桐野夏生のレビュー一覧

  • 白蛇教異端審問

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    桐野夏生の白蛇教異端審問を読みました。桐野夏生のエッセイ・日記・短編集でした。あとがきで東野圭吾が「このエッセイは彼女の口から吐かれた怒りの炎なのだ」と書いているように、桐野夏生の歯に衣着せない意見がこれでもか、と書かれていました。女性の視点から感情的で理論的な、そして結構過激な論説が展開されています。(と、書いたとたんに女性の視点とは何か、定義してから論説しろ、といわれてしまいそうですが。)このエッセイ集で主張されている意見は、私が日頃感じているものも多く、応援したくなります。表題作の白蛇教異端審問は、直木賞を受賞したときに、匿名の評論家からあしざまに批判されたことに対して、反論したエッセイ

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    2011年07月18日
  • 白蛇教異端審問

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    1/9 エッセイというよりは作家のノートを覗き見しているような。どこまでも「作家」の部分しか出してないことに驚いた。
    あと消費されるってつらそうだな、と。
    桐野夏生はかっこいいっす!

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    2009年10月04日
  • 光源

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    10/14 夢中で読んだ。このところの桐野夏生にはやられっぱなし。これも小説の形態としては珍しいなあと思った。それぞれの視点の突き放し方とか。ラストとか。映画の照明っておもしろいと以前から思っていたので興味深く最後まで読んだ。

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    2009年10月04日
  • 光源

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    かなり面白い。一気に読んだ。主要登場人物は、監督の薮内三蔵、カメラマンの有村、プロデューサーの玉置優子、主演男優の高見、女優の井上佐和など。彼らが、ひとつの映画をつくるために終結するが、個人の色々な思惑や確執が重なり、うまくいかず、破綻してしまう。文庫版の作品紹介では、逆プロジェクトX物語という紹介もされていた。ひとりひとりのキャラクター設定が、なかなか秀逸だと思うし、それらのキャラクターの思惑、キャラクター間の関係なども、とてもよく書けていると思う。書けそうで、なかなか書けない小説のように思えた。それにしても、桐野夏生は、とても色々なタイプの小説を書く人だな、と思う。「一作一作に変化を持たせ

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    2011年07月25日
  • ダーク(下)

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    ダーク、Dark。村野ミロシリーズは、この本以降書かれていないと思うので、いちおう、シリーズでは最新刊。村野善三が全くしまらない方法で死に、トモさんは人間が変わったように卑しくなってしまい、鄭はかなりヤキの回った老人になっていて、成瀬は獄中で自殺をしていて、それを知ったミロはきれてしまい、周囲にトラブルをまき散らし始めると共に自分自身も泥沼のようなトラブルに落ち込んでしまう。小説は、そのように始まり、村野ミロシリーズになじんでいた人は、当然私も含め、これまでのシリーズ中での人物設定や人間関係が全く異なるものになってしまっていることに気がつき、とまどってしまう。とまどってしまいはするが、でも、こ

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    2011年07月25日
  • ファイアボール・ブルース2

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    女子プロレスを題材とした2作目。先の見えない不安感や、祭りのあとの空虚感、女同士の日常のささいな情の駆け引きなど本当にこの作家さんは細やかな感情を拾いあげるのが巧い。

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    2009年10月04日
  • ファイアボール・ブルース

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    どちらが主演と言うよりはW主演と言える。深い味わいを持ったキャラによってぐいぐいと引き付けられてしまう。

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    2009年10月04日
  • 新装版 ローズガーデン

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    3.5かな。
    ダークネス読んで、シリーズ1から読み直し。前も思ったけど。トモさん…素敵で美意識強い ミロの親友がどうして、ダークネスであんなになってしまうのか。そこが辛い。

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    2026年04月12日
  • ポリティコン 下

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    ネタバレ

    ⭐️3.7

    桐野さんにしてはいつもより優しめだったけど
    村の人たちがどうなっていくのか、気になって
    上下巻読み進めた。
    マヤは結局はやっぱりトイチが好きだったのかな?

