桐野夏生のレビュー一覧

  • ダークネス

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    こちらは、ミロシリーズの最終とのことで、顔に降りかかる雨から全部読んでから臨みました。ミロが母親になったことにより、いままでになかった要素が入ってきて、母親として共感できる部分も加えられて、より一層ハマってしまいました。

    最後、ミロやハルオはどうなったのか、まだ続きが出そうな予感がします。

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    2026年03月21日
  • 真珠とダイヤモンド 上

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    全くもって金融知識皆無なのですが話が面白すぎてこんなに分厚いのに止まらず1日で読めました!気になりすぎるから下巻にゴーですわ。

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    2026年03月19日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    ネタバレ

    下巻。上巻を読み終わってから、バブルが崩壊したらどうなる!?と、気になって気になって一気読み。
    望月は株の取り引きで暴力団や、怪しい仕手師と関わっちゃうし。
    バブルは崩壊するからさぁ…堅実にいこうよー…って読者は思うけど、でも実際、バブル景気のときはこんな人たちがいっぱいいたんだねって思うと、もの悲しくなってくる。水矢子だけは、幸せになってほしいと祈るような気持ちで読み進めるが、上巻の最初に、水矢子がホームレスになっていることが分かっているから、こんなに堅実に、地道に頑張っているのにな、ととにかく悲しい気持ちで読み進めるしかない。
    その辺、やっぱり著者はちゃんと狙って書いてるよね。すごい。

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    2026年03月19日
  • 真珠とダイヤモンド(上)【毎日文庫】

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    ネタバレ

    桐野夏生さん大好き。間違いなく、絶対に面白い。
    本書は、バブル前夜、証券会社に就職した若い3人の物語。
    社会の不合理をありのまま描いている印象です。
    彼らの証券会社は、昔ながらの男尊女卑社会で、総合職の女性もただのお飾り。男性社員の結婚相手として入社させた、という程度の存在。ましてや短大卒や高卒は一人前の労働力として認識されない。学歴や容姿でランク付けされる。
    男たちは、早朝から深夜まで、ひたすら競争させられ、営業成績を上げるように叱咤激励され、先輩からいびられる。男性営業マンも、出自や学歴であからさまに差別される。

    そんな社会で、主人公の3人は、なんとか恵まれない環境から抜け出そうとそれぞ

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    2026年03月19日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    素晴らしいですね。装丁(外見)と小説(中身)、それぞれがお互いのやるべきことをきっちりやっていて、単体で見てもセットで見ても、素晴らしい完成度となっている。これほどまでに素晴らしい本の表紙がこれまであっただろうか。なんかそういう賞を受賞してほしいくらいです。

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    2026年03月17日
  • ハピネス

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    タイトル詐欺です。
    桐野先生に女性のコミュニティを書かせたら歴史上も右に出るものはいません。
    比較とマウントの幸福(ハピネス)は虚構かもしれない。
    どんな時も隣の芝は青く、人の不幸は蜜の味なのです。
    ある意味幽霊よりもリアルな人間関係のほうが恐ろしいホラー作品なのかもしれません。

    永遠と思える自分の不幸も他者の確固たる幸福も薄氷の上にあり、壊れてからでないとそのはかなさに気づけません。
    あるところから主人公の有紗に嫌悪してそこから一貫して嫌いでした。
    旦那の俊平の気持ちを追体験する気持ちであっという間の読書でした。

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    2026年03月14日
  • 緑の毒

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    内容はダークだけど、読み物として凄くハマりました。一気に読めた。

    女性作家さんならではの細かな描写や会話が、よりストーリーにハマり易くしてくれている印象。

    歪んだ医者を軸に登場人物のストーリーが順に進むのも読みやすさの一つかも。

    同作「東京島」然り、背負いながらも生きるという葛藤の話。

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    2026年03月09日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    上巻から下巻にかけて一気に読み切り。
    バブル崩壊後の暗い時代の急転直下部分が読み応えありました。
    一落千丈、好事魔多し、勝って兜の緒を締めよなどなど色んな教訓が散りばめている内容。
    バブル時代だけでなく人生の教訓になり得る内容かなと。

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    2026年02月15日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    桐野夏生『真珠とダイヤモンド 下』毎日文庫。

    いよいよバブル崩壊により、株で莫大な財産を築こうとしていた人たちの人生が狂い出す。

    特に終盤の緊迫感は半端無く、この世には神も仏も居ないのかと思うような無慈悲な展開が待ち受ける。人を騙して泡銭を稼いだ者も、慎ましやかに堅実に暮らす者にもバブル崩壊の火の粉は同じように降り注ぐのだ。

    そして、何と潔い結末。何も残さず、潔く全てを描き切った桐野夏生の手腕に感服した。


    華やかな酒と薔薇の日々を過ごしていた小島佳那と、慎ましやかに堅実に暮らす伊東水矢子の2人の人生は……


    小島佳那と結婚し、東京にある証券会社の本社の国際部に栄転した望月は九州のヤ

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    2026年02月03日
  • 真珠とダイヤモンド(上)【毎日文庫】

