己作品一覧
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4.0商社マンだった父は、かつてアメリカでプロ野球選手だった!? 1963年、カリフォルニアで野球に青春の全てを捧げた男の物語。 作家の本谷要は、亡くなった父親の遺品を整理中に意外なものを発見する。1963年に、マイナーリーグのサクラメント・ゴールドハンターズで野球をする若き日の父・総一郎が写った一枚の写真だった。野球が嫌いだったはずの彼に、いったい何があったのか。商社マンとして仕事一筋の謹厳な父は、作家という不安定な職業を選んだ要は折り合いが悪く、長年に渡って没交渉だった。要は父の過去を知るべく、渡米を決意する。 日本初のメジャーリーガー・村上雅則が誕生する前年に、米プロ野球界の底辺、1A北カリフォルニアリーグでたった3ヶ月間、己の青春の全てを野球に捧げた男の物語。 解説・宮田文久
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4.52009年夏のウイグル反乱は、共産党の独裁強化と領土支配を狙う中国に対する決定的なカウンターパンチだった。世界は大きく動きつつある。日本国民はいまこそ、「領土と領海」を強く意識し、勇気ある一歩を踏み出す時である。すなわち樺太の南半分や千島列島、尖閣諸島、竹島、択捉島、国後島、色丹島、歯舞諸島という「日本固有の領土」を原状回復し、独立国としての条件を整えることが、覇権国から日本を守る唯一の道である。覇権への意志がすべての中国、己を火で焼き尽くすかのように問題を噴出させ、危機の道を歩みつづける米国に対し、日本は堂々と「王道」を歩むべきだ、と著者は記す。そう、何も恐れることはない。なりふり構わず我欲を追い求める米中を尻目に、ただ正しい道を歩むことにより、わが国に平和と繁栄、幸福がもたらされるだろう。「ゲンバ=現場」に直接向かい、真正面から上記の問題に取り組む著者の姿が、われらの道を照らしてくれる。
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4.0たったひとりの親友を失った刑事・リアナは、 己の正義に従って、復讐という名の悪に手を染めようとしていたーー。 74ページの長編ノワール、表題作「Killer Queen」をはじめ、 機械の箒を駆る魔女を描いたデビュー作「Hexenhammer」。 のっぽなウェイトレスのトホホな日常を描く「Tall Boy」など、 バラエティーに富んだ全8編を収録。 『極東事変』で注目を集める、気鋭の新人・大上明久利の デビュー作から、最新の短編に至るまでを、余すことなくお楽しみ頂けます。 全240ページ、カラーイラストも収録。 濃ゆーーい1冊!
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3.0快人・怪人の人生でたどる痛快江戸時代史! 江戸初期、己の頭脳と権勢欲のすべてを傾け、徳川政権260年のマスタープランを構築した稀代の俊英がいた。「黒衣の宰相」と呼ばれた怪僧、金地院崇伝である。それから約100年後の元禄期、豪商の妻・石川おかちは、質素倹約を命じる5代将軍綱吉の行列を、贅美の限りを尽くして見物と洒落込む。さらに100年後の江戸後期、江戸市中のありとあらゆる噂話をかき集め、ひとネタ96文で売りさばき続けた男、藤岡屋由蔵の姿があった。 戦国の遺風が色濃く残る江戸初期から、庶民文化が絢爛と花開いた江戸中期、そして動乱の幕末まで、あるいは欲得にまみれ、あるいは強大な権力を笑い飛ばし、またあるいは信義に殉じた、ひと癖もふた癖もある快人・怪人の数々。その痛快なる人生を追って、江戸時代の裏面史をたどる! 江戸文化歴史検定の受検にも役立つ「江戸検新書」シリーズ、第4弾登場。
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-「キチク・好き者・節操なし」超絶イイ男・水瀬と、彼に魅入られたスーパーキュートな一海。今回は、突如一海の前に現れた傲慢な英国貴族・マッククラン伯爵をめぐる一騒動。水瀬ソックリな彼を見て、面食いな己を自嘲しながらも一海は伯爵の失った大切な懐中時計をともに探すことに。一方、伯爵の身代わりをすることになった水瀬は、自分に似ているというだけで動揺していた一海を見て嫉妬しつつも、「どんなお仕置きをしようか」と楽しい想像に耽る。二人が瓜二つである秘密とはなにか。伯爵の懐中時計に秘められた謎とはなにか…。好評オオカミさんシリーズ新展開!
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-体を重ねた男は全員食い殺す!! 美女が出会った最大の敵とは…!? 己の血に翻弄される女の運命を描く! ※この作品は「枕芸者 ~サレ女が殉じる血まみれ愛~」に収録されております。重複購入にご注意下さい。
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-夜な夜な芸者に化けては客である男を誘惑し精気を食らって生きている、妖狐の紺。でも化けるのが下手で、いつも肝心な時に耳と尻尾が生えた姿に戻ってしまい失敗続き。そんなある晩、料亭に呼ばれた紺と姉さんたちの妖狐芸者一同。ここしばらく精力を得られていない紺にとって今夜はまさに生死の分かれ目。無愛想で寡黙なエリート会社員・松崎を獲物に定めた紺は料亭を出た松崎に言い寄り、なんとか精気を得ようと画策するのだが…。目覚めるとなぜか松崎家のベッドの上。すっかり変化も解け、開き直って己の窮状を訴える紺に、松崎は一歳になる息子・日向の面倒を見てくれるならいくらでも精気を注いでやる…と交換条件を出す。こうして家政婦兼ベビーシッターとなった紺だったが…。クールなシングルファザーと半人前の妖狐、そしてちっちゃな暴れん坊。ファンタジックで胸きゅんなハートウォーミング異種間ラブ♪
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5.0大阪魂四代目を決める極不良トーナメント頂上血戦開始じゃ!! 狂瀾怒涛の大阪を舞台に繰り広げられる激しき高校生たちの抗争劇! その中心人物として君臨する関西第五工業高校空手部主将にして大阪暴走族の頭“大阪魂三代目”高木義志が己の首を狙う猛者たちを相手に壮絶なシバキ合いをブチかます!!
