桐野夏生のレビュー一覧

  • 緑の毒

    Posted by ブクログ

    よくここまで胸糞な人物を、というのとそのクズさ加減に読んで嫌悪を覚えるかもしれない。

    人間味っていう甘いも辛いもある味でいうとエグ味。嫉妬という感情から突き動かされるエネルギーは凄まじい。そのエネルギーを仕事に活かしたら、とも思うけどそううまくもいくまい。

    これ、程度の差こそあれ、現実に起こっていることなのでは?不倫がーとか、レイプがーとかじゃなくて、形を変えた形でこのやるせなさって日常にひそみ、誰もが皆持ってるものだと思う。それを切り分けて小説という形に落とし込んでエグ味を足して一冊と成す。

    この本もおそらく人を選ぶ、人が選ぶのを躊躇う部類だと思う。ただし、本がもたらす人間の在り方につ

    0
    2025年02月06日
  • 燕は戻ってこない 単行本版 1

    匿名

    無料版購入済み

    燕は何を暗示しているのか?

    表紙から分かるように明るい話ではなく、シリアス路線です。
    卵子提供はこれからどんどん増えていくでしょうし、
    どうなる結末になるのか興味があります。

    #深い

    0
    2025年02月05日
  • 真珠とダイヤモンド 下

    Posted by ブクログ

    上下、一気に読みました
    バブル、泡はやっぱり消えるのね
    金は人を変える。貧しかった佳那が、桁も考えずに平気で大金を使う。姉を売った男との結婚が間違いだった?
    結果、死!怖い!

    0
    2025年01月30日
  • 真珠とダイヤモンド 下

    Posted by ブクログ

    お金に気持ちも身体も絡め取られ
    身動きが取れなくなるまで気が付かない。

    なんて愚かな・・・。
    と、今ならわかる。
    渦中にいれば冷静ではいられないのだろう。
    狂った世の中に翻弄され人生をダメにした人たち。
    自業自得というには気の毒すぎる。
    彼らを救うことはできなかったのか。
    その頃を知っているだけに切ない。

    0
    2025年01月29日
  • 真珠とダイヤモンド 上

    Posted by ブクログ

    1986年春。
    伊東水矢子(みやこ)と小島佳那は
    萬三証券株式会社・福岡支店の同期。
    硬派な佳那と、事務職の水矢子は
    フロントレディから一線を画され
    自然と2人でいることが多くなった。

    バブル絶頂期。
    2人のこの先はどうなるのか。
    読み始めたら止まらない。
    下巻へ。

    0
    2025年01月29日
  • 新装版 顔に降りかかる雨

    Posted by ブクログ

    最後までわからなかった
    耀子さん本人はほとんど出てこないのに彼女を中心として話が進んでいくのがとても面白かった
    そして話の最初から最後で彼女に対する印象が大きく変わった
    最後の一文まで見逃せなかった

    0
    2025年01月20日
  • グロテスク 上

    Posted by ブクログ

    まだ上しか読んでいませんのでなんとも言えませんが
    何か瞬発的におおきな驚きや、面白い!と感じる部分はありません。
    ジトジトした描かれていることの面白みはとても感じます。

    0
    2025年01月19日
  • 真珠とダイヤモンド 下

    Posted by ブクログ

    上巻と下巻ついに読み終わりました。
    下巻は一気読みに近く、最後のほうで結末が見えてきて、ちょっとさみしい気持ちになりました。
    バブルの泡と一緒に弾けてしまった人生を駆け抜けた若者たち。
    誰もが憧れる暮らしを手に入れると同時に失っていく大事な物。
    真珠とダイヤモンドの比喩が自分が思っていたものと違って意外だったかな
    面白い作品でした。

    0
    2025年01月16日
  • インドラネット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    頼りない主人公が危ない旅に巻き込まれていく様子がとてもハラハラさせられて一気に読んだ。理解できそうに思えてやっぱり全然共感できない主人公の考え方。
    ダメ人間だった主人公も旅で色んなことを経験してラスト親友に会う頃にはしっかりした人間になって感動の展開かと思いきや、やっぱり相手の言動にすぐ流されて自暴自棄なまま変わってなかったのか…それとも親友の思いを汲んであげたということなのか。空知は“お前が次のソルになれ”とか言ってたけど重要人物の空知消えたら主人公殺されないのか?
    主人公はカンボジアのばあちゃんとか空知のことばかり気にかけて本当に心配してくれている日本の母親には金を無心するだけでろくに連絡

    0
    2025年01月23日
  • グロテスク 上

    Posted by ブクログ

    自分が理解出来ないことへの不安や恐ろしさが嫉妬や差別を生んでいくのだと感じた。
    人間は自分が今までされてきたことを無意識的に、周囲の人にしていく生き物なのかもしれないと思った。
    なので、核を作る途中にある子供の頃の体験が自身に多大な影響をあたえるのだろう。無力反応。
    モノとして扱われてきたから、周囲も自分もモノとしてしか扱えないユリコ
    希少価値や理由がないと、自分も周囲も存在するべきではないと考える和子
    家庭のどこにも休める場所がない人はどうやって自身の核を作れば良いのだろうか。
    普通に生きることって、物凄く難しいのかもしれない。

