桐野夏生のレビュー一覧

  • 女神記

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    古事記をモチーフにした「新しい神話」。古事記を知らなくても面白く読める。こういう話、かの時代には本当にあったんじゃないかと思うくらい私にはリアルに感じられた。込められたテーマが沢山ありそうなのも神話的。

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    2012年02月27日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    短篇集でどれをとっても面白い。どの話もいろんな意味で一線を超えちゃった人間が主人公で(この人の小説はみんなそうだ)、著者はその超える瞬間までも容赦なく激写する。『植林』『怪物たちの夜会』『愛ランド』『毒童』、いびつなタイトルのつけ方がまたいい。名は体を表してる。

    いくつかの話のモティーフはその後の長編に活かされている。『ルビー』→『東京島』、『浮島の森』→『In』など。

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    2012年02月02日
  • ダーク(上)

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    ミ、ミロちゃんが壊れていく!!

    なんだかミロの周りって普通の人が居ないな。エヴァンゲリオンに出てくる大人みたい。みんな危なっかしい。

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    2011年03月21日
  • アンボス・ムンドス ふたつの世界

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    一つ一つの物語が個性を持っていて、印象強く本当に面白かった。
    特に『愛ランド』と『浮島の森』は面白い!!!
    東京島のベースとなった本とされている『愛ランド』はエロいけど女の人が本当に隠している本性、本音、願望?みたいなのを言い当てて、登場人物たちだけではない『女』の姿を上手く表現できてた。
    あと『浮島の森』は谷崎潤一郎、佐藤春夫、千代夫人の3人の話をベースに、娘の立場からそれらが語られてて面白い。2人の父親の作家という仕事をクリティカルに分析し、拒否する彼女の姿勢が面白かった。
    他の作品も、人間の深い黒い部分を細かく描いていて、おもしろい!!!おすすめです。

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    2010年10月14日
  • ダーク(上)

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    ミロシリーズ その3
    めちゃくちゃすぎる。
    シリーズ当初はまだ普通よりだったミロがどうしてこんなになっちゃうのっていう、桐野のこのめちゃくちゃ具合が好き。
    シリーズ最初の2作が地味なだけに壊れ具合が引き立ちます。

    何度読んでも面白い!

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    2010年06月22日
  • 光源

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    映画を作っていく中で、主演の大物俳優が降板してしまう。
    その裏にはC級の相手女優が思ったより存在感があって現場の雰囲気がその俳優にしてみれば面白くなく・・・ということを軸に展開されてく話。
    これも分かるわーって思う。
    そりゃあるよねー面白くないことも。
    人を妬んだり、自分ばかりしんどいと思ったり。

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    2010年02月04日
  • 白蛇教異端審問

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    桐野夏生さんの作品はすごく面白くて好きだったけど、ご本人も好きになった。

    いくつかの小節にわかれているのだが、タイトルにもなっている白蛇教異端審問が1番面白く、桐野さんを尊敬した。

    あと私もアウト的な、危ない主婦の方なのだろうかとぼんやり考えていた。反省。

    東野圭吾さんの解説、寄稿も面白かったです。インタレスティング的な意味で。

    桐野夏生を好きな人も嫌いな人も、一度読むべきではないだろうか。
    にょろ。

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    2009年12月14日
  • 白蛇教異端審問

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    読み物としてどうかとかよくわかりませんが、
    桐野ねーさん、応援してますっ!!!!って言いたくなりました 笑

    いつもとても真剣で、生真面目に正直に生きている人なんだろうと思います。
    そんなあなたが大好きです。 笑

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    2009年10月04日
  • ファイアボール・ブルース

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    女子プロレスが舞台の小説・・いったいどんな内容なんだろう?

    そう思ってパラパラとめくったら、それだけでも面白さが伝わってきた。



    「ファイアボール」とは女子プロレス界きっての強者・火渡(ひわたし)選手の別名のこと。

    そしてこの小説は、火渡の付き人兼女子プロレス選手でもある近田(ちかだ)の目を通して描かれてゆく。



    彼女たちが所属するPWPという女子プロ団体は、財政状況も悪く倒産寸前だ。

    その中で外人選手の失踪事件や、新人選手へのリンチ事件、事務所の独立問題などが次々と起こりストーリーが盛り上がる。

    また、何といっても近田はいまだに一試合も勝つことができないのだ。



    女子プロ

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    2009年10月04日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    綿矢りささんが好きなので買いました。期待していたとおり心が痛くなるような女性が主人公でとてもよかったです。ユーミンの歌は知らなかったので、そういう楽しみ方はできませんでしたが…
    桐乃さんの短編に出てくる男性は女性から見れば恐怖を感じるかもしれません。

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    2025年12月26日
  • 錆びる心

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    ネタバレ

    人間の心の裏側が描かれた六篇の短篇集。それぞれの短篇に味わいがありよかったが、中でも最後の表題作の「錆びる心」が最も好みだった。主人公の絹子が住み込みのお手伝いとして働く打田家はそれぞれの絶妙なバランスで成り立っているが、近い将来に靖夫が亡くなったらミドリはどうなるんだろうかと思いを巡らせてしまった。

