国内ホラー作品一覧

  • 埼玉の怖い話
    -
    1巻1,100円 (税込)
    埼玉の恐怖にようこそ。深夜のダム湖に響き渡る、謎の女性の悲鳴……踏切で後ろから迫り来る黒い影……丘の上の建物三階から、こちらをじっと見つめる白衣の男……埼玉には、知られざる恐怖が埋まっている。
  • サイト
    -
    1巻495円 (税込)
    目の手術以来、不思議な幻覚を見るようになった作家・辺見啓三。やがてその幻視は、執筆中の長篇「サイト」と奇妙なシンクロニシティを呈するようになっていく。次第に現実世界と狂気世界の判断が出来なくなっていく辺見。プリズムのような赤いものが見える。辺見はその裏側に赴こうとしている。そこに何があるのか、辺見はすでに知っている。だが……。長篇ホラー。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • さいはての家
    -
    1巻385円 (税込)
    蒐集家、獣人、魔地図、お化け屋敷……「異形」の恐怖に心が粟立つ  風の音を聴くたびに、私はあの家と親子のことを憶い出す。  風は鬱蒼たる森と黒土の大地を渡らねばならない。  そして、冷たい寂蓼の調べを奏でながらも、そこに生きる数々の生命のきざはしの声を運ばなくてはならない。  あの親子は、今も達者でいるだろうか。(「さいはての家」より)  妖かしの名匠が贈る絶品奇譚集。「異形コレクション」で連載された12本の短篇と、単行本のための書き下ろし1本を収録。 ・思いつづけろ ・通行人役 ・筆致 ・さいはての家 ・6分の1 ・蒐集男爵の話 ・ニッケル・オデオン ・嫁ぐ娘へ ・開かずの間 ・二流 ・残された地図 ・二階の家族 ・“幽剣抄” さらば、一刀流 ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
  • 紗央里ちゃんの家
    3.5
    祖母が風邪で死んだと知らされた小学5年生の僕。叔母夫婦の家からは従姉の紗央里ちゃんの姿も消え、叔母たちの様子はどこかおかしい。僕はこっそり家中を探し始める。第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞。
  • さかさ
    3.5
    都内各地で首がさかさになった奇妙な人形が発見され、その周りでは必ず凶事が起こる。聖域修復師・八神宇鏡はこれが何者かによる霊的テロリズムであると察知し、八百万の神を背負って戦いを挑む。
  • 相模骨董店覚書
    -
    1巻550円 (税込)
    古都・鎌倉で探偵業を営む、相模寿三郎は、不本意ながら「裏の稼業」では、ちょっと名が通っていて…? 自称平凡な探偵相模と、その自称助手の骨董屋のバディ二人が活躍?する、ちょっと変わったホラーミステリーが御開帳!
  • サクリファイス
    -
    1巻220円 (税込)
    ある朝、目覚めた遊馬は、なにかが無くなっている事に気づいた。 喉が異常に渇く。 捜し物をする前に、まずは喉の渇きを潤そう。 外へ出れば、蝉が煩い。 蝉が煩いのも、喉が渇くのも、きっと温暖化のせいだ。 炭酸水を買いに行ったコンビニで貴弘に合い、暇なら来いよと家へ連れて行った。 そこで不思議なモノを見た貴弘が唖然として呟く。 ――これ、なんでこんな所に入ってんの? 夏の日、少しずつ狂っていく遊馬の世界。
  • 裂けた瞳
    4.3
    他人の見た光景が、あるきっかけで頭に浮かぶ能力をもつ神野亮司。不倫相手の瞳にも似た力のあることを知った亮司は、ある日、プレスマシンで圧死した男が最後に見た光景を察知する。脳裏に焼きついた不気味な男とカラスの死骸が結びついた時、亮司は瞳の存在に怯え始める……。選考会で激論を巻き起こした、第4回ホラーサスペンス大賞受賞作。
  • 誘われてアクトレス
    -
    1巻495円 (税込)
    楽しいはずの演劇部合宿が惨劇のステージへ変わってゆく  千秋たち、女の子ばかりの高校演劇部員が夏合宿にやってきたのは、軽井沢の山奥のステキな洋館。でもこの洋館、ちょっと変だった。窓がやたらと大きくて、庭のベンチが建物に向かって置かれている。まるで誰かに見つめられているような感じ。やがて頼りになる部長の真理子さんが失踪、美少女ゆうきの黒髪が抜け落ちて…。ひとり、またひとり仲間の姿が消えてゆき、残された千秋は…。長らく入手困難だったティーンズホラーの名作が、ついに電子で復刊! ●新津きよみ(にいつ・きよみ) 1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。
  • 貞子
    3.3
    日本で一二を争う最新治療が望める総合医療センターに、秋川茉優(あきかわまゆ)が臨床心理士として来たのは半年前のことだ。その病院に、記憶を失っていた少女が運び込まれたことから、怖ろしい物語が始まる。茉優の弟・和真(かずま)は自分の動画配信チャンネル『ファンタステイック・カズマ』を持っている。伸び悩む再生回数を増やそうと、最近放火事件がおき、多くの死者を出した団地に潜入。心霊動画の撮影を試みるのだが……。その後の和真、焼身自殺した女性と謎の少女の関係。鳥の啼く夜に次々と死んでいく人たち。二十年以上も前の貞子の呪いが復活したのか――。映画で語られなかった背景や登場人物たちのエピソード満載の充実のノベライズ。 ※本作品は映画「貞子」ノベライズです。映画本編とは一部内容が異なります。
  • 貞子3D ──復活
    3.6
    茜が教える女子高では、見ると死ぬという「呪いの動画」の噂が広がっていた。遺体に手の形の痣が残された不審死が続くなか、ついに茜の生徒も不可解な死を遂げる。警察は自殺と判断するが、生徒の遺体にも同じ形の痣が残され、死の直前に見ていたサイトが、噂の「呪いの動画」だったことが判明する──。 かつて日本中を恐怖に陥れた、あの貞子がよみがえる! 逃れられない恐怖が襲う話題のホラー映画を完全ノベライズ。
  • 邪宗館の惨劇
    3.9
     一年前の火災事故で親友を失った天田耕平は、恋人と共に慰霊祭へと向かう途中にバスが事故を起こし、山道で立ち往生してしまう。  雨風をしのぐため他の乗客らと共に近くの廃墟へと避難するが、そこはかつてある宗教団体の信者が集団死したといういわくつきの建物だった。 その夜、乗客たちが次々に殺害される事件が発生。建物からの脱出を試みた耕平は、恐ろしい姿をした怪物に遭遇し意識を失う。  目を覚ました時、耕平は事故を起こしたはずのバスに乗っていた。その後、まったく同じ流れで繰り返される殺人事件を体験し、耕平は自分がこの夜を『繰り返している』ことに気づく。 「俺は、タイムループに陥ってしまったのか……」  何度『繰り返し』を経験しても誰も救えず、『繰り返し』からの脱出もできない耕平の前に現れたのは、怪異譚蒐集のため、この地を訪れたホラー作家、那々木悠志郎であった。
  • さっちゃんがついてる
    -
    1~2巻220~330円 (税込)
    最愛の妹を何者かに殺害され、その死霊に日々、つきまとわれる高校生市森一樹。魑魅魍魎(ちみもうりょう)や人の死が「見える」ようになった彼に、夜ごと、陰湿な怪異に悩まされ、助けを求める従姉妹。絶え間なく襲って来る自殺衝動に耐えながら、一樹は彼女を救おうとするのだが……。【登場人物】◎市森一樹:高校生◎市森早苗:一樹の妹 幽霊◎市森良子:一樹と早苗の従姉妹◎山口:良子の同僚

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  • 殺意の水音
    3.0
    数本の包丁を携えた元ハウスキーパーの香取純一は、空港近くのホテルで人生を振り返る。最愛の母との貧しい暮らし、漫画家という夢、初恋相手の風俗嬢……幸せな思い出もあったが、終いにはいつも裏切られた。それらのダメージは水のように滴り続け、あることをきっかけに、ついに香取の心から溢れ出した。彼が静かに最初の客室の扉を開ける時、惨劇が始まる。痛切な回想と現在の悪夢に圧倒される、怒涛のホラー・サスペンス
  • 魂追い
    3.6
    常世につながる死者の魂が通る道で、その魂を狩ることを生業とする少年がいた。名は縁。あるとき縁は、森で不思議な妖の少女皐月と出会うが……!? 妖鬼皐月と魂追いの少年の生と死を巡る旅が始まる。
  • 皐月鬼
    3.6
    火の山への旅を終え、戻ってきた静かな日常の中、幻獣、外つ国の妖、妖狐……妖鬼・皐月と猫先生の周辺にはいろいろな出来事と妖が。妖鬼・皐月の物語完結巻。
  • 殺人鬼教室 BAD
    3.3
    処刑や拷問、インモラルな授業が日常的に行われているディア学園。いったい何のために? 邪悪なミステリホラー! 【あらすじ】 「昔の刑罰の実験をします」今日の授業はトオルがモルモットになる電気椅子での処刑実験だ。電流が流された裸体は痙攣し、ほどなく死の硬直が始まる。生徒たちはいっせいに拍手を始めた。とある都市にあるディア学園とソロブ大学では「死ぬことは最高の快楽である」と教えられ、誰もが乱交や拷問、殺戮に明け暮れている。そんな中「世界の秘密」を知りたいと冒険に出た者はいったい何を 目撃したのか――。謎と邪悪に溢れたインモラル・ホラー。
  • 殺人鬼 ――逆襲篇
    3.6
    伝説の『殺人鬼』ふたたび! ……蘇った殺戮の化身は山を降り、麓の街へ。いっそう凄惨さを増した地獄の饗宴にただ一人立ち向かうのは、ある「能力」を持った少年・真実哉! ……はたして対決の行方は?!
