確執と信念 スジを通した男たち

確執と信念 スジを通した男たち

2,200円 (税込)

11pt

4.2

門田博光、江夏豊 田尾安志 谷沢健一 広岡達朗 etc.
嫌われ、衝突し、裏切られ……それでも己を貫いたレジェンドが明かす“プロ野球界の裏側"

華々しく見えるプロ野球界においても、好成績を残したからといって必ずしもフロントやコーチ、監督になれるわけではない。サラリーマン社会と同様、擦り寄り、迎合することが球団に残る一番の近道と言われ続けている。だが、かつては理不尽な物事に対して己を貫き、正々堂々と立ち向かう選手たちがいた。

己の正義を貫くことで、疎んじられもした。監督と衝突し、チームを追われたこともあった。メディアとの対立で虚像を語られることもあった……。けれど、自分を貫いた男の元に、最後には必ず人が集まってくる。そんな、矜持を持ち続けてサムライのような生き方をしたプロ野球選手たちを徹底取材。生きづらい世の中だからこそ胸に刻むべき「漢の生き様」を深掘りする。


【収録内容】
1章 門田博光
奇才と孤独
~稀代の豪打者が抱える“19番"への恩讐~

2章 田尾安志
衝突とプライド
~天才打者が選んだ「新設球団 初代監督」の道~

3章 広岡達朗
反骨と改革
~プロ野球界に68年身を置く男の矜持~


4章 谷沢健一
派閥と人徳
~“ヤザワ"と中日ドラゴンズ~

5章 江夏豊
義理と器量
~裏切られ続けた史上最高左腕~

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確執と信念 スジを通した男たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年06月10日

    スジを通したプロ野球選手。人間関係ではうまく行かずワザで生きる男たちを描く。

    本書に出てくる選手たち、いずれもよく言えば個性派、悪く言えば偏屈。取材対象の強烈な個性と求心力に、筆者の筆力がこれほど追いついていないノンフィクションも珍しいだろう。不思議な魅力の本。

    門田博光、田尾安志、広岡達朗、谷...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月16日

    門田、田尾、矢沢、広岡、そして江夏。知ってるようで知らない話がごまんと出てきて、想像以上に面白い本だったな。
    正しいことを、いや自分は正しいと思っていることをやっているだけのつもりが、いつしか疎まれ、争われ、巻き込まれる。野球界だけじゃ無いよなと思うけど、野球界は、特にこの5人のレベルにある選手たち...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月16日

    どうもこの手の野球物はみんな自分語りを入れなくては気が済まないのかそのあたりとても読んでてしらける部分ではあるのだが、一部ユーザーレビューで見たよりはとても面白く読めた。特にもはや球界の最高齢と言っていい広岡の語りは圧巻で、一見冷たそうな彼の中に強い情熱があっての理由があったことに感銘を受けた。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月27日

    プロ野球ファンならずとも、掛布が衣笠が江川が…なぜ監督になれないの?と思ったことがあるはず。衣笠は鬼籍に入り、掛布と江川は待望論は根強いも今や齢67…。

    なぜなれなかったのか…。それはあの事件か、借金か人格か…と理由はまことしやかに語られるも所詮噂のレベルを超えるものはない。

    本書には昭和・平成...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年08月18日

    谷沢さん・田尾さんは、知らないことを知れた。
     他の三人については、影絵のようにノムさんが出てくるのがちょっとおかしかった。
     この三人については、これまでも色々なことが語られている。どれが正しくどれが間違いということはないんだろう。人は多面的なものだから。
     

    0

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