徳間書店 - 徳間文庫作品一覧
-
-
-
4.0著者渾身のエロス&サスペンス その選択が間違っていないという確信、 あなたにありますか――? 人は一日に何度も分かれ道に立つ。 そして、ほとんど意識しないまま、どちらの道を行くべきなのかを瞬時に決める。 たとえば、今朝はどのスーツを着て会社に行くのか。多くの場合、どちらを選んだとしても人生が大きく変わることは、ない。 けれど、時には、その無意識の選択が人生を決定的に変えてしまうことが、あるかも。 あなたにはその選択が間違っていないという確信、ありますか――? 目 次 まえがき 第一話 春の分岐点『雪の中の仔猫』 第二話 夏の分岐点『破滅へと続く道』 第三話 秋の分岐点『暗い山道で』 第四話 冬の分岐点『命を拾った女』 第五話 再び春の分岐点『狭き門より入れ』 あとがき
-
3.8
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
3.0「博徒と殿様」二足の草鞋 藩財政再建の秘策は 賭場のご開帳!? どん底なんてくそくらえ! 泥を喰らって這い上がった不屈の男 貧困病気挫折、絶望の淵をくぐり抜けてきた作者が、精魂込めて綴った一冊です 出羽国松越藩の外様大名・伊丹阿波守長盛が、継嗣のないまま急逝した。このままでは御家は無嗣子改易の憂き目に遭う。 長盛の「深川黒江町に跡継ぎが」といういまわの際の言葉に、江戸家老高川監物たちは必死の探索を続ける。そしてようやく探し当てた男は、文字通り裸一貫の境遇から二百人の配下を持つ博徒の親分に這いあがった、腕と気風と度胸に才覚を持ち合わせた破天荒な男だった! 〈書下し任侠大名一代記〉 序章 第一章 成りすまし大名 第二章 泥饅頭を食え 第三章 博徒大名伊丹一家 第四章 生きていく術
-
-
-
-
-
3.5
-
4.5
-
-いつの世も、貧困に苦しみながら懸命に生きる女性はいた 貧しくとも、凜として生きよ―― 梅の木に帰郷の望みを託し、夫とわが子のために命を尽くした下級武士の妻の生涯を描く 何と美しく〈凛として〉切ない物語であることか。 生きることの哀歓漂い、抒情性に溢れた彫りの深い人物造形に定評がある作家による作品である……(中略) 藤原緋沙子が史料を渉猟し、独自の解釈と着想で、“時代小説”の衣裳を着せつつ、史実を超えた物語を立ち上げていくことを小説作法としている歴史小説作家であることがお分かりかと思う。 ――雨宮由希夫氏(解説より) 桑名藩の飛び地・越後柏崎。 海鳴りと吹きすさぶ風、冬は雪に囲まれる僻遠の地に赴任を命じられた者は、島流しとも噂され、二度と桑名に帰れることはないと言われていた。 渡部鉄之助と妻の紀久は、跡取りの長男を故郷の両親に預け、幼子を抱えて勘定人としてこの地に赴いた。 だが陣屋暮らしは、着物一枚買う余裕もないほど困窮した。 夫と子どものため日々の暮らしを守る紀久の心の拠りどころは、日蓮上人ゆかりの番神堂に植えた、桑名から持参した梅の苗木。 この花が咲いたら故郷に帰れる――そう信じ、ひたむきに生きる紀久だったが……。 下級武士の妻として懸命に生きた女の一生を描いた傑作時代小説。
-
3.5人に潜む闇を、どぎついまでに見せつけ さらに待ち受ける衝撃の結末。 あなたの知らない真実。 革命直前のパリを舞台にした 繊細で大胆なミステリー。 この感情の震えは「殺人鬼フジコの衝動」以上かもしれない。 1768年。革命前の爛熟したパリ。 悪名高き青年侯爵サドが事件を起こし、被害女性が高等法院に告訴するらしい。 パリ警察で、放蕩貴族を監視する特別任務につく私服警部マレーは その醜聞を揉み消す命を受ける。 一方、セーヌ川で惨殺死体が発見された。 それは、5年前サドの「悪魔の遊戯」の相手としてパリ中にその名を知られた女工だった……。 革命的警察小説の傑作! (解説 千街晶之)
-
3.8職業、保安官。41歳の元刑事が、孤島の島で遭遇した事件とは。柴田錬三郎賞受賞作! 東京から七百キロ、小笠原の先にある一見平和でのどかな南の楽園・青國島。その島に、一人の男がやってきた。高州康彦、41歳、元刑事。彼の仕事は“保安官”。司法機関のないこの島での治安維持が任務だ。都会での生活に疲れ、妻とも離婚し、平穏な暮らしを求めてやってきた。そんな高州の願いは、一人の老人の死によって打ち破られた。泥酔して海に転落した草引の死に疑問を抱く高州。島特有のしきたり、排他的な島の人々……さまざまなものが捜査の行方を阻む。第十七回柴田錬三郎賞受賞作。
