桐野夏生のレビュー一覧

  • ファイアボール・ブルース2

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    女子プロレスを題材とした2作目。先の見えない不安感や、祭りのあとの空虚感、女同士の日常のささいな情の駆け引きなど本当にこの作家さんは細やかな感情を拾いあげるのが巧い。

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    2009年10月04日
  • ファイアボール・ブルース

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    どちらが主演と言うよりはW主演と言える。深い味わいを持ったキャラによってぐいぐいと引き付けられてしまう。

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    2009年10月04日
  • デンジャラス

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    史実なのか、物語なのか、線引きが難しいなと思った。
    つくづく谷崎潤一郎は自分の思う理想の女の王国を築いたんだなぁと思うなど。お金がある人しか許されない。今の価値観では「え?」と思うところもあるだろうけど、ここまで稼いでいて甲斐性があるなら一夫多妻制もありなのでは?と思ってしまう。もちろん女性でも同条件で、多夫一妻制でもいいと思うけど。

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    2026年05月30日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    ネタバレ

    桐野夏生作品と期待して読んたがちょっと違和感。韓国の芸能に疎いからか?裕福な家に生まれたテミンは米国留学中、家族で移住したナダンを知る。その後急激に売れその後全てを失う。テミンは30歳超えて売れだす。ナダン視点が無いので『眠れぬおまえに遠くの夜を』を盗られた事をどう感じたのかわからず残念。次作があるのかな。

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    2026年05月30日
  • デンジャラス

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    谷崎潤一郎の三番目の妻・松子の妹である田邊重子が語る、谷崎家、田邊家の裏事情。松子、重子姉妹は『細雪』の登場人物のモデルになっている。さらに、田邊家の嫁である千萬子を加えた三人の女性が、時期を変えながら谷崎の創作意欲を刺激し続けてきた。
    誰が今、谷崎の関心の対象にあるのかということについて、立場の争いや嫉妬のような感情が裏に潜んでいる。

    インタビュー形式のように見える箇所もあるが、いつ、誰に向かって語っているのかははっきりしない。
    同じようなことを何度も語ったり、時期が行ったり来たりするあたりは、「作家が構成を練って書き上げた作品」ではなく「一般人が人前でしゃべっている内容」という感じがよく

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    2026年05月29日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    日本人が韓国人になって韓国の話(芸能界、貧しい時代の韓国と国際化、競争社会)を書くのは凄いと思いました。韓国の翻訳本を読むより日本的で読みやすい。
    ダナンがテミンのことを覚えていたのは良かった。ダナンがなぜああなってしまったのかがわからない。

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    2026年05月26日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    ネタバレ

    うーむ。
    淡々とした…あくまでテミン側から書いてあるので、ナダンの感情がわからない。ラストの意味もよくわからなかった。

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    2026年05月17日
  • グロテスク 下

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    語り手はみんな自分を正当化しても、周囲の人々に一切共感はしない。誰が本当のことを言っているのかもわからない。僻む「わたし」がどこか自分と重なる部分を感じて、「わたし」を完全に否定できなかった。すごく憂鬱な気分になる作品だった。

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    2026年05月16日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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     桐野夏生の最新作と期待して読んだのだが、正直に言ってピンと来なかった。語られているナダンの変遷に伴う心象(の移ろい)が、本人の思いとして描かれていないからかもしれない。

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    2026年05月15日
  • グロテスク 下

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    見事な描写に、読み進みました
    グロテスクという表題の通り、別世界持っていかれました
    なんとも言えない気分

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    2026年05月13日
  • 眠れぬおまえに遠くの夜を

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    桐野作品は大体読んでいて、読み終わると納得出来る話が多いのだが、今回はあまり自分には刺さらなかった。
    韓国の芸能界を舞台にした小説だが、話が淡々と進んでいって、盛り上がりに欠ける印象を受けた。
    ドキドキとかワクワクとかそういった気持ちを全く持てなかった。

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    2026年05月11日
  • 水の眠り 灰の夢

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    随分と昔に読んだ作品の再読。
    ミロの父、善三が調査員になる前の話。
    読んだはずなのに、何一つ覚えてない。
    しかも、昔はハードボイルド系は一気に読むタイプだったのに、読むのに時間もかかる。
    これが歳を取ることなのか…
    物語の序盤は爆弾事件の犯人・草加次郎の話がメイン。
    しかし、善三が甥を葉山のパーティから連れ出すことで、話の流れが一気に変わる。
    未成年による売春。その延長線上の殺人。
    善三の周りが目まぐるしく動き過ぎて、もう脳がついていかない。
    草加次郎の事件の落とし所は、少し腑に落ちないが、やっぱりこの昭和の時代のハードボイルドは読み応えがある。
    コンプライアンスも関係なく、自由な時代だったん

