国内ホラー作品一覧
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-悪夢のように身近に感じられるその世界で見るモノは… 美也子は描きかけの夫の肖像画に手が加えられているのに気付いた。それも一度だけではない。夫もお手伝いの茂子もやっていないという。美也子は二階にある“開かずの間”に誰かいて、それがやったのではないかと思った。その部屋は、この屋敷の前の持ち主であった室町貴之の書斎であったが、彼が富士の樹海で行方不明になって以来“開かずの間”となっていた…。(「根津怪談」) ・怪談学園 ・時の落ち葉 ・首なしバレリーナ ・瓶の中 ・魔像を穿つ ・黄泉烏 ・根津怪談 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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-人間となるはずだった“モンスター”が怨念にまみれて産み落とされた! 人工授精によって妊娠した柘植洋子。しかし、産まれた子供は、妹尾文憲医師の高度な遺伝子操作によってクローン人間の運命をたどる。サラマンダーの卵子で驚異の成長をとげた“新一郎”は、産みの親を求めてさまよう。ネオン輝く六本木で美少年を漁る有閑マダムの滝田真弓と“新一郎”は出会う。彼をベッドにいざなった真弓は、押し寄せる快感の果て、無残にもモンスターの餌食となる…。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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-謎の生命体に取り憑かれた女達は、口が耳まで裂け、怪力を発揮する鬼女と化した! 日本列島中央部の上空。オレンジ色に輝く“火の玉”が、複数の火の粉をまきちらしながらよぎった。その影響か、恐るべき力をもつ異様な女性群が出現し、バイクや車を奪って北へ向かう。病院に幽閉されていた津田圭子も鬼女に変身し、従業員の首をひねり鉄格子を破って脱出する。狂人のレッテルを張られてきた彼女の秘められた過去を追ううちに、やがて姉の順子は圭子が意図に気付き、主治医の早乙女医師とともに南へと向かう。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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-徐々に腐っていく肉体を動かし、自分を殺した相手に迫ってゆく! ハイチ駐在の商社マン伊吹は、突然何者かに殺される。彼を慕う女秘書フェリシアは、実は現地で脈々と伝わる原始信仰ヴードゥーの神官であった。現世とあの世の架け橋をなすが、血の儀式を行なう秘教ヴードゥー。彼女ら信者達の秘儀により伊吹はゾンビとして甦る。そして彼は事件の裏に隠された真実を知った時、怒りが爆発した。壮絶な復讐劇が始まり、舞台は日本へ…。ゾンビの狂気と執念が犯人を追いつめる。ホラー・サスペンスの傑作。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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-映画撮影現場の周囲で次々と起こる怪異な事件! そして悲しい過去を呼び起こす女の正体は…? 嵐の晩、助監督の神波は、さびれた洋館の窓に「女」の姿を見る。翌日、映画のオーディションに現れた真理子は昨夜の「女」に瓜二つだった。不審に思いながらも真理子に惹かれ恋におちる神波…。だが、あの「女」が映画関係者の周りに現れ、主演女優が凄惨な事故死を遂げてしまう。そして第二の惨劇が…。現れては“死”を運んでくる「女」と真理子を結ぶものは一体何なのか? 狂気が息づく衝撃の長編ホラー小説。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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-闇の中に浮かびあがる女、その手には鋭い刃の鋏が握られていた! 幼い少女が大切にしていたフランス人形をズタズタに切り裂き、家族が愛したペットの仔犬を惨殺したもの。“それ”は欲望うずまく大都会の夜を翔け、瀟洒な住宅街で幸せそうに暮らす家庭に入り込んでゆく…。平穏な日常を襲う狂気と怨念。猜疑心が生む恐怖をサスペンスあふれるタッチで描く、モダンホラーの傑作。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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-幻想SFファンタジー、そして現代ホラー……珠玉の短篇集 ムシを殺せば、刑務所行きか、国外退去。宇宙開発省土星支部から10年ぶりに帰省したリョウ・タキハラは、故郷の変貌に面くらってしまった。優しかったコリンズ老人は意地悪になり、酒を受けつけなかった父は、酒飲みになっていた。そして、母もかつての友人も…。なにもかもがチグハグなのだ。そして、コガネムシを叩き落した時、リョウの世界は反転した。(「コガネムシの棲む町」) 現代ホラーの第一人者が贈る、幻想SFファンタジー短篇集。 ・コガネムシの棲む町 ・ハメルンの笛がきこえる ・鰐を飼う女 ・鴉猫 ・魔女の系譜 ・死人起こし ・魚怪 ・汽笛 ・神遣い ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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-裸体にうっすらと浮かぶ花びらのあざ、そして寂しげな“少年”の亡霊の関係は…? 氷室鮎子を執拗につけ狙う暴力団の目的は? そして急場に現れる寂しげな“少年”の亡霊の正体は? 緊迫の逃亡劇、その終着駅は秋の夕日に照らし出された赤煉瓦の西洋館だった。庭一面に咲き乱れるコスモス、蔦のからむ断崖、霧の中に浮かぶ錆びた鉄扉…。この薄気味悪い建物から「ママ、ママ」と母親を呼ぶ少年の声が聞こえてくる…。モダン・ホラーの長編傑作。