  • 殺人勤務医
    3.6
    中絶の専門医である古河は、柔らかい物腰と甘いマスクで周りから多くの人望を集めていた。しかし彼の価値観は、母親から幼いころに受けた虐待によって、大きく歪んでいた。食べ物を大切にしなかった女、鯉の泳ぐ池に洗剤を撒いた男。彼は、自分が死に値すると判断した人間を地下室の檻に閉じこめ、残忍な手段で次々と殺していく。猟奇の陰に潜む心の闇をリアルに描き出した気鋭の衝撃作!
  • 殺人調香師
    -
    柏木はハンサムな若き調香師。彼の調合する香水を求め、店には多くの婦人たちが訪れる。だが柏木には大きな秘密があった。彼は調香師にして──連続殺人鬼。命を失ってから数時間にわたって皮膚から立ちのぼる『その薫り』に包まれながら、殺した女を犯すことが、彼の至上の喜びなのだ──。だが今までで最高に惹かれる『その薫り』の美少女・レイナと出会った時、禁断の悲劇が幕を開けた……! 倒錯的エロティック・ホラー。
  • サマーサイダー
    3.5
    幼馴染のミズ、誉、悠は廃校になった中学の最後の卒業生。揺らぐ三角関係の中心には、去年の夏休みに変死体で発見された担任教師をめぐる秘密があった。夏が再び訪れ、廃校舎に隠した罪の記憶が三人を追いつめてゆく……。ほの暗い恐怖を漂わせながら、少年少女の関係を瑞々しい感覚で描く。泣きたくなるように切なくて、予測不能に怖い。心がざわつく傑作青春ホラー小説!【扉イラスト・市川春子】
  • さよならが君を二度殺す
    3.8
    山間部の村で5人の人間が消えた。彼らは半日後に無事発見されたが、失踪時の記憶が揃って失われていた。それから32年後、当事者の一人、慎吾は死んだはずの妻の声が聞こえるようになり、幼馴染みの康夫と剛にも特殊な能力が発現する。人智を超えた知恵と技術、思念で人を操る力。これを与えるのは神か悪魔か。空白の過去に隠された戦慄の秘密が明かされてゆく……。圧倒的リーダビリティの第18回日本ホラー小説大賞最終候補作。
  • さよならに反する現象
    値引きあり
    3.7
    心霊写真の合成が趣味の僕が撮影をしていると、一人の女性がカメラに映りこんできた。しかし撮影されたデータには無人の交差点が映っているだけだった。映りたがりの幽霊、悠川さんがこの世に残した未練とは……?(『悠川さんは写りたい』より) ほか、乙一が贈る恐ろしくて切ない出会と別れの短編集。
  • サワリの森
    -
    怪談蒐集家が渾身で書き下ろす、事実を元にした恐怖物語 【あらすじ】 古きものを乱暴に駆逐しながら、新しい住民の生活に必要な全てが計画的に建設された町、西城……。新しい住民と、古きもののひずみは、やがて大きなうねりとなっていく。連続する惨劇の始まりは、一軒の骨とう品屋に持ち込まれた鬼の釣り針からだった……。呪われた怪談蒐集家、西浦和也が目から血を出し、視力を削りなら書き記した戦慄のホラー小説。あなたの身の毛、何回、よだつことかな。
  • 障ル話
    -
    読者にも怪異が… 閲覧注意怪談集 読めば怪異に見舞われる!? ページを開けたその先は――自己責任でお願いします! 【特別寄稿】 たっくー(たっくーTVれいでぃお) 煙鳥(オカのじ) いわお☆カイキスキー(怪談恐不知) 恨みや呪い、黒い願望、唱えてはいけない言葉、やってはいけない行動──ある一定の条件が発動した時、怪異は巻き起こるのか。 ・最初は虫から始まった奇妙な出来事、それはなぜ?「メメント・モリ」 ・旧家の床下で見つけたモノに込められていたのは?「畳の下には」(鈴木誠) ・名前が嫌で改名をしたら、身に降りかかる悲劇「キラキラネーム」 ・祖母に教わったとある呪文、唱えてはいけないのに…「死神の家系図」(鷹鷺狸夜)など。 また、煙鳥、いわお☆カイキスキー、たっくーが特別ゲストとしてそれぞれ障 ル怪談を寄稿。 この本を手にした者へ、障リ有れ!
  • 三階に止まる
    3.4
    1巻1,760円 (税込)
    あなたの会社やマンションは大丈夫? 誰もボタンを押していないのに、必ず3階で止まるエレベーター。住民がそこに見たものは……? 奇妙な表題作はじめ、思わず背筋の凍るミステリー短編集。
  • 山海の怖い話
    -
    「山海」に纏わる厳選怪談集! 「人形の怖い話」に続くテーマ別アンソロジー 山にはいったい何が棲んでいるのか、海には何が潜んでいるのか。人が踏み入れてはいけない異界がそこにある──。 山と海に纏わる怪異を収録した、テーマ怪談集の決定版。 ・ベテラン登山者が山で出会ったのは…「道迷い」(鈴木 捧) ・釣りをしていて出会う怪異の数々「渓流怪談」(平谷美樹) ・沖縄でその日、海に入ってはいけない理由「ヨーカビーの海」(小原 猛) ・浜で遭遇した悲しい過去の記憶「ぼたもち」(春南 灯) ・後輩に見せられた奇妙な一枚の写真とは「呼び水」(若本衣織) ・漁師が漁場で見た驚愕の海の秘密「うみだま」(黒木あるじ) ――など書き下ろしと過去の最恐作品を選りすぐって全39話を収録。
  • 山怪 山人が語る不思議な話
    3.8
    1~3巻1,056円 (税込)
    著者の田中康弘氏が、交流のある秋田・阿仁のマタギたちや、各地の猟師、山で働き暮らす人びとから、実話として聞いた山の奇妙で怖ろしい体験談を多数収録。 話者が自分で経験したこととして語る物語は、リアリティがあり、かつとらえどころのない山の裏側の世界を垣間見させてくれる。 山の怪談。 現代版遠野物語。 目次 序文 I 阿仁マタギの山 狐火があふれる地/なぜか全裸で/楽しい夜店/生臭いものが好き/狐の復讐/見える人と見えない人/狸は音だけで満足する/消えた青い池/人魂、狐火、勝新太郎/親友の気配/辿り着かない道/蛇と山の不思議な関係/汚れた御札/マタギの臨死体験/叫ぶ者/白銀の怪物 II 異界への扉 狐と神隠し/不死身の白鹿/来たのは誰だ/もう一人いる/ 道の向こうに/響き渡る絶叫/僕はここにいる/謎の山盛りご飯/山塊に蠢くもの/鶴岡市朝日地区/出羽三山/鷹匠の体験/奈良県山中・吉野町/ツチノコは跳び跳ねる/足の無い人/只見町/山から出られない/行者の忠告 III タマシイとの邂逅 帰らない人/死者の微笑み/迎えに来る者/ナビの策略/椎葉村にて/テントの周りには/宮城県七が宿町/なぜか左右が逆になる/不気味な訪問者/奈良県天川村/帰ってくる人/固まる爺婆/お寺とタマシイ/飛ぶ女/帰ってくる大蛇/呼ぶ人、来る人/狐憑き/真夜中の石臼/狐火になった男
  • 三丁目の地獄工場
    3.7
    地獄が職場という謎の男。希望がない毎日を送っている私は、その男の話を聞くうちに男の境遇が羨ましくなり、酔った勢いで「代わりたいですよ!」と言い放つ。そこから私の「地獄に出勤する日々」が始まった。
  • 三宮ワケあり不動産調査簿 賃貸マンション、怪談つき
    4.4
    神戸三宮にある「高比良不動産鑑定事務所」。茅夏が働くことにした、兄・陸生の営むその職場は、事実上その手の“霊的物件”専門の鑑定事務所だった! 受付担当の茅夏が、奇妙な依頼に巻き込まれるのも必然で……。
  • サンマイ崩れ
    3.7
    熊野本宮に近い山村が大水害で多くの死傷者を出したと聞き、僕は精神科の病院を抜け出した。奇妙な消防団員二人と老人とともに熊野古道を進み、崖崩れで崩壊した隣村の墓地にたどりついた僕が見たものとは? 熊野山地の集落で台風による山崩れが起こった。パニック障害と離人症性障害のため入院中だった僕は、いてもたってもいられなくて、病院を抜け出した。現地対策本部で出会った不思議な老人ワタナベさんと二人の消防団員とともに、土砂崩れで流された墓地の応急処置に向かうが…。第13回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した表題作のほか、書き下ろし中編「ウスサマ明王」を併せて収録する。
  • 13ゲーム ―そして、僕たちは殺しあった―
    -
    日本の権力者で秘密裏に結成された組織「十三支会」。そこでは、暇を持て余した金持ち連中が愉しむための“デスゲーム”が行われていた――。選ばれ、集められたのは、それぞれに傷を持つ13人の高校生たち。彼らの、生き残りをかけたサバイバルが始まる! 大人気ホラー作家・日高由香の、リアル・デスゲーム小説がついに!
