桐野夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全部で6篇。
どうにもこうにも居心地の悪い本。
心がざわつく物語が収められている。
「武蔵野線」は勘違い中年男の物語。
メールで変なアプローチを仕掛けてくる中年男性の気持ち悪さよ……。
仕事上の笑顔と愛想は最低限のビジネスマナーで、客に好意を持っているからではない。
人として対応しているだけなのに「電話ください」「メール返してください」は恐怖でしかない。
でも全くわかっていない主人公。
な ん で ?
表題作もそうだが、何か得るもの、と言われると、これと言ってない。
ただ、日常のなんだか嫌な感じと、後悔と、その他言葉にならないモヤモヤした居心地の悪さがふんだんにまぶされている。
読後がいい -
Posted by ブクログ
ネタバレ桐野さんのイメージ的に、もっとグチャグチャドロドロ醜いママ友争いみたいな感じなのかと思ったけど、予想に反して大人しめ(?)だった。
でもだからこそリアル。ママ友(というか友達)という括りでも何となく一軍の友達、二軍の友達(作中で言う「公園要員」)みたいなのがいる感じとか、女という生き物の言語化できないいやらしさがすごく出てて良かった。
最後もいぶママ以外はハッピーエンドな感じだったし、読後感も悪くなかったな。でもいぶママ目線で言ったら旦那に格下女と浮気されて結果タワマンから貧相な実家に引っ越して旦那とも別居状態(しかも浮気は続行中)って結構可哀想とも思った(笑)