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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-老婆と暮らす謎の美女……彼女の家にいる薄気味悪い黒猫はいつもこちらを見ていた いつの頃からだろうか? 海水の浸触のためか、ここ湘南の江ノ島は崖や道がくずれ易くなり、歩行禁止区が増え、無数のネコの棲み家となっていた。江ノ島を舞台に、次々と起きる不思議な事件、奇々怪々な謎の数々。テロ組織のリーダーを執念で追う刑事と出会った大学生・滝井基彦は…。恐怖小説の傑作。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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-「助けをよぶ猫の声がわかる」と語る美貌の人妻の秘められた過去とは? 麹町、富士見町、飯田町……承久年間、地下九尺の深さに張りめぐらされた木製の上水路は、いまや地下げ屋が暗躍する古書店街。その一画にある「文雅洞」にアルバイトとして勤める大学生・柏木圭太も、いつしか黒い渦に巻き込まれてゆく。そして、行く先々で出会う獣の感触は、いったい何か? 愛猫家自認の著者が、江戸時代の資料を材に描く、現代の“化け猫”物語。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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4.0猫は幸せをもたらす天使か、それとも死神を招く使者なのか 東京の最高級住宅街・成城の一画に引っ越してきた若い夫婦。だが、思いがけない遺産相続による喜びも束の間だった。新居の庭先に突然現われた一匹の白猫の不可解な行動にはじまり、次々と起こる謎の事件。そして、忌むべき恐怖の記憶が、いま蘇る…。愛猫家でもある、現代ホラーの第一人者の手による渾身の長編作品。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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-泉鏡花の小説「眉かくしの霊」の現代語訳。 【あらすじ】 境賛吉は、旅の途中、奈良井の駅で急に泊まりたくなった。 旅のあわれを味わってやろうと、硝子張りの明るい旅館をわざと避け、古びた一軒の旅籠屋に宿をとった彼は、翌日、洗面所の蛇口からいたずらに流れる三筋の水の音が、妙に気になった。 さらに夕暮れ時、風呂を使おうと湯殿へ行くと、二つ巴の紋の提灯の暗い明かりのもと、白粉の香りと女の気配を感じ、さらに声まで聞いたのである。 【訳者略歴】 白水 銀雪(しろみ ぎんせつ) 慶應義塾大学大学院博士課程中退(専攻:数学) システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事 現在、蓼科にて山暮らし
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★怖くて不思議な怪奇 マンガ&ストーリー!★★ いまもむかしも、科学では説明できない得体のしれない現象がたくさん起きている。それってもしかして妖怪のしわざかも? 河童、天狗、まくらがえし、七人みさき、絡新婦(じょうろうぐも)・・・・ ほら、ほら、あなたのあなたのうしろにも・・・・! 【目次】 妖怪ミイラ大特集 全国妖怪出没マップ 第一章 異 その一 河童 …… 危険な川遊び その二 ヒダル神 …… なにか食べたか その三 カイナデ …… それに答えたら その四 七人ミサキ …… 雨の日には その五 さとり …… すべてお見通し その六 江戸妖怪物語 …… 魍魎 第二章 奇 その一 絡新婦 …… 訪問者 その二 化け猫 …… おばあちゃんちの猫 その三 ろくろ首 …… 追いかけっこ その四 天狗 …… ある日記 その五 のっぺらぼう …… 繰り返す悪夢 その六 江戸妖怪物語 …… 蟹坊主 その七 狐の嫁入り …… おじいちゃんの思い出 その八 件 …… 予言 第三章 禁 その一 船幽霊 …… ひしゃくをかせ その二 人魚 …… 永遠の命 その三 江戸妖怪物語 …… 手の目 その四 海難法師 …… 海から来るモノ その五 枕返し …… かけじく その六 隅の婆様 …… 最後の一人は その七 雪女 …… 話してはいけない その八 茶袋 …… 逃れられない その九 送り雀 …… 夜の山にて その十 青行灯 …… 百物語 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を底本とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※目次ページでは、該当ページの数字部分をタップしていただくと、すぐのそのページに移動することができます。なお、さくいん並びに本文中に参照ページがある場合及び【立ち読み版】からは移動できませんので、ご注意ください。また閲覧するEPUBビューアによっては正常に動作しない場合があります。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
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-『そのコントローラーには「人間の行動を操作する機能」があります』 そんなこと出来るわけないだろう? 今回の「治験」に参加した七人の男女は皆そう思っていた。治験者の一人がコントローラーのボタンを押すまでは……。 治験──それは開発途中の薬品のテストのことで、応募者は副作用などのリスクと引き換えに高額の謝礼がもらえる、一種のアルバイトである。だが、南の孤島で行われる治験などあるのだろうか? 全員の額には不気味な逆三角形のプレート。そして、人数ぶん用意された謎のボックス。それは、番号で定められた人間の脳に、特定の神経伝達物質を分泌させる装置だった。すなわち、参加者たちは他人の気分や快感をコントロールできるのだ。一位になったら賞金一億円。治験とは名ばかりの、嘘と欺瞞に満ちたサバイバルが今、始まった……! 人間の心にひそむ劣情や狂気を「快楽」をテーマに鮮烈に書いたノンストップ・サバイバルホラー長編!!