  • ザナドゥー 女神の墓標
    -
    1巻495円 (税込)
    映画撮影現場の周囲で次々と起こる怪異な事件! そして悲しい過去を呼び起こす女の正体は…?  嵐の晩、助監督の神波は、さびれた洋館の窓に「女」の姿を見る。翌日、映画のオーディションに現れた真理子は昨夜の「女」に瓜二つだった。不審に思いながらも真理子に惹かれ恋におちる神波…。だが、あの「女」が映画関係者の周りに現れ、主演女優が凄惨な事故死を遂げてしまう。そして第二の惨劇が…。現れては“死”を運んでくる「女」と真理子を結ぶものは一体何なのか? 狂気が息づく衝撃の長編ホラー小説。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • ざんばらら
    -
    高校でも目立つギャルの沙耶は、夏休み、仲間と海へ旅行に行く。夜は怪談話をして盛り上がり、次の日は神社で肝試し。狙っていた敏樹先輩ともカップルになれていいカンジ。最高の夏休みの思い出ができた。しかし、新学期直後。海に行った仲間が残酷なやり方で次々と殺される。そして沙耶の身にもあり得ない出来事が起こり始めて――。
  • 幸せすぎるおんなたち
    -
    1巻770円 (税込)
    日本海に面した人口七十八万人のX県は、女性就業率ランキング第一位、女性の働きやすさランキング第一位、育児環境ランキング第一位。しかし、誇らしげに語る「X県しあわせ創造課」担当者の言葉には裏があったのだ。日本一の子育て県に貢献することこそ、住民の誇りと幸せ。夫の転勤や結婚などでX県に移住してきた者にとって、地方社会独特の“掟”は恐怖そのものだった……。連作短篇サイコスリラー。電子版あとがきを追加収録。 ●雀野日名子(すずめのひなこ) 石川県で生まれ、福井県と大阪府で育つ。ゴーストライターやノベライズライターから物語執筆へと移行し、『機械仕掛けのアン・シャーリー』でジャイブ小説大賞入選。『あちん』で「幽」怪談文学賞短編部門大賞を受賞し、同作で小説家デビュー。『トンコ』で日本ホラー小説大賞短編賞受賞。「雀野日名子」名義での単著に、『太陽おばば』『幸せすぎるおんなたち』『終末の鳥人間』『かぐや姫、物語を書きかえろ!』などがある。カルト映画と80sをこよなく愛する、文壇アレルギー症。
  • 尸(し) 古から隠されているもの
    -
    1巻770円 (税込)
    若き画家・飯村晏菜は両親が移り住んだ史人村を訪れた。村の近くには二十段の石段を上る丘があり、その地には不思議な沼があった。「古来、この沼にはいかなる名も付与されてこなかった。名を冠しようとする意志を、この沼は根こそぎ奪い取ってしまうんだ。よって、名はない。地図にも名称は何も記されていない」父はそう語った。沼の畔には黒い碑が建てられていた。誰が、何の目的で? 晏菜は歴史民俗学の研究者・緑川青と共に、その碑に書かれた文字を解読しようとするが、やがて彼女たちを見つめる村民の目が変わっていることに気づく。そう、まるで二人を監視しているかのように……。  電子オリジナルの怪奇・幻想ホラーサスペンス。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 死印
    4.0
    死を招く「呪いの痣」の噂、知ってる? エクスペリエンスが贈る、ホラーアドベンチャーゲーム『死印』待望の公式ノベライズ。「ようこそ、九条館へ」男は気が付くと、見知らぬ洋館の前に立っていた。何かに引き寄せられるように館に足を踏み入れた男を出迎えたのは、人の言葉を話す美しい人形だった。メリイと名乗る人形は、男の腕に死へのカウントダウンを意味する痣【シルシ】が刻まれていることを指摘する。さらに、このままでは本日の夜明けまでに死を迎えることを告げるのだった。九条館に助けを求めて訪れる【シルシ】を持った者たち、印人(しるしびと)とともに、主人公は死への恐怖と戦いつつ、【シルシ】を刻んだ【怪異】へと立ち向かう。果たして生き残ることが出来るのか、そして何故、主人公は【シルシ】を刻まれたのか――。小説版では、オリジナル展開とともに、ゲームでは描かれなかった、登場人物の背景についても明かされます。

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  • シェアメイト
    3.7
    幼少期のできごとが原因で男性不信のミサ。幼なじみで同居中のミカの失恋を癒すために行った台湾で、思わぬ事件に巻き込まれ――。(「シェアメイト」) 知らない男が勝手に住み着いた母の実家。追い払おうと決意した麻美に起こった悲劇とは?(「おばあちゃんの家」) 偶然見つけた、理想的な間取りの邸宅。住み込みで働けることになった女は、執着を強めていく。(「魔取り」) 女と住まいをテーマに様々な種類の恐怖を描いた短篇集。
  • 死角
    -
    清掃スタッフが避難階段の奥で死んでたんだよ――。 複合商業施設ビルの警備会社に転職した近江は、先輩の警備員と一緒に避難階段の巡回中、そのような話を彼から受けた。死因は脳梗塞で事件性はなかったが、緊急時以外に利用することのない避難階段に、なぜ清掃スタッフが入り込んだのか、今も謎は残されたままとなっている。 建物の外部に設置された避難階段を巡回するために、最上階のドアを開けると、近江の目の前にきら煌びやかな景色が広がった。よく都会の夜景を「宝石箱をひっくり返したような」と表現されるが、まさしく七色に光り輝く宝石そのものだった。 景色に見とれているのも束の間、今度はここから飛び降り自殺した女子高校生がいたと教えられた。そればかりか、館内には子供の幽霊が徘徊していると言う。 研修期間が終わり、夜中、照明の落とされた館内を一人で巡回中、近江は限界を超えた恐怖を体験することに……。
  • 屍介護
    3.6
    看護師から介護業界に転職した栗谷茜は、山奥の屋敷で、寝たきりの婦人をヘルパーとして住み込みで介護することになった。しかし、妃倭子というその婦人は、なぜか頭に黒い袋を被せられ、肌は不気味に変色し、言葉を発することも動くこともなかった。新人がゆえ、全力で職務に向き合おうとするも、茜の胸にはじわじわ疑念が広がる――これは、もう死んでいるのでは? 先が読めない、ひたすら怖いとネットを戦慄させた、禁断の介護ホラーが登場!  石田衣良氏も推薦! 「介護×ホラーのミスマッチが生み出した異次元の邪悪なデビュー作。母の愛と母の愛が命がけで壊しあう!」 石田衣良
  • 屍の目はグルグルと廻る~連作短編集~
    -
    1巻330円 (税込)
    K化学薬細菌研究所の爆発と山火事により、ウィルスが流れ出し住民に感染した。感染者は、左目が左廻りに、右目が右廻りに、グルグルと動きだす。そして、家族と人々を喰らい始めた…。 ゾンビ・エロティック・サバイバルホラー(連作短編集)。 一・【プロローグ】 二・【ゾンビアイドル】 三・【団地】 四・【緊急特別放送】 五・【アウトブレイク】 六・【生存本能】 七・【最高の死に方】
  • 滋賀怪談 近江奇譚
    -
    血生臭い歴史が繰り広げられ現在も怪異が多発する、滋賀県! 棺桶に遺体が入らないので力任せに手足を曲げたら…〈甲賀市〉 床下から首のない地蔵が掘り起こされた! 〈東近江市〉 譲り受けた茶道の釜に老侍の生首が…〈長浜市〉 漁をしていたら全身が透き通った死骸が浮かんでいた〈琵琶湖〉 家賃の安いマンションに引っ越したら、事故物件だった〈大津市〉 「怪談最恐戦」にも参加、独特の怪談話を披露した話術の巧みである、滋賀県出身の講談師、旭堂南湖。 地元愛を爆発させつつ歴史ある滋賀の怪談奇譚を書き綴った怪談本。 ・漁師の祖父が奇妙な体験した50年前のある夜「琵琶湖の魞漁」 ・家の神棚の下に埋められているという石、掘り出そうとしたら…「床下の明神石」 ・滋賀ではよく見かける飛び出し防止の看板、それにまつわる奇妙な話「飛び出し坊や奇譚」 ・山で遭遇した黒い靄が一人の登山客を覆うと…「綿向山の黒い靄」 また、講談口調で怪談を綴る「講談・村正の鎌」も収録。 じんわり怖いと不可思議が詰まった滋賀を堪能あれ。
  • 死が二人を分つまで
    -
    心臓が止まったはずなのに、専業主婦・由利江には、はっきり意識があった。なぜか生きているのだ。だが、その代償は重く、人間の生命エネルギーを奪わないと生きられない体になっていた。他人を殺さねば、自分が死ぬ。彼女は殺すことを選択してしまう。それを知ったサラリーマンの夫・広造は銃を手に彼女を追うが……。殺しながら逃げる主婦とその夫とのスリリングな関係を描く傑作ホラー長編。
  • 死後日記
    4.0
    人というのは恐ろしいものなのだと、改めて思い知らされたのが生涯最後の日だった――  最初は面白半分だった。死者が書いた日記なんて、サイトにあるただの都市伝説だと思っていた。夫と友人に裏切られ殺されたサエカが書いたという『死後日記』。彼氏の優汰と親友の芽衣の仲を訝しく思っていた高校1年生の朱里は、読み進めるうちに日記にのめり込んでいく。真実を映す井戸、教室を彷徨う幽霊、生贄を求める慰霊碑。 ――そして朱里が日記と現実の奇妙な一致に気づいたとき、真の恐怖が始まった。
  • 死者の体温
    3.4
    安田祐二は30歳。砲丸投げの元日本代表選手で、今は不動産管理会社の経営企画室に勤めるエリート会社員。ハンサムで温厚。にこやかで職場や近所での評判もよく、湘南の洒落た高級マンションに1人で暮らし、クラシック音楽とスコッチウィスキーを愛し、野良犬を可愛がり、野鳥に餌をやり、そして……次々に人を絞め殺し、下田の別荘の庭に埋めているのだった……。トラウマも動機も悪意もない史上最悪の連続大量殺人!!
