桐野夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ・う~~ん。感想が難しい。とりあえず、ルポ形式?だからしょうがないが、途中でインタビュイーが落語みたいな感じになるのがちょっとわざと臭くて、こういう書き方は自分には合わないなあと思った。「え?○○だって?」みたいなやつ。とはいえ会話形式にするのもちょっと違うというのもわかる。難しい。
・実際にいた方がモデルになっているんだね。作中の話の流れは実際の取材結果に近いんだろうか。ピル愛用者として、ピルを広めてくれて本当にありがとう!という気持ち。ピルはマジで最高。年取って飲めなくなるのマジで嫌だなーの気持ち。生理がいつ来るかもわかるし、夜中に謎の情緒不安定が起きて号泣することもなくなったし、妊娠の不 -
Posted by ブクログ
ネタバレリーマンショック後の2010年頃、シングルマザーのネグレクトによって子どもが死亡する事件が頻発していた。日本は完全な格差社会になったという認識が一般的になった中、このような事案は今も身の回りで起きているかもしれない。幼少期の経験は人生に大きな影響を与える。この期間で培った価値観は容易には変えられない。最も基礎となる土台の部分が脆いと、その後どう軌道修正しようともいづれ崩壊してしまう。社会の外で生まれ育った人間が、青年期から社会に溶け込むというのはそれほどまでに危うい行為だと理解した。しかし、容易ではないが不可能ではないと信じたい。この書籍の結末では最悪の事態になりかけていたが、それと同時に一筋
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ネタバレ 無料版購入済み
燕1
インパクトのある表紙絵ですね。タイトルも意味深で、興味をそそられました。思ってた以上に、深くて重い内容に、いろいろと考えさせられました。難しいテーマですね。