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3.9オスカー・ワイルドという作家は、 死後100年を経た現代でこそ、輝いている。 「周りになじめない」「大勢の中でなんだか居心地が悪い」 そんな思いを抱きながら他人に対して、どこか冷めた目で見ていることはありませんか。 人と人とのつながりが希薄になってきた現代において、それは決して珍しいことではありません。 むしろ私たちの「本質」を表しているともいえるのです。 そんな現代人の本質を、じつに100年以上前から指摘していた人物がいるのをご存じでしょうか。 それがオスカー・ワイルドです。 中産階級出身、同性愛者、外国人というハンディを背負いながらも、 保守的な風潮が色濃く残る19世紀末の英国ヴィクトリア朝の社交界において、 独自の世界を確立した、売れっ子劇作家。 そんな彼は、「個」がいかに生きるかということに対して、数多くの事を教えてくれる天才です。 「常識」にとらわれない言葉に触れることで「自分は自分でいいんだ」「みんなと違う感じ方でもいいんだ」と生きる勇気が湧いてきます。 「自分自身」「人間関係」「男と女」「人生」「道徳」の5つのテーマを読み進めていくことで、 違った角度から自分自身を見つめなおすことができる「珠玉の一冊」です。 【本文より】 ○浅はかな人間だけが、己を知っている。 ○その女を愛してさえいなければ、男はどんな女といても幸せなのだ。 ○友人は外見で選び、知人は性格で選んでいる。 ○男は年寄りにはなるが、善人には決してならない。 ○老人はすべてを信じ、中年はすべてを疑い、若者はすべてを知っている。 ○人が本当に馬鹿げたことをするときは、つねにとても高尚な動機からである。 ○生きる秘訣は、とことん、とことん、騙される喜びを味わうこと。 ○真実は滅多に純粋なことなどなく、単純であることは決してない。
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4.0父は戦乱を終結させた異世界の王だと教えられて育った枢は、ある日、異世界で目覚め、騎士ルースに助けられる。だが母から聞いていた物語とは様子が違い、戦は終わっておらず、王国は滅亡寸前。そして父王はまだ子供だった。どうやら三十年ほど時を遡ってしまったらしい。 歴史が変わることを危惧した枢は、両親が出会い己が生まれる未来、なにより愛するルースのために、救世の御子となって国を勝利に導く決意をする。ルースもまた枢を「命に代えて護る」と忠誠を誓うが――? 【電子特別版】ゆきむら燎先生書き下ろしショートストーリー! 幼王エルレシオンのとある一日を切り取った「レオ様の一日」を電子版だけに特別収録!
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-「俺を飲み込め!」膨張しきった男の肉棒を身体の奧まで突き入れられて、悦んでいる己の身体…。ストイックな制服に身を包んだ捜査官は、自分ですら知らぬ快楽を暴かれていくー…!??…”クソマジメ”に働く男・秋山は、実業家・沢渡の手によって、父親の病院を建て直してもらった恩があった。「君を好きにさせてもらう」という条件を飲んで…。しかし、呼び出しを受けた秋山は、いつの間にか睡眠薬を飲まされ、目が覚めると沢渡に押し倒されていて…!? (堕ちる捜査官?囚われの身体より)表題作ほか、砂漠の片手剣使い・サクルと、男娼・ローズの純愛を描いた西洋風奇譚など、ドラマありHありのBL王道コミック!
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3.7『私は、何一つ悪事を働いておりません。故に私は、己の身が清廉潔白である事を証明しようかと思います』 先日少年刑務所から出てきた容疑者の部屋で発見された声明文。そして殺人現場の壁に残る『私は無実です』のメッセージ──。 芸能ゴシップや都市伝説等を扱う、とある雑誌の編集部。そこは編集長の乙野辺ルイ、通称オツベルが若き女帝として君臨していた。そんな部に急遽配属された、強面で顔面に傷痕が走る巨漢、喜佐雪弘。自分を悪人だと自負するルイと真面目ながらも謎の多い新人記者・喜佐が、いつしか連続殺人事件に巻き込まれ──。
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4.0嘘吐きから始まる血みどろの怪異。お伽話に込められた恐ろしい真実。“鬼”と“語り部”の末裔がタッグを組んで、お伽話から迷い出た魔を封じる! 「あなたは《鬼》よ」血の海に溺れる死体の前に佇んで高校生・如月和真に、長い黒髪の少女はそう言い放った。突然の殺人衝動、その後の曖昧な記憶…。朦朧とした意識の中で何が起こったのか全く分からない…。「俺が殺したんじゃない! 俺は《鬼》じゃない!」 …… 幼いころ祖父から聞いた《如月家は鬼の子孫》という伝承。己の血脈、自分の中の《鬼》を恐れていた和真。そしていま、大量の血を吐いて絶命する死亡事件が立て続けに起こり、犯人は自分ではないかという妄想に怯える。そんなある日、転校生がクラスに入ってきた。媛田愛鈴珠(ひめだありす)と名乗るその転校生は、あの忌まわしい夜、和真を《鬼》と呼んだ少女だった…。人喰い鬼の末裔である少年と語り部一族の少女が怪現象につながるお伽話を推理し、お伽話から抜け出た怪異を封じる異能バトルエンタテイメント・ホラー!【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
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4.0その剣(ツルギ)、己(おの)が信じた仲間を守り、己(おの)が定めた邪(ジャ)を祓(ハラ)う──!! 血に染まった衣をまとい、大雪の中を彷徨い歩いていた白髪の少年・レト。とあるアイヌの村に保護された彼が持っていたものは、ただふたつ。母親が何者かに殺されたという記憶と、刀身のない古い山刀だけだった──。北国剣戟伝奇浪漫、(ホッコクケンゲキデンキロマン)第1巻!! (C)2023 Kei Sanbe
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-【本作品は同人誌となります】 COMITIAにて発行していた「乙子ちゃん世界一カワイイ」シリーズ1巻と2巻の再録本です。 主人公で教師の猫柳受楠(ねこやなぎじゅなん)が7年の歳月をかけ、 己の美学のすべてを詰め込み作り上げた美少女フィギュア・乙子。 その乙子が命を宿し人となり動き出した! しかし一見美少女の乙子の(股間あたりの)重大な秘密が明かされる…! そんな、男の娘が攻(※BL的な意味で)な挿入ありギャグ漫画です。 全年齢向けですがそういったギャグシーンもありますのでご注意ください。 ページ32P ■総ページ数36:ページ
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5.0男が惚れる男の資質とは? 乱世を生き抜いた中国の歴史人物たちの中には、男が思わずついていきたくなる男が数多くいた。「将に将たる器を持っていた」劉邦、「この人のためならばと思わせる『仁』を持っていた」劉備、「先の先まで読みつくす才覚のあった」曹操……。しかし彼らも決して最初からそうであったわけではない。むしろ生きるか死ぬかというギリギリの選択を重ねる中で、己の器量を磨いてきたのである。本書は中国文学の第一人者である著者が、英傑たちの生き様を紐解きながら、己の器を大きくする方法を豊富なエピソードをもとにダイナミックに描いたものである。本書を読めば彼らが逆境に立ち向かいながら、その中でいかにして統率力、懐の深さ、先見力を培ってきたかがわかる。翻って、われわれの器量も経済的に逆風である現在であればこそ、磨かれる機会が多い。あきらめることなく、どんなときも自分を磨く気概をもつ男になるための本。
