グーテンベルク21の検索結果
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海底二万リーグ
次々と報告される海の「怪獣」の正体を明らかにすべく、アメリカは巡洋艦エイブラハム・リンカーン号を派遣する。フランスの海洋生物学者アロンナクス教授は正式な招待をうけて、それに乗り込む。同行するのは召使いの若者コンセイユだ。艦にはカナダ人のモリ撃ちの名手ネッド・ランドもいた。「怪獣」の正体はほどなく明らかになったが、それに気づいたとき、3人は鋼鉄製の「怪獣」の腹のなかへと引きずり込まれた。「怪獣」は見たこともない潜水艦で、ネモ(誰でもない)という名の艦長がその指揮官であった。艦長はいぶかる3人を深海の散歩に歩につれだす。ヴェルヌの「驚異の旅」の代表作。 -
グラント船長の子供たち
SFの始祖として知られ、冒険小説の第一人者として知られるジュール・ヴェルヌの「驚異の旅」シリーズ第5作。スコットランドの貴族グレナヴァンはふとしたきっかけから冒険家グラント船長の船が遭難して船長が消息を断ったことを知り、残された姉妹メァリとロバートを連れて捜索にのりだす。だが、さしあたりの手がかりは南米のパタゴニアしかない。老練な航海士オースティン、料理長オルビネット、グレナヴァンの従兄弟で沈着なマクナブズ少佐、まちがって乗船し冒険旅行に出ることになったが、該博な知識で協力する天衣無縫の地理学者ジャック・パガネル…果たしてグラント船長はどこかに生きているのか? -
即興詩人
童話作家として有名なアンデルセンの手になる、抒情あふれる長編小説。ローマの片隅の貧しい家に生まれたアントニオは、即興で詩をつくってみせる即興詩人になることを夢見る。そんな彼の才能をかってくれる名家出の嬉しい友人もできたが。……ローマの謝肉祭、復活祭のなかで起こる歌姫アヌンツィアータをめぐる思いもかけない事件がアントニオを巻き込む。ローマを逃れてナポリへ、ポンペイへ、ヴェズヴィオ火山へ、ペストゥムの神殿では不思議な盲目の少女と出会う。再びローマを通ってはるか彼方のヴェネツィアへ。そして運命の糸は再び「歌姫」との出会いをもたらす。詳しいイタリア旅行案内としても楽しめる一冊。 -
幸福手配師パーカー・パイン
「あなたは幸福ですか? 幸福でないかたは、 パーカー・パイン氏にご相談ください」と新聞に広告を出し、この通りの文句を入れた名刺を持ち歩くパーカー・パイン氏。だがこれは慈善事業ではなく、正真正銘のビジネスなのだ。さまざまな悩みを抱えた人物が訪れる。氏はたちどころに核心をつく質問をして、直ちに処方箋を見つけて提案する。これこれの金額でいついつまでにあなたを幸福にしてあげますと言い切るのである。むろん前金でいただく。だがもし失敗すれば返金しますと申し添える。氏は有能な専属スタッフを使って、直ちに「幸福を手配する」…氏は有能な素人探偵でもある。 -
青蛙堂鬼談
青蛙堂(せいあどう)主人から案内が来て、行ってみると、「実はこのような晩にわざわざお越しを願いましたのはほかでもございません。近頃わたくしは怪談に興味を持ちまして、ひそかに研究しております。つきましては一夕(いっせき)怪談会を催しまして、皆さまの御高話を是非拝聴いたしたいと存じておりましたところ、あたかもきょうは春の雪、怪談には雨の夜の方がふさわしいかとも存じましたが、雪の宵もまた興あることと考えまして、急に思いついてお呼び立て申したような次第でございます」ということで、一席ずつ怪談話を披露することに…綺堂の怪異談12編。 -
鏡の国のアリス
鏡の裏側の世界、チェスの動きをする世界へ旅するアリス。ハンプティ・ダンプティ、ライオンと一角獣など、異次元世界の生き物と接しながらポーンからクイーンへと成長するアリスを描く「不思議の国」の続編。 -
不思議の国のアリス
チェシャー猫、三月うさぎ、ハートの女王など、不思議な生き物の国を旅するアリスの冒険ファンタジー。しゃれや語呂あわせ、童謡などを駆使した機知に満ちたお伽噺を多田幸蔵氏の苦心の訳でおくる。 -
青い鳥
貧しいきこりの子の兄妹チルチルとミチルはクリスマス・イブの夜、仙女の訪問を受け、その言い付けで「青い鳥」を探しに出かける。「思い出の国」「夜の宮殿」「未来の王国」などを探しまわるが、どこにも「青い鳥」は見つからない。ようやく自分たちの家に帰ってきたとき、すべては夢だったことがわかる。そして「青い鳥」(幸福)は家で飼っていたキジバトだったことを知る…メーテルリンクの代表的な夢幻劇。 -
西遊記
