ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
中絶の専門医である古河は、柔らかい物腰と甘いマスクで周りから多くの人望を集めていた。しかし彼の価値観は、母親から幼いころに受けた虐待によって、大きく歪んでいた。食べ物を大切にしなかった女、鯉の泳ぐ池に洗剤を撒いた男。彼は、自分が死に値すると判断した人間を地下室の檻に閉じこめ、残忍な手段で次々と殺していく。猟奇の陰に潜む心の闇をリアルに描き出した気鋭の衝撃作!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
2011年7月31日、再読。 ストレス解消のための本。 刑事的な罰に問えなくても、個人的に何か罰を与えてやりたい…世の中にはそう思わせる人間がゴマンといる。 殺害される不届き者を、実在する不届き者を思い浮かべながら読むのは、きっと俺だけでは無いはず。 主人公の狂気にゾッとする。
大石さんの作品で最初に手にとったもの。 この本を読み、小説を読む楽しさを知りました。 文章に引き込まれ、読めば読むほど情景が脳裏に浮かびます。
わたしが初めて読んだ大石さんの作品です。 プロローグを読むだけで、頭の中に情景が浮かんできます。 読み終わった後、まるで映画を観終わったような感覚がしました。 この作品で、わたしは彼のファンになり、小説家を目指すようになりました。
読みやすいし章立てされてるから一気読みできる。 主人公が人殺し以外の倫理観に対しては結構全うで有能なのがポイント高い。 文章のところどころに僕は生粋の殺人鬼なのだって書かれているのは、必殺仕事人的とか勧善懲悪っぽく感じにならないようにしているんだろうか。 あとめっちゃ飯の描写とポルシェのプレゼンうま...続きを読むい。 悪の教典のハスミンもこれくらい優秀だったら・・・。 あと中絶に対する民族知識があるのもポイント高いです。 タイトルと表紙はおぞましいけどサクッと読めるしそこまで怖くないのでおすすめですね。
最初タイトルだけを見て、大量殺人を行いつつも表では医者として振る舞っている人の話なんだろうな、と思っていた。 これは半分正解で、半分不正解だった。 あの医者は、医療行為は、ある意味”大量殺人”であることを否定しきれない。 既に人権を得ている人の為に作られた。 そしてこの作品の描写を読んでいるうち...続きを読むに、手に入りにくくなっているのは仕方ないな、とも思うようになった。 他のサイコサスペンス作品を読んでいても、グロい表現はいくらでもある。 ただ、この作品は、”グロい”という言葉一つで済まされないものがあったのだ。 本作ではある意味では1人の犠牲者、とでも表現しておこうか、から始まる。 そこから数十人飛ばして、唐突にその先を見ることができる。 けれど300ページの内容には、きちんと過去どのようなことを行ってきたのか、も簡略した形ではあるものの、記載されていた。 そして、とある医療行為のことについての歴史にも触れている。 主人公がよく微笑んでいる描写がある。 きっとそれは自分で自分を守るための、うまく社会に溶け込むための、所謂処世術ではないか、と思う。 それと同時に、何かを隠しているかのような。 自分自身の中に膨れ上がっている感情を抑えているような。 そんな印象を受けた。 最後はほぼほぼ誰か、というのが分かった。 けれど、その後どうなったか、なんてことは描かれておらず。 彼はあの物語の中で、自分が行った行為についていつか逮捕される、ということを確信に近い考えを持っていた。 そして、決して自分はヒーローではないことを。 自分のルーティーンに”殺人”が組み込まれているだけ、だということを。 その言葉に別の意味でいえば、間違いではないのだ。 たびたび、自分が逆にこの主人公と同じ立場だったら、と思う。 あの状況から頑張って脱出して、医者としての地位を持ち。 ただコンプレックスを抱き、常に誰かを憎む。 頭の中が壊れそうだ。 だからこそ、日常生活はゆったりとしたような描写なのかな、と思う。 常に何かを考え、次の殺人のことについて考え。 そんなことをずっと考えていたらきっと疲れてしまう。 そのためのこだわりなのか。 ゆったりとした、優雅な一日を描いている。 それとも、そんな主人公でも残虐なことをやっている、という対比なのか。 私は前者なのかな、と感じた。 そこは人それぞれだと思う。 これは決して人には薦められない。 得手不得手がはっきりとしすぎていて。 それでいて内容も人を選ぶだろう。 だけれども、サイコサスペンス小説が好きな人には少し手にとってみてもいいかもしれない。 そんな作品であると同時に、この著者である大石圭さんの他作品を読んでみたくもなった。
主人公のバックボーンを追うストーリーと、殺人行動の対比が面白い。 また、中絶専門医という設定も面白い。
初めての大石圭作品。 たしかに主人公の行動は社会的に許されるはずもないが、何というか彼の考えも根底のところでは理解できてしまうという不思議な感覚を覚えたのも実際のところである。 私自身にもひょっとしら、根底には彼のような思想が埋め込まれているのかもとも思うが、それはきっとこの先も一生表には出てこない...続きを読むであろう。
もっとグロいかな、と思ってたけど、案外さわやかに(?)読めた。中絶について考えさせられる。それを殺人と考えるかどうかは人それぞれだと思うけど、堕胎を認めている以上、こういう職業の人は必要になるもんね…。
地下室での様々な殺人。 色んな手法があるもんだな〜と変な感心をしてしまった。 グロさはさほど感じず。 何人も殺す彼を責めきれない気持ち。 むしろ捕まらないでくれとさえ思った。
実はきっと、その行為に理由はあるのだと思う。 幼少の頃の嫌な記憶。 しかし本人は理由は無いという矛盾。 彼が院長を愛しているのは母親に似ているから。 母親を許せなかったのは、新しい家庭で、幸せに、息子と暮らしているから。 究極のマザコンだと思う。 人をころす理由はないと淡々と言っているけれど、本人の...続きを読む自覚が無いだけで、実はものすごく人間的なのだと思う。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
殺人勤務医
新刊情報をお知らせします。
大石圭
フォロー機能について
「角川ホラー文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
処刑列車
愛されすぎた女
あの夜にあったこと
甘い鞭
甘やかな牢獄~奴隷商人サラサ~
アンダー・ユア・ベッド
1303号室
試し読み
魚影島の惨劇
「大石圭」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲殺人勤務医 ページトップヘ