桐野夏生のレビュー一覧

  • ダーク(上)

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    ミ、ミロちゃんが壊れていく!!

    なんだかミロの周りって普通の人が居ないな。エヴァンゲリオンに出てくる大人みたい。みんな危なっかしい。

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    2011年03月21日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    一つ一つの物語が個性を持っていて、印象強く本当に面白かった。
    特に『愛ランド』と『浮島の森』は面白い!!!
    東京島のベースとなった本とされている『愛ランド』はエロいけど女の人が本当に隠している本性、本音、願望?みたいなのを言い当てて、登場人物たちだけではない『女』の姿を上手く表現できてた。
    あと『浮島の森』は谷崎潤一郎、佐藤春夫、千代夫人の3人の話をベースに、娘の立場からそれらが語られてて面白い。2人の父親の作家という仕事をクリティカルに分析し、拒否する彼女の姿勢が面白かった。
    他の作品も、人間の深い黒い部分を細かく描いていて、おもしろい!!!おすすめです。

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    2010年10月14日
  • 光源

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    映画を作っていく中で、主演の大物俳優が降板してしまう。
    その裏にはC級の相手女優が思ったより存在感があって現場の雰囲気がその俳優にしてみれば面白くなく・・・ということを軸に展開されてく話。
    これも分かるわーって思う。
    そりゃあるよねー面白くないことも。
    人を妬んだり、自分ばかりしんどいと思ったり。

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    2010年02月04日
  • 白蛇教異端審問

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    桐野夏生さんの作品はすごく面白くて好きだったけど、ご本人も好きになった。

    いくつかの小節にわかれているのだが、タイトルにもなっている白蛇教異端審問が1番面白く、桐野さんを尊敬した。

    あと私もアウト的な、危ない主婦の方なのだろうかとぼんやり考えていた。反省。

    東野圭吾さんの解説、寄稿も面白かったです。インタレスティング的な意味で。

    桐野夏生を好きな人も嫌いな人も、一度読むべきではないだろうか。
    にょろ。

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    2009年12月14日
  • 白蛇教異端審問

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    読み物としてどうかとかよくわかりませんが、
    桐野ねーさん、応援してますっ!!!!って言いたくなりました 笑

    いつもとても真剣で、生真面目に正直に生きている人なんだろうと思います。
    そんなあなたが大好きです。 笑

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    2009年10月04日
  • ファイアボール・ブルース

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    女子プロレスが舞台の小説・・いったいどんな内容なんだろう?

    そう思ってパラパラとめくったら、それだけでも面白さが伝わってきた。



    「ファイアボール」とは女子プロレス界きっての強者・火渡(ひわたし)選手の別名のこと。

    そしてこの小説は、火渡の付き人兼女子プロレス選手でもある近田(ちかだ)の目を通して描かれてゆく。



    彼女たちが所属するPWPという女子プロ団体は、財政状況も悪く倒産寸前だ。

    その中で外人選手の失踪事件や、新人選手へのリンチ事件、事務所の独立問題などが次々と起こりストーリーが盛り上がる。

    また、何といっても近田はいまだに一試合も勝つことができないのだ。



    女子プロ

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    2009年10月04日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    主人公視点でナダンの栄光と凋落を語っている。主人公と両者の間にどうにも距離があるな、と感じたがそれも当然、彼らは途中からは実際の交流は無い。同じ世界で生きるようになった以降も、連絡は取れず取らず、あくまでいち視聴者のように憶測で失望したり嫉妬したり。不倫騒動の友人との関係との対比が鮮明だ。友人になれたであろうナダンと、どこで道を違えたのか?同じ世界で揉まれながら、何を望み、何に疲れたから分岐してしまったのか?最終盤のナダンとのシーンはどこか現実感がなく、お互いここまで来てしまった状態での邂逅はもはや彼らの関係を動かし得なかった。だからこそナダンの「あなたのファンです」の言葉が今さらながら肌に沁

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    2026年08月13日
  • グロテスク 下

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    ハードな読書体験ってこういう感じなのだろうか。
    理解しがたいというか、理解したくないが正しいのかも。過去の忘れたい出来事とか蘇ってきて、あー早く読み終わって楽になりたいと思いながら読んでいた。
    Q学園の階級社会、和恵の報われない努力や孤独、わたしの悪意、心が重くなる要素が満載で、読むのが辛かった。
    けど読んでよかったと思う。差別、ヒエラルキー、劣等感、自己顕示欲、承認欲求、孤独は今の時代でもあふれている。苦しい環境の中で他者から認められることが自分の価値を感じられる唯一の術という思考に陥る時もある。でもそれらに囚われすぎると生きづらい。苦しい環境でも自分を自分で認められるよう強くありたいと強く

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    2026年08月12日
  • 燕は戻ってこない

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    面白かった!桐野夏生さんの書く作品の中では軽やかな印象で、でも桐野夏生さん的な鋭さは失わず、スイスイと大変面白く読みました。最後もいいですねー好きな終わり方。

