桐野夏生のレビュー一覧

  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    毎週末スキー三昧だった20代の頃。クルマでユーミンの番組をラジオで聞きながら帰路に着くのが常だった。ラジオからはユーミンの曲とリスナーから寄せられた葉書がオーバーラップしてた。

    50周年記念のアルバムから6つのストーリーが作られている。ユーミン、全曲聴きながらストーリーを妄想したくなる。
    「あの頃に帰りたい」帰れないけど、思い出にはひとり帰ることはできる。せつない。

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    2023年03月07日
  • ロンリネス

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    02月-16。3.0点。
    タワマン小説「ハピネス」続編。
    賃貸タワマンに住む主婦の、その後を描く。

    うーん、ただの不倫小説になってしまった。前作はママ友たちの複雑な人間関係だったのが、主人公中心の物語に。

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    2023年02月24日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    「あの日にかえりたい」「DESTINY」「夕涼み」
    「青春のリグレット」「冬の終り」「春よ、来い」

    ユーミンの名曲に乗せて6人の女性作家が書き下ろした短編集。

    原曲に忠実にと言うよりは其々の作家さんが発想を飛ばして紡いだ物語。

    異性を挟み些細な事で仲違いをしてしまった女性を描いた小池さんの『あの日にかえりたい』は誰しもこれに近い経験がありそう。

    男性を主人公にした桐野さんの『DESTINY』には悲喜劇的なものを感じ、大学職員の彼にちょっと同情。

    川上さんが描く『春よ、来い』は辛辣さもありながら最後は温かな余韻が残る。

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    2023年02月18日
  • 柔らかな頬 上

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    直木賞受賞作ということで一読。
    中盤まで読んでてっきりミステリーかと思ったが、全体を通してみると純文学に近いか。

    上巻だけの感想を言えば、中盤までは心理描写も丁寧で、ストーリーもハラハラと楽しめた。
    ただそれ以降のストーリー展開は「この展開必要だったか?」と思えるものが多く退屈に感じられた。


    下巻への助走だと思いたいが…

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    2023年02月11日
  • 水の眠り 灰の夢

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    連続爆弾魔だけじゃなく色んな事件が絡み合ってる

    結構ハードボイルド系で、面白かったようなそうでもないような、、
    高度成長期時代特有の固有名詞とか時代背景にあまりピンとこなかったのもあるかも

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    2023年01月12日
  • 女神記

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    古事記。この最古の名作を読むのは、なかなか大変だろう。この名作をモチーフに、主人公を通してイザナミ、イザナキの描写が後半に向け徐々に盛り上がる。ここから古事記に入っていくのもよいかもしれないなと感じた。

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    2023年01月09日
  • 緑の毒

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    ネタバレ

    久々の桐野さん。相変わらずドロドロの設定。全体的には面白かったけど、登場人物が多すぎてそれぞれの個性がうっすい。個人個人の日常生活を再現したかったんだろうけど、もっと絞ってよかったのでは?ツイッターとかネットとか駆使して今の世の中っぽくしたのはよかった。最後の犯人を追い詰めるところとか。でも、もし私がレイプされたとしても犯人に個人的に復讐したい気持ちより、逮捕されて次の被害者を出さず、私自身は事件のことを忘れたいと思うので、被害者たちが警察に届けるより復讐を優先した気持ちは理解できなかった。

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    2023年01月02日
  • 緑の毒

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    いや、こんな感じでバレるのですね。
    予想してたの違い、まあ、それはそれでよかった。
    そこから捕物?っぽく盛り上がっていくのかと思いきや、そうでもなく。
    ネットの時代ならではの捕物劇も、中々でした。

    それより私は夫婦間の話しが興味深かった。
    「今は大っ嫌いだけど、何で結婚しちゃったのかしら…」
    「どこが良かったのかしら?」

    遡って振り返らないと思い出せない当時の記憶。
    生活していくとは、今を生きている事。
    失敗は成功のもと!
    失敗は誰にでもあるが、結婚の失敗は簡単に修正できないものだろうか? あーもう…なんてね。

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    2022年12月19日
  • 錆びる心

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    6つの短編集。
    消化不良な話もある気がするけど
    おもしろかったし、読みやすかった
    人間の裏側をちょっと覗き見たって感じ

    "錆びる心"は、1番印象に残った
    主観で見よることが
    自分の世界やし正義で正解なんやろうけど
    見方を変えたらちょっとズレとることもあるんやろうなって思った

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    2022年12月12日
  • ポリティコン 上

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    2022/10/27

    農業を中心に人々が生きてゆく理想郷•唯腕村。

    第三世として生まれた東一の生き様。
    現代社会と切り離された農村で暮らす人々の鬱屈が読んでいて苦しいくらい。

    桐野夏生は本当に嫌な人を描くのが上手い。
    本を閉じているときもムカムカしてしまう。

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    2022年10月31日
  • 新装版 天使に見捨てられた夜