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-人知れず現代をさまよう「何か」、人知れずいま起こっている「何か」 庄司さんは、転倒したとき、あらぬ方向に捻られた首が……正確にはその首の付属物である眼であるが……ほんの数瞬、本来の限界をわずかに超えて後方を見ることになった。あの、左斜め後ろを。本来ならば、絶対に見えるはずのない角度……視界のわずかな外を、だ。いつもなら、視界の端をよぎるだけの影。その主が…………いた。怪談の名手が日本全国から収集した、本当にあった恐怖実話譚。 ●さたなきあ 雑誌『幻想文学』他にて作家・レビュアーとして活動し、アマゾンのレビュウコーナーにも出没。作品集『怪異譚輯・墓地物語』やアンソロジー『幻獣小説集・夢見る妖虫たち』を手がけ、『あなたの隣の怪談集』『魑魅の館』(KKベストセラーズ)など怪談本を多数発表。呪いや祟りなど従来の怪談に必須だった要素をあえて避けた、いわば「純粋怪談」を全国各地で収集する一方、都市に潜み棲む虚無性と人に潜み棲む暗部を怪異譚として表現する手法を模索する。
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-妖異の原因も不明ならば、意味すら見当たらない……けれども…… 『あそこだけは、ヤバイんだ。業界では有名でね。あそこだけは、やめておけってね』……その話題にさしかかったとき。それまで明るかった表情が一変し、「ヤバイ」「ヤバイ」という単語が、連呼された。駅員、清掃員、カメラマン、老人、なんの変哲もない、ごく普通の人たちの日常の風景を描きながら、それがジワリジワリと壊れていく。その様をつぶさに記録した、珠玉の怪談集。 ●さたなきあ 雑誌『幻想文学』他にて作家・レビュアーとして活動し、アマゾンのレビュウコーナーにも出没。作品集『怪異譚輯・墓地物語』やアンソロジー『幻獣小説集・夢見る妖虫たち』を手がけ、『あなたの隣の怪談集』『魑魅の館』(KKベストセラーズ)など怪談本を多数発表。呪いや祟りなど従来の怪談に必須だった要素をあえて避けた、いわば「純粋怪談」を全国各地で収集する一方、都市に潜み棲む虚無性と人に潜み棲む暗部を怪異譚として表現する手法を模索する。
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-それに遭えばもう逃れられない! 単純、だが、だからこそ恐ろしい……! 異界は特別な場所にあるのではない。日常と日常のつなぎ目のようなところでひっそりと待ちかまえているのだ。だからこんなにも怖いのである。不思議としかいいようのない出来事、日常の小さな綻びのような恐怖の中で、誰かに見つめられている気配、何かがまとわりつく感触。そこには「何か」がいる。人知れず現代をさまよう「何か」。……あらためて言うまでもないが、本書に収録されたのはすべて実話である。 ●さたなきあ 雑誌『幻想文学』他にて作家・レビュアーとして活動し、アマゾンのレビュウコーナーにも出没。作品集『怪異譚輯・墓地物語』やアンソロジー『幻獣小説集・夢見る妖虫たち』を手がけ、『あなたの隣の怪談集』『魑魅の館』(KKベストセラーズ)など怪談本を多数発表。呪いや祟りなど従来の怪談に必須だった要素をあえて避けた、いわば「純粋怪談」を全国各地で収集する一方、都市に潜み棲む虚無性と人に潜み棲む暗部を怪異譚として表現する手法を模索する。
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-アナタが知らない世界から届いた、震えが止まらない実話集 何かの気配が部屋中に満ちていた。上天気が続く明るい部屋。しかし……。(振り返ってはいけない)(後ろを見てはいけない)彼女の意識が、そう訴えていた。けれども、彼女は振り返っていた。そうせずにはいられなかった。……そこに、「何か」が、いた。人知れず現代をさまよう「何か」とは……? 平凡な日常が、そうして頭のなかの心棒というべきものが、徐々に、しかし確実にコワレてゆく。そう。アナタも。アナタも。アナタもアナタもアナタもアナタも……!! ●さたなきあ 雑誌『幻想文学』他にて作家・レビュアーとして活動し、アマゾンのレビュウコーナーにも出没。作品集『怪異譚輯・墓地物語』やアンソロジー『幻獣小説集・夢見る妖虫たち』を手がけ、『あなたの隣の怪談集』『魑魅の館』(KKベストセラーズ)など怪談本を多数発表。呪いや祟りなど従来の怪談に必須だった要素をあえて避けた、いわば「純粋怪談」を全国各地で収集する一方、都市に潜み棲む虚無性と人に潜み棲む暗部を怪異譚として表現する手法を模索する。