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3.0一流の男になるために、仕事と人生の羅針盤を手に入れよ――。ベストセラー『男の品格』の著者による、誇り高い生き方の決定版。成熟した大人が心得ておくべき100の秘訣がこの1冊に。美学、粋、感性、男と女、哲学、覚悟、品格など、身につけるべきことのすべてを網羅。品格を備えた男はどこに出ても恥ずかしくない。恥ずかしいことをしないからだ。やましいこと、あさましいことをしないからだ。情報に流されず、己の思考を信じ、自分の生き方に潔く、孤独を恐れない。常に心の軸がブレず、己の道を行く覚悟ができている。そう、品格を備えた男はカッコいいのである。カッコいい男はもてる。自分を磨き、品格を身につけ、一流の男になりたいと願う人のための必携書である。
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4.0「我が婚約者殿は・・・俺に触れられるのが嫌だと?」 まさかの・・・最推しが婚約者!? 最推しキャラ×モブに転生してしまったOL 婚約者のジークハルトが前世でプレイしていた乙女ゲーの最推しであることを唐突に思い出してしまったマリア(ちなみに己は名もなきモブキャラ) ゲームでの彼の結末は【正ヒロインと恋愛しないと闇落ちからのラスボス化そして・・・殺される】ってそんなの絶対ムリ!!!!! 最推しキャラ・ジークの破滅ルートを回避するため彼と正ヒロイン・クラウディアとの恋愛フラグを立てるため動き始めるが―――!? ★単行本カバー下画像収録★ 電子限定で描き下ろしの漫画5ページが収録されています。
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-~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~ 極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、 超絶センセーショナル・エロティック短編! 『絶倫ヴァンパイアに愛されて』『セク シーすぎる隣人~獰猛なイケメンの淫らで甘い罠~』『乙女は激しすぎる情欲に逆らえ ない~呪いのアメジスト~』の衝撃の傑作3編を収録! 『乙女は激しすぎる情欲に逆らえない~呪いのアメジスト~』 妖しく輝く宝石を手にしたとたん、 暴力的なまでに甘く激しい戦慄が、身体を貫いた―― 「わたし、ああ……あなたとしたくてたまらない!」 1811年のハイチ。とある海賊船の船長が、色欲の強すぎる愛人に手を焼いていた。 船長だけの愛人であるはずが、その女は彼1人ではとても足りず、 隙あらば手下の海賊たちを連れ込んで、おさまることを知らない欲望を慰めさせているのだ。 あるとき船長は業を煮やし、愛人をまじない師のもとへ連れていった。 不思議な魔術を使う老女は紫色に輝く大粒のアメジストに呪いをかけ、船長に渡した。 「このアメジストを握らせれば、女はあんたに対して欲望を抑えられなくなる。 だが石から手を離せば、尼さんのように貞淑な女に逆戻り、というわけさ」 このまじないは恐ろしいほどの効き目を見せ、船長は己の欲望のままに愛人を操った――。 『絶倫ヴァンパイアに愛されて』 スコットランド高地地方――北のはずれの海沿いの町へ、ナターシャは一心不乱に逃げてきた。 彼女を狂人に仕立て上げ、遺産を横取りしようと画策する冷酷な義兄から。 たどり着いた古びた城の門番小屋の扉をたたくと、現れたのは、漆黒の髪と白い肌をもつセクシーな男性。 ギャレットと名乗った主が言う。「夕暮れになると従業員はみな帰ってしまい、きみ一人になるが、いいか?」 不安が胸をよぎった。しかし選択の余地などない。 やがて部屋で疲れきった体をベッドに横たえたナターシャは、ふいに誰かの視線を感じた。 次の瞬間、目に見えない何者かがベッドに忍びこんできて、甘い愛撫で彼女をさいなんだ。 これは夢? それとも……? 翌朝、目覚めたナターシャは首筋についた小さな歯の痕に気づく。 そして夕食に出かけたパブで、城には吸血鬼が取り憑いているという噂を耳にして――?! 『セクシーすぎる隣人~獰猛なイケメンの淫らで甘い罠~』 私はその日も裏庭から隣人をのぞき見していた。 2週間前隣に越してきた彼が、毎晩帰宅するとカーテンのない窓の前で服を脱ぎ捨て、 筋肉質の体で、訪れる美女たちを悶えさせるさまを、彼は見せつけてくるのだ。 私が見ているとは思いもせずに……。彼に気づいてほしい。 叶わぬ望みに目を閉じ、せつなく募る欲望のままに自分を慰める。 デッキチェアの上で思いきりイキそうになったとき、力強い手が私の脚を左右に押し広げた。 目の前に立っていたのは、さっきまで窓の向こうにいたはずの彼―!?
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-~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~ 極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、 超絶センセーショナル・エロティック短編! 『乙女は激しすぎる情欲に逆らえない~ 呪いのアメジスト~』『豹変した幼なじみの想定外な独占愛』の傑作2編を収録。 ①『乙女は激しすぎる情欲に逆らえない~呪いのアメジスト~』 妖しく輝く宝石を手にしたとたん、 暴力的なまでに甘く激しい戦慄が、身体を貫いた―― 「わたし、ああ……あなたとしたくてたまらない!」 1811年のハイチ。とある海賊船の船長が、色欲の強すぎる愛人に手を焼いていた。 船長だけの愛人であるはずが、その女は彼1人ではとても足らず、 隙あらば手下の海賊たちを連れ込んで、治まることを知らない欲望を慰めさせているのだ。 あるとき船長は業を煮やし、愛人をまじない師のもとへ連れていった。 不思議な魔術を使う老女は紫色に輝く大粒のアメジストに呪いをかけ、船長に渡した。 「このアメジストを握らせれば、女はあんたに対して欲望を抑えられなくなる。 だが石から手を離せば、尼さんのように貞淑な女に逆戻り、というわけさ」 このまじないは恐ろしいほどの効き目を見せ、船長は己の欲望のままに愛人を操った――。 時は現代。ブランディはスキューバダイビングのツアーでキューバ沖を訪れていた。 今日は、ハイチの海賊船が沈んでいるという噂のエリアに潜る予定になっている。 ペアを組むライアンと共に出発したブランディは、海底に紫色に光る石を見つけた。 船に戻り、例の石をライアンに見せようと手のひらにのせて差し出したとき、 ブランディの身体を、暴力的なまでに甘く激しい戦慄が駆け抜けた。 「ライアン――わたし、ああ……あなたとしたくてたまらない!」 ②『豹変した幼なじみの想定外な独占愛』 荒々しい野獣に姿を変えた彼に、 背後から荒々しく奪われる―― ああ、まさか私の妄想が現実になるなんて! 「経験はあるのか?」ルームメイトの突然の問いかけに、アノーラは耳を疑った。 カウンターに食料品の袋を下ろそうとするが、うまくいかない。 裸同然のルームメイト――シンが、ジーンズの中の怒張したモノをヒップにこすりつけてくるのだ。 「ないわ」背後から彼に犯されるのを想像したとたん、鼓動が速まり、アノーラはカウンターにしがみついた。 妄想の中でだけだった。彼がこんなふうに淫らに腰を動かすのは……。 シンは慣れた手つきでジーンズのボタンをはずし、下着の中に指を滑り込ませてきた。 秘められた箇所をまさぐり、襞を広げて言う。「濡れているじゃないか」 熱を帯びた体の芯に指を埋め込まれると、アノーラはうめいた。悦楽が体を走り抜ける。 最も敏感な部分を彼の指にはじかれるたびに、絶頂の扉が近づいてくる。 彼が急に欲望を爆発させた理由なんて、もうどうでもいい――