  • 死者のための音楽
    3.9
    死にそうになるたびに、それが聞えてくるの――。母をとりこにする、美しい音楽とは。表題作「死者のための音楽」ほか、人との絆を描いた怪しくも切ない七篇を収録。怪談作家、山白朝子が描く愛の物語。
  • 死者はまどろむ
    4.5
    美しい自然に囲まれ、信仰心の厚い村人が住む夢見村に魅せられひと夏を過ごすことになった間宮亜希子の一家。小説家の夫はスランプを脱し、義母も優しくなった。幸福をもたらす魔法の土地だと思った。しかし異様な葬式の列と共同墓地を見たことから、彼らの周囲で何かが狂い始める。ざわめく木立の隙間に、きらめく光の中に使者の影が忍び寄る。幸福に浸っていた家族を恐怖のどん底に突き落とす怪奇の連続とは。長編ホラー小説。
  • 死愁記
    5.0
    1巻495円 (税込)
    世界の薄皮を一枚剥げば、異形のものどもが蠢いている 「風邪ひくぞ。連れてってやるよ、家はどこ?」  私はいらついて少年の肩をゆすった。こっちも遭難しそうなのだ。  やっと小さな……紫色の唇が開いた。 「道に迷っちゃった……木下くん家へ行く途中だったの」 「君の家はどこ? 名前は?」  答える代わりに、少年はふり向いた。それまでの反応の鈍さからは想像もできない迅速な身のこなしだった。 「来る!」  短い叫びが私の耳に灼きついた。小さな身体は私のかたわらをすり抜け、通りの反対側へと水を跳ねとばしつつ走り去った。雨のせいでよく見えなかったが、横町でもあるらしい。  追いかけながら、異常だ、と思った。巻き込まれるのは真っ平だ。  私のやってきたのとは反対側の奥から、足音と人影が近づいてきた。(「雨の町」より)  現実の向こうに息づく怪異幻想の誘惑。怪奇SFホラーの第一人者が1年半にわたり「異形コレクションシリーズ」に書き下ろした10篇を、本人の解説と共に収録。 ・貢ぎもの ・雨の町 ・姉が教えてくれた ・断頭台? ・水の記憶 ・ちょっと奇妙な ・去り行く君に ・欠損 ・指ごこち ・踏み切り近くの無人駅に下りる子供たちと、老人 ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
  • 師匠シリーズ : 1 師事
    4.1
    1巻1,144円 (税込)
    2ちゃんねるで伝説的な人気を誇るオカルトホラー小説が、ついに書籍化!主人公兼語り部の「ウニ」が、大学で出会った霊感を持つ先輩「師匠」に導かれ、様々な怪事件を体験していく。謎が謎を呼ぶ重層的な物語の果てには、未体験の世界が……。シリーズ第一弾!
  • 死小説
    3.0
    ひとは、いつか死ぬ。それをはじめて知ったのは、いつのことだろう――。入院先のベッドの上で非業の死を遂げた男の「憎悪の転生」、ある痴呆老人の部屋に見え隠れする怪異の「黒い子供」、夏に小中学生の男女が離れにこもって行った暗い遊びのエロスと恐怖を描く「夜枷」など全五編。汗ばむ真夏の闇夜を切り裂く、傑作怪談・ホラー小説集。
  • 屍食回廊
    -
    1巻495円 (税込)
    醜悪な屍食鬼がはびこるなか、陸上自衛隊内部に巣くう恐るべき陰謀が…!  共時通信記者の田外竜介は、旧日本軍の高射砲を発掘する元砲兵隊長を取材中に、壕内で、若い男女の射殺死体を発見した。それは、浜辺で連続失踪している男女のものだった。さらに内部には、黒い毛に覆われた屍食鬼(グール)の姿が…。一方、次々と現れる屍食鬼を黙々と始末する自衛官。そして、陸上自衛隊内部の“民族遺産監理室”で極秘裏に進められる恐るべき陰謀とは!?  本格オカルト・ホラーの傑作が、ノベルス刊行時の表紙・挿し絵(天野喜孝)を纏い、電子で復刊! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 静岡怪談
    3.3
    日本の中部地方に位置し、伊豆、駿河、遠江の三国に相当する広大な広さを持つ静岡県。富士山を有するこの土地には心霊スポットも数多く存在し、さらにもっと身近な怪異にも事欠かない。静岡在住の〈怪談女医〉神薫が、そんな静岡における怪談を蒐集取材した渾身の一冊! カーナビが勝手に案内を始めるその行先は…「夜泣き石に呼ばれる」、日暮れにバイクで通った竜爪街道で見かけた奇妙な男「赤白男と白黒女」、肝試しに行った三人がそれぞれに見たものは…「怪異のデパート大内山~霊山寺」、富士山の見える家に越した一家に起こった壮絶な恐怖「穴」など静岡の怪異29篇を収録。
  • 静岡の怖い話
    3.3
    静岡、沼津、富士宮などでおきた戦慄の実録怪異譚 老婆の霊が足首をつかむ! 【内容紹介】 ・家族団らん (静岡市) 静岡出身のカメラマンの母親は、息子夫婦とうまく行かない日々を過ごしていた。妖が生み出した幻影が、傷心の母を取り込む! ・未練気 (沼津市) かつては東京で不動産会社を営んでいたという男性。野心に満ち溢れていた彼を打ち砕いたのは、武士たちの怨霊だった! ・パワースポット (富士宮市) パワースポット巡りに訪れた青年実業家。神仏をどこか愚弄している彼の運命は、「光」を見た時から、大きく揺らいだ……。 著者について ●寺井広樹(てらい・ひろき) 1980年生まれ。怪談蒐集家。銚子電鉄とコラボして「お化け屋敷電車」をプロデュース。『広島の怖い話』『東北の怖い話』『北海道の怖い話』『熊本の怖い話』『茨城の怖い話』『お化け屋敷で本当にあった怖い話』(いずれもTOブックス)、『日本懐かしオカルト大全』(辰巳出版)など著書多数。 ●とよしま亜紀(とよしま・あき) 雑誌・書籍編集兼ライター。漫画原作等も手がける。 小学校時代より、幽霊、臨死体験、生まれ変わりといった「心霊現象」に興味を持つ。「怪談収集」「B級グルメ食べ歩き」がライフワーク。
  • 静かに透きとおる~恋はずるくて~
    -
    幼馴染みであり従兄妹同士の透子と静琉。 透子より六つ年上の静琉はひんやりとした微笑が似合う。 静琉は大学を卒業して、就職で上京することになった。離れ離れになるとき、感情過少の静琉が下した命令のもと、交わした誓いのしるしは、透子の心も躰も縛りつける。 好きという意味は無自覚に変化していって、いつの間にか恋にたどり着いていた。 近いからこそ遠くて恋は苦しい。