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-日常生活に潜み、ふとしたことで顔を覗かせる「何か」……身近で起こった震える話 そこはちょうど、明かりの陰になっていた。先輩の姿が、もうろうとしているように見える。暗闇に溶けこむように、じんわりと、人影がたたずんで……。「先輩、ですよね。い、いやだなあ。冗談、やめてくださいよ」……返事は、ない。桂川君の背中に、つう、と冷たい汗が流れ落ちた。目の前にいるのは、本当に先輩なのだろうか。もし、そうでないとしたら……。本書は、あなたの隣にいるかもしれない得体の知れない「何か」の物語である。 ●さたなきあ 雑誌『幻想文学』他にて作家・レビュアーとして活動し、アマゾンのレビュウコーナーにも出没。作品集『怪異譚輯・墓地物語』やアンソロジー『幻獣小説集・夢見る妖虫たち』を手がけ、『あなたの隣の怪談集』『魑魅の館』(KKベストセラーズ)など怪談本を多数発表。呪いや祟りなど従来の怪談に必須だった要素をあえて避けた、いわば「純粋怪談」を全国各地で収集する一方、都市に潜み棲む虚無性と人に潜み棲む暗部を怪異譚として表現する手法を模索する。
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-異界への扉は、あなたの隣に開かれている 私たちの日常は薄紙一枚で異界と接している。非常階段に、住宅街に、白昼の雑踏に、エレベーターに、異界への入口は都市の片すみにぽっかりと開いている。ひとりでに動き出すパソコン。夜な夜な誰もいないはずの階下でする足音。地下街に現われた不気味な犬……。著者の周囲の人々に本当に起こった、妖しくも不思議な話の数々。 ●さたなきあ 雑誌『幻想文学』他にて作家・レビュアーとして活動し、アマゾンのレビュウコーナーにも出没。作品集『怪異譚輯・墓地物語』やアンソロジー『幻獣小説集・夢見る妖虫たち』を手がけ、『あなたの隣の怪談集』『魑魅の館』(KKベストセラーズ)など怪談本を多数発表。呪いや祟りなど従来の怪談に必須だった要素をあえて避けた、いわば「純粋怪談」を全国各地で収集する一方、都市に潜み棲む虚無性と人に潜み棲む暗部を怪異譚として表現する手法を模索する。
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-“赤い魔女”と凶獣の死闘の先に、全ての謎が明かされる! 札幌市郊外の学園都市が謎の爆発を起こし、瀬田寒原野に犬頭状の陥没が現れてから半年余り。今は立入り禁止となっているその周辺で、またも怪事件が発生していた。オカルトライター兼占い師の稲村虹子は、その事件の霊査を依頼され、札幌へ向かうが、彼女を待ち受けていたのは、黒魔術によって三たび目覚め、札幌に向かって首をのばす巨大な犬の顎であった。忌まわしき凶獣は甦るのか!? 本格オカルト・ホラーの傑作が、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
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-醜悪な屍食鬼がはびこるなか、陸上自衛隊内部に巣くう恐るべき陰謀が…! 共時通信記者の田外竜介は、旧日本軍の高射砲を発掘する元砲兵隊長を取材中に、壕内で、若い男女の射殺死体を発見した。それは、浜辺で連続失踪している男女のものだった。さらに内部には、黒い毛に覆われた屍食鬼(グール)の姿が…。一方、次々と現れる屍食鬼を黙々と始末する自衛官。そして、陸上自衛隊内部の“民族遺産監理室”で極秘裏に進められる恐るべき陰謀とは!? 本格オカルト・ホラーの傑作が、ノベルス刊行時の表紙・挿し絵(天野喜孝)を纏い、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
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-撃沈された護衛艦が玄界灘で再び浮上した! 呪われた艦体を震わせて… 東シナ海などで次々と目撃される幽霊船。それは、異形の艦体を震わせて北上しているという。かつて自衛隊演習の標的となって撃沈された護衛艦“あきつき-44”が再び浮上したのか!? 共時通信記者の田外竜介は、幽霊軍艦の取材を進めるうち、自衛隊内部の恐るべき『SSB計画』と、陸上自衛隊“民族遺産監理室”の存在を知るが…。 本格オカルト・ホラーの傑作が、ノベルス刊行時の表紙・挿し絵(天野喜孝)を纏い、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