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    2026年04月06日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    ネタバレ

    「好事、魔多し」との言葉があるが、恐らく調子のいい時には、やっかみから横やりが入るだけではなく、危機管理能力が薄れるのではないか。目の前の状況にのめり込み過ぎると、この人と関わると、これ以上進むと、危ないという勘が働かなくなってしまうのだろう。
    その点、水矢子は冷静だった。けれども幸せにはならなかった。母親の借金という不遇もあったが、あえて幸せになろうとはしなかったようにみえる。佳那を差し置いて、自分だけが幸せになることはできないと思ったのではないか。水矢子はバブルには溺れなかったが、酒に溺れた。身を持ち崩す原因が、象徴的だと感じた。

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    2026年03月30日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    さすが桐野さん!素晴らしかった!
    作中“萬三証券“は岡三証券?!?!
    あの時代の証券会社の内情など知れて良かった。

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    2026年03月30日
  • ハピネス

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    ネタバレ

    読書初心者には面白かったです。
    ただ登場人物は変な人ばかりです。
    こんな世界もあるのかな?と。
    有紗よ、再婚前にはこどもがいることを伝えてください。

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    2026年03月25日
  • 真珠とダイヤモンド(下)【毎日文庫】

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    ネタバレ

    登場人物の転落ぶりに引き込まれてあっという間に読んでしまった。
    最後みやこも転落していくの辛かったな〜。
    やっぱうまい話に乗っからず堅実に生きよう…
    成り上がってキラキラした生活をしてその後失墜する話、人生に永遠はないことを突きつけられて悲しいし切ないけど結構好き。

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    2026年03月21日
  • ハピネス

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    ホラーな内容でした
    昼ドラで一時期流行ったような内容ですが
    現代の感覚とは少しギャップがあると感じました

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    2026年03月19日
  • ハピネス

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    ママ友って1対1の関係ではなくて、子供同士の相性もあるから難しそう。限られた人たちとだけの集まりだと、そこが全てになっちゃうのは学校とかと同じ。色々なところに居場所を作って視野を広げるべし。
    美雨ママ強い…。

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    2026年03月02日
  • ダークネス

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    この本は、ずいぶん前に書かれた本の続編なんだと知る。 前作は、読んでないけど、説明が所々されてあるからストーリーについていけた。映画にするなら、ミロは、天海祐希がいいな。ハルオは?菅田将暉とか。ハルオは20歳だから無理があるかなあ。
    そんな事を想像しながら読み終えた。

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    2026年02月25日
  • ダークネス

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    ネタバレ

    完璧に前のシリーズを忘れていたから、なかなか繋がらなくて四苦八苦。
    ハルオがかわいそうすぎる。それにしても、山岸はクズだね。
    前半は思い出すのに苦労したけど、後半は怒涛のスピード感。やはり、桐野夏生は上手い。

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    2026年02月25日
  • 真珠とダイヤモンド 下

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    成金の儚さを思い知った。やっぱ一夜にして手に入れた金に未来なんて無いのよね。最後まで胸糞なのも良かった。ネトフリでドラマ化して欲しい。投資斡旋しているこの世において、少しでも戒めになりそう。

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    2026年02月23日
  • オパールの炎

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    日本では女性の体を男社会が支配していた時代が長く、欧米に比べてフェミニズムの運動が弱かった。女性が自分の体をコントロールする権利、望まない妊娠を防ぐのは個人の権利という思想は今では当然と思うが、これを読んで古い体制の社会が徹底的に女性の独立を阻み、制度を遅らせてきたことがわかる。アメリカと比べると実に39年も遅れている。

    塙さんのように体制や社会と闘う勇気を持った人たちがいたから、今に至るまで少しずつ色々な制度や価値観が変わってきたのだろう。キング牧師やミルクを思い出した。が英雄になれた人たちの一方で、抹殺されてしまったかもしれないが、確かに自由を勝ち取るために戦ってきた人々に思いを馳せた。

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    2026年02月15日
  • ロンリネス

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    『ハピネス』の続編。見栄と嫉妬を描いた前作から、テーマは情愛と憎悪へ。変えられない過去と妥協で選んだ現在。それらへの後悔が高梨との関係という更なる深みへ駆り立てる。現実という壁に阻まれる度に、自ら破滅への道を選び取る有紗の姿が印象的でした。

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    2026年02月15日