桐野夏生のレビュー一覧

  • 光源

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    映画を作っていく中で、主演の大物俳優が降板してしまう。
    その裏にはC級の相手女優が思ったより存在感があって現場の雰囲気がその俳優にしてみれば面白くなく・・・ということを軸に展開されてく話。
    これも分かるわーって思う。
    そりゃあるよねー面白くないことも。
    人を妬んだり、自分ばかりしんどいと思ったり。

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    2010年02月04日
  • 白蛇教異端審問

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    桐野夏生さんの作品はすごく面白くて好きだったけど、ご本人も好きになった。

    いくつかの小節にわかれているのだが、タイトルにもなっている白蛇教異端審問が1番面白く、桐野さんを尊敬した。

    あと私もアウト的な、危ない主婦の方なのだろうかとぼんやり考えていた。反省。

    東野圭吾さんの解説、寄稿も面白かったです。インタレスティング的な意味で。

    桐野夏生を好きな人も嫌いな人も、一度読むべきではないだろうか。
    にょろ。

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    2009年12月14日
  • 白蛇教異端審問

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    読み物としてどうかとかよくわかりませんが、
    桐野ねーさん、応援してますっ!!!!って言いたくなりました 笑

    いつもとても真剣で、生真面目に正直に生きている人なんだろうと思います。
    そんなあなたが大好きです。 笑

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    2009年10月04日
  • ファイアボール・ブルース

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    女子プロレスが舞台の小説・・いったいどんな内容なんだろう?

    そう思ってパラパラとめくったら、それだけでも面白さが伝わってきた。



    「ファイアボール」とは女子プロレス界きっての強者・火渡(ひわたし)選手の別名のこと。

    そしてこの小説は、火渡の付き人兼女子プロレス選手でもある近田(ちかだ)の目を通して描かれてゆく。



    彼女たちが所属するPWPという女子プロ団体は、財政状況も悪く倒産寸前だ。

    その中で外人選手の失踪事件や、新人選手へのリンチ事件、事務所の独立問題などが次々と起こりストーリーが盛り上がる。

    また、何といっても近田はいまだに一試合も勝つことができないのだ。



    女子プロ

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    2009年10月04日
  • デンジャラス

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    「夢と現の“あわい”を行ったり来たり」
    最終盤、“幻の”谷崎潤一郎のひと言。
    “あわい”という言葉、この春から何かと目に付き、いちいちハッとしてしまう。
    ぼくが大好きな上白石萌歌さん。クリエイティブコンソーシアム“adieu”の最新EP『adieu5』を語る際のキーワードのひとつが“あわい”だった。
    adieuが語った“あわい”についての、僕の意識がそうさせるのか、“あわい”の文字を目にした背景のことごとくに、adieuや萌歌さんの“影”を感じていた。いちいち数えることも億劫なくらいに、僕の目の前に現れては積み重なってゆく“あわい”の文字。
    2027年1月放送予定のNHKドラマ『デンジャラス』

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    2026年07月12日
  • 路上のX

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    本当に日本の話なんかなーと、思うぐらい別の世界。そのおかげで感情移入は凄くしづらい。JKビジネスなるものをしたくてしているのかせざるを得ない状況なのか。
    あとがきの人はいらない

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    2026年07月07日
  • 路上のX

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    ネタバレ

    16歳の真由は突然両親が家を売り、叔父家族のもとに預けられてしまう。食事も居場所も満足に与えられず、家出をして渋谷へ。サバを読んだ自称高校生ミックに騙されそうになり、バイト先のラーメン屋(ゲン兵衛)ではレイプされた。1つ年上のリオナと出会い、リオナの友人ミトと3人で、秀斗というリオナのJKビジネスの客のマンションで、秀斗を監禁しながら暮らす。真由はゲン兵衛のことを警察に話しに行ったことから両親の居場所がわかり、母が店の人と子どもを作って父がその相手を刺したとわかった。真由はショックを受け、警察を逃げ出したリオナに連絡をし、すぐ返事が来て安心するところで物語が終わる。

    登場人物のほとんどの人が

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    2026年07月06日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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     桐野さんはもしかしたらさいとうたかおプロダクションみたいにいろんな人に書かせているんじゃないかと思うくらい、また違う印象を受けました。今回は東山彰良さんを思わせましたね。
     ちょうどワールドカップで韓国が敗戦して、監督がひどくなじられているいるニュースを見たこともあって、韓国では我が国以上に誹謗中傷が過激なんだなあと改めて思いました。自殺する芸能人も多いですしね。徴兵制もいろいろと問題の種になっているんですね。

     ナダンが愛おしいです。この「眠れぬ・・・」の詞がまたいいですね。完成されていないのがまた絶妙。

     なぜ舞台を韓国にしたのか、そこらへんを聞いてみたいです・

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    2026年06月30日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    ネタバレ

    成功と転落を味わったナダンの人生を、テミンという男の目を通して見せてもらった感じ。
    デビューを夢見る少年の頃のナダンは、純粋で、未来しかなくて、ただ眩しかった。
    成功を掴んで次々と問題を起こすナダンを見ていると、そんなはずない、あのナダンがそんなことするはずない、と受け入れ難く感じてしまったけれど、それはテミンの目を通しているからそう感じたのかもしれない。自業自得とはいえナダンを哀れに思ったけれど、芸能界ではよくある話で。私たちからすれば次々と流れていくニュースのひとつでしかない。ただ、芸能人だってひとりの人間なんだと思えて、アイドルを見る時にかけられるフィルターが効果をなくしてしまった感じが

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    2026年06月30日
  • 新装版 ローズガーデン

