作品一覧
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4.0好奇心いっぱいの少年が、大人と共に船で宝の島をめざしてくりひろげる冒険。 文学界を代表する川端康成・中野好夫・浜田康介の監修のもと、子どものより豊かな成長のために必読とされる不朽の名作200編が選ばれ、1969年、カラー版名作全集『少年少女世界の文学』全30巻として、小学館より刊行された。この電子版では、同シリーズ[第2版](1978年)を底本として、200編のなかから33編の傑作を選出。美しく迫力あるカラーイラストも完全再現。1960年代から70年代に、初めて名作を読んだときのあの感動が甦る! 今の子どもにとっても必読となる定番の文学作品は、国際感覚を養うためにも最適! ※この作品はカラーが含まれます。
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-1巻440円 (税込)貧しいきこりの子の兄妹チルチルとミチルはクリスマス・イブの夜、仙女の訪問を受け、その言い付けで「青い鳥」を探しに出かける。「思い出の国」「夜の宮殿」「未来の王国」などを探しまわるが、どこにも「青い鳥」は見つからない。ようやく自分たちの家に帰ってきたとき、すべては夢だったことがわかる。そして「青い鳥」(幸福)は家で飼っていたキジバトだったことを知る…メーテルリンクの代表的な夢幻劇。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
子供の頃にも読んだお話ではあるが、あらためて読んでみて、軽い衝撃。そのあまりに象徴的で隠喩的な深い内容に、面白い以前に、子供のお話ながら、まるで哲学書を読んだような感じだ。うーん、いろいろと、しばし沈思黙考してしまうわ、よね。
出だしから、戯曲ゆえ、登場人物の服装からこと細かいのはともかく、わかりにくい言葉こそ使っていないのだが、ふと、幸福とか、生死とか、自然とか・・あれこれと、ついつい思いをめぐらすはめに陥るのがすごい。
メーテルリンクは、象徴主義の詩人でもあったそうだから、なるほどそうなのかもしれないが、今回、作品周辺のことで、いろいろ興味深いこともあった。ドイツ浪漫派のヴァーリスの『