桐野夏生のレビュー一覧

  • ファイアボール・ブルース

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    どちらが主演と言うよりはW主演と言える。深い味わいを持ったキャラによってぐいぐいと引き付けられてしまう。

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    2009年10月04日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    どこの国も有名人の世界は似たような感じなのだろうと思った。有名であることの苦悩は本当にはわからないけれど、描写から想像してみると少し理解できる気がした。

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    2026年07月02日
  • 燕は戻ってこない

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    ネタバレ

    やはり金銭面に余裕が無いと心の余裕も無くなるんだなと感じた。
    金銭面に困っていたリキが、最後は子供を自分の手で育てるという選択をしたのが一番印象に残った。リキ自身が心配していた母性が芽生えたのだと思い、私は安心というより嬉しく思った。

    出産は親のエゴなのだろうか。私は確かに親のエゴによって産み出される子供は可哀想だと思った。でもそれ以上に、愛情で返したい。私のエゴで子供を幸せにしたい。

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    2026年06月20日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    人間関係やスキャンダルの描き方にらしさは垣間見えたが韓国芸能界というイマイチ馴染みがないテーマでつまらなくはないが個人的にはイマイチ

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    2026年06月19日
  • 夜の谷を行く

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    連合赤軍事件の後日談のような感じ。事件を生き残った人が事件に怯えながら市井の人として暮らしていく様がリアルに描かれている。もしかして身の回りにもいるのかもと感じた。

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    2026年06月18日
  • ダーク(下)

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    続編として読まないほうがいいのかも?
    桐野先生が韓国ブームで、作ったものを壊したい衝動と、しがらみをなくしたくて、この作品に仕上がったのかもと想像して楽しむ私。

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    2026年06月17日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    韓国アイドルの成功から没落まで、俳優のテミンが語る調子で書かれていた。

    言っちゃ悪いが、どこにでもありそうな話と言うか、特に驚くこともなく、淡々と読み終えてしまった感じ。
    テミンからしたら、自分が「絶対才能がある」と思っていた少年が成功して落ちていくのは辛かっただろう。でも世間はそんなこと知らない。ナダンがどういう人柄で、どんな背景があるのかなんて興味がなく、ナダンの外面的な部分だけで十分なのだ。そう私は思っていたんだけど、ナダンが事件を起こしたときの世間の反応を見るに、外見が良くても私生活が乱れていたら人気は地に堕ちるらしい。意外と世間は、アイドルの中身の方(しかも悪い面のみ)にも興味があ

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    2026年06月16日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    ナダン側からの視点も欲しかった。
    しかし、ないからこそ韓国の芸能界の闇の部分が強調されて良かったのかな。

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    2026年06月09日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    韓国芸能界を舞台に、アイドルとして頂点を極めた男の転落劇。

    IMF危機を背景に、親に金の力でアメリカに留学した裕福な家庭の息子テミンと、貧困のため新天地アメリカに移住したナダン。圧倒的な格差社会、学歴社会、兵役のもたらすもの…。韓国で二人がたどったその後と、その過程で失ったものがテミンの独白という形で描かれる。

    事務所の妨害、失敗を許さずとことん叩く社会、そして永久追放。上り詰めれば上り詰めただけ、堕ちたときの絶望は深い。自殺が多い韓国芸能界の闇を垣間見るような物語は息が詰まるような読書。
    ナダンが自殺しなかったことだけが唯一の救いだった。彼がかつて望んだ普通の生活ができているといいなと思

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    2026年06月05日
  • デンジャラス

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    史実なのか、物語なのか、線引きが難しいなと思った。
    つくづく谷崎潤一郎は自分の思う理想の女の王国を築いたんだなぁと思うなど。お金がある人しか許されない。今の価値観では「え?」と思うところもあるだろうけど、ここまで稼いでいて甲斐性があるなら一夫多妻制もありなのでは?と思ってしまう。もちろん女性でも同条件で、多夫一妻制でもいいと思うけど。

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    2026年05月30日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    ネタバレ

    桐野夏生作品と期待して読んたがちょっと違和感。韓国の芸能に疎いからか?裕福な家に生まれたテミンは米国留学中、家族で移住したナダンを知る。その後急激に売れその後全てを失う。テミンは30歳超えて売れだす。ナダン視点が無いので『眠れぬおまえに遠くの夜を』を盗られた事をどう感じたのかわからず残念。次作があるのかな。