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3.0PMS(月経前症候群)、生理痛に悩む女性必読! 笑えてちょっと元気になれる、おなごライフを綴ったコミックエッセイ。 PMSとは、「月経前症候群」の略。症状は人それぞれですが、生理の数日前からわけもなくイライラする、異常に眠い、やる気がまったく出ない……、と女性の心身ともに乱してしまうやっかいなもの。 このPMSと、おまけに生理痛と毎月格闘している著者が綴った、ドタバタコミックエッセイの登場です! 今まで何となく不調を感じていたけれど、PMSという言葉は知らなかった、人知れずPMSに悩んでいた、という女性に特におすすめの1冊です。 ちょっとにくたらしい黄体ホルモン&小悪魔な卵胞ホルモンのキャラも魅力。 あーだこーだと突っ込みを入れながら、読んでみてくださいね。 *目次より 第1章 M子とPMS 第2章 己との戦い、PMS期 第3章 地獄の日々、生理期 第4章 毎日ハッピー♪ おだやか期&イケイケ期 第5章 PMSの手なずけ方
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-帰宅武員大募集! 俺たちには帰る家がある!! 毎日、妹とイチャつくのが楽しみである灰空朱雀(はいぞらすざく)。彼はある日、“レイヴ”と呼ばれる異能力を発現し、国の管理下に置かれ学園都市《護国(ウトヴィア)》に連れて来られた。 そこでは、“武活道(ぶかつどう)”で己の力を磨き上げなくてはならないのだが、妹の元に早く帰りたい朱雀にそんな時間は無い!! しかし、彼は答えを見つける―― “帰宅するための武活”をつくればいいのだ! そうしてつくられた“帰宅武”だが、そこに集まる者達は、早く帰ってアニメ観たいからとか、腹が減ったからとか、ふざけた理由を掲げる者ばかり。さらに顧問は永遠の一七歳な美少女アイドル!? 果たして、「帰宅武」は毎日、家に帰ることができるのか…!? 学園ハイテンションバトルコメディ開幕!!
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-妖狐の里で姉とともに暮らすアカネは、二十歳を迎えたのに変身術も使えない半人前。早く一人前にならねばと日々変身の練習を行っていたのだが、ある嵐の日、姉が高熱を出して倒れてしまった。慌てたアカネは万病に効くという薬草「弁天草」を求め、生まれて初めて里の外へ出る。だが深い森の中でアカネは遭難。しかも里の入口は満月の日まで開かない…つまり今は帰るに帰れない状況だった。そんな危機的状況の中、里を襲いにくる恐ろしい鬼にまで遭遇してしまう。てっきり喰われるかと思いきや、逞しい肉体と美しい顔立ちを持つその鬼、荒鷹はアカネを己の屋敷に連れ帰ってくれた。里の入口が開くまでの間、荒鷹の屋敷に居候させてもらうことになるアカネ。その屋敷は荒鷹だけでなく、猫又の幼い姉妹や働き者の妖蛇が一緒に住まう賑やかで不思議な場所だった…。
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4.7人と人の身体を棲みかとする鬼『心鬼』との共存が当たり前となった現代。高校生の恵は心鬼を嫌い、己の心鬼を抑え込んで生活していた。 しかしあるきっかけで出てきた恵の心鬼は、ダントツに強くて…女の子!?
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4.0電通史上最年少で、エグゼグティブ・クリエーティブ・ディレクターになった 鬼才が放つ思考の技術集。 本書は、 あらゆる無理難題を解決し、 広告業界の新しい地平を切り拓いて来た岸勇希の 「思考の試行錯誤」の記録です。 プレゼン8年間無敗の極意がここにある。 ―企画と己を高めるための「68」のメッセージ― ・「若い」と「幼い」は違う。 ・出来ないことは、出来ることを組み合わせて挑めばいい。 ・自分のペースでやれることなんてないから、ペースがないのをマイペースにする。 ・普通のことを普通に、そして年に1度か2度、企んでみる。 ・追い込まれて、折られまくって、「あぁ、もうどうでもいい」となったときこそ、一番大事なときだから踏ん張る。 ・進化は危機からやってくる。 ・成長したいのなら出来たことよりも、出来なかったことに目を向けろ。 ・影響を受けるのと同じくらい、影響を受けないことも重要。 ・悩むことは普通。むしろ悩み続けるべきだ。 ・謙虚であれ、されど萎縮することなかれ。 ・考えるのは、呼吸と一緒。 ・自分のアイデアは、いじめ抜くことで研ぐ。 ・全ての不正解から、正解はあぶり出せる。 ・いちいち怒れ、そしていちいち不安になれ!怒りが思考量を増幅させ、不安が思考に深さを生む。 ・素朴な疑問は、口に出す。 ・「思考力」より「思考量」。その案件について地球上で一番考えている人間であれ。 ・寂しいなと思う孤独な時間は、考えるのに大切な時間。 ・企画とは、自信過剰な自分と不安な自分の間に、傲慢な自分と謙虚な自分の間に研がれる。 ・ルールや定義などない“伝えたい”という想いが企画書になる。 ・プレゼンテーションは説明ではなく、物語である。 ・シンプルな言葉に書き表せない企画は、基本的に伝わらないものだ。 ・万人に愛されることを目指すな。 ・壁は「高い」とわかれば越えられる。 ・言葉にする。書く。絶対に、書く。 ・原因はひとつではなく、もっと複雑だという真理。 ・常に目標を疑って、疑って、目標を鍛える。 ・企業の課題は「とはいえ」に潜む。 ・問題の9割は「手段と目的の逆転」が根本にある。 ・無理難題でもどこかに一筋の光が必ず射す。 ・勝たなければ、地獄さえ歩ませてもらえない。 ・やる以上徹底的にやれ。敵の頭と胴体が離れるのを見届けるまで、手は止めるな。 ・転ばぬ先の、360度杖。 ・プロジェクトが上手くいかなかったとき、徹底した「愚か分析」で、誰が愚かだったか犯人捜しをする。 ・相手の「単位」に変換する。 ・教えることは教わること。だから全力でやる。 ・緊張させろ。されど萎縮させるな。 ・いいチームがいいものづくりをしているときにだけ流れる覇気がある。 ・残念ですが、頑張ったとか、どうでもいい。 ・衰退とは後退ではなく、挑戦しないこと。それはゆるやかな死。 ・焦るな。沈むときを耐えて、次の次に備えよう。遠回りをしよう。 ・道筋なんて知らなくても、歩み方なんて知らなくても、強烈にゴールを見据えれば、きっと辿り着ける。ただし、強烈に。強烈に。強烈に。 ・必要なのは、折れない情熱ではなく、折れても蘇る情熱。 ・最終的には「勝つまでやる」。 ほか
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-あなたにだって思いあたるフシがきっとある!?作者・平岡奈津子がその独特の観点から見つめた己自身、また世間を題材に描く、あまりにもトホホでおバカな日常!!