-
5.0職業、保安官。41歳の元刑事が、孤島の島で遭遇した殺意と欲望。秘密の扉を開けてしまった男の孤独な戦いの行方は?柴田錬三郎賞受賞作! 東京から七百キロ、小笠原の先にある一見平和でのどかな南の楽園・青國島。その島に、一人の男がやってきた。高州康彦、41歳、元刑事。彼の仕事は“保安官”。司法機関のないこの島での治安維持が任務だ。都会での生活に疲れ、妻とも離婚し、平穏な暮らしを求めてやってきた。そんな高州の願いは、一人の老人の死によって打ち破られた。泥酔して海に転落した草引の死に疑問を抱く高州。島特有のしきたり、排他的な島の人々……さまざまなものが捜査の行方を阻む。
-
4.7(上下共通)あの土方歳三も一目置いた美人剣士、中沢琴! 「おまわりさん」の語源は、新徴組にあり。 浪士組募集の檄文に応じ、法神流をひっさげて臨んだ伝通院での立ち合い。女と侮る男どもを徹底的に叩きのめして名をあげた琴。清河八郎らが立ち上げた新徴組に加わり、幕末の動乱期、幕府方の有力武闘集団として京、江戸、奥州で激闘を繰り広げる。 お国のためにという少女の純粋な思いは、やがて時代の激流に飲み込まれ、正義の在り方を問う苦いものに変わってゆく。いつの間にか自分たちが朝敵となって追いつめられる理不尽さとも闘いながら、目の前の敵を斬り伏せていく琴。その姿は健気で美しい。 赤城山の麓、利根郡穴原村に生まれ育った中沢琴。法神流を受け継ぐ家に生れ自身も研鑽に励み、身に着けた剣術は豪放にして苛烈。男でも敵うものは少ない。腕を買われ異例の抜擢をされた琴だったが、立ち上がったばかりの新徴組での勢力争いなどに翻弄される。そんな彼女は、ひそかに慕う土方歳三とともにあることを喜びとしながら、組士としての任務に精を出す。しかし、新徴組の存在自体が時代の鬼っ子となりつつあるとき、土方は京に新選組として残ることになり、琴の淡い恋は消える。江戸に戻って市中見廻りに精勤する琴たちは、いつしか江戸の庶民たちに「おまわりさん」と呼ばれ頼りにされるようになる。そんな琴らを悩ませていたのが、薩摩藩士たちによる狼藉だった。 彼らは江戸を騒乱状態にするために罪もない民衆から略奪し殺戮を繰り返す。ある日、琴が親しくしていた町家に押し込みが入り家族が惨殺された。その首謀者は討幕の大義とは縁の薄いただの異常殺人鬼・弓張重兵衛と判明。新徴組による三田薩摩屋敷襲撃の際に弓張を取り逃がした琴は、どこまでも追い詰めることを誓う。しかし、錦の御旗を掲げる薩長討幕軍の勢いは物凄く、新徴組も江戸から奥州へと落ちてゆく。庄内藩として戊辰戦争を戦うことになった新徴組は各地で無敵を誇るが、いかんせん多勢に無勢。しかもいまや朝敵。明日をも見えぬ戦いの中、琴は宿敵弓張とついに剣を交えることになる。果たして復讐は成就するのか⁉ 第一章 浪士組(伝通院での武勇伝) 第二章 上洛(土方歳三との交流) 第三章 策謀、そして瓦解(清河八郎暗殺) 第四章 新徴組誕生(暴れインド象を抑えて喝采) 第五章 新徴組士、中沢琴(松平権十郎との出会い) 第六章 鎮静(江戸市中の信頼を得る) 第七章 恋華(土方との別れ) 第八章 神田明神外(狼藉旗本を斬り捨てる)
-
-
-
-
-
-
-
3.0「門田泰明剣戟文学」の新たなる殺陣の境地、ここに! ささいな喧嘩がもとで無役となった旗本・具舎平四郎。 かつて門弟四百二十六名を誇る一刀流剣法・古賀真刀流総本山で腕を磨き、ともに最高位を極めた芳原竜之助とは竜虎と称された仲。 今は日暮坂道場を主催する竜之助が道場の手伝いを頼みがてら平四郎宅を訪ね、平四郎の妻・早苗を交えて旧交を温めた。 竜之助を送った帰途、夫妻に襲いかかった恐るべき惨劇! 五人の凄腕剣士が二人に襲いかかり、妻をかばった平四郎は惨殺され、妻・早苗は意識不明の重体に! 竜之助は復讐を決意、探索を始めた。次第に明るみに出た古賀真刀流『源流』の無念と悲惨。 竜之助はついに秘剣「右肘斬し」で復讐すべく立ち上がった! 娯楽剣戟文学史上に屹然と立つ「門田泰明時代劇場」の新開眼ここに!