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    4篇の短編からなる構成だ。
    表題作の「ローズガーデン」だけは亡き夫の博夫が語る内容となっているが、後の3篇は村野ミロ探偵の視点で綴られている。

    ⚫︎「ローズガーデン」
    年上の女とはたくさん遊んでいるという自負があった博夫は、同い年の女子高生は子ども過ぎて付き合ってられないと思っていた。
    ところが博夫と同じように高校を欠席ばかりしている村野ミロという少女に会い、ミロの落ち着き払った目に惹かれ、やがて心身共にミロに溺れる。
    ミロも博夫に好意を抱くのだが、博夫の嫉妬心を煽るためなのかどうか、義父と性的関係にあることを平然と告白する。

    ⚫︎「漂う魂」
    ミロが住んでいる歌舞伎町のマンションに、幽霊が

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    2026年06月29日
  • だから荒野

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    面白かったです。途中から物語に引き込まれて、ページを捲る手が止まりませんでした。
    ただ、胸糞な登場人物も多くその人たちがどうなったかもわからなかったので、その辺の結末も知りたかったなあと思います。
    私も日常から逃げ出したい、けどどこまで行っても荒野なのかなあ〜

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    2026年06月25日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ネタバレ

    豪華作家がユーミンの曲をイメージして描くショートストーリーです。
    自分はユーミン世代ではないので、知らない曲もありました。
    なんかストーリー的にしっくりこないなと思うのもあったのですが、読んだ後に曲を聴いてみると「メチャクチャ良いじゃん」でした。
    ユーミン世代や、ユーミンの曲をすでに知っている方はそのまま読んで楽しいと思いますし、自分と同じように曲を知らない方は、読んでから聴いた方がいいような気がします。
    聴いてから読む派の方の意見も聞きたいですね。

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    2026年06月25日
  • 砂に埋もれる犬

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    優真が「自分の思い通りにならない女がいることに衝撃を受けた」くだりが恐ろしい。
    この物語は一つの例だとは思うが、こういう精神構造が出来上がる過程がリアルに描かれているのではないだろうか。
    誰一人こぼれ落ちない社会を作るのは難しいけれど、こういう事例があることを皆が広く知ることは大事だ。

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    2026年06月22日
  • インドラネット

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    一気読み!
    どんどん逞しくなるアキラ、良かった。
    異国の地で周りが誰も信用できないとか精神崩壊する…
    最初から最後まで面白かった〜

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    2026年06月20日
  • グロテスク 上

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    胸糞悪いけどページをめくる手が止まらない
    はやく下巻が読みたい。
    ユリコの手記にある姉と語り手の「わたし」の印象が絶妙に違っていてゾクゾクする

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    2026年06月12日
  • 新装版 ローズガーデン

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    ローズガーデンは桐野先生の通常運転(ご乱心)で最高です。
    小説だから、登場人物は美しい部分だけでも良いはずですが
    人に見せない人間の不安定さや闇・欲望など負の内面を抱えていて実在の人間以上に人間しています。
    ノンフィクションでもあり得る範囲でうまくいくこともいかないこともすごく腑に落ちます。
    短編4部構成の中で『独りにしないで』が私は好きでした。
    シリーズ前作を読んでからでないと楽しめないです。

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    2026年06月03日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    ナダンと主人公の関わりが思ったほど強くなく、青年期に少し関わりがあった程度だった。しかし、その程度の繋がりだからこそ、片方が強烈に意識し続けるというのが、何となくリアルだなと思った。韓国社会は学歴社会と聞いていたけど、芸能界も、規範と他人の目を意識して抑制しなければならない厳しい世界なのだなと思った。フィクションなのでどこまで現実を反映しているかはわからないが。

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    2026年05月31日
  • ダーク(上)

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    出てくる人間人間誰もがなんとも暗くく、そして怒りのエネルギーを放っている。ある人間の死を知り生きる希望を失い、青い炎のように静かに怒る者もいれば、愛する人を失い烈火の如く怒る者もいる。
    下巻でどういう結末を迎えるのか読むのが楽しみ。

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    2026年05月30日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    韓国芸能界の光と影を描く。

    男性アイドルの頂点を極め
    その後、全てを失い転落していくナダン。
    アメリカ・アナンデールへ留学し
    行先を模索し、やがて成功を収めるテミン。
    2人は経済危機を回避するため訪れたアメリカで出会った。

    韓国のドラマが好きなので
    登場人物が辿る人生を興味深く読んだ。
    やはり、桐野夏生さんも韓国ドラマを観ているそうだ。
    詳しいはずだと納得。

    インタビューで
    「人が黒くなる過程を見るのが大好き」と話す。
    もっと黒くドロドロとしたストーリー展開なら
    桐野夏生ファンで、韓国芸能を知らない読者も
    存分に楽しめたのではないだろうか。

    SNSに流れてくる韓国芸能の苛烈さ。
    それを

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    2026年05月31日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    IMF危機のあおりで一家離散となり、アメリカに逃れアルバイトで暮らしている中学生のナダン。
    金も後ろ盾もないがその恵まれた容姿と歌声で、いつしかスターにと夢見ている。
    街角で歌っているナダンを偶然見かけ、心惹かれるテミンは、会社を経営する父を持ち、恵まれた境遇であるが、そんな父が嫌で、韓国が嫌で、勉強が嫌で親せきを頼りアメリカで暮らしている。
    そんな二人が努力やチャンスにより、韓国で芸能生活を送るようになる。
    が良いことは続かず・・・

    兵役や高学歴社会、SNSの怖さなど韓国独特の風潮を交えながら、ひとりの人間の儚い人生が語られる。

    何かを訴えかけるような桐野作品にしては、考えさせられる作品

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    2026年05月26日