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2005年に「おひとりさま」という言葉が流行語にノミネートされて以降、世の中は“おひとりさま”で溢れている。 最近では「ひとり焼肉専門店」や「ひとり鍋用の具材」などの市場も年々拡大し、もはや、ひとりで過ごすのが当たり前の世の中になっている中で、 「遊びの天才 週刊誌」というコンセプトを掲げ、創刊から28年間“誰かと過ごす”ことを前提に誌面作りをしてきた東京ウォーカー編集部が、 己のポリシーを逆手にとり「おひとりさま」に向けた1冊を完成させた! ※掲載情報は17年11/20現在のものであり、施設の都合により内容・休み・営業時間が変更になる場合があります。クーポン・応募券は収録しておりません。一部記事・写真・別冊や中綴じなどの特典付録は掲載していない場合があります。
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5.0はぁぁぁ…あの2人萌えすぎてしんどい…。 元気っ子の土田と優等生の草間、不良の水島は男とか女とかを超えた凸凹仲良し3人組。なのだけれど…土田は水島×草間、草間は水島×土田、水島は土田×草間のカップリングを激推しし、己の萌え心を満たすため推しをくっつけたがっていた!? 3者3様の想いが交錯する楽しすぎる三角関係!!!!! 電子限定描き下ろし漫画1Pも収録★
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-「悪魔をおびきよせるための餌にさせてもらう」スラムで生きるオメガの詞音は、発情の度にその匂いで悪魔を引き寄せてしまい、凌辱されていた。つがいを失ったアルファでエクソシストの時宗は、その体質を利用して詞音を悪魔を狩るための餌にする。それは己のつがいを殺した悪魔を滅ぼすためだったが、発情で身悶える詞音に誘われ、時宗はその身体に手を伸ばし―――。
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5.0第七回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞作。 江戸っ子に人気を博した浮世絵。絵が好きで、絵を描くこと以外なにもできない絵師たちが、 幕末から明治へと大きく時代が変わる中、西欧化の波に流され苦闘しながらも絵を描き続ける姿を描く長篇小説。 文久元年(1861)春。大絵師・歌川国芳が死んだ。 国芳の弟子である芳藤は、国芳の娘たちに代わって葬儀を取り仕切ることになり、 弟弟子の月岡芳年、落合芳幾、かつては一門だった河鍋狂斎(暁斎)に手伝わせ無事に葬儀を済ませた。 そこへ馴染みの版元・樋口屋がやってきて、国芳の追善絵を企画するから、絵師を誰にするかは一門で決めてくれ、と言われる。 若頭のような立場の芳藤が引き受けるべきだと樋口屋は口を添えたが、暁斎に「あんたの絵には華がない」と言われ、愕然とする――。 人徳はあるが、才能のなさを誰よりも痛感している芳藤。 才能に恵まれながら神経症気味の自分をもてあましていた芳年。 時代を敏感に察知し新しいものを取り入れるセンスがありながら、己の才に溺れた芳幾。 “画工”ではなく“アーティスト”たらんとした暁斎。 4人の個性的な絵師たちを通して、死ぬまで絵筆をとろうとする絵師の執念と矜持に迫る力作。 解説・岡崎琢磨 ※この電子書籍は2017年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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4.0【女装の王子は宿命に挑む!】 遊牧のテントが燃えている。兵士が迫り来る。王族でありながら草原の民として生きる王女ララは、民をかばったために己の命を狙う兵に見つかり、炎の中を馬で逃げていた。殺される!死に直面したララを間一髪で救ったのは、国一番の剣士ユージーンだった。 しかし、嘘を嫌悪するユージーンに、ララの正体が女装した少年だと気づかれてしまい……!? 「お前は誰だ! ララ様はどこだ」 これは賢く純真な王子が、彼の資質を見定めんとする剣士と草原の民の幼馴染とともに、簒奪された草原の王国を再興する物語!
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4.6此処は魔物と人間が共存する世界。 人間の恐怖と憎悪から生まれた、畏怖される存在の魔王。 ――のはずが、世界を滅ぼすこともせず自身の城に引きこもり、穏やかな日々を過ごす麗しい魔王(Lv75)がいた。 「このままではいつか倒される」と眷属に苦言を呈された魔王は、気乗りしないまま己の安穏のためにと街に攻め入ったところでカンスト目前の勇者(Lv99)に遭遇、レベルの差に打ちのめされてしまう。 コトはそれだけでは済まず、勇者に見初められてしまい貞操の危機を感じた魔王はなんとか逃げ帰り城の守りを固めるもいとも簡単に勇者が城に侵入、魔王は返り討ちにしようと立ち上がるが…? レベルの差、貞操の危機!? 俺様勇者(Lv99)×ぴゅあツン魔王(Lv75)が繰り広げる侵略愛 最強勇者の次なるクエストは魔王! その攻略方法は―― いちゃらぶセックス!!!!? ★単行本カバー下画像収録★ 【電子限定で描き下ろしの4ページ漫画が収録されています。】
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3.9外国で言葉の行き違いにより人生に幕を下ろした明。異世界転生の機会を得た彼は、己の死の原因である言語の不自由さを嘆き、『全言語理解』の能力を女神に貰う。それは動物や魔物とも会話できる能力だった――!?