-
4.0
-
4.0
-
1.0
-
-秋保温泉にグループ旅行に来ていた社内の小寺保子が庭園の崖から転落死した。 秘書課の神保由加と風間京子の立ち話を耳にしたことが原因のようだ。 小寺が精神的に不安定だったことはわかったが、警察でも自他殺の判断はつかなかった。 「酔いどれ探偵」深水文明は話の内容を詳しく聞くため、神保を訪ねた。 ところが、今度は神保が資料室で殴殺死体となって転がっていた。 プロローグ 第一章 みちのくの夜 第二章 庭園の女 第三章 密なる会話 第四章 逃亡の経路 第五章 非常階段の男 第六章 犯人を見た女 第七章 過去の関係 第八章 病いの真実 第九章 二人の標的 第十章 恐ろしき錯誤 エピローグ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
3.9
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
4.0惜しまれつつ逝った著者の遺作。飴売り三左の行くところ、難事件が解決する。江戸の町に、人の心に、飴売りの声が沁み渡る。 金が、金のあるところにしか 回らない。盗人も横行、百姓が逃散する時代、家中の権力争いに巻き込まれ、武士を捨てた飴売り三左。顔はいかついが、笑顔は天下一品。腕が立ち、肝も据わり、頼りになる。市井のもめ事・難事件を鮮やかに処理。殺人事件の下手人捜しから、敵討ちの助っ人、よろず決着。三左がなぜ、武士から飴売りになったのかといういきさつを描いた絶筆118枚の「火の闇」他、5編を収録。 その急逝が惜しまれる珠玉の作品集。
-
4.0「よく聞け、貴様は死刑だ!」 > 無実の罪で法曹界を追われた元特捜検事。> 法廷には立てない「非弁護人」が、冷酷巧緻な大量殺人者に「法」で立ち向かう!> > 作者の月村は、非弁護人というコンセプトについて「法曹界のブラック・ジャック」と語っていた。手塚治虫『ブラック・ジャック』は、医師免許はないものの天才的な技能を有する闇の外科医が活躍する人気マンガだった。その法曹界版が、非弁護人というわけである。(文芸評論家 円堂都司昭 「解説」より)> > 白熱のリーガルサスペンス! > 元特捜検事・宗光彬。検察の腐敗により無実の罪で法曹界を追放された過去を持つ。弁護士資格のないまま高度な法律案件を闇で請け負うことから「非弁護人」と呼ばれていた。あるときパキスタン人少年から「級友を捜してほしい」と依頼される。その少女と家族の消息を追ううちに大量の失踪者の存在が明らかになる。戦慄の犯罪に立ち向かうべく、法廷に立てない宗光が取った驚愕の奇策とは!?
