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美しい自然に囲まれ、信仰心の厚い村人が住む夢見村に魅せられひと夏を過ごすことになった間宮亜希子の一家。小説家の夫はスランプを脱し、義母も優しくなった。幸福をもたらす魔法の土地だと思った。しかし異様な葬式の列と共同墓地を見たことから、彼らの周囲で何かが狂い始める。ざわめく木立の隙間に、きらめく光の中に使者の影が忍び寄る。幸福に浸っていた家族を恐怖のどん底に突き落とす怪奇の連続とは。長編ホラー小説。
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Posted by ブクログ
超恐怖の「ぼくのなつやすみ」のような感じ。スランプ中の夫と、自分も有望な新人作家だった妻、夫の60代後半の母、5歳の息子、そしてなぜかついてきた妻の妹が向かったのは、茅葺き屋根と野畑、山々の稜線が美しい村…その名も夢見村。
小野不由美さんの「屍鬼」も前半は「この村なんかおかしい」から始まって手に汗握る展開に。その点、こちらのホラーは「この村なんか良すぎておかしい」から始まり、最後まで一気読み。平成初期の話ですがジャパニーズホラーが好きな方なら令和の今でも楽しめるはず。オカルトすぎるわけでもなく最後まで楽しく読み切りました。
ご老人の訛りもすいすい読めて理解できたのが不思議。読者自身が夢見村のあやかしに取り込まれているのかも。
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