  • 十三の呪 死相学探偵1
    3.5
    他人に現れた死相が見える弦矢俊一郎。大学卒業以後、神保町で探偵事務所を始めた彼の元に、初めての依頼人が訪れる。だが、アイドル顔負けの彼女には死の影は全く見つけられず……。
  • 「死相学探偵」シリーズ 【全8冊 合本版 電子特典付き】
    -
    死相学探偵弦矢俊一郎が事件に挑む。「死相学探偵」シリーズ全8冊(『十三の呪 死相学探偵1』『四隅の魔 死相学探偵2』『六蠱の躯 死相学探偵3』『五骨の刃 死相学探偵4』『十二の贄 死相学探偵5』『八獄の界 死相学探偵6』『九孔の罠 死相学探偵7』『死相学探偵最後の事件』)をまとめた合本版。  ※本電子書籍は、「死相学探偵」シリーズ全8冊を1冊にまとめた合本版です。 ※電子合本版の特典として、特別書き下ろしの掌編「僕にゃんの冒険」を収録。

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  • 死体でも愛してる
    3.9
    台所に立っていると落ち着く。料理をすると心が凪いでいく。 だからわたしは、最愛の夫が死んだ今日も包丁を握る。 彼の肉で美味しい料理を作るために。 日増しに美しくなる娘に劣情を抱く父親、コンビニ店員に横恋慕した孤独な作業員――。 「異常」なはずの犯罪者たちの独白を聞くうち、警視庁の敏腕刑事・長谷川英太郎には奇妙な感情が湧き……。 供述が生んだ悲劇とは!? あなたの心の奥底にひそむ欲望を刺激する、予測不可能な犯罪連作短編集。
  • したたるものにつけられて 自選恐怖小説集
    3.5
    1巻671円 (税込)
    ひたひたと、怖ろしい何かが胸に迫ってくる。固唾をのまずにはいられない、強烈な体験をもたらす恐怖小説集。 これはフィクション? ノンフィクション? 何かの恐怖から逃れるようとするために、意図的にそんなことに思いを巡らせてしまう。 精緻であり多彩。人間存在の奥に横たわる悪と憎悪と善を浮き彫りにする。
  • 下町の迷宮、昭和の幻
    4.0
    田端にある古い銭湯の「昭和湯」の主人が旧式の柱時計を見るうちに……。飛鳥山公園の坂を上るたびに、母親の顔から「癒しの天使」となる女は……。かつての人気漫才師が、古巣の浅草にある蕎麦屋で聴いた歌謡曲は……。三十年ぶりに谷中を訪れた紙芝居屋が、千代紙を買った後に向かうのは……。現代の下町を舞台に、郷愁と恐怖が横溢する昭和レトロホラー。

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  • 七罪消し
    -
    1巻495円 (税込)
    彼らはそこにいる、じっとこちらを見つめている…  枯れ木のような男は、姿を消す前にこう教えてくれた。 「七人の人の話を聞いてきなさい。そうすれば坊やは……」  少年は、街から街へと歩き、不思議な話に耳を傾ける。やがて少年は、次第に自分が何者だったのかを思い出すが…。(「七罪消し」)  怪奇小説の名手が贈る、世にも奇妙なホラー短篇集。電子オリジナル。 ・エリカのこと ・遠近感のない男 ・七罪消し(カマの女/人捨て村/木魂/キネマの老人/話せない話/Zさん/ラットマン) ●飯野文彦(いいの・ふみひこ) 1961年、山梨県生まれ。早稲田大学卒業。1984年、『新作ゴジラ』(講談社)のノベライズ作品にてデビュー。『オネアミスの翼』(朝日ソノラマ)、『アークザラッド』(エニックス)などノベライズ作品を数多く手がける。『怪奇無尽講』(双葉社)や『ハンマーヘッド』(ティー・オーエンタテインメント)など個性的なホラー作品ではマニアックな評価が高い。その他には『「超」怖い物語』シリーズ(竹書房)、『影姫』シリーズ(角川書店)などがある。
  • 七人怪談
    3.6
    「これは、わたしが小学校の、高学年だった頃の話です」――少女が雑誌に寄稿した、ある家族を襲った不気味な怪異の記録。悪化していく一方の父の怪我、何者かに乗っ取られ不気味な笑い声をあげる妹。そして親類たちの死。霊能者“マツシタサヤ”によって怪異は鎮められ、記録は締めくくられる。だが、この投稿を皮切りに、マツシタサヤを巡る不可解な記録が世に溢れはじめ……(澤村伊智「サヤさん」)。  同窓会をきっかけに、故郷の実家に泊まることになった「私」。すでに実家には誰も住んでおらず、何も無い家に過ぎないはずなのに、「私」以外の何者かの気配が段々と濃くなっていく。居間にたたずむ邪悪な笑みをたたえた阿弥陀如来像、座敷の布団の中で蠢くモノ、そして――。忌まわしい記憶とともに、何かが迫ってくる(三津田信三「何も無い家」) ホラー界の巨星、三津田信三が、屈指のホラー小説の名手七人それぞれに相応しいテーマで「自分が最も怖いと思う怪談を」と依頼して編まれた戦慄のアンソロジー。
  • シテミタイ
    -
    高校3年生の瑠衣は同い年の颯太に1年間、片想いをしていた。 ようやく意を決し、颯太に告白した瑠衣。 念願叶って付き合えることになったものの、 ある日のデートで瑠衣は颯太の“秘密”を知ってしまい……。 そこで見つけた“肉喰男子”というブログに興味本位でアクセスするが、 その謎の男のブログには、瑠衣の日々のことが書き連ねてあって――。
  • 死と呪いの島で、僕らは
    3.5
    東京都の果ての美しい島。高校生の椰々子は、"呪われた美少女"として島民に疎まれている。そんな彼女に、島の有力者の息子・杜弥は、密かに片想い中。しかし彼女が禍々しい予言を聞いて以来、島に怪異が続発し…。 ※本書は二〇一四年十月に小社より刊行された単行本『死呪の島』を加筆・修正の上、改題し文庫化したものが底本です。
  • 死神ブログ
    -
    学校裏サイトでエスカレートする悠哉へのイジメ。真夜中から朝方までずっと続く嫌がらせメールの着信音。数ヶ月にわたって眠れない日々を過ごしていた。しかし、遂に絶望が頂点に達し、悠哉は自殺予告ブログを立ち上げる。いっぽう学校では、クラスメイトの連続殺人事件がつぎつぎと発生し……死へのカウントダウンの先に、戦慄の真相が待っている!!
