関われなくなるかもしれないという負の連鎖がリアルに描かれていた。
この作品が突きつけてくるのは、「努力ではどうにもならないスタート地点の格 -
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女の階級社会における、
嫉妬と憎悪の感情を詰め込んだ物語。
美しすぎる妹をもった「わたし」
容姿に対するコンプレックスが、
妹への執着と憎悪に変わる。
賢さでは妹より秀でていると優越感に浸る一方で、捨てきれない美しさへの憧れを持つ。
その美しすぎる妹ユリコは、
幼い頃から性的に扱われることにあまりにも慣れすぎてしまい、根っからの娼婦となる。
中年になって美しさを失った頃に人生を終える。
ユリコに憧れ、昼は一流企業に勤めながら夜は道端で立ちんぼをする和恵。
男から求められる事に自分の価値を見出して深みにはまっていく。
誰も幸せにならないグロテスクな話。