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-鮮血とともに魔獣が目覚める! 呪われし地より再び… 札幌郊外の瀬田寒原野に建設された学園都市で、建設大臣の犬塚が不審な死を遂げた。共時通信記者の田外竜介は、事件を追って北海道へ乗り込むが、犬塚の死体は獣に喰われた様だという。さらに翌日、学園都市を縄張りにする暴力団が謎の黒犬に襲われ、惨殺されてしまう。次々と周囲で不可解な事件が起きるなか、田外は学園都市に秘められた謎を追い始めるが…。 本格オカルト・ホラーの傑作が、ノベルス刊行時の表紙・挿し絵(天野喜孝)を纏い、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
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-凄惨な悪夢とともに伝説の黒犬獣が蘇る! 札幌郊外の大学で悪夢のような事件が続いて発生した。合格発表を見に来ていた受験生と父兄の列に大型トラックが突っ込み、多数の死傷者を出し、学生が化学実験中に爆発事故に巻き込まれて死亡したのだ。さらに、警備のガードマンが、謎の黒い犬に下半身を食いちぎられる凄惨な事件が…。魔術にとらわれた学園を救うべく、オカルト・ライターの村松と神波は事件の解明に乗り出すが…。 本格オカルト・ホラーの傑作が、ノベルス刊行時の表紙・挿し絵(末弥純)を纏い、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
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-“呪い”シリーズ書き下ろし最新刊! 話題沸騰!「呪い面」の後日談も収録。怨念、祟り、神隠し、妖怪…。異界へと通じる扉はあなたのすぐ横で口を開けている――。 【内容紹介】徳島のある通りを深夜、黒い影が横切り…「通るもの」。東日本大震災の直後、前方から歩いてきた女の顔には…「牛女、東北に現る」。自衛隊のある基地に深夜響きわたる足音の正体は…「自衛隊の娯楽室」。心霊スポット・犬鳴峠に向かった人気力士の身に異変が…「力士と林檎と犬鳴峠」。怨霊、英霊、先祖の霊…あらゆる霊が蠢く恐怖譚全47編を、不思議研究の第一人者・山口敏太郎が厳選! 日常のすぐ横にある異界にようこそ。
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3.0都市伝説をはじめとした怪奇事件しか取り扱わない「探偵事務所ANSWER」に奇妙な来訪者が現れた。 「事務所を奪いに来ました。怪談など存在しないと証明しましょう」と生意気な発言をする少年・明石屋聡。彼はアンサーさんこと探偵事務所所長・明石屋士郎の弟で――!? 「実にくだらん勝負だが、霊感もない生意気な弟を矯正するのも兄の務めだ」と語るアンサーさんは、怪談を証明するために事務所で働く響子に口裂け女になれという。そんな傍迷惑な兄弟喧嘩は、本当の「口裂け女」「コトリバコ」、そして諸説入り乱れる「くねくね」の謎に迫ることになり……。
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-「昔むかし、あるところに……」 昔話や民話、童話は、さまざまな教訓や知恵を含んだものとして、長い歴史のなかで語り継がれてきた。そのほとんどは古くからの伝統や生活習慣を語りながら、人生を教えるものとされている。だが、その一方で、残酷性や好色性が随所に秘められているという指摘も多い。 事実、今日語られる昔話のなかには、時代とともに、恐怖性やきわどい部分が削除され、親しみやすいものへと姿を変えられた物語がいくつもあるのだ。 本書ではこうした昔話や童話を、その原話にさかのぼって検証。独自の解釈も加えながら、ときに大胆な跳躍し、封印された裏物語、隠された真実を探っていく。 ■収録作品 桃太郎/おむすびころりん/鉢かづき/笠地蔵/タニシ長者/絵姿女房/花咲か爺/初夢長者/ジンゲンダ様のヒヒ退治/三枚のお札/しょうじょう寺の狸囃子/置いてけ堀/蛇婿/大歳の客/かぐや姫/鶴の恩返し
