桐野夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
NHKドラマ
2024.4~7
全10回
最近のドラマで1番ハマった。
気になっていた「桐野夏生」原作だったので読んでみたけど、先が気になって、ドラマを追い越さないように読むのが大変だった。
代理出産って、まあ、10か月くらい耐えればいいか~って思ったけど、つわりとか、苦しかったの思い出した。
おまけに、産後の体型も変わっちゃうし。
下手すりゃ命の危険さえある。
引き受ける?
でも金は欲しい…
頼む方の責任もだいじ。
いろんな「男」と「女」がいて、考えさせられた。
「桐野夏生」いいね。
あとがき書いてる、もとAV女優の「鈴木涼美」も気になった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ桐野夏生さん、文庫が出たらだいたい読んでます。
本作は文庫の裏書に、「何のとりえもない非正規雇用の男性」が主人公と書いてあったので、社会的弱者を描き、問題提起するような作品かと思ったら、もっと壮大でした。
主人公の八目晃が、高校時代に親しくしていた「空知」の父親の葬儀に行き、「カンボジアまで空知を探しに行ってほしい」という依頼を受ける。
ダメ男、晃が実際にカンボジアに旅立つまでもけっこうイライラさせられ、依頼してきた男たちにも怪しいところがあり、ドキドキする展開。やっとカンボジアに着いたと思ったら、親切な人に助けてもらったりもするのだが、それもまた罠だった?と思うことになったり、大金をあっとい -
Posted by ブクログ
連合赤軍で活動していた西田啓子は何故「夜の谷をを行く」ことになったのか?
刑期を終え、ひとり目立たぬ様に暮らしてきた彼女は告白する。「確かに、あたしは自分のやってきたことは、どこかで道を間違えたんだと思う。でも、出発点は間違っていなかったと思う」と。
連合赤軍のトップだった人たちも無惨にリンチで殺されていった人たちもきっとそうであったのだろう。
まだ自分が小学生だった頃の事件。
おかしな人たちの起こした無惨な事件てしてしか見ていなかったが、この作品を読んで、彼らの言葉も読んでみたいと思った。
主人公の啓子は親にも死なれ、妹の和子ともあまり関係が良くなく、過去を知られた姪からも拒否される。
そん -
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桐野夏生『インドラネット』角川文庫。
タイトルの『インドラネット』とはインドラの網ということで、物語が急展開する後半で説明がある。全く予備知識も無く読み始めたのだが、予測不能の展開と驚愕の結末に一気読みだった。読み終えてみれば、物凄く練られた小説だと非常に感心した。
東南アジア独特の熱量、海外ならではの平和ボケした日本人が遭遇する危険的状況が桐野夏生の手により、見事に描かれている。
年収260万円で働く非正規雇用の25歳になる八目晃はゲーム三昧の無為な生活を行なっていた。
ある日、晃は実家の母親から近所に住む仲の良かった同級生の野々宮空知の父親が亡くなったという連絡があり、葬儀に顔を -
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全員の言い分がわかる気がするからこそ、代理母がうまくいくかは運や縁になる気がした一冊。本書では、産まれてからうまく噛み合わなかったので、ああいうラストになってしまった。言い方は悪いですが、全員初めてだったのでどういう気持ちになるかまったくわからなかったのではないでしょうか。しいて言うならその気持ちの動きをフォローできなかったコーディネーターのミスなのかもと思いました。
わたしが日頃思っていることがあります。子供を産み育てるときに責任が伴うのは当たり前。でも、その責任が重くなりすぎると誰も持ちたくなくなる。何でも個人の責任、親の責任と言いたくなってしまうような世の中の流れの中で子を持つことはとて -
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読みやすく、引き込まれて、一気に読みました。
水矢子は、滞納でアパートを追い出され、3ヶ月路上を彷徨っている。
井之頭公園の中で、夜を過ごす場所に決めて座ってベンチ。
そこに、昔勤めていた銀行で、同期入社して親しかった佳那が現れた。佳那に、同期で職場結婚した望月昭平は、元気か?と尋ねると、「うん」と。
そこから、一気に舞台は、何年か前の福岡へ戻って、物語が始まる。
3人は、東京へ出るという野心を胸に、日々葛藤していた。
第一章バブル
水矢子、佳那、望月の3人を中心に、
バブル期に、証券会社で起こっていたであろう物語が紡がれていく。
危うさを秘めながら、富と名声を得て行くが…
第二章フ -
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上下巻!?
長いなぁダラダラ系かなぁ
と、少し疑いながら(笑)読み始めたら...
全然ダラダラ系じゃなかった(笑)
さすが桐野さんです。
内容は、バブルの頃のお金がらみの話だけど人間模様も面白く、あの時代、こう言った人たちがたくさんたくさんいたんだろうなぁと。
少し読み始めに躊躇した上下巻でしたが、読み終わってみると、上中下巻でもよかった!
それでどーするの?どーなるの?と、どんどん読み進む読み進む。
最後が、"ご想像にお任せします"的な、すっきりしない終わり方でなく、あの人...そんな終わりだったのね...と、きっちり読み終わらせてくれました。
再読したい作品でした。