  • 死にぞこないの青
    3.8
    飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。先生は、他の誰かが宿題を忘れてきたり授業中騒いでいても、全部マサオのせいにするようになった。クラスメイトまでもがマサオいじめに興じるある日、彼の前に「死にぞこない」の男の子が現れた。ホラー界の俊英が放つ、書き下ろし長編小説。
  • 死人の手
    -
    1巻330円 (税込)
    旅人が人里離れた山奥の家で泊めてもらったのは奥さんが死んだばかりの家。そこで留守番を頼まれる。旅人の一晩の恐怖を描いた「死人の手」。主人の秘蔵の皿を割って折檻され幽霊になったお菊。日本最恐の怪談のひとつ「皿屋敷」。「蛇怨」「黄灯」「鮭の祟」「皿屋敷」「参宮がえり」「地獄の使」「死体を喫う学生」「死人の手」「白いシャツの群」「白い花赤い茎」の十話を収録。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 死ぬほど怖い噂100の真相★芸能怪★呪怨★奇怪な人々★異常な現象★ネットでよく見るヤバい話★怖いモノが苦手な人は絶対見ないでください
    -
    1巻499円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 死ぬほど怖い噂100の真相 ネットでよく見るヤバい話 怖いモノが苦手な人は絶対見ないでください。 夢で会う可能性がありますので、、、 噂1 ももクロのブログの写真に怪しい人影が 噂2 グリーンランドの深海で不気味な人魚の映像が 噂3 嵐の相葉雅紀の指が6本に増えた 噂4 心霊が写ったせいで回収になった学校の宣伝パンフレットがある 噂5 モーニング娘。のライブに怪しい亡霊が出現した 噂6 乃木坂46の廃病院ロケ番組で心霊現象が起こりまくった 噂7 人身事故が起きた山手線車両に怨霊の姿が 噂8 頭に鼻をつけた男がいる 噂9 大阪桐蔭が甲子園出場を決めた写真に謎の手が映り込んでいた ■目次 ■第一章 芸能怪 噂10 桜塚やっくんの事故死が2ちゃんねるで予言されていた 噂14 関ジャニ∞のPVに地面を這う髪の長い女が映り込んだ 噂15 きゃりーぱみゅぱみゅはイルミナティのメンバーだった 噂16 前田敦子の卒業のショックで自殺した東大生がいる ■第二章 呪怨 噂27 ヤフオクに呪いの市松人形が出品された 噂28 LINEにID「5389」を登録すると殺される 噂30 「ガキの使いやあらへんで!!」大晦日特番に心霊が現れた 噂37 コミケに足のない女性が現れた ■第三章 奇怪な人々 噂44 犬の口を移植した男性がいる 噂48 インド政府も認めた透視能力を持つ少女がいる 噂50 鼻と口がくっついてしまう奇病にかかった男性がいる 噂59 ビートルズの背後にデジカメを使う女性が ■第四章 モンスター 噂68 幼児がイヌワシにさらわれるビデオ 噂70 男性器を噛み切る恐怖の魚「パクー」 噂84 口だけしかない謎の巨大生物 噂90 通常の20倍ものサイズに達する巨大な蚊が世界中で繁殖している ■第五章 異常な現象 噂99 Google マップに血まみれの殺人現場が 噂102 近づく生き物を石に変えてしまう恐怖の湖がタンザニアにある ■第六章 衝撃 噂112 中国の反日デモで秋田犬が撲殺される 噂117 人喰いザメに食われた男が自力でサメの腹から脱出した 噂147 ドナルドに扮した殺人犯が逮捕された直後の写真がある 噂149 死者の網膜には死の間際に見た光景が焼き付いている 噂152 クジラが人間を飲み込む衝撃の瞬間   ■著者 鉄人社編集部 編集部より★本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています。悪用は厳禁です。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ※一部変更して再申請している作品です。お間違いないようお気を付けください。
  • 死ぬほど怖い話 短編集
    1.0
    これを読むと眠れなくなる。怖くてトイレに起きれない……。 そんな恐ろしいホラー短編小説を厳選し、三編を一冊に収めました。さてあなたは、最後まで無事に読み終わることができましたか? ●著者プロフィール● あさくら けいと(あさくら けいと) 小説家。主に大人向けのしっとりとしたハードロマンを得意とする。ストーリーやこだわりがある独特の文体から、彼の官能を好む女性ファンも多い。「あさくらけいと」はペンネームで、実際には作家としてミステリー系小説を執筆。今回は初のホラーに挑戦。他に「赤い誘惑」「恐れ入ります、SEXしませんか?」がある。

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  • 死の影
    -
    1巻495円 (税込)
    事故死した妻が書いた小説を発表し、それが大ベストセラーになった唐崎六一。多額の印税によって彼が手に入れた新居は、慈善宗教団体「愛と平和の園」が経営母体と謳われた瀟洒なマンションだった。だが、そこに隣接する同じ経営の幼稚園で園児が行方不明になり、その数日後、別の園児が目をキリで突かれた惨殺屍体で発見された。数年前から同じ連続事件を追っていたルポライターの久野麻亜子は、恋人である唐崎と真相を掴もうと動き出すが、その矢先、マンションの住人が次々に殺され、魔の手は二人にも……。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 死の影を追って
    -
    1巻495円 (税込)
    夢だ。ただの夢だ。人間など、いるはずがない。声など、聞こえるはずがない。馬鹿げているとは思ったが、忍び泣きがあまりに深刻なので、恩田は大真面目に問い掛けていた。……しくしく、しくしく、しくしく……忍び泣きの裏から、かすかに言葉が聞こえた。優しい、か細い、女の声だった。「……迎えに来て……迎えに来て……迎えに来て……」(「死の影を追って」より)  鬼才・友成純一による電子オリジナル短編集。雑誌「SFアドベンチャー」に3回にわたって掲載された連作短編「死の影を追って」~「鏡の魔術」~「黄昏の荒野にて」、その続編「孤島の魔姉妹」(完全未発表作品)など、計7本を収録。巻末には「電子版あとがき」を収録。 *泡沫の夢 *恐竜のいる風景 *お伽の島にて *死の影を追って *鏡の魔術 *黄昏の荒野にて *孤島の魔姉妹 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 死の谷の子供たち
    -
    1巻495円 (税込)
    死んだはずの息子がそこにいる! その子供は天使か悪魔か… 「似ている、似過ぎている…」その少年を見た瞬間、津坂洋一は衝撃に立ち竦んだ。横浜山手の閑静な高級住宅街。夏の終わりの光のなか、遊び戯れる子供の姿は、二年前海で遭難したまま行方不明になった息子にそっくりだった。妻のまさ江は息子の死を認めず、半ば狂いながら病床にある。死の前に、もう一度息子に会わせてやりたい…。津坂は旧友の南にそそのかされ、少年の誘拐を試みた。だが、少年に害意を抱いた南は不可解な死を遂げ、津坂の周囲にも次々と異常な出来事が…。日常に潜む恐怖と狂気を抉る異色のホラー・サスペンス。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 死の鳥
    4.0
    人間を襲うよう調教されたカラスの群れ。気鋭の動物行動学者・美紀と刑事・松岡はそれを食い止めようとするが、群れはやがて大学キャンパスを襲いはじめる。人食いカラスの襲撃に、人間のなす術はあるのか。 ※本書は電子文芸誌「GEN‐SAKU!」で二〇一一年四~一〇月に連載された「レイブン─漆黒の悪魔─」を大幅に改稿し、改題したものが底本です。
  • 死人機士団(上)
    4.0
    秋せつらの許に身長3メートルの巨人が来訪した。彼の尋ね人は婚約者で、彼女の特徴は「彼と同じ身長、黒髪、不死身」。せつらは捜索を開始するが、フランケンシュタイン博士の末裔と称するF男爵が行く手を阻む。〈魔界都市〉に突如出現したF男爵の真の目的とは?男爵の放つ《死人》の刺客が次々とせつらに迫る!
  • 死人(しびと)を恋(こ)う
    3.4
    (クリスマス・イヴに死のう)人里離れた山林に死に場所を求めた「僕」の前に、一台の車が現れた。やって来たのは、自殺サイトで知り合ったらしき男女6人――。彼らの最期(さいご)を陰から見届けた僕は、その中の一人の美少女に目を奪われた。彼女のあどけない死に顔が、僕の冥(くら)い欲望に火をつけた……。人間の深い業(ごう)を描き、戦慄の世界へと誘う衝撃の書!
  • 渋谷アンダーグラウンド
    -
    1巻495円 (税込)
    渋谷スクランブル交差点で使用中のスマホに、同じ音楽が一斉に流れだした。その頃、宮下公園では斬殺死体と、またもや“PIG”の血塗りの文字が発見される。新米刑事の大貫仁は、先輩と共に連続殺人事件として捜査に踏み込んでいくが、その日は人気ロックバンドのゲリラ・ライブが渋谷で行われるという噂が流れており、熱に浮かされた若者たちが多数集結していた。一方、これらの異常事態を追うフリーライターの磯部聡子は、ネット上で独自に裏ネタをとろうとするが、次第に事件に巻き込まれる。なにかがおかしい、今夜の渋谷はどこかねじれている……八月の熱帯夜、渋谷一帯を襲う、十時間の恐怖のメロディーとは!?  島村匠名義で発表されたホラー長篇小説が大幅に加筆修正されて電子で復刊。 ●佐野広実(さの・ひろみ) 1961年横浜生まれ。1999年第六回松本清張賞を『芳年冥府彷徨』(島村匠名義)で受賞。2020年第六十六回江戸川乱歩賞を『わたしが消える』で受賞。近作は『誰かがこの町で』(講談社)。電子書籍封切作品に『ムッシュ・ジャポネ』『浮世絵鑑定談』『森嶋中良 御典医の次男坊』がある。「新青年」研究会会員。
  • シム・フースイ Version1.0 ワタシnoイエ
    3.0
    1~5巻638~836円 (税込)
    新しい家にカビが異常に繁殖する。妻がノイローゼになり困り果てた小林正彦は、半信半疑で風水師・黒田龍人の事務所の扉を叩いた。風水師は土地や建物を看て吉凶を判断し、適切な処置を施す。調査を開始した黒田は、恐るべき邪気の存在を知る――。風水ホラー第1弾。
  • シム・フースイ【全5冊 合本版】
    -
    新しい家にカビが異常に繁殖する。妻がノイローゼになり困り果てた小林正彦は、半信半疑で風水師・黒田龍人の事務所の扉を叩いた。風水師は土地や建物を看て吉凶を判断し、適切な処置を施す。調査を開始した黒田は、恐るべき邪気の存在を知る――。黒田龍人が活躍する、シム・フースイシリーズ全5冊の電子合本版。 ※本電子書籍は「シム・フースイ Version1.0 ワタシnoイエ」~「シム・フースイ Version5.0 絶の島事件」の5冊を合わせた合本版です。
  • 社畜怪談
    -
    〈お前はいいよな、生きてて…〉 最近、急に痩せ始めた先輩社員の家で聞こえたのは…「ガリガリ」より パワハラに呪詛返し――弱者たちの復讐がいま始まる。 ブラックもブラックな、職場の実話怪談! 社畜――それは会社の奴隷と化した哀しき大人たち。セクハラ、パワハラ、超過労働に集団イジメ…ストレスフルな職場で生まれた怨み辛みがやがて怪異となって立ち現れる! ・先輩パワハラ社員の家に呼びつけられた後輩二人。部屋に最近突然死した取引先の社員の霊が出るというのだが…「ガリガリ」 ・初の女性管理職と期待される社員が産休に。後輩のOLたちがくれた安産守りの中身とは…「おめでとう」 ・狙った女性社員を奇妙な術にかけるセクハラ経理課長。その黒い秘密は創業社長が勧進したお稲荷様の祠にあった…「認知の歪み」 ――他、久田樹生、黒碕薫、佐々原史緒の異色トリオがそれぞれの嗅覚で集めたおぞましくも恐ろしい職場の恐怖実話全15話!