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    2025年12月21日
  • グロテスク 下

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    ずっと安全地帯にいるつもりだった姉が結局散々見下してたユリコと和恵と同じ場所に立っててホラー。
    姉の負の感情は多少は誰でも持ってるもの。色々とあ、これ自分やったら詰むやつだわ。と学ばせてらった。
    のめり込み度と完成度が高い。でも疲れるからもう読みたくはない。

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    2025年12月18日
  • 夜の谷を行く

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    なぜ桐野夏生さんのはこんな惹き込まれるんだろう。実際の事件ベースだからか。
    しかし最後の結末にはビックリするしかなかった。こういう活動には賛同できないが、その中でもそれを信じる者、葛藤する者いるよな。組織を作れば避けられないこと。
    しかし悲惨な事件。総括て!なんなん!

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    2025年12月17日
  • ハピネス

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    ・またまたとんでもない一冊を引き当てた…
    ・30代女性誌連載作品らしいが、なんとも読者層の関心を総なめにしてますなw
    ・詰まるところママ友5人いや、実質3人の話でここまで盛り上がる、話を詰め込めるのは流石
    ・描写が執拗で辛辣、ちょっとネチっとしてるのに文章のリズムが素晴らしすぎてサクサク読めてしまう。
    ・女性の掛け合いも上手いし、心理描写は唸ってしまうなあ…すごい…
    ・主人公は抜けてる女性かなあと思っていたけれど
    案外行動力あるし、環境さえ整ってくれればわりといけるタイプではないかな。
    ・全く頼りにならない実家の母親の描写がエグい
    ・ラストは韓国ドラマを彷彿とさせるドンデン返しですが、これも雑

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    2025年12月15日
  • もっと悪い妻

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    短編というフォーマットのひとつの大きな魅力を十全に表現している。たとえば日常の瞬間を切り取るスナップ写真がその背景を、その過去と未来を見る人に想像させるように、その書かれているものを読んで「書かれていない世界」に思いを馳せることができる楽しみ。そんなことを思い出させてもらった。単純にぶったぎるタイミングがとても好みだったというのもあるけど。

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    2025年12月03日
  • 砂に埋もれる犬

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    私はこの小説を読み、“こんな現実が本当に起こり得るのか”と衝撃を受けた。

    亜紀のように母親としての役割を放棄し、息子より同棲相手に媚びる生き方は、あまりにも残酷だ。優真が店長に引き取られたことは、不幸中の幸いであり、唯一の救いであったように思う。

    一方で、洋子の温かさは純粋で、読む側にも深く沁みた。しかし、彼女の花梨に対する執着は危うさをはらんでいた。優真の覗き見や窃盗のような行動は、虐待や愛着形成の欠如によって生まれる“心の穴”が原因であり、社会不適応や危険な衝動として表れる。その姿は哀れでもあり、恐ろしくもあった。

    ただ私は、もしこの話が現実であれば、優真はもう少し里親に心を開く余地

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    2025年12月02日
  • 新装版 ローズガーデン

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     ミロシリーズ第三弾。ミロの生い立ちと携わった三件の案件を描く。中でも標題作の「ローズガーデン」が秀逸、

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    2025年12月01日
  • ダークネス

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    まさかラストにこんな展開が待っていっとは!
    ミロの息子のハルオに瀕死の状態にさせた盲目の久恵と刺し違える覚悟で乗り込んだとこに昔の仲間、友部が現れ久恵を(今は妻)刺殺するとは!
    20年の刑期を終えてジンボとも結局別れ、ジンボは韓国に帰り、車椅子で坂道から転げ落ちて死亡。(これ殺されたんだとね、息子もグル?)
    紗奈のお陰で死なず(ハルオが)にすんだと感謝してるみたいだけど、ハニートラップで近づいて部屋にあった通帳ごと2千万も盗まれたのは紗奈の裏切りのせいだよね。
    医学部もたいがくしてしまったハルオは紗奈と那覇でミロのお店”ダーク”で働くのかしら。
    大学の同級生の由惟が姪でその美貌の母親とは異母姉

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    2025年11月21日
  • ダークネス

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    続編を読めると思ってなかったので単純に嬉しかった。内容は簡潔にまとめてあって読みやすいし、やっぱり心動かされる。

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    2025年11月14日
  • だから荒野

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    自分は思っているより他人を知らないし、他人は思っているより自分を知らないし、自分は思っているより自分を知らない

    共にいる時間が長いほど色んなことを見つめようとしなくなってきて、心に残る嫌な部分だけが目立ってしまう
    本音を隠しすぎないのは大切だと感じた

    時に離れることは大事だと思った
    一度惹かれた人には惹かれたなりの理由があるはずだから

    振り返ると嫌な奴しか出てこなくて笑う
    そんなもんか

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    2025年11月09日