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    2026年05月30日
  • デンジャラス

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    谷崎潤一郎の三番目の妻・松子の妹である田邊重子が語る、谷崎家、田邊家の裏事情。松子、重子姉妹は『細雪』の登場人物のモデルになっている。さらに、田邊家の嫁である千萬子を加えた三人の女性が、時期を変えながら谷崎の創作意欲を刺激し続けてきた。
    誰が今、谷崎の関心の対象にあるのかということについて、立場の争いや嫉妬のような感情が裏に潜んでいる。

    インタビュー形式のように見える箇所もあるが、いつ、誰に向かって語っているのかははっきりしない。
    同じようなことを何度も語ったり、時期が行ったり来たりするあたりは、「作家が構成を練って書き上げた作品」ではなく「一般人が人前でしゃべっている内容」という感じがよく

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    2026年05月29日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    日本人が韓国人になって韓国の話(芸能界、貧しい時代の韓国と国際化、競争社会)を書くのは凄いと思いました。韓国の翻訳本を読むより日本的で読みやすい。
    ダナンがテミンのことを覚えていたのは良かった。ダナンがなぜああなってしまったのかがわからない。

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    2026年05月26日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    ネタバレ

    うーむ。
    淡々とした…あくまでテミン側から書いてあるので、ナダンの感情がわからない。ラストの意味もよくわからなかった。

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    2026年05月17日
  • グロテスク 下

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    語り手はみんな自分を正当化しても、周囲の人々に一切共感はしない。誰が本当のことを言っているのかもわからない。僻む「わたし」がどこか自分と重なる部分を感じて、「わたし」を完全に否定できなかった。すごく憂鬱な気分になる作品だった。

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    2026年05月16日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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     桐野夏生の最新作と期待して読んだのだが、正直に言ってピンと来なかった。語られているナダンの変遷に伴う心象(の移ろい)が、本人の思いとして描かれていないからかもしれない。

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    2026年05月15日
  • グロテスク 下

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    見事な描写に、読み進みました
    グロテスクという表題の通り、別世界持っていかれました
    なんとも言えない気分

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    2026年05月13日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    桐野作品は大体読んでいて、読み終わると納得出来る話が多いのだが、今回はあまり自分には刺さらなかった。
    韓国の芸能界を舞台にした小説だが、話が淡々と進んでいって、盛り上がりに欠ける印象を受けた。
    ドキドキとかワクワクとかそういった気持ちを全く持てなかった。

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    2026年05月11日
  • 水の眠り 灰の夢

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    随分と昔に読んだ作品の再読。
    ミロの父、善三が調査員になる前の話。
    読んだはずなのに、何一つ覚えてない。
    しかも、昔はハードボイルド系は一気に読むタイプだったのに、読むのに時間もかかる。
    これが歳を取ることなのか…
    物語の序盤は爆弾事件の犯人・草加次郎の話がメイン。
    しかし、善三が甥を葉山のパーティから連れ出すことで、話の流れが一気に変わる。
    未成年による売春。その延長線上の殺人。
    善三の周りが目まぐるしく動き過ぎて、もう脳がついていかない。
    草加次郎の事件の落とし所は、少し腑に落ちないが、やっぱりこの昭和の時代のハードボイルドは読み応えがある。
    コンプライアンスも関係なく、自由な時代だったん

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    2026年05月10日
  • オパールの炎

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    ネタバレ

    中ピ連の榎美沙子をモデルとした女性活動家の周辺人物をルポする話。

    中ピ連は自分が中高時代に一世風靡した感じです。
    まさか中心人物が行方不明とは知りませんでした。
    以前の読んだ村山由佳さんの阿部定の話でも行方知れずになっていたので、有名人が消えてしまうという不思議さが気になります。
    特に本作は著者の思考が最後に反映されていて、反男性社会の主張が明確なように思えます。
    男女平等、女性の妊娠など世界的にも課題があるのはわかっているのに日本は遅れているのでしょうか?
    女性首相が誕生したことで米国よりは先に進むとよいと思います。

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    2026年05月09日