  • 呪(しゅ)の血脈
    2.0
    1巻495円 (税込)
    好奇心が猫を殺す……この事件もちょっとした好奇心がきっかけだったのかも知れない。大学で民俗学を学ぶ宮地紀之は、諏訪信仰の野外調査のさなか、北アルプス山中で鎌が幹に打ち込まれた奇妙な神木を発見する。いけないことと知りながら、学問的興味からその鎌を木から削り出してしまう宮地。だがその行為を村人に発見されて、彼は神木に神を再び封印するための“祭”に参加させられることになってしまう。とりあえず儀式が執り行われるまでの間に、祭について調べて回った宮地は、件の村の神主の血筋をもつ高藤正哉とその妹の梓の存在を知り、連絡を取る。が、それが忌まわしき“裏”の祭りを引き起こしてしまう“出会い”になることを彼はまだ知らなかった…。  神封じ、土着信仰など、民俗学をテーマにした迫真のネオ・モダンホラー。 ●加門七海(かもん・ななみ) 東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 主役じゃなかった彼に捧げるささやかな悪意の日記
    -
    日記形式で綴られていく、サイコホラー恋愛小説。 地味で目立つところなんて一つもない、同じクラスの坂崎くん。 彼のもう一つの顔に気づいた私に芽生えたのは、好奇心とささやかな悪意。 彼を知るためだけにあの手この手を尽くす私だったが、 膨れ上がった悪意はやがて思わぬ事態を招いていく。 ささやかだった悪意の行き着く先は?    【著者】晴海まどか   千葉県育ち東京都在住の文章クリエイター。2014年3月、ライブドアブログ・impress QuickBooks主催「ライトなラノベコンテスト」で、「明日が雨でも晴れでも」が特別賞受賞。impress QuickBooksから「髪の毛探偵 石神くん」シリーズも発売中。 公式サイト「白兎ワークス」 http://whiterabbitworks.wordpress.com/
  • 修羅ノ国 北九州怪談行
    4.0
    「俺たち、誘導されてないか…?」 怨霊に「始末」される。 最凶心霊スポット「力丸ダム」の秘密に迫った三人の男を襲う恐怖! 福岡・小倉・北九州の実話怪談!! 犬鳴トンネルとともに九州最凶と謳われる心霊スポット「力丸ダム」。そのダム湖を撮った一枚の写真に、湖上を駕籠を担いで進む行列が写っていた。この心霊写真を切っ掛けに現地を訪れた著者が辿り着いた因果の真相とは…。長編ルポ「力丸ダム」他、「小倉駅前のデパート」に纏わる幽霊騒動、「若松主婦殺人事件」の霊夢、伐ると祟られる「扇天満宮の大銀杏と座敷牢」の怪、福津市の謎の野獣「本木の化け物」、嘉麻市の皿屋敷に纏わる怪談など、北九州在住の著者がご当地の知られざる怪奇伝承と自身の心霊体験を綴った実話怪奇ルポルタージュ! 著者について 菱井十拳(ひしい・じゅっけん) ノンフィクション作家。元漂泊の居酒屋系食レポライター、旅行家、ラーメンスープ研究家。北九州市定住後は主に石炭関連の産業遺産に興味を持ち日々探索を行う。2018年、史実を扱ったルポルタージュ怪談「怨霊黙示録 九州一の怪談」(竹書房文庫)を発表。
  • 瞬殺怪談
    3.3
    実話怪談のスペシャリスト達が切りとった刹那の恐怖、究極の1行怪談から長くても2ページまでに収まる怪談を選りすぐった一冊。 恐るべし最短の1行怪談「出会す」(平山夢明)、怪談実話コンテストで平山が絶賛した「ささやき」(黒木あるじ)ほか、「日なた」など短編怪談の名手・我妻俊樹、『「超」怖い話』夏版の編著者・松村進吉が参加、怪談社・伊計翼からは切れ味するどい怪談が寄せられ、黒史郎、神薫も集う。 『新「超」怖い話』シリーズ(勁文社文庫版)に掲載された幻の短怪談も再録。圧巻の書き下ろしとレジェンドを合わせ156話を収録。目をつぶる一瞬に植えつける、新たなる怪談の境地がここに!
  • 瞬殺怪談 鬼幽
    5.0
    刹那の恐怖! 瞬きする間もなく即読める 超短実話怪談集! 眠れぬ暑い夜、移動の時や待ち時間――そんな日常の隙間にすぐ読 める短い実話怪談を集めた人気シリーズ第9弾。 ルポ怪談の名手・吉田悠軌と新鋭・蛙坂須美が初参加。 ・いつも身近にいる人が怪我をするのはなぜ「いらない才能」(小田イ輔) ・肝試し先で起きたのは…「罠」(黒史郎) ・取り壊しになる小学校に大人になった同窓生が集まるが…「時効なし」(神薫) ・シロアリ駆除の業者が床下を調べたら…「したにしたに」(黒木あるじ) ・再会した友人の顔が…「予兆」(我妻俊樹) ――ほか、鷲羽大介、つくね乱蔵、平山夢明による書き下ろし149編を収録。
  • 瞬殺怪談 業
    -
    すぐ読めて、あっ! 怖い 恐怖が連続する152話の実話怪談 人気シリーズ第5弾! 1~2ページの怪談を詰め込んだ恐怖度MAXの一冊。ホラーの鬼才・平山夢明を筆頭に、黒木あるじ、黒史郎、我妻俊樹、つくね乱蔵、神薫、小田イ輔、伊計翼、鈴木呂亜、小原猛ら実話怪談の名手が集い、全152話をすべて書き下ろした。瞬きする間もなく、押し寄せる恐怖の濁流に吞まれる―― 著者について 平山夢明 (ひらやま ゆめあき) 神奈川県生まれ。『SINKER 沈むもの』で小説家デビュー。短編『独白するユニバーサル横メルカトル』で日本推理作家協会賞短編賞、『DINER』で日本冒険小説協会大賞、大藪晴彦賞を受賞。著作に『或るろくでなしの死』『暗くて静かでロックな娘』『ヤギより上、猿より下』他。実話怪談では『「超」怖い話』『東京伝説』『平山夢明恐怖全集』『怪談遺産』などシリーズ多数。
  • 瞬殺怪談 斬
    4.0
    一瞬の158話! 頁をめくる度に新たな恐怖が……。 即死する実話怪談集! 瞬殺シリーズ最新作は過去最恐の162話を収録。数行から長くとも見開きに収まる実話怪談は、平山夢明をはじめ、我妻俊樹、伊計翼、宇津呂鹿太郎、小田イ輔、黒木あるじ、黒史郎、小原猛、神薫、つくね乱蔵、丸山政也という、気鋭の11名によるすべて書き下ろし! 息つく間もないほどの怒涛の恐怖にページを繰る手は止まらない!
  • 瞬殺怪談 刺
    3.0
    我妻俊樹、伊計翼、小田イ輔、神薫、川奈まり子、黒木あるじ、黒史郎、鈴木呂亜、つくね乱蔵、丸山政也、真白圭、平山夢明が競作。 60秒で読める実話怪談157話! あっという間に読める、極上極短の怪談がそろった究極の一冊。平山夢明、我妻俊樹、伊計翼、小田イ輔、神 薫、川奈まり子、黒木あるじ、黒史郎、鈴木呂亜、つくね 乱蔵、真白圭、丸山政也といった人気の書き手が、数行から2ページ以内の実話怪談をすべて書き下ろす。瞬きする間に脳裡に焼きつけられる恐怖の数々を堪能せよ! 著者について 平山夢明(ひらやま・ゆめあき) 神奈川県生まれ。『SINKER 沈むもの』で小説家デビュー。短編『独白するユニバーサル横メルカトル』で日本推理作家協会賞短編賞、『DINER』で日本冒険小説協会大賞、大藪晴彦賞を受賞。 著作に『或るろくでなしの死』『暗くて静かでロックな娘』『ヤギより上、猿より下』他。実話怪談では 『「超」怖い話』『東京伝説』『平山夢明恐怖全集』『怪談遺産』などシリーズ多数。
  • 瞬殺怪談 死地
    4.0
    即怖い!1話1分! 一瞬で震える超短編実話怪談! すぐ読めて、怖い! 1話2ページ以内の短編実話怪談を凝縮して詰め込んだ大人気シリーズ〈瞬殺怪談〉第7弾! ホラーの鬼才・平山夢明を筆頭に、我妻俊樹、黒木あるじ、黒史郎、神薫、田辺青蛙、つくね乱蔵ら名だたる書き手に加え、 怪談DJの響洋平、せんだい文学塾会長の鷲羽大介、そして〈怪談最恐戦2020〉で怪談最恐位に輝いた夜馬裕が初参加。 総勢10名が154話の恐怖をすべて書き下ろす! ノータイムで訪れる、ぶっ通しの戦慄の果てに広がる荒涼とした死地を体感せよ!
