桐野夏生のレビュー一覧
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ネタバレ上巻が終わって、止まらず下巻に行ったのに、
急に時間軸が変わってて、ちょっと拍子抜けした。
でも、バラカの不幸はどこまでも続く。
読んでるうちに、
あー!そいつも悪いヤツか…となっていくので
誰が出てきても、
そいつもダメなんじゃないの!!
イヤイヤ、ソイツ信じちゃダメだろ!と、
そういう意味でハラハラしてた。
でも、最後イマイチ、伏線回収については消化不良感あり。
あんなに丁寧に描いてきたのに、結局父娘は再会しなかったかんかーい!と思った。
まぁ。
最後は、やっと穏やかな日常を取り戻せたようで良かった。
でも、戸籍とかないのにどーしたんだろうねー。 -
Posted by ブクログ
開業医の川辺は、勤務医の内科医である妻に嫉妬心を抱いていた。
患者からも院内からも人気があり、同じ病院の医者と不倫関係にある妻に。
川辺は、鬱憤に耐えきれず、犯罪を重ねてしまう。それは、連続レイプ。
川辺、そのクリニックで働く看護師、川辺の妻カオル、川辺に苦しめられた被害者の女性達、川辺の同期。様々な目線を通して、一連の事件が追われていく。
夢中になって読んでしまった。
この物語の特徴は、ヒーロー的存在の探偵役を立てていないことだ。
川辺なる「犯人」を追うべく、様々な登場人物たちが、少しずつヒントを探り出してかき集めていく。その過程に惹きつけられる。
また、特 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
面白かったのは間違いない。読み始めたら止まらなくなり、「バラカ」という1人の少女の数奇な人生を、並走するように猛スピードで読みきった。
だが。ちょっと風呂敷広げ過ぎと言うか情報量多過ぎと言うか……。
上巻では、キャリアと財力を手にした四十路過ぎの独身キャリアウーマン2人が、それに飽き足らずドバイの人身売買組織から幼女を購入。その前に現れた元カレの悪魔のような策略により二人の運命が狂いだす。こういう女のルサンチマンを書かせるとホント筆者は上手くて、こっちはその醜悪さに閉口しつつも目が離せなくなる。
並行して綴られるのは出稼ぎで来日した日系ブラジル人の一家の日常だ。やがて失踪した妻と子を探 -
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ネタバレその昔、僕の友人がですね、桐野夏生の「メタボラ」を評して「ポップにグロい」と言っていたのですが、あの表現、まさに言い得て妙だなあ~、と思って、今頃感心しております。そうなんですよね。桐野作品、まさに、ポップにグロい。「ああ、これが現実社会なのか、、、そうなのか、、、」と突きつけられる容赦のなさ。その消費文化っぷり、そのグロさっぷり。あの表現、うん。まさに、桐野作品の真理を突いている気がする、と、この「緑の毒」を読んで、至極納得した次第です。
この作品、なかなか興味深いのは、連載時は、角川書店の雑誌「野生時代」に2003~2011年もの長期間にわたって、断続的に連載していたものなんですって。あ -
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ネタバレこの題名は、非常にカッチョええと思うのですが、若干「なんじゃこら?」と思う個所もある。謎の「だから」始まりと、謎の体言止め「荒野」終わり。「だから荒野」って、どーゆーことよ?
「(~は、~である。)だから荒野(とは~)」だったら、分かる気はする。
「かくかくしかじかの理由があった。)だから荒野(でホニャララした。)」だったら、分かる気はする。
でも、問答無用の「だから荒野」だからって何?なんでいきなり「だから」ってなるの?謎です。謎なのです。
で、読み終わったら、そのタイトルの意味せんとす、意図せんとすところ、わかるんかな?と思って読んだのですが、すみません。わかりませんでした。でも、好きな -
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昔からこの方の絵は大好きです。今ではちょっと古臭く感じる方もいるかもしれませんが、とても綺麗に描き込まれていて素敵です。この短編集は以前どこかで見たことのあるものもありましたが、久しぶりに森園みるくさんの作品を見れてよかったです。