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2009年夏のウイグル反乱は、共産党の独裁強化と領土支配を狙う中国に対する決定的なカウンターパンチだった。世界は大きく動きつつある。日本国民はいまこそ、「領土と領海」を強く意識し、勇気ある一歩を踏み出す時である。すなわち樺太の南半分や千島列島、尖閣諸島、竹島、択捉島、国後島、色丹島、歯舞諸島という「日本固有の領土」を原状回復し、独立国としての条件を整えることが、覇権国から日本を守る唯一の道である。覇権への意志がすべての中国、己を火で焼き尽くすかのように問題を噴出させ、危機の道を歩みつづける米国に対し、日本は堂々と「王道」を歩むべきだ、と著者は記す。そう、何も恐れることはない。なりふり構わず我欲を追い求める米中を尻目に、ただ正しい道を歩むことにより、わが国に平和と繁栄、幸福がもたらされるだろう。「ゲンバ=現場」に直接向かい、真正面から上記の問題に取り組む著者の姿が、われらの道を照らしてくれる。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年08月02日
・北方領土とはカムチャッカ半島のすぐ下、占守島(シュムシュ)から国後島までの千島列島すべてと、南樺太が含まれる。
※北・中千島、南樺太は領有権未定地である。
・北方領土を厳格に主張するのは、日本の為だけでなく、国際法を遵守することにより、世界に国際法を周知させ、国際秩序を安寧させる為にも不可欠...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
今年成人したのですが、日本は平和だからそれでいいのだと、政治にも国際関連にも、特に関心を持たずに生きてきました。
これからもそうだと思っていたのですが、ある日偶然ニコニコ動画で筆者の青山さんが出ている動画を見ました。そうして見ている間に、「この人は私が大丈夫だろうと思っている日本に、とても危険を感じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
日中の興亡に続く青山氏渾身の一冊。その筆力に圧倒されました。この人は本当に日本の行く末を心配している。
隣国中国はどういう国か?この中国と付き合っていくためにこれから日本はどうするべきか?
戦後60年が経ちました。日本、日本人が変わるにはまた何十年とかかるかもしれませんが、私たち一人一人が日本人であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月22日
青山繁晴さんの講演を聞いて安全保障について興味を持ち購入した。
オバマ・ドクトリンに象徴されるパクス・アメリカーナの終焉と中国の台頭など興味深く読んだ。驚いたのはロシアのグルジア侵攻に象徴される巧妙な外交、世界戦略だ。冷戦や社会主義の終焉を経ても、なおロシアは野心を失っていないのかと思った私は呑気...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月20日
青山 繁晴による現在の日本を中心とした、中国、アメリカの関係をわかりやすく解説されている書。
多少感情に流されている部分も身請けらられるが、著者自身も常に語られているように、右寄りでも左寄りでもなく中道でわかりやすく語られている点はとても読みやすかった。
本が発刊されたのは2009年だが、今現在も刻...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
外交における日本の意気地なさは限りない。国内の集団IQも低下の一途だ。
青山氏は日本には2000年の歴史ある国、改革は明治維新だと言い、
そんなセンスを持っている日本国は現在の国際社会をよく見て、自分たちで考えようと、鼓舞。
アメリカの疲弊に黒人大統領が選ばれたのは「有権者登録制度」によるもの、...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月16日
青山繁晴氏の著を初めて読んだ。
相変わらず、熱い。
関西テレビの「アンカー」で初めて拝見して以来、注目している。
思想信条は私のそれと近いが、私のように読書して形成された主義主張ではなく、現場にふれて形成された信念の持ち主であり行動者である。
さて、タイトルで気になった「火道の米国」という言葉。
...続きを読む
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