桐野夏生のレビュー一覧

  • ハピネス

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    プチセレブ生活。ママ友は家にあげない、あくまで外面しか見せない。結局みんな苦労してて、嘘と見栄ばっかりで、小さな世界でもがいてる、そういうもの。

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    2025年09月11日
  • 燕は戻ってこない

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    ネタバレ

    いろいろわからなくもないけど、ちょっと複雑すぎて気持ちがついていかない。
    希望金額を全てもらった上に、双子の片割れを連れて逃げるように去るのは如何なるものかと思うが、気持ちはわからなくもない。
    私なら最初から代理母などやらないとは思えど、同じ立場になったらそれが絶対だとは言いきれない。

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    2025年09月10日
  • グロテスク 下

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    ネタバレ

    ニクヨさんの推薦書として読んでみた。

    和恵のパートで胸が痛い。
    鈍感で悪意にも気づかず、
    いつも承認欲求に飢えている女。

    パートの後半で「優しくして」という言葉が胸に刺さる。自分を商品として売っている街娼なのに「買われたい」以上に「認められたい」「愛されたい」「私をみて大丈夫だって言って」「安心させて」という悲痛な声が読み取れて悲しい気持ち半面、分かるなぁーとも思った。

    誰かに承認されて「正常です」と言われたいのに、その言葉を求めるあまり怪物と化していく。。

    承認欲求は恐ろしい。
    綺麗なもの、美味しいもの、素敵なもの、良い経験を積めば積むほどに未来に出会うものと比較して評価する。
    そん

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    2025年09月08日
  • ダークネス

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    これまでの人生を回顧し
    過去の出来事を清算しようとする母。
    これからの人生の岐路に立ち
    己れのルーツを探ろうともがく子。
    終わっていく者と未来へ向かっていく者
    静と動、陰と陽のコントラストが
    際立っていて
    キャラクターが立っているから
    物語の中にすっと入り込めた。
    そして、共にさんざん振り回された。
    この暗闇、絶望の先に射すはずの
    光を見てみたい。

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    2025年09月03日
  • ダークネス

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    えっ? シリーズ最終? ミロの最後の闘い?
    ミロとは、「顔に降りかかる雨」の主人公 村野ミロ
    養父村野善三との出会いや生業などが描かれた、たぶん桐野さんのデビュー作だったはずで、私はこの物語にいたく感動して、桐野さんにファンレターを書き、返事をいただき感激した覚えがあります。今も取ってあると思う。

    ずっと続編を待ち望んでいたが、その後桐野さんは路線を変え、次々と作品を発表する。
    そして今回本書を手に取りびっくり。
    なんとこの前に、シリーズ2作目の本が出ているという。
    何という不覚、でも仕方がない順番が回ってきた本作から読もう。

    二作目から20年が経過しているという設定で、ミロに息子がいたり

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    2025年08月31日
  • ダークネス

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    茨の道を歩き、生死を彷徨った村野ミロが、60歳になり沖縄で育てた息子のハルオも20歳になった。

    医大に通いながら将来は、医師になるのだろうか…と思っていたハルオだが、自分の父を知ることでその根本をも知ろうとして、大学を辞めて東京に出る。
    そこで罠に嵌り地獄を見たハルオ。
    それを知ったミロの最後の復讐は…。

    壮絶な生きざまに疲弊してしまう。
    だが、ハルオが気になり捲る手が止まらない。
    ミロはやっぱりミロだが母親でもあった。






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    2025年08月29日
  • 新装版 顔に降りかかる雨

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    女性が主人公のハードボイルド小説。少し異色に感じるが、ヒロインは別れた夫と、その死をひきずる32歳の独身女性であり、並外れた美貌だとか屈強の身体能力を持つ訳でもなく、等身大のごくありふれた人物像だ。
    しかし、ある日、忽然と姿を消した美貌の親友と、彼女と共に消えた大金を巡り、その恋人の男やヤクザに、あらぬ疑いをかけられ追われる羽目になる。ただ追われるだけならよくある話だが、時に監視され、或いはこの追っ手と行動を共にしながら消えた女の行方を追う。
    ヒロインの強い精神力や機転、失踪した親友の見えざる過去や倒錯した性癖、人脈などが明らかになるにつれ、事態は思わぬ結末を目指して疾走していく。
    作者が表現

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    2025年08月21日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    プロローグとエピローグで見える景色がだいぶ違う。こうなりますか。
    表題のダイヤモンドの意味が中盤で見えてきて、終盤になって真珠の意味が回収される。
    スピード感があって乱高下する物語の展開は、金に踊りバブルに踊った儚い時代の移り変わりのようで、上下巻600ページがあっという間でした。

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    2025年08月10日
  • 真珠とダイヤモンド 上