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3.7
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-混迷した中世の闇の中から躍り出て、近世への扉を抉じ開けた男――。織田信長は、当時の人々の間に滲透していた「陰陽道」を光源として己れを律し切り、「天下を正す」ことに生涯をかけた希代の陰陽師だった!戦国時代には、古代中国の陰陽五行説をもとに日本独自の発展を遂げた陰陽道が、合戦にも用いられるようになっていた。信長が桶狭間で今川義元を倒すことができたのは、陰陽道で義元の進路を読めたからである。足利義栄・武田信玄・上杉謙信らが道半ばで斃れた陰にも、信長の強力な呪力による「呪詛返し」があったのだ。絢爛豪華な安土城でさえ、比叡山焼討ちや一向一揆討伐で非業の死を遂げた者たちの無念が怨霊と化し、数々の災厄を為すのを防ぐための呪詛的浄化装置として建設されたのである。天下布武に命をかけた信長の、「桶狭間の戦い」から「本能寺の変」までの波瀾万丈の生きざまを、ドラマチックに描ききった歴史エンターテインメント長篇。
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4.7「いけ。何度でもいくんだ……俺が受け止めてやるから」深く、貪欲なキス。執拗な甘い愛撫。満足げな笑みをルクロフは浮かべて、千鶴を再び貫く。「約束通り、今夜は一晩中悲鳴をあげるまで抱き続けてやる」それは千鶴がずっと愛し続けて、ずっと求めていた瞬間……。 異界の地にいる愛しい恋人ルクロフの元に、再び帰ってきた千鶴。しかし隔てていた長い年月がふたりを臆病にさせていた。この地では14年もの時間が経っていたのだ。「何人の男に抱かれた? どれだけの数の男が、その唇に触れた?」再会に胸を熱くする千鶴に、ルクロフは鋭い双眸で冷たく言い放ち、貪るように口づけ、己を千鶴に刻んでいく。お互いのぬくもりを求め合う一方、愛し方を忘れたふたりの想いはすれ違って……。 「俺の言葉が欲しいか? 俺の本心を聞きたいのか? だったらひとつだけ約束してくれ。そうすれば、俺のすべてはお前のものだ」
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4.5「いけ。何度でもいくんだ……俺が受け止めてやるから」深く、貪欲なキス。執拗な甘い愛撫。満足げな笑みをルクロフは浮かべて、千鶴を再び貫く。「約束通り、今夜は一晩中悲鳴をあげるまで抱き続けてやる」それは千鶴がずっと愛し続けて、ずっと求めていた瞬間……。 異界の地にいる愛しい恋人ルクロフの元に、再び帰ってきた千鶴。しかし隔てていた長い年月がふたりを臆病にさせていた。この地では14年もの時間が経っていたのだ。「何人の男に抱かれた? どれだけの数の男が、その唇に触れた?」再会に胸を熱くする千鶴に、ルクロフは鋭い双眸で冷たく言い放ち、貪るように口づけ、己を千鶴に刻んでいく。お互いのぬくもりを求め合う一方、愛し方を忘れたふたりの想いはすれ違って……。 「俺の言葉が欲しいか? 俺の本心を聞きたいのか? だったらひとつだけ約束してくれ。そうすれば、俺のすべてはお前のものだ」 ※こちらはOnly with Your Heart 烈炎の騎士と最果ての恋人1~2巻の合本版となります。重複購入にご注意下さい。
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-サラリーマンを辞めたアラサーの兼業格闘家がオーストラリア自転車一周の旅にチャレンジする。 訪れた街にある格闘技ジムをアポ無しで訪問するが、無事に帰って来れるのか。 山、砂漠、川、海、空!? オーストラリアの圧倒的自然を己の足で走り抜ける。 宙に浮くテントなどマニアックな持ち物やドローンで撮影したオーストラリアの風景にも注目! チャリダー諸君はもちろん。オーストラリア、自転車、旅、海外生活、ドローン、アウトドア、格闘技などなど・・・少しでも気になるあなたにおすすめの一冊。 40点を超える写真はすべてカラーで掲載! ! (本書は2021年1月25日につむぎ書房より発売された書籍を電子化したものです)
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-刀を早く抜くためには、足さばき、腰のひねり、手の返しを一体とすることが必要なのだ。走ることによって身体が不安定に揺れては出来ぬ技であろう。「つまりは……」己は動かず、相手の近寄るのを待つ。それしかない。居て仕合う。居ついて斬る。「居合い斬り、抜刀の術!」林崎甚助は、己の思いつきに快哉をあげた。(「甚助抜刀術」より) 宮本武蔵、柳生十兵衛、荒木又右衛門といった剣豪にまつわる秘話を描く。7本の短篇を収録した傑作剣豪小説集。 *甚助抜刀術 *夫婦武蔵 *死霊又右衛門 *中風越後 *千鳥助九郎 *志織円明剣 *宗次郎応じ返し ●えとう乱星(えとう・らんせい) 1949年、熊本県生まれ。慶応大学中退後、同人誌を主催。1989年に「中風越後」で小説CLUB新人賞佳作入選。1990年、『蛍丸伝奇』を発表、作家生活に入る。『奥義・殺人剣』(光文社)、『裏小路しぐれ傘』(学研)、『用心棒・新免小次郎』シリーズなど著書多数。
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-その昔、明の国(現在の中国)の西のはずれで起こった戦争で、ひとつの村が一宇も残さずに焼き尽くされた。誰一人として生きうるはずのない焼け野原で、一人の少年が生きていた。少年の名はカイジ。一頭の虎と一緒にさまよい歩いているところを峨竜斉という男に拾われ、虎のバギと共に日本に渡る。それから数年の間、カイジは明国にいた時の記憶がないまま、峨竜斉から刺客としての技を教え込まれ、《影龍》の一員となった。その後のカイジは、峨竜斉の指令ならばどんなことでも従い、刺客として惨忍な暗殺を繰り返していった。己にいくら力があろうとも、天下取りなどに興味はない。ただ刺客として師匠の指令に従い敵の首をとるのみ…。だが、そんな暗殺稼業を繰り返していく中で、徐々にこの殺りくの日々に疑問が生じてくるカイジは、ふとしたきっかけで失っていた過去の記憶の断片が蘇ってきて…!? 戦国の世に暗躍する影の刺客たち、カイジの壮絶なストーリー!!