-
-
-
3.8じゃじゃ馬、鶴姫が巻き起こす珍騒動に、 まわりは振り回されっぱなし。 まったくもう! 大爆笑時代コメディ!! 「芋侍のにいちゃん、可愛いねえちゃん半刻ほど貸せよ」 武州槻山藩主から休みをもらって江戸に出た小坂亀治郎は、 道を尋ねてごろつきに囲まれた。 怪しい侍から助けてやったお鶴ちゃんが、 なぜか旅の道連れになってしまい、吉原遊びを断念したばかりだった。 武州訛りで風采の上がらぬ亀治郎と、 お鶴ちゃんこと御三卿清水家の鶴姫の、 心がほっこり爆笑珍道中の始まり始まり。 書下しシリーズ第一弾!※本作品は『姫様お忍び事件帖 つかまえてたもれ』を加筆修正した新装版です。
-
-十六歳 姫パワー全開! なに? 二万両じゃと! まかせなさいッ 輿入れしたばかりの鶴姫に密命が! 藩のために二万両を用立ててほしいという。 お外に出て遊びたい一心と家臣の亀治郎が一緒ならと軽く引き受けたが、当てにしていた実家はダメ。 ならばと材木問屋をやっている侍女の父親を頼ったが、そこでいきなり事件に巻き込まれてしまった。 牢屋に入れられるわ、事情を知らない姑には足を引っ張られるわ……。 それでも藩のため、そして大切な“お友だち”のために、鶴姫は芸者に姿を変えてタンカを切る! 第一章 お外に出たいのじゃ 第二章 鶴姫、牢屋に入る 第三章 不思議なことばかり 第四章 鶴姫、辰巳芸者になる
-
-
-
-各地で起こる異変や悪事に対応するため、将軍家斉に諸国悪党取締出役を任ぜられた飛川角之進。 じつは彼は将軍の御落胤。 「能登の沖に暗雲あり」との託宣が出たと、幕府の影御用を務める宮司の大鳥居大乗から告げられ、若年寄から現地に赴くように命ぜられた。 冬は陸路が厳しく、補佐役の春日野左近と手下の草吉とともに、 協力してくれる大坂の廻船問屋の船に便乗し、北回りで行くことに……。 書下し痛快時代小説、第三弾! 第一章 焼け焦げた地図 第二章 千都丸出航 第三章 蝦夷地廻り 第四章 能登まで 第五章 黒鳥の群れ 第六章 幻の船 第七章 秘法と渦 第八章 闇と御燈明 第九章 渦の向こうへ 第十章 夢の中の都 第十一章 千都丸帰還 終章 うつつの船
-
-
-
3.0十津川&亀井、キリシタンの村に飛ぶ! 縄田一男氏の解説 山前譲氏編の最新詳細著書リストを収録 十三歳の川野三太楼という男が都内の小さな教会で倒れているところを発見された。 病院に運ばれたが、薬物による中毒ですでに死亡していた。 川野は一年前に長崎県の平戸を出たきり消息を絶っていたという。 なぜ東京の教会で発見されたのか? 足取りを追うと、川野は渡口晋太郎という人物を探して各地の教会を訪ねていたことが判明した。 十津川は、二人の出身地、平戸に飛び捜査を進める。 そんなさなか、平戸の世界遺産登録が話題となり地元は沸くが…。 第一章 老人の死 第二章 遍路に似る 第三章 長崎県平戸 第四章 キリシタンの村 第五章 世界遺産の道 第六章 約束 第七章 奇跡
-
3.5
-
-
-
-
-
4.0
-
3.0
-
3.9平安末期、源氏方の十六歳の武者、草十郎(そうじゅうろう)は、野山でひとり笛を吹くことが好きな孤独な若者だった。将として慕った源氏の御曹司・義平(よしひら)の死に絶望した草十郎が出会ったのは、義平のために魂鎮(たましず)めの舞を舞う少女、糸世(いとせ)。彼女の舞に合わせて草十郎が笛を吹くと、その場に不思議な〈力〉が生じ…? 特異な芸能の力を持つ二人の波瀾万丈の恋を描く、『空色勾玉』の世界に連なる荻原規子の話題作!
-
4.3笛の名手・草十郎と天性の舞姫・糸世。二人が笛と舞を合わせると天の門が開く…。平安末期を舞台に『空色勾玉』に連なる世界を描く、荻原規子のファンタジー大作、上下巻合本で登場!
-
-
-
-
-
-
-
3.3
-
-
-
3.0
-
3.0大連立構想の真相! 衆参ねじれ国会をめぐる福田・小沢の攻防戦 参院選大敗北、安倍首相自爆辞任、福田総理誕生…、結党以来の大混乱期を迎えている自民党。一方、小沢代表のもと「政権奪取!」と意気込んでいた民主党。そんなときに降って湧いた大連立構想。いったいこの時期になぜ?政界緊急レポート。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。