桐野夏生のレビュー一覧

  • ダークネス

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    エグい。他人を恨んでいても進歩がないような。終わったことは仕方ないと諦めてしまう方がいいのかもなぁ。って、それができないからこんなことになるのか。

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    2025年08月23日
  • グロテスク 下

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    上下巻一気に読みました。かなり疲れた・・・。
    凄い世界だなと思うものの、実際にニュースになっている殺人事件の裏側ではこういうことが起きているのかなと思ったり。
    傍から見たら哀れに見えても、本人が満足していたらそれでいいのかなと思える後半でした。
    最後は意外すぎて、ちょっと笑ってしまいました。

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    2025年08月17日
  • 緑の毒

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    開業医である39歳の川辺は、勤務医である美しい妻を持ち、趣味はジョギングとヴィンテージスニーカー、周りからは順風満帆に見える暮らしをしている。
    だが妻が別の救命救急医と不倫していることを知り、その嫉妬心から、毎週水曜日にひとり暮らしの若い女性の住まいに忍び込み性的暴行を繰り返すようになる。

    身勝手でゲスすぎる主人公の川辺。
    読んでいてものすごく胸糞悪いけれど、ここは桐野夏生作品、サスペンスとしてはぐいぐい読ませる面白さがある。
    系統として女性が読んで気分が良いわけがない内容だけど、犯罪小説の名手でもある女性作家の桐野さんが描いているというところに意味があるのかも。女性が感じる理不尽だとか、そ

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    2025年08月14日
  • 夜また夜の深い夜

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    スラム街を転々とし、名前も明かさず、整形を繰り返し、ずっと何かから逃げている母親。
    母親は何に怯えているの?私は何者なの?学を持たない娘は歳の頃に外に出たいと願うようになる。危険な街へと。

    内容は重厚だけど読みやすい。

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    2025年08月12日
  • メタボラ

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    ズミズミとは。
    宮古島の話し言葉が難しい。
    とりあえず、若者の大変さは感じた。
    面白かったのか面白くないのかも不明だけど、何故がスラスラ読めた。
    何故だろう。
    沖縄行きたいな。
    ジェイクはどうなったのか。

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    2025年08月06日
  • オパールの炎

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    長い時間軸で描いているのと最後になって塙玲衣子本人の独白があるのは面白かった。塙さんの主張が時代や世代、性別によってとらえられ方が異なるところは当たり前かもしれないけれど問題を浮き彫りにしているように感じる。

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    2025年08月04日
  • ダークネス

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    20年振りに村野ミロが帰ってきた。
    探偵ではなく母親として。
    20歳になった息子の親捨て、母の子捨てと二人はそれぞれの人生を歩いていく。
    探偵シリーズを読んだ20年前が懐かしい

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    2025年08月03日
  • 水の眠り 灰の夢

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    ローズガーデンを先に読んでしまった。
    何か嫌な先入観を持ったまま読み進めたが、これはこれで面白かった。
    ローズガーデンって必要だったのか?
    とりあえず、あとは積読になってるダーク上下。新しいダークネスも読みたいな。高いな。

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    2025年08月02日
  • 燕は戻ってこない

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    なかなか重い内容。
    命に関わることって全て綺麗なわけではないし、人間誰しも自分勝手なところってあるよなと。全員コロコロ意見変えるなと。でもそれぐらい出産って大きい出来事なのかな。

    ぐりとぐらが幸せに暮らせますように。

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    2025年07月30日
  • 夜の谷を行く

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    以前読んだはずなのに、内容をすっかり忘れていた。
    今回読んでいるうちに、読んだことあるわ、となった。
    ネタが面白いので面白く読めるが、この小説ならではの物語の面白さがあるのかないのか...。

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    2025年07月28日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    プロローグの回収が抜群。
    バブル世代なんで、NTT株の件とか懐かしみながら一気読み。おもしろかった。
    お金の世界にどっぷりと浸かり溺れてしまった2人の結末はなんとなく自業自得かなと思うけど、水矢子には輝くダイヤモンドになってほしかったな。結末が悲しすぎる。
    【2025.07】

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    2025年07月20日
  • 柔らかな頬 下

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    ネタバレ

    同じような絶望感や孤独感を抱えた、失踪した一人娘を探す母親と、末期癌を患った余命幾許もない元刑事の捜索の旅。過酷な現実に向き合えない2人が、旅を通して変化していく心情描写が印象的。

    娘が犯人に殺害されるシーンが夢として出てきたりして、現実が曖昧になり、徐々に娘の行方とか犯人探しとかどうでも良くなってくる。なんともスッキリしない雰囲気に包まれた内容だった。

    ある意味、失踪した家族を探す行為のリアルはこんな感じなのかもしれない。

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    2025年07月11日
  • 柔らかな頬 上

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    一人娘が失踪した母親が受ける、絶望的な孤独感。

    何年間も希望を捨てられずに娘を探し続ける母親は、社会からも夫からも孤立していく。現実と折り合いをつけて娘を諦められる父親と、実際に腹を痛めて産んだ娘を諦められない母親。その違いを生んでしまう過酷な現実が印象的であった。

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    2025年07月11日
  • 錆びる心

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    人のいろいろな面が垣間見える。いろんな面を持っているわけだから、それがおかしいわけじゃないけど、そんなもんだと思っていないと、後で裏切られたような気分になることがありそう。

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    2025年07月06日
  • グロテスク 上

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    グロテスク、思わず目を背けたくなるのに何故か注意を浴びてしまう。他人のことだから見られるもの、注意を向けられるもの。

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    2025年07月06日
  • 燕は戻ってこない

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    立場や環境が変わると人の考え方や振る舞いが変化していく。本当にその通りだと思う。当事者になって初めて気付く感情や言葉にできない「何か」が確かにある。
    その本性が恐ろしいほど巧みに描かれていた。読んでいてゾクッとした。

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    2025年07月01日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ネタバレ

    解説にも書いてあったが、ユーミンの楽曲はそれぞれの曲に自分だけの思い出と固執したイメージが伴う中、この人にとってのこの曲はこんなイメージなのかぁと新しい側面を見れて面白かった。
    青春時代のすれ違いがリアルに描かれている「あの日にかえりたい」が一番好きだった。

    数多くのユーミン好きに、あなたならどれを選曲するか聞いてみたい。私なら「リフレインが叫んでる」で書くだろうなぁ、なんて。

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    2025年06月30日
  • オパールの炎

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    25/6/30
    15人もの人が多角的に『彼女』のことをインタビュー形式で喋る構成は好きなのだけど
    肝心の彼女があまり魅力的な女性としてどうしても捉えられなかった

    もちろん女性解放運動やピル、中絶の権利は大切なものではあるのだけど
    家庭や組織、人が積み上げてきたものをぶっ壊したり誰かを傷つけるやり方は…センセーショナルさに頼るのは週刊誌と変わらないのでは、とか思ってしまったり

    でもそういう先人たちの活動がなければ今の男女平等の意識すらこの国にはなかったのだろうな、とも

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    2025年06月30日
  • インドラネット

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    意外性があるけれど、主人公の書き方や結末が何となく納得できなかった。桐野夏生の作品の中ではB級かな。

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    2025年06月29日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    中学生のときからユーミンが好き。
    何度かライブにも行ったけれど、
    苗場は行ったことがないんだよなあ。
    行きたいなあ。
    入り込みすぎず、淡々と読み進めて、
    静かな気持ちになった(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

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    2025年06月22日