桐野夏生のレビュー一覧

  • 真珠とダイヤモンド 上

    Posted by ブクログ

    地方の証券会社で出会う3人の若者
    バブル期絶頂の最中、水矢子、佳那、望月
    は希望と此処では無い何処かを求め
    金と言う荒波の中に飛び込んで行くが、
    行き着く先は希望の地なのか、先の読めない
    綱渡りの様な展開が此方にも伝わり
    手に汗握る様だ。
    プロローグの水矢子と佳那の現在の姿と
    出会いは、下巻への不穏さを感じさせ
    るが、この後どう言う人生を辿ったのか
    早く下巻を読みたい!

    0
    2023年11月16日
  • 優しいおとな

    Posted by ブクログ

    久しぶりの桐野作品。ぶっ飛んでいるいつもの感じが、リアリティーもともなって、近い未来か現実か…と思ってしまう。これが、2009年の作品だから今、少し近づいてるかも。

    0
    2023年11月15日
  • もっと悪い妻

    Posted by ブクログ

    どの話もみんなうっすら気持ち悪い。歪んでるみたいな…
    でもどの話ももうちょっと読んでみたいような、やっぱり桐野夏生さんは長編が好きだな!

    0
    2023年11月11日
  • 夜また夜の深い夜

    Posted by ブクログ

    何で借りたかって言うと重信メイさんの本を最近読んで、なぜだか関連で出てきたから。最後まで一気読みだった。最後バタバタと解決?したけど、ちょっとわからなかった。モデルがいないと良いなって思った。

    0
    2023年10月22日
  • ロンリネス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    出会ってしまったら危ない橋でも渡りたくなってしまうのは正直わかる。だから、有紗が沼に嵌っていくまではソワソワし通しで、指の隙間から見るように読んだ。ただ、これが本物の恋なんだとしてしまうところまでは気持ちが追いつかなかった。もちろん洋子の恋愛も同様である。

    有紗には自分という軸ができた。ハピネスの頃の彼女とラストの彼女はまるで違う人間だ。それでもこれを「大人になった」とか、「人間として成長した」と前向きな表現で評価したくない。彼女は「図太くなった」だけなのだ。そしてきっとこの先もよりそれが強くなるのだろうと思う。良くも悪くも。

    結果的になんとなくきれいに丸く収まったとしても、後々を考えると

    0
    2023年10月02日
  • 路上のX

    Posted by ブクログ

    自分では到底分かることのない若者の現実を知った感じ。一部に過ぎないのだろうけど。
    ただ、この物語の行く末は?
    この3人の女性の行く末が知りたくなった。

    0
    2023年10月02日
  • ダーク(下)

    Posted by ブクログ

     破滅的な展開。あれだけいがみあったのに、最後は「過去の事」として傷を持ちながらも次の段階を生きていく。
     韓国の街並みや光州事件のとても詳細な描写があって、桐野夏生さんの守備範囲の広さを感じた。

    0
    2023年09月28日
  • 路上のX

    Posted by ブクログ

    凄まじい…。最近ではトー横キッズと呼ばれる非行少年少女が現れる世の中になってるが、その実情をしっかりと落とし込んだ作品となってました。
    大人に振り回されて、行き場の失くした子供たちが何とか自力で生きようと必死にもがく姿に、心を抉られる気持ちになりました。
    ラストもそこで終わるのかあ…真由頑張るんやでえ…って応援したくなりました。

    0
    2023年09月27日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    松任谷由実さんの楽曲をテーマに各作家さんが書いた短編集。
    個人的には「春よ、来い」が一番好きだった。3人の視点から描かれるストーリーで、一見全く設定のない3人がどう関わってくるのか楽しかったし、ちょっとファンタジー的要素もあって(読んだ人にはわかる「あれ」)、なんだかあったかい作品で素敵だった。そして、ちゃんとユーミンのことが書かれてた。

    0
    2023年09月20日
  • 真珠とダイヤモンド 上

    Posted by ブクログ

    バブル期の、すごい熱量。あの頃を知る人間としては、ワクワクして読んでいます。社内のタバコや電話、タクシー待ちなどなど、細かな描写が更にバブルの風景の色を濃くしてくれています。下巻が楽しみ。

    0
    2023年09月18日
  • もっと悪い妻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    他の方と同じ感想。桐野夏生節は弱め。短編集なのでサクサク読めるけど、ドスっと重い読後感はなく、あっさり目。好きだった章は2つありました。

    ・残念
    結婚相手を間違ったと考えている妻。義理の両親との二世帯住宅に不満たらたら。昔、自分に気を寄せていた(と考えている)男が海外出向から帰国したと聞いて…。そのあとが知りたくなる。

    ・もっと悪い妻
    冒頭に収録されている「悪い妻」より、こっちのほうがしっかり、悪い妻だなー。大学時代の元カレと、仕事をきっかけに焼け木杭に火がつき、あれよあれよと不倫を謳歌している妻。子供もいて、夫はその不倫に異議は唱えるものの、不倫相手との逢瀬から帰ってきて二日酔いになって