  • 瞬殺怪談 呪飢
    -
    あっという間に読めて怖い! 1話1分で読める大人気シリーズの第10弾。 平山夢明のもとに集った達人たちの最凶実話ショート怪談集! ページを開けばすぐ怖い!超短怪談で人気のシリーズ第10弾!幼い娘が近所の交差点に花を供えて…「新鮮な花」(つくね乱蔵)、ホ ームで突然背中を押された!「翻弄」(我妻俊樹)、いまから死ぬと言う友人からの電話に慌てて向かうと…「ら行」(黒史郎)、ドローンでの撮影、映っていた奇妙なもの「たてわれ」(黒木あるじ)、死んだと思った祖母、そしてまた…「婆ちゃんが死んでる」(小田イ輔)、結婚して幸せなある日突然「人生は悪夢」(神薫)、調査に入った山で夜も更ける頃…「山の悲鳴」(真白圭)、混んでいる病院待合室、名前が呼ばれると…「ビューティフル・ネーム」(鷲羽大介)、ほか初参加の松本エムザ、重鎮・平山夢明らによる全編書き下ろし!
  • 瞬殺怪談 罰
    5.0
    1話60秒で読める! 息つく間もなく襲いくる怒涛の実話怪談集!! あっという間に読めて怖い! どこから読んでも極怖の超短怪談を詰め込んだ人気シリーズ第8弾。 平山夢明をはじめ、黒木あるじ、我妻俊樹、黒史郎、つくね乱蔵、神薫、小田イ輔、そして『八王子怪談』でも勢いを増す川奈まり子が参戦。新たな才能が煌めく鷲羽大介に、都市伝説系の鈴木呂亜も久方ぶりに登場する。 総勢10名が様々な「恐怖」をこれでもかとばかり、惜しみなく綴る。怖い話が好きなジャンキーたちに贈る怒涛の144話、罰を恐れずに読み進めよ!
  • 瞬殺怪談 碌
    -
    すぐ怖い! 1分で読める! 一瞬で凍りつく恐怖の実話怪談集 超短い実話怪談を詰め込んだ大人気シリーズ〈瞬殺怪談〉第6弾! ホラーの鬼才・平山夢明を筆頭に、我妻俊樹、小田イ輔、葛西俊和、黒史郎、小原猛、神薫、田辺青蛙、つくね乱蔵、丸山政也ら実話怪談の名手のほか、都市伝説から鈴木呂亜が参加、総勢11名がすべて書き下ろす。 息つく間もなく押し寄せる恐怖の波が、平穏な日常を根こそぎ浚う! 一瞬の恐怖の連続を存分に堪能してほしい。
  • 小説 シライサン
    3.7
    1巻704円 (税込)
    親友の変死を目撃した女子大生・瑞紀の前に現れたのは、同じように弟を亡くした青年・春男だった。何かに怯え、眼球を破裂させて死んだ二人。彼らに共通していたのはある温泉旅館で怪談を聞いたことだった。
  • 小説 ドラマ恐怖新聞
    -
    恐怖新聞の契約者となった詩弦は予言に抗い人々を救おうとする。しかし、恐怖新聞を読むたびに彼女の寿命は縮まっていく。恐怖新聞をめぐる詩弦の運命、そして驚愕の真実とは一体!?
  • 小説なかよしホラー 絶叫ライブラリー 悪魔のログイン
    3.0
    なかよしホラーノベルが刊行スタート!「なかよし」の大人気ホラーコミックが待望のノベライズ!絶叫ライブラリーへようこそ!午後4時44分になると、学校の図書館に人知れず絶叫ライブラリーがあらわれます・・・・。ギギーっと扉があいたら、もう出られない!この世で一番怖い話を、さあ、どうぞ。●「はじめてのケータイ」●「笑う人形」●「招かれざる客」●「教えてあげる」
  • 小説なかよしホラー 絶叫ライブラリー 絶望の教室
    -
    小説なかよしホラーが刊行スタート!「なかよし」の大人気コミック、待望のノベライズ!ようこそ、絶叫ライブラリーへ。午後4時44分になると、学校の図書館に人知れず絶叫ライブラリーが現れます……。ギギーッと扉があいたら、もう戻れない!この世で一番怖い話を、さあ、どうぞ。
  • 小説なかよしホラー 絶叫ライブラリー 友だち地獄
    3.0
    「なかよし」の人気ホラーコミックをノベライズ化!友だちに関する怖い話を集めました!理想の友だち/美少女は学校にこない等収録。絶叫ライブラリーへようこそ!午後4時44分になると、あなたの学校の図書館に絶叫ライブラリーがあらわれます・・・・。ギギーっと扉があいたら、もう出られない!世界で一番怖い話を、さあ、どうぞ。
  • 小説なかよしホラー 絶叫ライブラリー 初カレ地獄
    3.0
    小説なかよしホラーが刊行スタート!「なかよし」の大人気ホラーコミックが待望のノベライズ。ようこそ、絶叫ライブラリーへ。午後4時44分になると、学校の図書館に人知れず絶叫ライブラリーが現れます……。ギギーっと扉があいたら、もう出られない!この世で一番怖い話を、さあ、どうぞ。
  • 招待客
    3.6
    高谷美由紀は、結婚を間近に控えた27歳。彼女には幼い頃、増水した川で溺れかかっていたところを通りすがりの男子高校生に助けられたという過去があった。その話を知った友人たちは、その「命の恩人」を結婚披露パーティに招待するよう美由紀にすすめる。当時の新聞記事を頼りに、恩人・井口貴明の住所を探し出し、招待状を送った美由紀だったが……。かつての「恩人」はひそかに豹変していた――。傑作サスペンス・ホラー。
  • 湘南怪談
    -
    暴走族が恐れる霊障・江の島病 茅ヶ崎海岸に漂着する呪いの瓶 異界と繋がる鉄砲通り 湘南モノレールに憑くモノ オチョバンバの石碑の祟り 平塚新港の霊道マンション サーファー、暴走族、恋人達の聖地「湘南」のご当地実話怪談集。 海の聖地の闇スポットと実際に起きた怪事件を茅ヶ崎出身の著者が徹底取材! 本当は怖い湘南怪岸! (目次より抜粋) 第1章 稲村ヶ崎から江の島 「稲村ケ崎公園」」…公園でプロポーズをすると地面から黒い手が… 「江の島病」…湘南を走る暴走族の間で実しやかに語られる謎の霊障 第2章 鵠沼海岸から辻堂海岸 「先輩達の部屋」…鵠沼海岸のサーファー専用アパートに棲みつく女の霊 「駐車場」…辻堂海水浴場近くのスーパーの駐車場に出る溺死者の霊 第3章 茅ヶ崎海岸 「漂着物」…海岸に漂着した呪いの瓶。中にはある女性タレントの名前が 「潮の井戸」…茅ヶ崎海岸の屋敷の古井戸の周りに出現する河童の足跡 第4章 茅ヶ崎市内陸部 「茅ヶ崎駅」…線路にいた子供が忽然と消えた事件と人身事故を招く白い手 「オチョバンバの石碑」…触れる者は祟りに遭うと書かれた供養塔の恐怖 第5章 平塚 「堤防通り」 ランニングをしていると、腕のない子供の霊が背後から… 「平塚のアパート」殺人事件があったというアパートで撮られた恐怖の心霊写真 ほか、戦慄の全45話!
  • 少年トレチア
    4.0
    都市のまどろみは怪物を育む。みんなが云う。悪いのはトレチア。殺したのはトレチア――謎の少年が囁く死の呪文「キジツダ」とは? 新興住宅地で次々おこる殺人事件。目撃された学帽と白い開襟シャツの少年は何者か。都市伝説を通して“恐るべき子供たち”の真実を捉え、未来を予見する異形のミステリ長篇!
  • 昭和94年の横丁【文春e-Books】
    -
    『蜜蜂と遠雷』の作家・恩田陸のホラー短編を電子書籍で配信! 友人2人と入った老舗居酒屋。 ふと壁にかかった日めくりカレンダーを見ると、そこには「昭和94年」と印刷されていた……。 写真家・近藤篤さんによる、雰囲気たっぷりのモノクロ写真も収録。 ※本作は「オール読物」2019年8月号に掲載された作品を電子書籍化したものです。

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