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4.3戦乱の世――男として生を享けながら、父である斎藤道三によって姫として育てられた帰蝶は十五歳。父の命令で『うつけ殿』と名高い尾張領主、織田信長のもとに輿入れすることになった。己の運命を変えるために、ある決意を胸に秘めて信長との初夜に臨んだ帰蝶だが、驚くべき事実が明らかになって……!? コバルト読者大賞を受賞した表題作のほかに続編である『彷徨夜』『夜見る焔』を収録。【目次】帰る日まで/彷徨夜/夜見る焔/あとがき
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4.6比良木忍は兄といっても、血の繋がりはない。義理の兄だ。竹蔵は後妻の連れ子として、比良木家に迎えられた。兄はいつも冷たく汚物のように、竹蔵を見下す。深い嫌悪と憎悪に満ちた射殺すような視線。毎日毎時毎秒、兄に殺され続けていた。竹蔵は兄に欲情していた。ある晩、竹蔵は正体を偽って兄の寝室に忍んだ。義姉の香水を身につけ、兄の目を覆い隠す。そして、己の欲望の猛るままに兄の体を貫いた……。義理の兄弟、禁断の愛と確執を描いた衝撃作。 ※『薫りの継承【上下巻セット・単行本未収録イラスト付】』も配信中です。重複購入にご注意ください。
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5.0会社員の阿川類は引越しを終えたある晩、風呂場の鏡に映る見知らぬ男の姿に仰天した。豪奢な軍服姿で凛々しく美しい顔立ちをした男が、類に向かって己の苦悩を打ち明けてくる。つい声をかけてしまった類に、男は悠朱国の皇帝、志儀と名乗り、どうか悪縁を断ち切る力を授けて欲しいと言う。どうやら鏡を通して異世界に繋がってしまったらしく、類は『鏡の尊』と呼ばれるはめに。特別な力などあるはずもない類だったが、志儀のつらそうな瞳が頭から離れず、風呂場で顔を合わせるたび彼の相談に乗ってやることにした。やがて次第にわかってきた志儀の悩み――それは、二度の結婚の失敗と信頼していた人物の裏切り。志儀の心情に共感を覚え、思わず「あなたの力になりたい」と言った瞬間、類の身体は鏡に中に吸い込まれ志儀のもとへと飛んでいた。突然現れた『鏡の尊』に驚きながらも、皇帝・志儀は類を新しい小姓としてそばに置いてくれることになったのだが…。
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-コネなし、金なし、学歴なしのダメサラリーマンでも 起業1年で年商1億円。 ほぼ実話のビジネス小説、今日からできる人生逆転術! 華僑のボスに弟子入りしてようやく気づいた。 この世の中、チャンスだらけだ―― 30歳のダメサラリーマン・大城太は、在日中国人から“ボス”と慕われる 大物華僑と出会う。 ボスの言葉をヒントに、太がまず取り組むことになるのは「家庭を修復すること」。 自分を治められないヤツは家庭を治められないし、 起業して一国一城を治めることも、ビジネスで天下を取ることもできない、 というのがボスの教えだった。 ボスの出す課題に取り組むうちに太は一歩一歩、 「自分の力で稼ぐ」ことを身につけてゆくのだが……。 ・孔子、韓非子、孫子、老子らの遺した中国の名言が随所に登場。 中国古典からビジネスの重要なヒントが学べる。 ・各項の終わりに〈ボスの教え〉というまとめを用意。ポイントがひと目でわかる。 ●チャンスをつかむのはヒマな人間 ●家を治められないヤツが成功するわけない ●お金持ちになるお金の使い方をせよ ●100人との名刺交換より人脈豊富な3人とつながれ ●すごいヤツほど頭を下げる ●己の持ってるものを人に利用させよ ●自分の名前ではなく会社の名前を売り込め ●200円のリンゴを6個6000円で売る方法 ●成功すれば過去は変えられる ●事業は1人で興すな ●何も考えてなさそうな上司が人を育てる ●自分に使う金は徹底的にケチれ ●リスクは取れば取るほど幸せになれる
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4.1門田博光、江夏豊 田尾安志 谷沢健一 広岡達朗 etc. 嫌われ、衝突し、裏切られ……それでも己を貫いたレジェンドが明かす“プロ野球界の裏側" 華々しく見えるプロ野球界においても、好成績を残したからといって必ずしもフロントやコーチ、監督になれるわけではない。サラリーマン社会と同様、擦り寄り、迎合することが球団に残る一番の近道と言われ続けている。だが、かつては理不尽な物事に対して己を貫き、正々堂々と立ち向かう選手たちがいた。 己の正義を貫くことで、疎んじられもした。監督と衝突し、チームを追われたこともあった。メディアとの対立で虚像を語られることもあった……。けれど、自分を貫いた男の元に、最後には必ず人が集まってくる。そんな、矜持を持ち続けてサムライのような生き方をしたプロ野球選手たちを徹底取材。生きづらい世の中だからこそ胸に刻むべき「漢の生き様」を深掘りする。 【収録内容】 1章 門田博光 奇才と孤独 ~稀代の豪打者が抱える“19番"への恩讐~ 2章 田尾安志 衝突とプライド ~天才打者が選んだ「新設球団 初代監督」の道~ 3章 広岡達朗 反骨と改革 ~プロ野球界に68年身を置く男の矜持~ 4章 谷沢健一 派閥と人徳 ~“ヤザワ"と中日ドラゴンズ~ 5章 江夏豊 義理と器量 ~裏切られ続けた史上最高左腕~
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-【大合本版…『《隠れ吸血鬼伝説》吸いたいもん』1巻~10巻までの全巻を収録した大ボリュームシリーズ】《作品内容》一見、平々凡々とした国語教師・吸田伊門(すいたいもん)。ガラの悪い生徒にも非暴力無抵抗、小心翼々と暮らしているかに見える。だが、彼には絶対に隠し通さなければならない秘密があった。髪型を変えて夜な夜な歓楽街をうろつき回り、クラブで若い女を捜すのも己が身の不幸ゆえ。そう、彼は処女の血を啜らねば生きてはゆけない、闇の眷属・吸血鬼なのだった。目下のターゲットは同僚の英語教師・新田留美。どうにかして接近したい伊門だったが、まるっきりチャンスらしいチャンスが訪れない。それもそのはず、夜になれば吸血鬼だが、太陽の照る日中はすこぶる虚弱体質なのだ。校長の配慮でバレー部の顧問になっても、醜態をさらすばかりの毎日。そんな時、他校のバレー部の英雄・三枝博史が伊門の教え子をいいように弄んでいたことが発覚。留美は激昂し、この非道を糺すように伊門に迫るが……!? 大合本版:全巻収録!! ※単巻、他合本シリーズとの重複購入にご注意ください※
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-この本は、自分の人生の方向性を見失ってしまったり、人生を思い通りには生きていけないとあきらめてしまったりしている人に、特に届いてほしい作品です。自分自身を救い出すことは自分以外にはできません。そして、自分が自分自身を抱きしめることもできるということに気づいてください。そのためには、まず己の声に耳を傾けることが大切です。筆者が震災をきっかけに出会ったヒプノセラピーは、自分自身と向き合い、本来の力を取り戻すきっかけを与えてくれるもの。誰もが輝くための力を持っています。自分自身の中にある答えを見つけ出せます。多くの人々の未来が豊かさに繋がっていくことを祈って書かれた1冊にあなたも力をもらいませんか?
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5.0原点『蜻蛉日記』の中に僅か数十行しか記述はされていない町の小路の女〈冴野〉は、学問も名もない下賤の女ながら己れのすべてを男に与えて消え失せた、妖しい女であった。室生犀星は『日記』の書き手紫苑の上以上にこの女を愛し、犀星自身の消息を知らぬ生母ハルの身の上に重ねて物語り、限りない女性思慕の小説とした。川端康成をして、当時、“言語表現の妖魔”と迄言わしめた野間文芸賞受賞の名篇。 (※本書は1992/10/1に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)
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-己の鋭敏な記憶力と洞察力を武器に、依頼人の失われた過去、とり戻したい過去を探す異色の探偵・原重悟。感涙の人間模様を紡ぐ本格感動巨編!!