    0
    2023年09月16日
  • 水の眠り 灰の夢

    Posted by ブクログ

    トップ屋が主人公の作品は初めてだったのと、舞台が1960年代だったので、自分が全く知らない世界に入ったみたいでした。四十円のラーメンには驚きました。また、深夜喫茶というものを初めて知りました。物語の最初から最後まで、遠い昔の日本へタイムスリップしているような気分で楽しかったです。

    0
    2023年09月15日
  • もっと悪い妻

    Posted by ブクログ

    厚けりゃいいってもんでもないんだけど、まず本の薄さに驚きました。
    そして内容も薄かったです。
    濃い味ばかり食べていると薄味の良さが分からなくなる、そんなかんじ?
    ファンなので、良いものであったと思いたい、が、ニコにはその良さが
    伝わらなかった。

    0
    2023年09月13日
  • 優しいおとな

    Posted by ブクログ

    渋谷で野宿者として生活する少年イオン。
    NGOのモガミという大人がイオンを助けたいと近寄ってくるが、イオンは逃げる。
    そして闇で暮らす地下の集団に行き着く。
    イオンが暮らす日々は危険と隣り合わせで、読んでいて苦しくなった。
    そしてイオンの幼少期の真実。
    こんな世界が現実になったら…と思うと怖い。

    2023.9.3

    0
    2023年09月03日
  • ハピネス

    Posted by ブクログ

    3
    こーゆー感情になる事、私もあります
    人と比較したり、羨ましがったり、イケてるグループに入って勘違いしたり、でも自分は自分
    自分を好きになって考えて強くなっていかなければいけない
    一人で生きてはいけないけど、「自分」をしっかり持つ事は大事
    幸せの基準なんて人それぞれ違うし、正直何を抱えてるかなんて全部はわからない

    最終的に決めるのは自分 もっと自分を大切にしていきたい
    みんな、少しでもあるような気持ちなど描かれているなと思う

    0
    2023年08月29日
  • ロンリネス

    Posted by ブクログ

    ハピネスからのロンリネス。
    タワマンママとタワマンパパのW不倫小説。

    単身赴任から帰国した夫との仲を修復した妻が、ハピネスで子供シャベルを落とした階下の男との強引な不倫設定。後付け感は否めない。それでもテンポ良い展開で、ありえない設定と思いつつも読み進めてしまう。さすが桐野夏生先生。

    破滅に向かうことはわかっていても突き進む、止めるのかと思っても止められない不倫。こいつら、今回不倫止めてもまたやるんだろうな、と思わせてくれる。
    不倫はダメと教えてくれている気もする。
    関根勤先生の意見も聞いてみたい。

    0
    2023年08月23日
  • 夜の谷を行く

    Posted by ブクログ

    昭和の半ば1970年代にもとんでもない事件がいろいろあった。「連合赤軍のリンチ殺人」もそう。「永田洋子」という氏名は忘れられない。この小説はその事件に参加してしまった女性のその後の人生を虚実まじえて描いている。

    主人公西田啓子は前期高齢者の仲間入りが間近、事件の秘密を抱え、出所後目立たないように生きていたのに2011年2月「永田洋子」が獄死したことによって、昔かかわった仲間にも居場所を知られてしまい、フリーライターの取材を受けないかと迫られる。それは断るのだが身内にもさざ波が立ち、決別したかった過去がよみがえる。結末はあっけにとられるが、あり得ると思わせる・・・。

    「革マル派」「赤軍派」の

    0
    2023年08月21日
  • 錆びる心

    Posted by ブクログ

    6の短編集。

    初っ端から驚きの話でした。
    これは相手が知り合いだからなのか
    普通だったからなのか。

    どれもこれも、普通に始まっているのに
    妙な方向へねじ曲がって着地するので
    不思議になってしまいます。

    0
    2023年07月26日
  • 柔らかな頬 下

    Posted by ブクログ

    かつて故郷を捨て、今は取引先の男性と不倫の関係を続けている女性を襲った娘の失踪事件を軸に、人間の持つ業を描いた作品。
    正直、真っ当な倫理観や理想論を持って読むと、まったく登場人物たちを好きになれないのだけれど、時にマンガ的でもある彼女らの振る舞い・心情は、どこか自分の心の片隅に潜む欠片のようにも思えて、憎めない。序盤に描かれる石山とのひりつくような生、そして後半の内海との冷え入るような死。途中回り道に思えるようなところもカスミ達の心の振れを描くのに必要だったように思う。
    その長い旅路の果てにカスミが下した結論は理解もできるし、共感というか自分もその気持ちを共有できる境地になっていたのだけれど、

    0
    2023年07月19日
  • 柔らかな頬 上

    Posted by ブクログ

    かつて故郷を捨て、今は取引先の男性と不倫の関係を続けている女性を襲った娘の失踪事件を軸に、人間の持つ業を描いた作品。
    正直、真っ当な倫理観や理想論を持って読むと、まったく登場人物たちを好きになれないのだけれど、時にマンガ的でもある彼女らの振る舞い・心情は、どこか自分の心の片隅に潜む欠片のようにも思えて、憎めない。序盤に描かれる石山とのひりつくような生、そして後半の内海との冷え入るような死。途中回り道に思えるようなところもカスミの心の振れを描くのに必要だったように思う。
    その長い旅路の果てにカスミが下した結論は理解もできるし、共感というか自分もその気持ちを共有できる境地になっていたのだけれど、で

    0
    2023年07月19日