桐野夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
桐野作品のシリーズものはあえて避けてたんですが、どうやらシリーズ番外編のようです。とはいえ少し腑に落ちないところはあるものの、本作だけでひとつの作品と成立しますね。そんなに違和感ありませんでした。
ハードボイルドというか、男くさい作品でした。桐野作品は女性が主人公のものが多いので新鮮でしたが、好みの問題でいうならそこまで入れ込むほどではありませんでした。やっぱり女性が主人公の方が読みやすいかな。村野からトップ屋という仕事の面白さや魅力が伝わってこなかったですし、登場人物が多い上に名字だけで書かれていることが多いので誰が誰だか整理するのがちょっと大変でした。わりとありきたりな名字ばかりで記憶に残 -
Posted by ブクログ
本作のタイトルは『緑の毒』だが、あまり毒は感じなかった。
開業医の川辺は妻の浮気に嫉妬し、水曜の夜に街に出て女性に乱暴を繰り返す。彼の言動は身勝手の一言で同情の余地ゼロ。一方、被害者女性たちはインターネットで繋がり合い、川辺に復讐することを誓う。最低のクズ男に桐野姐さんがどう鉄槌を下すかとわくわくしていたのだが…
重いテーマを扱っている割には展開・登場人物の心理描写ともに何だか他人事のような軽い感じが否めない。終盤の展開に至ってはまるでB級コメディを見ているようで失笑した。私を含め、ある意味破壊的なダーク桐野を期待して肩透かしをくらった読者は多いのではないだろうか。
漫画のキャラクターの