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-【第一部 氷帝は偽りの妾妃に跪く】とある事情で毒婦と蔑まれている迦陵。己の主・祇嗣国王がかけられた謀反の疑いを晴らすべく迦陵は“氷帝”白刀の前に立つ。実親までも斬った情け容赦ない白刀の前で服を脱ぎ、体内に隠した親書を渡し真実の調査を訴えるが、「私に尽くし、信用を得られるように努力してもらおうか」毒婦を警戒した白刀に妾として所望された迦陵は、有無を言わさず初めてを散らされてしまう。それでも主のため必死で白刀に尽くすうち、彼の孤独や葛藤に触れ惹かれはじめる。一方白刀は、主にひたむきで強固な想いを向ける迦陵に、強い苛立ちを覚えていき……?※過去にWEBサイトで配信した内容に加筆修正を加えたものです。
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-長く生きた猫は妖になり、妖となった化け猫たちが集まると、罪人を地獄へ送る「火車(カシャ)」になる——。 下級武士の礼生(レオ)は、異国の血を受け継ぐ容姿のため異端児扱いされている。そんな礼生に、繰り返し自らの「カシャ猫封印」の話をしてくれた玄じいの遺体が消えた……! 真実を知るため、妖が蠢く森へ、己の真を信じて立ち向かう! 東北に伝わる「化け猫伝説」をもとに、少年と化け猫の魂の共闘と絆を描いた時代劇風ファンタジー。猫好き必見です! ※作家個人で公開していたWeb漫画作品を電子書籍版として配信。※本商品は過去に他出版社から発行されていた商品になります。収録内容に変更はありませんので、重複購入にご注意ください。
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-馬鹿ならば馬鹿とでも言へ ――青春時代の大半を費やした短歌という形式にけじめをつける 1989年からの8年間、並びに2010年の約1年間の間に詠まれ、まとめられた短歌の作品群を収録。 潰れぬ幸食はれぬ不幸併せ持ちトマトは坂を転がり続く 少年は男とならむ吸ひ差しの煙草の匂ひゆるくまとひて 街中に種と見紛ふ石ころの芽を生やさむとする振りをせり 埋めらるるものを待ちゐてぽつかりと穴貪欲に己を開く 半月の形にあらず幼子はこれは西瓜ぢやないと泣き初む 【目次】 転がるトマト(初期歌篇 雑歌) 答案の束 ことばなくとも 小さき狂言師 シンデレラボーイなんかじやない 水しぶき 背もたれの無き椅子(二〇〇六年) 程良き狭さ(二〇〇七年) ほろろと溶けて(二〇〇八年) 免罪符(二〇〇九年) あとがき 【著者】 小早川忠義 1969年11月生まれ。 1989年短歌を詠み始める。 1996年短歌を辞める。 2006年俳句を詠み始める。 2008年『童子』入会。辻桃子に師事。 日本伝統俳句協会所属。 句集に『光れ光れ』
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4.0北嵯峨の僧庵で、出家し世俗から逃れるように隠れ生きていた清祥。しかし、自分の運命を狂わせた男が再び彼の前に現れ―。まだ十代の頃、桜舞散る京都で出会った闇色の双眸の男・竜二郎。両親を知らずにいた清祥は祖母の葬儀から拐われるように連れられた屋敷で、己が月嶋組組長の息子であることを知る。世話役として、竜二郎に実父の前で犯された清祥は、同性にねじ伏せられ支配される屈辱と恐怖を感じながらも、身に潜む業を引き出されていき―。※過去に発行された作品ですので、重複購入をご注意ください。
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3.9――己のために行なったことはみな、己の命とともに消え失せる。(中略)わが身のためだけに用いれば、人の命ほど儚く、むなしいものはない。されどそれを他人のために用いれば、己の生には万金にも値する意味が生じよう。(本文より抜粋)時は天平――。藤原氏が設立した施薬院の仕事に、嫌気が差していた若き官人・蜂田名代だったが、高熱が続いた後、突如熱が下がる不思議な病が次々と発生。それこそが、都を阿鼻叫喚の事態へと陥らせる“疫神(天然痘)”の前兆であった。我が身を顧みず、治療に当たる医師たち。しかし混乱に乗じて、病に効くというお札を民に売りつける者も現われて……。第158回直木賞と第39回吉川英治文学新人賞にWノミネートされた、「天平のパンデミック」を舞台に人間の業を描き切った傑作長編。解説:安部龍太郎。
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3.6伊達政宗が「梵天丸」と称した幼少時代から“傅役”として養育係に抜擢され、己の生涯のすべてを若き主君の成長に捧げた片倉小十郎景綱――。幼い政宗が疱瘡によって病み、飛び出た自分の右眼を抉り出すよう命じたとき、それに応じたのも景綱であった。これ以来、政宗の失った右眼となることを誓った景綱は、主君を支える軍師として、また一人の武将として政宗の奥州制覇に向けた戦場に立つ。人取橋の合戦や窪田の戦い、摺上原の戦い、小田原参陣、朝鮮出兵、関ヶ原合戦といった伊達家の歴代の決戦場において、景綱は常に政宗の側にあって知勇を駆使し、「独眼竜のいるところ、必ず片倉小十郎の姿あり」と周囲に恐れられた。政宗が奥州の覇者となった後は更に固い絆で結ばれ、天下人である秀吉や家康の引き抜きも頑として拒んだ。その姿は“忠臣の鑑”として謳われた。政宗を奥州一の大名に飛躍させた戦国随一の補佐役を描く長編力作!
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2.0若い同年代女子たちが合コンや遊びに明け暮れる中、優子はお見合いを繰り返して、めでたく一流企業に勤めるエリート夫をゲット! 早くに二人の子供にも恵まれ、余裕しゃくしゃくの専業主婦として、”勝ち犬”生活を謳歌していた。一方、妹の雅恵は不倫の果てに婚期を逃がし、実家で引きこもり生活という”負け犬”人生まっしぐらで、そんな雅恵を優子は、何かにつけ馬鹿にして見下していた。ところが、その雅恵と優子の夫がなぜか急接近! 自分の夫すら己の優雅な人生のための道具としかとらえていなかった優子の”勝ち犬人生”に、今どす黒い暗雲が立ち込めようとしていた……。
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-※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 綺羅星のごとき名将が次々と頭角を現し、己の武勇と才覚、そしてまた人徳を武器にして相争った戦国時代。全国各地で繰り広げられた無数の争いの中には、群雄の興亡に直結した合戦、時代の流れを決定づけた重要な合戦が存在する。そうした、後世に大きな影響を与えた名合戦を厳選し、勢力図と合戦図を豊富に盛り込みながら解説したのが本書である。 日本各地の動向を示した勢力図で時代の流れを追いつつ、高低差まで表現した合戦地図で戦場を俯瞰すれば、名将たちの戦略や戦術、そして生き様さえも追体験できる。豊富なビジュアルを使いながら、意外と知られていない合戦の真実を追いかけていく、大人の教養としての戦国史。
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