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-世界に復讐を誓い、泣き続ける黒髪の魔女……彼女の存在を消し去らんと政府は刺客を放つ! 超能力者だけの社会を作る。もはや、程度の低い人間ごときの入り込む余地のない、連中に妨害されることのない社会を作る。それが、レーニの夢だった。研究所を脱走したレーニは、政府の特別高等調査室から次々と派遣されるエージェントに命を狙われるが、その超人的なパワーで迎え撃つ。彼らの手足をねじ切り、脳味噌を爆砕し、臓物と血飛沫を辺りに撒き散らして業火で焼き尽くす…。東京、ロンドン、プラハなど世界を舞台に繰り広げられる超能力少女の戦い。 かつて雑誌『小説CLUB』(現在は廃刊)に連載されていた幻の怪奇ホラー・アクションが電子オリジナル作品として復活! 続編の『闇の王国』とともに、これまで一度も紙の単行本としてはまとめられていない。「電子版あとがき」を収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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-世界に復讐を誓い、泣き続ける黒髪の魔女……彼女の存在を消し去らんと政府は刺客を放つ! 超能力者だけの社会を作る。もはや、程度の低い人間ごときの入り込む余地のない、連中に妨害されることのない社会を作る。それが、レーニの夢だった。研究所を脱走したレーニは、政府の特別高等調査室から次々と派遣されるエージェントに命を狙われるが、その超人的なパワーで迎え撃つ。彼らの手足をねじ切り、脳味噌を爆砕し、臓物と血飛沫を辺りに撒き散らして業火で焼き尽くす…。東京、ロンドン、プラハなど世界を舞台に繰り広げられる超能力少女の戦い。 かつて雑誌『小説CLUB』(現在は廃刊)に連載されていた幻の怪奇ホラー・アクションが電子オリジナル作品として復活! 続編の『闇の王国』とともに、これまで一度も紙の単行本としてはまとめられていない。「電子版あとがき」を収録。
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-昭和9年、浅草。神隠しの因縁まつわる「触れずの銀杏」の下で発見された男の死体。だがその直後、死体が消えてしまった。神隠しか、それとも……!? 一方、取材で吉原を訪れた新聞記者の柏木は、自衛組織の頭を務める盲目の青年・朱雀十五と出会う。女と見紛う美貌のエリートだが慇懃無礼な毒舌家の朱雀に振り回される柏木。朱雀はやがて、事件に隠された奇怪な真相を鮮やかに解き明かしていく――。「バチカン奇跡調査官」シリーズの著者がおくる、朱雀十五シリーズが5冊合本になって登場! 本書は『陀吉尼の紡ぐ糸 探偵・朱雀十五の事件簿1』『ハーメルンに哭く笛 探偵・朱雀十五の事件簿2』『黄泉津比良坂、血祭りの館 探偵・朱雀十五の事件簿3』『黄泉津比良坂、暗夜行路 探偵・朱雀十五の事件簿4』『大年神が彷徨う島 探偵・朱雀十五の事件簿5』の5冊をあわせた合本版です。
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-精神(サイコ)ダイバーとは人間の頭脳に潜入し、その秘密を探り出す特殊能力を持つ超戦士である――文成仙吉、美空、九門鳳介ら精神ダイバーが空海の秘宝を巡り、謎の獣人と巨大な陰謀に立ち向かう。 アクションとエロティシズムの奔流で空前の大ベストセラーとなった『魔獣狩り(サイコダイバー・シリーズ)』全12巻を1冊にまとめた合冊版! 【収録作品】 『魔獣狩り・淫楽編』 『魔獣狩り・暗黒編』 『魔獣狩り・鬼哭編』 『魔獣狩り外伝・聖母隠陀羅編』 『美空曼陀羅』 『魔性菩薩』(上)(下) 『魍魎の女王』(上)(下) 『黄金獣』(上)(下) 『呪禁道士』
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-はみ出し者と落ち零れの集まり、阿片窟のドクロ町……そこにひっそりと棲息する不気味な男 ドクロ町の入口近辺にいたのは、肌の色こそ鉛色で死んだ魚の目をしていた。だが、奥に入ってゆくに連れて、住人たちは次第に人間離れしていった。目ばかりでなく、顔全体がマグロになっている奴がいた。全身を鱗に包まれた、半魚人もいる……良く見ると、カサブタだらけで、身体中がケバ立っていたのである。(「髑髏町の魔道師」より) 完全未発表作品「髑髏町の魔道師」「内臓抜き」の他、雑誌掲載されたのち今回が初の書籍収録となる3本、さらには「電子版あとがき」を収録。