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    昭和バブル期の証券会社を舞台にした物語。
    パワハラセクハラ当たり前、コンプラなんて意識無し、生々しくギラギラした時代が最近まであったんだなと思う。
    学歴の無い男は手段を選ばず出世を目指し、外見だけで判断される美しい女は実力で男に認められようとし、何も無い女は大卒の肩書きを欲しがる。
    成り上がる物語の前編なのか、転落劇の序章なのか、まだ分からないけどリズムの良さでスイスイと読みました。後編が楽しみ。

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    2025年08月10日
  • ダーク(下)

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    ぶっとんでるなー。
    続きが気になってしょうがない!
    上までは今までのミロと違ってて、あれ?ってなってた。が、面白かった。
    みんな熱が漲っている感じ。
    単行本はなんであんな高いのかな
    ダークネス、早く読みたい。
    ミロシリーズ一気読みしました。まさかこんなハマるとは。

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    2025年08月04日
  • 夜の谷を行く

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    去年、反日武装戦線の元メンバーで、本名は桐島聡だと名乗ったあと病死した男のことを思い出しながら読んだ。
    この小説の啓子は桐島と違って、捕まったあと服役し、ひっそりと生活していた。
    それは、ずっと逃げ回る日陰の身か、元犯罪者として、家族からもそのことを周りに知られないよう生きていくことを暗に強いられる身か、の違い。
    親族の結婚にまで過去の犯罪は影を落とす。

    桐島も啓子も、若気の至りなんて軽い言葉では片付けられないが、死ぬまで引きずる十字架はなんて重いのだろう。
    実在の人物の桐島聡や永田洋子。彼らも、こんなことになるなんてと暴走しすぎてしまったことを、最期には後悔しながら亡くなったと思いたい。

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    2025年07月25日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンデビュー50年を記念して、6人の作家による短編書き下ろし。ユーミンの曲名と歌詞からイメージした短編はそれぞれ作者の個性が出てます

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    2025年07月21日
  • 砂に埋もれる犬

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    こういうネグレクトは実際に存在するんだらうな。自分の周りでは全く見られないのでどうしてもフィクション感があるけど。もうホントに負の連鎖。少しでも良くなるかな、と思っても、闇は深い… どうしたらいいのかわからない!本人も、里親の二人も。現実はやはりどうしようもないのか…

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    2025年07月20日
  • 砂に埋もれる犬

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    ネタバレ

    優真の境遇に同情し、味方でいたいと思って読んでいたのだけど、彼の行動がどんどん危うくなっていく描写は、リアルすぎて共感もできず、もう優真が分からなくなっていた。
    でも最後、洋子に泣きながら抱きしめられた時、優真も自然と涙が出て、やはりずっと親に抱きしめて欲しかったのではと思った。

    ここから目加田夫婦と一緒に不器用でも生きていく道を見つけられたら。

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    2025年07月17日
  • インドラネット

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    ついつい小説を読む時、主人公はまともな人間であると読み進めてしまいがちだ。でも、こいつはグズである。金をもらって海外に行く約束なのになかなか行かない。暴力的だとかサイコパスだとかではなく、同じ世界にいそうなグズだからヤキモキする。

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    2025年07月17日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    サクサク読めるストーリー。結末はほぼ予想していた通りだった。バブルに乗っかって、バブルに沈んだ。自分も当時はその勢いと共に調子に乗っていたなあ。その時はバブルとは思わなかった。ただ、イイ事は多少味わったが、酷いことには全くならなかった。

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    2025年07月15日
  • 燕は戻ってこない

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    代理母出産を題材に、女性の貧困、性差別を描いたお話し。NHKのTVドラマで見た知人から、スゴく面白かったから是非見てみてって言われて、探してみたけどネットでも見当たらず、小説を読みました。TVドラマと小説では、エンディングが違うみたいだけど、桐野夏生さんが伝えたかったのは小説の方と、勝手に納得しました。

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    2025年07月03日
  • グロテスク 下

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    和恵さんが堕ちていくのが怖かったです。
    自分も、同じような感情を持ったことがあるのを思い出しました。

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    2025年06月25日
  • オパールの炎

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    なんの予備知識もなく読み始めて、あ、これって、榎なんとかって人と似てるなと思ったら、彼女をモデルにした小説だった。子供すぎて、ピンクのヘルメットと、中ピ連のピは「避妊薬ピルのピなんだ」と、どこまでわかっていたのかわからないが、記憶にあった。
    宗教や政治に進出とかは全く覚えていないが、テレビ等で派手に取り上げられていたのだろう。
    全体的に、早すぎた人は潰されてしまうというのはよくあることなのだろう。男の恨みを買い過ぎると潰されてしまうということも。
    いくら調べても消息がなかなか辿れなかったということだけがはっきりして、それも良かったと思う。
    「悪女について」(読んだことはないのだが)方式の構成も

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    2025年06月22日
  • グロテスク 上

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    語り手「わたし」の観察眼は鋭い。
    でも、性格悪いんじゃないかな(苦笑)
    さすが、桐野夏生先生。
    下巻が楽しみ。

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    2025年06月18日