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    2026年05月10日
  • オパールの炎

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    ネタバレ

    中ピ連の榎美沙子をモデルとした女性活動家の周辺人物をルポする話。

    中ピ連は自分が中高時代に一世風靡した感じです。
    まさか中心人物が行方不明とは知りませんでした。
    以前の読んだ村山由佳さんの阿部定の話でも行方知れずになっていたので、有名人が消えてしまうという不思議さが気になります。
    特に本作は著者の思考が最後に反映されていて、反男性社会の主張が明確なように思えます。
    男女平等、女性の妊娠など世界的にも課題があるのはわかっているのに日本は遅れているのでしょうか?
    女性首相が誕生したことで米国よりは先に進むとよいと思います。

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    2026年05月09日
  • 燕は戻ってこない 第1話

    匿名

    無料版購入済み

    少子高齢社会真っ只中のいま、代理母制度問題もまた、社会的熟議が求められるのだろうと思う。私自身も関心をもっておきたい。

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    2026年05月09日
  • グロテスク 上

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    語り手の物事の捉え方が歪み過ぎて、全ての登場人物に絶妙に不快感を覚えさせるのがすごく上手い。続編も楽しみ。

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    2026年05月09日
  • 燕は戻ってこない

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    代理母は海外で行われるケースしか知らなかった。
    そこでは、遺伝子上の親と代理母との交流は一切なく、代理母も出産直後から子どもと引き離されるというもので、かなりビジネス色の強いものという印象だっただけに、今作品は代理母とそのクライアントの夫婦との直接的なやり取りがすごく生々しく描かれているのが面白かった。
    とにかく自分の遺伝子を残すことにこだわり、子どもの意志よりも一流のバレエダンサーに育て上げることを第一に考えている夫に生理的な気持ち悪さが止まらなかった。
    でも終盤はそんな自分のエゴを自覚していたし、とある懸念へも覚悟を決めているところが見えたのが救い。
    りりこのあけすけな態度は読んでいて爽快

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    2026年05月02日
  • 燕は戻ってこない

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    ネタバレ

    最悪だし身勝手過ぎる結末だったけどどこか爽快感もあってなんだか読み終わったあとスカッとしてました。

    まず登場人物がみんな身勝手で最高です。
    特に主人公のリキが後先何も考えずただ今自分がこう感じたからこう!って行動してるんだけど、その分ちゃんと後でものすごい後悔してて、その起伏が見てて面白い。
    「お前もうちょっと考えろ〜〜」って思うんですが、それもまたおかしくて良い。
    他の登場人物も程よく身勝手で特にりりこが、全く関係ない部外者なのにしゃしゃり出てきて引っ掻き回してくるから良かったです。
    代理出産という中々結論も出しづらい重いテーマなのに皮肉な感じがちょっと笑える。
    様々な立場の人の言い分があ

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    2026年05月02日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    バブルって聞くと
    経験した人はいいよなーと思っていたけど
    この本を読んで少し見方が変わった。
    自分だったらどうしていたのか。
    当時の親はどんなふうだったのか。
    いろんな人のその頃の話を聞いてみたくなった。

    終わり方は意外。
    救いはないけど、
    桐野作品にしてはどこか優しさを感じる終わりだった。

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    2026年05月01日
  • 真珠とダイヤモンド(上)【毎日文庫】

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    相変わらず桐野先生の作品は、引き込まれる。
    メンタルいかれててちょいリアリティのある話は今むりかなー疲れるかなーて思ってたけど全然杞憂だった

    身近に証券勤めの人間がいるけど、今とこの頃では全然違うんだろうね。

    ただ男臭い職場ってのは証券屋さんに限らず今になっても根強く残る部分があるから、変わらない部分もあるだろうね。

    下巻が楽しみ!

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    2026年04月29日
  • グロテスク 下

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    面白かったー!

    最初らへんの中国人の話長えなとか思ってたけど最後への伏線というか、怖さが増しておもしろかった!

    和恵の狂っていく様も興味深かった

    最後オチとしては好きではないけど面白かった言語化しにくい感情が芽生えた。

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    2026年04月26日