ホラー・スプラッターの帝王が放つ、電子オリジナルの短篇集が登場! ・髑髏町の魔道師 ・後ろを見るな ・特攻機動隊 ・扉の向こう側 ・内臓抜き ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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-昼と夜、神と悪魔、科学と魔法の逆転した都市“マジカル・シティ”に現れた殺人鬼を倒せ! マジカル・シティ……それは現代の科学技術から隔離され、中世以来魔術が発達した〈もうひとつの世界〉。市民は日常的に魔術や妖術、呪術を使い、夜ともなれば魔神、悪魔、精霊、妖魔達の跋扈する百鬼夜行の世界へとシティは変貌する。あるとき、毒ガスを噴射し無差別に市民を殺害する怪人、マッド・ガッサーが現れた。命を受け、魔術犯罪専門特捜官〈騎士(ナイト)〉である、道術師のベン・スズキと吸血鬼女のエスターがその捜査に乗り出した! 大人気オカルト・ホラー・アクション、その第1弾が電子で復刊! 表紙&口絵イラストは義仲翔子による描き下ろし。 ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
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4.0二〇三一年、日本──生活保護制度が廃止され、働けない人間は政府管轄の「実験地区」に送られる社会。実験地区とは、隔離区域内に特別な環境や制度をつくり、その中で人間がどの程度適応できるかを探る場所。「自給自足経済地区」「サイバーコミュニティ地区」などもあるが、「無治療疫病地区」や「戦争地区」といった極めて非人道的な実験を目的とする地区もあった。 突然の事故で両親を亡くした久世明人は、高校二年の若さで第十三実験地区に入ることに。そこは、最低限の公共サービスと生活費は支給されるものの、地区内に警察ほか公的機関が存在しない、文字通り「無法地区」だった。それを証明するように、久世の入所初日から、人が死ぬ。ただ、地区内には「自治会」があり、月会費さえ払えば、最低限の安全を保証してくれるという。すぐに入会を決め、しばらく平穏な日々を送っていた久世だったが、ある事件をきっかけに自治会の中心人物の一人と面談。それから運命が大きく変わる。久世の面談相手は、かつて日本中を震撼させた究極の殺人鬼。桁外れの洞察力と観察眼を持ち、言葉だけで人を殺す、通称サトリ──不生美水流だった。そんな不生から才能を見出された久世は、自治会の戦闘員ともいうべき「ハンター」として起用される。ハンターの仕事は主に無法地区で暴れる殺人鬼を狩ること。だが、その背後では「ビーベック」なる悪逆無道の謎の組織が暗躍していた。日を追うごとに激化していく自治会とビーベックの殺し合い。壮絶な戦いの末、久世が目にする真実とは……? 無法地区で繰り広げられるハンターと殺人鬼の血みどろの狂宴……鬼才・狂気太郎が満を持して放つ限界マッドホラー!(電子書籍初版の上・下巻をまとめた改訂版)
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-日記形式で綴られていく、サイコホラー恋愛小説。 地味で目立つところなんて一つもない、同じクラスの坂崎くん。 彼のもう一つの顔に気づいた私に芽生えたのは、好奇心とささやかな悪意。 彼を知るためだけにあの手この手を尽くす私だったが、 膨れ上がった悪意はやがて思わぬ事態を招いていく。 ささやかだった悪意の行き着く先は? 【著者】晴海まどか 千葉県育ち東京都在住の文章クリエイター。2014年3月、ライブドアブログ・impress QuickBooks主催「ライトなラノベコンテスト」で、「明日が雨でも晴れでも」が特別賞受賞。impress QuickBooksから「髪の毛探偵 石神くん」シリーズも発売中。 公式サイト「白兎ワークス」 http://whiterabbitworks.wordpress.com/
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-黒木あるじの怪談実話シリーズ第6弾! 怪異がこちらを包囲し、にじり寄っている気配を感じる――周囲で大小さまざまな怪異が頻発しているという著者のもとに、さらに死体や遺骸にまつわる話も増えてきた……。 恨まれたら化けて出るのか…知りたくて人を殺めた男の本当の恐怖「殺人」、祭が終わり、様子がおかしくなった子供に何が起きたのか「鬼祭」、連鎖するように集まった写真に纏わる怪異「捨真」「朝写」「念写」、遺産のことで母親の葬儀の最中もいがみ合う兄妹が見た母の怒り「軋怪」など39話。 寄ってくる怪異は黒木を中心とした恐怖の大渦となり、読者をも巻き込んでいく。誰も救われる道はない。