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    2026年08月09日
  • ロンリネス

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    かつて 瀬戸内寂聴さんも講話でおっしゃられたように 人が恋に落ちるというのは「事故みたいなもんなんですよ、もうね、仕方ないことなんです」… この小説でも、あたかも 「物見事故」のように あるいはミイラ取りがミイラになるがごとく 人が想定外に恋に落ち、そしてその沼から抜けられなくなり、ある者は 多くを失い またある者は したたかに伴侶を裏切り いずれにしても恋を叶えていく。ハピネス は 都市生活における人間関係の困難さ という背景のもと さまざまな事情さまざまな過去を抱えた登場人物の人生が描かれていたのに対して その続編であるこちら「ロンリネス」は手に汗握る大人の愛憎劇、という感じ。これはこれで

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    2026年08月08日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    芸能界のスターダム。なんの犠牲も無しに駆け上がることができたなら。長い下積み、学歴、コネ、使えるものは使ったとして、それは本当に自分の姿なのだろうか。誰かに担がれた成功はいずれ破滅へと向かっていく。バラスよく生き抜くのがどれほど大変か。韓国の芸能界を生きた一人の男ナダン。それをテミンの視点から描く。

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    2026年08月07日
  • もっと悪い妻

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    さらっと読める短編集
    タイトルのもっと悪い妻よりはそこまで悪くないし、そういう人もいるよね、程度かとは思う
    解説を小池真理子が書いてたので読んでみた

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    2026年08月01日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    桐野夏生らしい、人生の表裏を生々しく、ドロドロと、グロテスクに描写する様に取り憑かれます。当時のバブル弾けた世の中に然にありらんと思わしき世情と失われた30年の人生がリアルでした。

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    2026年07月27日
  • 真珠とダイヤモンド 上

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    桐野夏生らしい、人生の表裏を生々しく、ドロドロと、グロテスクに描写する様に取り憑かれます。当時のバブル弾けた世の中に然にありらんと思わしき世情と失われた30年の人生がリアルでした。

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    2026年07月27日
  • オパールの炎

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    ルポのインタビューのような文体で、するする読めた。
    檀れいこのことも、ピ解同のことも何も知らずに読んだけれど、
    50年も前に女性の避妊と中絶のために戦ってくれた人がいたんだと感心した。

    桐生夏生さんの小説は、苦労なしにするする読める。

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    2026年07月27日
  • グロテスク 下

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    第三者としての自分は全ての感情・行動が間違っていると思うのに、一人称の自分はどこかで納得している
    ある種爽快感を含んだ気持ちの悪い読後感
    世の中の理論に対して各々が独自の正当性を主張はしても、周囲への人々への共感は一切示さないという解説がとても納得感があった

    1番になることを諦めている多くの人には刺さるところがある小説
    自分にはできないと諦めた道を卑下し、諦めて逃げた道を正当化すること、寂しく素敵な防衛本能

    幸福な暮らしには、根っからの馬鹿さか自分を洗脳し続ける馬鹿さのどちらかが必要だと思う

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    2026年07月25日
  • オパールの炎

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    実在した中ピ連の榎美沙子さんがモデルだったとの事

    ピル解禁を訴えて活動した塙玲衣子さんとはどんな人だったかを、たくさんの関係者の話から推測していく
    それぞれ立場が違うからいろんなイメージが仕上がっていくが、最後に本人が残したノートによって本人の言葉が知れてほっとした

    気持ちの描き方が上手で、さすが桐野夏生さん、やっぱり好きだと思いました

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    2026年07月15日
  • もっと悪い妻

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    桐野夏生『もっと悪い妻』文春文庫。

    僅か140ページ程で6編収録の短編集。

    現代日本の様々な市井の人びとの日常を切り取ったような短編ばかりが並ぶ。歪な関係の夫婦、独り身となった男性や女性。事情や状況は様々あれど、しっかり生きていることだけが人生の証なのかも知れない。


    『悪い妻』。キラキラネームの娘と暮らす、脆くて危うい若い夫婦の日常を描いた短編。いつ破綻してもおかしくないようなイマドキの若い夫婦の生活。家事と育児に一切関わらないアマチュアロックバンドに熱中する牛丼屋のバイトの夫に不満を募らせる千夏はついつい娘のドレミに当たっていた。

    『武蔵野線』。中年男の悲哀をこれでもかと描いたよう

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    2026年07月14日
  • デンジャラス

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    「夢と現の“あわい”を行ったり来たり」
    最終盤、“幻の”谷崎潤一郎のひと言。
    “あわい”という言葉、この春から何かと目に付き、いちいちハッとしてしまう。
    ぼくが大好きな上白石萌歌さん。クリエイティブコンソーシアム“adieu”の最新EP『adieu5』を語る際のキーワードのひとつが“あわい”だった。
    adieuが語った“あわい”についての、僕の意識がそうさせるのか、“あわい”の文字を目にした背景のことごとくに、adieuや萌歌さんの“影”を感じていた。いちいち数えることも億劫なくらいに、僕の目の前に現れては積み重なってゆく“あわい”の文字。
    2027年1月放送予定のNHKドラマ『デンジャラス』

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    2026年07月12日
  • 路上のX

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    本当に日本の話なんかなーと、思うぐらい別の世界。そのおかげで感情移入は凄くしづらい。JKビジネスなるものをしたくてしているのかせざるを得ない状況なのか。
    あとがきの人はいらない

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    2026年07月07日