「きんとうん」に乗り、如意金箍棒《にょいきんこぼう》をふるい、七十二とおりの変化《へんげ》の術を使って大活躍をする孫悟空、通称八戒《はっかい》として知られ、大食漢で好色家で、少し知恵が足りない猪悟能、宝杖《ほうじょう》をふるって活躍する寡黙な沙悟浄、竜の化身であり、よく人語を解す白馬…これら4名が守護する三蔵法師。おなじみの中国四大奇書の一「西遊記」を、原本の雰囲気を巧みに生かしながら、冗長なところをカットした作家檀一雄の名訳本。古典ファンタジーの大傑作。 -
宇都谷峠
文弥は芝片門前(かたもんぜん)に住む貧しい按摩。三歳のとき姉が石の上にとりおとしたのがもとで、両眼失明した。父の小兵衛は悪事三昧、家にも寄りつかない。老母おりくや姉の賃仕事と若い文弥の腕では、妹おいちと四人の暮らしがせいぜいで、座頭(ざとう)の官位を取るに必要な百五十両という大金など思いもよらない。――自分の過失ゆえと日ごろ心を痛めていたおきくは、ついにだまって吉原へ身売りし、百両の金をととのえる。あとの五十両は京都の師匠が貸してくれるだろう。――文弥は姉の真心に泣き、ひとり都へ上る。いっぽう、伊丹屋十兵衛は恩ある主君のため何としても百両を返さねばならない事情があって、旧知をたよって、はるばる京都へ行ったが、その人はもうこの世になかった。思案にくれてむなしく帰る道すがら……東海道を下る十兵衛と、上る文弥は、駿(すん)州鞠子(まりこ)の旅籠(はたご)で運命の糸に導かれるように出会う。黙阿弥「世話物」の傑作。 -
縮屋新助
堅気一方の越後の縮(ちぢみ)売り新助が、ふとしたことから真剣に恋した芸者美代吉(みよきち)に愛想づかしされ、うらんで殺す縁切りもの。しかも新助はその直後それが実妹だったと知り、おなじ村正(むらまさ)の妖刀で自害して果てる。──縁切りものの代表作の一つであると同時に、深川八幡の祭礼のにぎわいを背景に、江戸下町の庶民の生活をいきいきとえがき、それと対照的な地方商人の性格を的確にとらえた、リアリティーに富む生世話(きぜわ)の名作。 -
三人吉三
大川端で夜鷹を蹴落として手に入れた百両に満悦のていのお嬢吉三(おじょうきちさ)、だがそれを見ていたお坊吉三(おぼうきちさ)はその金をよこせと横車、二人はたちまち立ち回りを演じる。その間に割って入ったのが和尚吉三(おしょうきちさ)、いずれも腕一本に生きる無頼の徒、たちまち意気投合して血盃(ちさかずき)をかわすが… -
髪結新三
ならずもの入墨新三(しんざ)の婦女誘拐。初鰹(はつがつお)をモチーフとした江戸下町の季節感と、いきいきした生活描写。永代橋雨中の大立まわり、小悪党新三の閻魔(えんま)堂橋のさいご――深川を舞台に、隅田川を軸として展開する生世話の名作。明治六年、すでに五十八歳の江戸作者黙阿弥が、開化の波を感じながら自分のぺースで書いた、円熟の境地をしめす作品。 -
十六夜清心
鎌倉極楽寺の僧清心は、女郎十六夜となじむが、女犯の罪に問われて追放される。そして、廓をぬけ出してきた十六夜と会い、自分の子を宿したと聞いて入水心中をはかる。が、十六夜は、俳諧師白蓮(はくれん)の白魚船に救われる。いっぽう清心は、漁師の息子のため死にきれない。と、おりから聞こえる遊山舟のさんざめき。自殺の決心がにぶった清心は、通りかかった寺小姓を、十六夜の弟とは知らず、金ゆえに殺してしまう。そしてたちまち悪心に変じ、名も「鬼薊清吉(おにあざみせいきち)」となって悪事を重ねる。「今日十六夜が身を投げたも、またこの若衆の金を取り、殺したことを知ったのは、お月様とおればかり、人間わずか五十年……これから夜盗家尻《やとうやじり》切り、人の物はわが物と、栄耀栄華をするのが徳、こいつあめったに死なれぬわえ」当時の実説を詩情をこめて劇化した幕末白浪物の傑作。 -
弁天小僧
「知らざあ言って聞かせやしょう。浜の真砂(まさご)と五右衛門が歌に残せし盗人(ぬすびと)の種は尽きねえ七里ヶ浜、その白浪(しらなみ)の夜働き、以前を言やあ江の島で年季勤めの児(ちご)ヶ淵(ふち)、江戸の百味講(ひゃくみ)の蒔銭(まきせん)を当(あて)に小皿(こざら)の一文子(もんこ)、百が二百と賽銭(さいせん)のくすね銭(ぜに)せえだんだんに悪事はのぼる上(かみ)の宮(みや)……」弁天小僧をはじめとする、ご存じ白波五人男の勢揃い。題名どおり錦絵そのままの華麗なるピカレスク狂言。 -
セビーリャの理髪師
「フィガロの結婚」の前奏曲といってもいいボーマルシェの戯曲。のちにロッシーニのオペラで有名になった。アルマビバ伯爵は、ロジーヌという女性に恋をして、身分を偽った姿で彼女に近づき、恋の成就をはかる。一方、ロジーヌの後見人の医師バルトロは「遺産目当て」でロジーヌと結婚をしたがっていて、伯爵の行く手を邪魔する。伯爵はなにかと利用できる「ゼビーリャの理髪師」フィガロの助けを借りて、最後には無事ロジーヌとの結婚に成功する。
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