桐野夏生のレビュー一覧
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ネタバレ16歳の真由は突然両親が家を売り、叔父家族のもとに預けられてしまう。食事も居場所も満足に与えられず、家出をして渋谷へ。サバを読んだ自称高校生ミックに騙されそうになり、バイト先のラーメン屋(ゲン兵衛)ではレイプされた。1つ年上のリオナと出会い、リオナの友人ミトと3人で、秀斗というリオナのJKビジネスの客のマンションで、秀斗を監禁しながら暮らす。真由はゲン兵衛のことを警察に話しに行ったことから両親の居場所がわかり、母が店の人と子どもを作って父がその相手を刺したとわかった。真由はショックを受け、警察を逃げ出したリオナに連絡をし、すぐ返事が来て安心するところで物語が終わる。
登場人物のほとんどの人が -
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桐野さんはもしかしたらさいとうたかおプロダクションみたいにいろんな人に書かせているんじゃないかと思うくらい、また違う印象を受けました。今回は東山彰良さんを思わせましたね。
ちょうどワールドカップで韓国が敗戦して、監督がひどくなじられているいるニュースを見たこともあって、韓国では我が国以上に誹謗中傷が過激なんだなあと改めて思いました。自殺する芸能人も多いですしね。徴兵制もいろいろと問題の種になっているんですね。
ナダンが愛おしいです。この「眠れぬ・・・」の詞がまたいいですね。完成されていないのがまた絶妙。
なぜ舞台を韓国にしたのか、そこらへんを聞いてみたいです・ -
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ネタバレ成功と転落を味わったナダンの人生を、テミンという男の目を通して見せてもらった感じ。
デビューを夢見る少年の頃のナダンは、純粋で、未来しかなくて、ただ眩しかった。
成功を掴んで次々と問題を起こすナダンを見ていると、そんなはずない、あのナダンがそんなことするはずない、と受け入れ難く感じてしまったけれど、それはテミンの目を通しているからそう感じたのかもしれない。自業自得とはいえナダンを哀れに思ったけれど、芸能界ではよくある話で。私たちからすれば次々と流れていくニュースのひとつでしかない。ただ、芸能人だってひとりの人間なんだと思えて、アイドルを見る時にかけられるフィルターが効果をなくしてしまった感じが -
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4篇の短編からなる構成だ。
表題作の「ローズガーデン」だけは亡き夫の博夫が語る内容となっているが、後の3篇は村野ミロ探偵の視点で綴られている。
⚫︎「ローズガーデン」
年上の女とはたくさん遊んでいるという自負があった博夫は、同い年の女子高生は子ども過ぎて付き合ってられないと思っていた。
ところが博夫と同じように高校を欠席ばかりしている村野ミロという少女に会い、ミロの落ち着き払った目に惹かれ、やがて心身共にミロに溺れる。
ミロも博夫に好意を抱くのだが、博夫の嫉妬心を煽るためなのかどうか、義父と性的関係にあることを平然と告白する。
⚫︎「漂う魂」
ミロが住んでいる歌舞伎町のマンションに、幽霊が -
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韓国芸能界の光と影を描く。
男性アイドルの頂点を極め
その後、全てを失い転落していくナダン。
アメリカ・アナンデールへ留学し
行先を模索し、やがて成功を収めるテミン。
2人は経済危機を回避するため訪れたアメリカで出会った。
韓国のドラマが好きなので
登場人物が辿る人生を興味深く読んだ。
やはり、桐野夏生さんも韓国ドラマを観ているそうだ。
詳しいはずだと納得。
インタビューで
「人が黒くなる過程を見るのが大好き」と話す。
もっと黒くドロドロとしたストーリー展開なら
桐野夏生ファンで、韓国芸能を知らない読者も
存分に楽しめたのではないだろうか。
SNSに流れてくる韓国芸能の苛烈さ。
それを -
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IMF危機のあおりで一家離散となり、アメリカに逃れアルバイトで暮らしている中学生のナダン。
金も後ろ盾もないがその恵まれた容姿と歌声で、いつしかスターにと夢見ている。
街角で歌っているナダンを偶然見かけ、心惹かれるテミンは、会社を経営する父を持ち、恵まれた境遇であるが、そんな父が嫌で、韓国が嫌で、勉強が嫌で親せきを頼りアメリカで暮らしている。
そんな二人が努力やチャンスにより、韓国で芸能生活を送るようになる。
が良いことは続かず・・・
兵役や高学歴社会、SNSの怖さなど韓国独特の風潮を交えながら、ひとりの人間の儚い人生が語られる。
何かを訴えかけるような桐野作品にしては、考えさせられる作品 -
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ネタバレ普段最後がすっきりしない話はあまり好きじゃないのだけど、この話は途中も、終わり方も、とても良かった。
解説も良かったんだけど、曰く"行方の解明というカタルシスを拒否して、…結末にいたった読者は、たちつくすとともに、自らの胸の奥を、深く、深く、覗き込まずにはいられないだろう"と。
読み終わった後は本当にぼんやりどうしようか、たちつくしてしまう感があった
最初の激情から、失踪を経ての戸惑いや怒りがあって、最後には諦めや達観に到達する…というのが人生のようで、落差に心抉られつつも最後にはほっとするような、羨ましいような、謎の感覚があった。 -
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ネタバレ「あなたの使命はあなたが探すしかない。誰もが自分で探すのです。私はこの荒野にいることを選んだのですから、それで終わればいいのですよ。荒野を選ぶというのは、そういうことなんだと思います。」
お互いを思いやることをやめ、子供たちからも軽視、軽蔑されている夫婦の物語
40代以降になって円満な関係の夫婦というものがあまり小説で見なかったのでこれを主題に組み込んだ本ということで購入
妻と夫の目線で家族を振り返ることで進んでいくが、
妻からみた夫は妻を使用人のように扱っており(実際夫目線でもそう)、悪いのは夫だけかと思ったけど、目線を変えてみたら妻にもうまくいかなかった原因があるなあと思った。
こ