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    桐野夏生『真珠とダイヤモンド 上』毎日文庫。

    始めこそ大昔の安っぽいテレビドラマを見せられているかのような感覚だったのだが、読み進めるにつれ知らぬ間にストーリーに引き込まれていった。

    バブル前夜の証券会社に入社した2人の女性を中心にストーリーは展開していくのだが、バブル期を知る者は懐かしさを覚えることだろう。

    自分自身もバブル期の中で就職活動を行い、意外と簡単に第一志望を含め、数社から内定を貰えたのだが、内定を貰った証券会社に断りを入れるのには難儀した。人事担当に断りを入れたのに何度となく、飲みに行こうとか、卒業旅行をプレゼントするから入社して欲しいなどと3月末までコンタクトがあったのだ

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    2026年02月02日
  • インドラネット

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    海外を旅(?)する描写があるとやはりワクワクする。でもサウジアラビアでの日本人遭遇率高くないか?と思いながら読んでいた。そして主人公クズ過ぎ。

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    2026年01月26日
  • 夜の谷を行く

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    ネタバレ

    桐野夏生は当たり外れが大きいが
    これは当たり
    読後感も良い。
    主人公が赤軍派だが、そのためか細かいところで過度に自分本位な性格に見えたがそれは必要あったか。
    永田側の行動理由をもっと書いてもよかったんじゃないか

    永田洋子への判決文
    「女性特有の執拗さ」のひと言に対して
    作者が許せなかったから書かれたのだろうか

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    2026年01月26日
  • 柔らかな頬 下

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    ネタバレ

    登場人物それぞれが少しの隠し事や嘘によって真実を覆い隠し、物語に深みを増しています。
    最終盤の白日夢が読者に余白を残しつつも作者としての事件の真実と読み解きましたが、そう受け取っていない人も感想には多いようでわからなくなりました。が、私は大満足の作品です。
    真相は藪の中という楽しみ方も出来るのではないでしょうか。

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    2026年01月25日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    いつか読もうと思いつつ、ようやく年末年始に一気読み。バブル当時の証券会社を背景にしたストーリー。主人公と同世代なので、時代背景となる小物も細かいところに散りばめられていて懐かしさもあった。恐ろしくて、でも、確かにそうだったよね、が満載の作品。
    桐野作品の悪人たちは、主人公だったり、脇役だったり、皆よく似ている。誰もがもつ人間の闇とか悪の部分の炙り出しのような。

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    2026年01月04日
  • 燕は戻ってこない 単行本版 2

    購入済み

    1巻はリキの生き方が苦しく、読んでいてひたすら辛かったけど、2巻のある場面から雰囲気が変わります。これぞ桐生夏生節!女たちの連帯最高!物語がどう転ぶか、続きを見守りたいです。

    #切ない #ドキドキハラハラ

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    2025年12月20日
  • オパールの炎

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    ピ解同は中ピ連を想起する。単純に小説として楽しめるだけの作品ではない。
    個人的には国民が海外で購入したり中ピルで代用するようになって仕方なく解禁したという感覚だったが、この小説をきっかけに榎美沙子について調べたくなった。
    解禁後の男性も割と酷くてピル太りと言って肥満女性を揶揄っていたなと、嫌な記憶が蘇った。

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    2025年12月15日
  • グロテスク 上

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    女の悪い部分がよくかかれていました。
    同性に感じるイライラや、意地悪をされて感じるモヤモヤをよく言語化されて、作家先生はすごいなと思いました。

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    2025年12月09日
  • 新装版 顔に降りかかる雨

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     新作「ダークネス」を契機に、ミロシリーズを読み返すべく、10年以上ぶりに本作を手にした。加齢によるボケのため、ストーリーをほぼ覚えておらず、新鮮な気持ちで読めたのは却ってラッキーだった。主人公ミロにしろ、それを描く作者にしろ、一筋縄では行かない、したたかな女性である。続けて第二弾に臨みたい。

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    2025年11月21日
  • ダークネス

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    クラクラする。濃い。パンチ力抜群の498ページ。
    村野ミロシリーズ第一弾「顔に降りかかる雨」から読んでるけど、本著が20年ぶり…ミロが還暦…感慨深い。
    こんなに悪い人たちいるのかな…いるよね悪い人。
    その悪い人たちがホントに活き活きと描かれてる。著者の真骨頂と言えるでしょう。書いてて楽しいんだろな。
    本著がミロのシリーズ最終章らしいけど、まだ続きありそう。続けてください。

    妄想キャスティング
    ミロ  夏川結衣
    ハルオ 奥平大兼
    ジンホ 佐藤浩市

    ジンホはもちろん韓国人俳優がいいんだけど、知らないのよね…
    夏川結衣は最近は良妻賢母みたいな役が多いけど、若い頃はけっこうハードボイルドな役演じて

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    2025年11月16日
  • デンジャラス

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    あっという間に読み終えました。
    谷崎潤一郎、こういう人だったのかも。倒錯しまくってて、これぞ文豪だと感動。

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    2025年11月16日