桐野夏生のレビュー一覧

  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    アメリカで知り合ったテミンとナダン。
    ナダンは有名アイドルグループに入り一気にスターへ。テミンも俳優になって着実にキャリアをつんでいく。勝手に脳内で実際の韓国スターを思い浮かべて読んだ。ページ数が少ないのであっという間に読めてしまうけど、余韻はなかなか。

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    2026年05月20日
  • だから荒野

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    「あなたの使命はあなたが探すしかない。誰もが自分で探すのです。私はこの荒野にいることを選んだのですから、それで終わればいいのですよ。荒野を選ぶというのは、そういうことなんだと思います。」

    お互いを思いやることをやめ、子供たちからも軽視、軽蔑されている夫婦の物語

    40代以降になって円満な関係の夫婦というものがあまり小説で見なかったのでこれを主題に組み込んだ本ということで購入

    妻と夫の目線で家族を振り返ることで進んでいくが、
    妻からみた夫は妻を使用人のように扱っており(実際夫目線でもそう)、悪いのは夫だけかと思ったけど、目線を変えてみたら妻にもうまくいかなかった原因があるなあと思った。

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    2026年05月19日
  • オパールの炎

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    ネタバレ

    自らのための備忘録

    彼女がその後どうしたのか、私も気になっていたが、今回、彼女が京大薬学部卒であることも初めて知った。どこまで真実に近いのか不明だけれど、知らないことばかりだった。ぐいぐいと読ませる力はいつものように圧倒的でした。

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    2026年05月18日
  • ハピネス

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    ネタバレ

    やっぱり結婚前に自分の過去をきちんと話しておかなかったのはダメだと思う。全てを話す必要はないけれど、主人公が隠していたのは婚約者に知っておいてもらわないといけない最たることだ。隠していたんじゃなくて話す機会がなかった、などと言うのは言い訳だと思う。読みながらずっとこの主人公にあまり好感を持てずにいたけれど、この一点が決定的だった。

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    2026年05月17日
  • ダークネス

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    ミロシリーズ、たぶん昔のは
    読んでるはずだけど
    1ミリも思い出さないまま
    こちらを読む

    全く思い出さなくても
    これはこれで、面白かった
    いつか仕事辞めて暇になったら
    シリーズ全部読み直したいなぁ

    ミロも、ハルオも
    あまりにも、計算できない
    安易な行動ばかりで
    アホか?と思う事が多々あった

    そもそも『成瀬が刑務所で自死
    それを隠していた義父が心臓発作で
    死に、愛人の久恵がミロが殺した
    と思って追ってきた』という展開を
    この本だけで簡潔に書いてあると
    アホか?と思えてしまう

    というわけで、いつかシリーズ
    読み直したいなぁ

    読み直す頃には
    新作も出てるかもな
    期待しておこう

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    2026年05月17日
  • 新装版 天使に見捨てられた夜

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    ミロの本能に従う後先考えない軽率さに苛立ちやもどかしさを感じました。
    人間なんて一貫性がなくて心が揺らいで、深い後悔を抱いたりそんなもんです。
    探し物、Googleレンズ使わせてあげてほしい

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    2026年05月16日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    韓国芸能界を舞台に栄光と凋落の循環を描く

    漂う空気が好みだったので楽しく読めた

    もう一周じっくり鑑賞したい

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    2026年05月15日
  • 原発回帰を考える 3.11から15年目の大転換

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    生じたデプリは800トン。取り出せたのは0.3g。これから何年かかるだろう。もし、遠い遠い将来に片づけ終わったとしても、なかったことにはできない。‥忘却は自己を防衛するための本能。個体を守るために獲得した仕組み。時にそれが種の保存を脅かす。人類も例外ではない。…80年前に地獄に導いた発明。平和利用と銘打って、記憶を上書きする。再び牙を剥いたのは、ほんの15年前。不都合なことを覆い隠し、事実を意識から遠ざける。そして、また回帰していく。…ペンは剣より強く、思いの記録は時には流されない。本能に抗う、忘れない。

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    2026年05月12日
  • 水の眠り 灰の夢

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    戦後から10年ほどの間に、日本における主な週刊誌の創刊は新聞社が主体となってスタートしたが、その後に出版社が追従した歴史があるそうだ。
    主人公の村野善三は、出版社が創刊した「週刊ダンロン」の「トップ屋」として、事件を追って自ら記事を書き起こしていた。
    「トップ屋」とは、記者を擁していない出版社が、取材能力と記事を書き起こす能力のある者を雇い入れたフリーの人材のことだ。
    常に週刊誌のトップを飾る記事をモノにする、記者として辣腕を誇る人たちだ。
    「週刊ダンロン」の創刊時に雇われた能力ある遠山が、スタッフとして声を掛けたのが善三と後藤伸朗で、この3人を中心に「遠山軍団」を組織し、瞬く間に発行部数60

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    2026年05月11日
  • ダークネス

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    タイトル通りのダークネスなお話。ただし、闇の先が必ずしも暗黒とは限らない… そして、さらなる暗闇かもしれないという意匠。

    ミロシリーズは番外編も含むてすべて持っている。が、ほぼ忘れていたことを思い出した、本書を読んで。
    さすがの桐野女史、濃くて深くて重くてしんどくて、痛くて苦いのに止まらない。超絶ダークでビターなスパイシーチョコレートだ。ヒリヒリがやめられない。