    0
    2024年12月31日
  • 新装版 天使に見捨てられた夜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    桐野夏生さんの本は大好きで全部追いかけて読んでいるが内容を忘れてしまっていた。でもこの話は上位に入るくらい好きな話だったのを思い出した。
    細切れに読んでもすぐにちょっと前が思い出せる感じ、食事中も続きが気になって、誰もいないお昼についに読みながらご飯を食べる始末。それくらいやめられなかった。
    AVの作品は生まれてこの方見たことがない。でもどんなものかはもちろん知っているけれど笑笑
    いろんなジャンルがあるのもなんとなくわかるけれど、本当にレイプがあったのかなかったのか、それは見極め難しいんだろうな、と思う。最初から演技としてと演者に伝えているより、知らない方がリアリティを追求できるのか。
    何にせ

    0
    2024年12月26日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    松任谷由実デビュー50周年記念オリジナル小集。全作書き下ろし。ユーミンの名曲タイトルから6人の女性作家が新たに奏でる小説のハーモニー。令和4年7月1日発行。

    小池真理子 「あの日にかえりたい」(1975年)
    桐野夏生 「DESTINY」(1979年)
    江國香織 「夕涼み」(1982年)
    綿矢りさ 「青春のリグレット」(1985年)
    柚木麻子 「冬の終り」(1992年)
    川上弘美 「春よ、来い」(1994年)

    ユーミン世代ではないので、リアルに記憶にあるのは「春よ、来い」くらい。といっても、歌詞なんて気にしてなかった年頃だったので、いまいちよく分かっていない。本当は、曲を聞いて、歌詞を読んで

    0
    2024年12月11日
  • インドラネット

    Posted by ブクログ

    どうしょうもない主人公の男の人に引きずり込まれる感じで続きが気になって一気に読んでしまった。
    映画みたいに壮大なお話で読んでて楽しかった。

    0
    2024年12月03日
  • グロテスク 上

    Posted by ブクログ

    桐野さん初めての作品ですが、おもしろすぎてこちらの上下巻読み終わったら違う作品も読んでみたいと思いました。主人公?というか語り手に共感の嵐でした。面白かったです。

    0
    2024年12月03日
  • 真珠とダイヤモンド 上

    Posted by ブクログ

    上巻を惹き込まれるように読んだ。
    巻頭は、2人が数年後に出会うところから始まり…
    出会った頃に時代が戻される。バブル期絶頂期の証券会社を舞台に乏しく環境を変えたい若者達がそれぞれの野心を燃やしていく物語。
    若いからこそ持てる野望と夢。
    若さゆえのみえていない世界。
    真珠とダイヤモンドは?佳那と水矢子なのかな?
    そのたとえの意味は何だろう?
    下巻楽しみです!

    0
    2024年11月29日
  • ハピネス

    Posted by ブクログ

    タワマンに住むママ友たちの人間関係を描いた小説。

    華やかに見えるあの人もこの人もみんな色々なことを抱えて生きている。

    29階の一室に主人公有紗が3歳の娘と暮らす(夫は単身赴任中)描写は読んでいて上手く呼吸ができないような何とも言えない息苦しさを感じました。

    けどママ友との関係、夫婦のあれこれ、色々なことを乗り越えて徐々に強くなっていく有紗の姿に励まされます。

    この小説が雑誌VERYに掲載されてたのを知って、うわぁー正に!と思いました(笑)

    0
    2024年11月26日
  • だから荒野

    Posted by ブクログ

    関係性が崩壊してる夫婦の嫁が出ていく話。ストーリーも登場人物の皮肉っぽい性格も旦那と嫁の話が交互にくる構成も面白かった。
    桐野夏生の東京島、OUTあたり読んでみようと思う

    0
    2024年10月27日
  • 路上のX

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    解説の仁藤さんの言葉たちがこの小説をより現実として突きつけてくる。どうしてこんな想いをしないといけないのか、親の身勝手が全て子どもに覆い被さるのか。産まないことが子どもへの愛なんじゃないかと思わせる

    貧困の中で頼れる大人はいなくて
    未成年では働くことさえ困難で、おかしい話だと思う。困ってるのに助けないくせに、道まで閉ざしてしまう大人たち。
    少子化対策よりいまの子どもたちを助ける方が先なのでは?

    いまの闇バイトにももっと国は深刻に考えるべきと思う。

    0
    2024年10月24日
  • 柔らかな頬 上

    Posted by ブクログ

    前半登場人物に感情移入出来なくて苦戦した。
    なんだこいつって思う人ばかりで一回本捨てました(下読んでからまた買い直した。)
    子供がいるのに不倫、動物虐待などは個人的に苦しすぎて読み返せないのだけれど、それでもこの小説はとっておかなければと思った。

    0
    2024年10月23日
  • 錆びる心

    Posted by ブクログ

    虫卵の配列
    羊歯の庭
    ジェイソン
    月下の楽園
    ネオン
    錆びる心

    「現状を変えたい」とか「こんな生活はイヤだ」とか思って
    現状を変えるべく何かことを起こしたら、必ず誰かに影響を及ぼす。
    自分の思うように、思った通りに、事態は推移していかない。そういう中で
    立ち現れる、その人それぞれの姿、本性、実力?

    イチオシは「虫卵の配列」。静かな狂気と思い込みの脆さ。
    表題作「錆びる心」も良かったです。

    0
    2024年10月24日