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    桐生さん代表作 村野ミロ探偵シリーズ2作目。初々しいという表現は当たらず、骨組み、展開、人物像とキャラの割り当て、全て及第点,どっしりとした だが読み易いミステリー・・と呼ぶのかな。

    風俗嬢、AVの関係する調査を依頼されたミロ。文字通り身体を張った全力での調査に駆け回る。後半、は自殺・殺人も。風俗~キャバクラは既に古株、性感マッサージ、ソープ、エステチックサロンすらもその類。一回身を沈めたら 泥沼から這い出る事が難しいのは昔の赤線、遊女のそれを思い出させる。

    友・恋人?それ以上・それ未満のトモさんの存在が温かい。
    サイドストーリーにホストクラブの三沢などがぞろぞろ出てくるけれど殆ど「小顔、

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    2022年09月26日
  • 緑の毒

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    昨今の有名人の過激な不倫報道を見るたびに、「不倫は当事者間の問題なのに…」と思っていたが、この作品のように、妻に不倫された夫が、その反動で卑劣なレイプ犯となったのであれば、被害にあった女性はたまったもんじゃないし、夫婦間の問題が第三者を巻き込む最悪のケースだと思う。
    作品自体は読みやすくて面白かったです。

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    2022年09月25日
  • 緑の毒

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    いつもながら読みやすい。
    テイスト軽めな休憩本。食前酒とかそんな位置。

    この手の内容とかだとさ、しつこく深く掘り下げない程度が程よいんだろな。
    ほんと『この程度』って匙加減が上手いのかな。

    物足りない?いや。これでいい。
    うん。これが、ちょうどいい。

    みたいないい意味での『この程度』

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    2022年09月21日
  • 奴隷小説

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    タイトル通り、奴隷がテーマの短編集。
    どれも結末がわからないというか、これからもうひと山ありそうなところで終わるのが不気味。

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    2022年09月18日
  • 光源

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    桐野さんの作品は好きなほうですが、この作品は読みやすいのですが・・・最後まで読むと分かるのですが、なぜここで終わるのかな??と謎でした。でも、このなんともいえない不安感を求めて書いた作品なのかもしれないです。

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    2022年09月11日
  • 路上のX

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    何と言ったらいいか、、、

    この物語はノンフィクションに近いフィクションなんだろう。
    保護者を失った10代の少女達が生きる道はこれしかないのか。
    それぞれに描かれる母と娘の在り方。
    難しい。

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    2022年08月25日
  • ロンリネス

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    「ハピネス」の続編という事で手に取る。
    前作の流れを思い出しつつ読み進める。
    ハピネスの見えるか見えないかのひりつく女のバトルでは無く
    今作はガッツリとドロドロしている。

    不倫なぁ。
    妻になって母になっても、
    女で居たいと願うから足を踏み入れてしまうんでしょうが
    本当にハマって抜け出せなくなるんだろうな。
    子供が可哀想だと思いつつ
    こんな風に奔放に動けるのは凄い。
    幸せかどうかは別として。

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    2022年08月25日
  • 緑の毒

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    ネタバレ

    自分の行動がすべての元凶なのに、何が悪いのか、妻のためといいながら、自分が好きなもの、自分が彼女に似合うと思うものしか認めなかったり、それに反すると、すぐに態度に出る。何故病院がうまくいっていないのか、わかっていない。身勝手な性格で、自分のやること、自分のセンスが一番良いと思っている、まわりの不満、窮屈さを感じられない人物。
    ギリギリまでどうなるかわからなくて、ページが少なくなってどう復讐するんだろうと一気に読んだ。
    かけあしで終わった感があるので、もう少し、女性たちの復讐のかたちを読みたかった。

    自分の卑劣・悪質なことは棚にあげて女性たちに怒りと復讐をどうしようか最後までクズで鬼畜な考え方

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    2022年08月11日
  • 錆びる心

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    テーマが微妙に不揃いな6本の短編集。どの話も先が超気になり読書速度を加速させる掴みは完璧、結末はキツい尻切れトンボが多めで★4寄りの★3。表題作が一番印象的だったかな。

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    2022年08月05日
  • デンジャラス

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    ネタバレ

    谷崎潤一郎の私生活がよくわかった。
    作家に対する理解が進むことと、作品世界への憧れや没頭の深さは反比例するのだということもわかってしまった。

    著作から谷崎潤一郎は女性の感覚が分かる男性だと思っていたのだけれど、そうではないのだな、女を利用する根っからのワガママな男性なのだなと痛感した。さみしくなった。

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    2022年07月25日