小場瀬卓三の作品一覧
「小場瀬卓三」の「方法序説」「セビーリャの理髪師」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
方法序説の訳は沢山出てます。普通は岩波文庫の本を選ぶでしょうが私は古本屋に美品であったという理由だけで新装版の本書を選びました。
非常に有名な本書ですが私の中では「『読書百編義自ずから見る』正しいか」という論文の題材となった本の印象がありました。
この論文は本書の1部~3部と4部2節までを繰り返し読んだだけで意味が分かるのか、というレポートです。結果は分かった人が多かったので有用らしい、とのことです。
さて本書ですがやっぱり難しいですがデカルトの謙虚な姿勢が心に残りました。これは徹底的な懐疑を持って真理探究にあたったデカルトらしく感じますが、6章を読むとそういうことばかりではなく、他人との論争に貴重な時間を費やすことを嫌っていたのが大きいと分かります。ヨーロッパ大陸のキリスト教の元で科学をしていく立場の難しさが伝わってきます。
一読したぐらいでは読んだ内に入らないようですが(6章に20年かけて辿り着いたことを聞いてすぐ納得したように見せる人の愚かしさについて語ってます)人類史上希有な天才の著作に触れたことを歓びとして胸にしまっておきたいと思います。