    【勝手にキャスティング&脳内再生】

    ✣ミロ∶鈴木京香(桐野夏生原作ドラマ『だから荒野』でのヒロイン時のイメージ) 、もしくは常盤貴子(『ドラマ続 遙かなる山の呼び声』ヒロイン時のイメージ)

    ✣ハルオ∶眞栄田郷敦(ちょっ

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    2026年05月10日
  • 新装版 顔に降りかかる雨

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    桐生さんの小説を初めて読みましたが、非常に登場人物が魅力的で楽しめました。主人公の女性としての強さや物語が進むにつれてわかる人情が良かったです。

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    2026年05月09日
  • 水の眠り 灰の夢

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     新刊と間違えて予約して借りた本。ミロが幼いころの村善の話だったのね。
     やはり桐野さんは切れがあるねー。しかも「草加次郎事件」なんて実在の事件を扱ってるし。犯人は分からずじまいだったと聞いているけど、ほんとにこの人だったかも。
     よく今の若者は・・・っていうけど、この頃だってひどいもんだったのね。いつの時代にも乱れた世界はあるってことね。

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    2026年05月08日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    ネタバレ

    一気読みしてしまった。
    上巻で感じていた不安がまさに当たってしまい、さらに最悪の結果になるとは、やはり桐野夏生の話は後味が悪い。

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    2026年05月08日
  • グロテスク 上

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    容姿、学力、家庭環境、互いの引け目から生まれる悪意や欺瞞が閉ざされた人間関係の中で顕在化、主人公を次なる行動へと駆り立てる。『東京島』、『ハピネス/ロンリネス』に続く3作目の桐野夏生作品でしたが、本作は最もフィジカルで、最もプリミティブな内容でした。人間の奥底に眠る毒的要素をこれでもかというほど炙り出す桐野さんの描写力は流石と言うしかありません。無頓着が過ぎる和恵に対する主人公の嗾に、いいぞもっとやれと思ってしまう自分もいました。下巻の展開にも期待です。

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    2026年05月07日
  • 真珠とダイヤモンド(上)【毎日文庫】

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    ネタバレ

    バブル期の証券会社の話。NTTが民営化されたのってこの時期だったんだ。
    桐野夏生の小説に出てくる男はどうも好かん。これも同じ。下巻へ!

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    2026年05月04日
  • 砂に埋もれる犬

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    ネグレクトや暴力、貧困の中で育つ子どもたちの現実があまりにも辛く、終始胸がえぐられるようだった。

    亜紀の自堕落で他責的な生き方には強い嫌悪感を抱いたが、同時に「なぜこうなったのか」と、明確に救われない点も印象的だった。理解はできても納得はできない、そんな不快感が残されているように感じる。

    優真と篤人は、愛情や社会性、いわゆる“普通”を学ぶ機会を奪われたまま成長していく。何が良くて何が悪いのかも分からないまま大人になってしまう怖さ、そして暴力でしか他者と関われなくなるかもしれないという負の連鎖がリアルに描かれていた。

    この作品が突きつけてくるのは、「努力ではどうにもならないスタート地点の格

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    2026年04月25日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    ドリーム/フェイク
    エピローグ

    時々に良いと思える道を選んで来たのに
    そんな筈のない場所にたどり着いてしまった
    それは失敗だったのか成功だったのか

    バブルの時 弾けた時
    銀行には細々とした貯金、証券会社って何
    どちらからも声はかからず
    落ちなくて良かったのか
    登り詰めれなくて残念だったのか

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    2026年04月16日
  • グロテスク 下

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    女の階級社会における、
    嫉妬と憎悪の感情を詰め込んだ物語。

    美しすぎる妹をもった「わたし」
    容姿に対するコンプレックスが、
    妹への執着と憎悪に変わる。
    賢さでは妹より秀でていると優越感に浸る一方で、捨てきれない美しさへの憧れを持つ。

    その美しすぎる妹ユリコは、
    幼い頃から性的に扱われることにあまりにも慣れすぎてしまい、根っからの娼婦となる。
    中年になって美しさを失った頃に人生を終える。

    ユリコに憧れ、昼は一流企業に勤めながら夜は道端で立ちんぼをする和恵。
    男から求められる事に自分の価値を見出して深みにはまっていく。

    誰も幸せにならないグロテスクな話。

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    2026年04月13日
  • 真珠とダイヤモンド(上)【毎日文庫】

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    プロローグ
    バブル/フィーバー

    水矢子と佳那
    年齢の近いふたりが働くのは証券会社
    バブルといわれた時期
    どちらかは真珠でもう一方はダイヤモンド?
    その意味は?
    当時の男社会は変わるのか、変わらないのか……

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    2026年04月13日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    下巻も一気読み!バブルが弾けたことは知ってるので、破滅に向かってどう動いていくんだろうとハラハラしながら見届けた。この株の話とか、ほぼ事実に近いことが起きてたんでしょうね…。世代じゃないので、どこかよその国の話にも思えるというか、本当にこんな時代があったんだっていう…。雑誌の連載だったようで、飽きさせない展開、エンタメみ全開で楽しかった!

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    2026年04月04日