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4.0「嫐」と書いて「うわなり」と読むそうですよ。後釜に座った女という意味があるとか。悪い女かもしれませんね。でも、嘘つきではありません。「嫐」が語る怪談はどれも本当の話なんですよ。甘やかに酷く、じわりぬるりと嬲(なぶ)ってあげましょう(「はじめに」より)。 AV界のレジェンド、現在は小説家として官能やホラーを世に送り出す川奈まり子と官能小説家であり今回は怪談実話に挑戦した吉澤有貴。その戦慄の怪異とは……あの女が現れてから身体に異変が起きて…「血胎」(川奈まり子)、職場の同僚女性と上司との禁じられた関係、それが終わる時「無言の男」(吉澤有貴)など、冷たくなった身体に恐怖が絡みつき離れない、二人の「女」の怪談実話集。
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5.0インターネット上に氾濫する様々な都市伝説の一つ──「猫鳴村」。東北地方の山間部にあるという地図上にはない廃村に、山根弘樹たち四人の大学生は興味本位で足を踏み入れた。この村には大量殺人や食人の習慣、さらには旧陸軍の秘密基地が存在したとの噂があり、村に潜入したオカルト好きの若者が行方不明になったり、生還した者もやがて狂死したとも言われている。どうせ背びれ尾ひれのついた単なる都市伝説だろう。しかし、実在した黒い鳥居を前に、弘樹は言い知れぬ不安と震えが止まらなかった。奥へ進むにつれ、次々と不気味なものに遭遇する一同。やはりここは尋常ではない。一刻も早く引き返さなくては……と思ったそのとき、遠くから悲鳴が聞こえてくる。声を頼りに向かった先には古い木造校舎。そこで弘樹たちは心神喪失状態の若い男を発見する。一言でいえば男は異常だった。髪は根元が白くなり、左手の指はすべて切断され、意味不明な言葉を無気味に口走っていた。かと思えば、半狂乱の様相で校舎の外へ走り去ってしまう。一冊の古びたノートを残して……。「回顧録」と思われるそれには、この村で行われたある「儀式」について克明に記されていた。その内容の異常さにノートを囲んで沈黙する四人。その静寂を破ったのは「パン!」という渇いた銃声だった……! 「ダキニ」とは? 「人食い」とは? 鬼才・梅津裕一が描く、衝撃と戦慄の最凶ダークホラー!(電子書籍初版の上・中・下巻をまとめた改訂版)
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3.7それは──祟りか、狂気か?連続・奇怪殺人“猫憑き女”の正体とは!?禁断の“化け猫映画”に隠された驚愕の“憑き物”ホラー!【あらすじ】新人放送作家の瑞希は、「この世で最も怖い」という曰くつきの、ある化け猫映画を探して欲しいという奇妙な依頼を受ける。なんとかビデオテープを入手した瑞希は、猫に憑かれたような異様な雰囲気を放つ主演女優に魅了される。瑞希は行方不明となっている女優の情報を集めようとするが、幼馴染が変死体で発見されたことをきっかけに、次々との周りで奇怪な怪現象が起き始める……。果たして封印された映画に隠された驚愕の真相とは!? “猫憑き”をめぐる、衝撃の“憑き物”ホラー。
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-前衛心理学者にして逆宇宙ハンター、比良坂天彦の事件簿が今、明らかになる! 広告代理店の営業マン・小山邦明は、通いなれた道の途中で、見たこともない古い木造家屋が立ち並ぶ商店街に迷い込んだ。気の赴くままに一軒の骨董屋に立ち寄った彼は、そこで一枚の古い写真に吸い寄せられる。セピア色をした写真には、冷たい眼差しで、あかく炎えるような唇に微笑を湛えた若い女の姿が…。その日から、小山は、脳裏をさまよう幻の女の姿に取り憑かれて…。(「幻の女(ファム・ファタル)」より) “逆宇宙”の干渉を受けた者たちが、前衛心理学者・比良坂天彦を訪れる、連作オカルト・ホラー。大幅に加筆修正されたハルキ文庫版を底本に、ソノラマノベルスの表紙・挿し絵(末弥純)を纏い、電子書籍で待望の復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。