魂追い

魂追い

小説・文芸
594円 (税込)

2pt

常世につながる死者の魂が通る道で、その魂を狩ることを生業とする少年がいた。名は縁。あるとき縁は、森で不思議な妖の少女皐月と出会うが……!? 妖鬼皐月と魂追いの少年の生と死を巡る旅が始まる。

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魂追い のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『生き屏風』の続編。村はずれに住む妖鬼の皐月と、生き物の魂を捕えて、それを売る少年、縁との冒険を描く連作短編。

    「好きだなあ」

     読み終えてまずそう思いました。「これは傑作だ!」という興奮や感動とは、また違うのですが、でも初めに思うのは「好きだなあ」なのです。

     文章はどちらかというと落ち着いていて、淡々とした感じなのですが、その分キャラの魅力が惹きたてられているように感じます。

     前巻では、皐月の「身近な友人」というポジションのキャラクターがいなかったのですが、今回そこに登場するのが縁。どこか気の抜けた二人の出会いから始まり、ふれあいや冒険を通して、徐々に絆を深めていきます。そういう意味ではロードノベル的でもあります。

     二人の間にあるのは友情と、そしてそこはかとない初恋の雰囲気。皐月は長い間生きてきた一方で、妖鬼という立場柄人と深く付き合うことがありませんでした。だからこそ、前巻で様々な依頼を受けたり、今回も縁を受け入れたのかもしれません。そう考えると、飄々としていて、感情の読みにくい皐月をとても可愛らしく感じてしまいます。

     前巻では、村での出来事が中心でしたが、今回は村の外に出ることで、このシリーズの世界観の広がりも感じられます。そういう意味では、単独でも読めるものの前巻から読んでほしいところです。

     前巻から登場している皐月の師匠の化け猫や、第4話に登場する泳げない河童など、他のキャラも魅力的です。

     言葉にしがたい、不思議な魅力がある皐月の物語たち。怖い系の作品ではないので、ホラーが苦手な人にも是非読んでほしい作品です。

     皐月のシリーズも次で最終巻。二人がどこに向かっていくのか、楽しみにしたいと思います。

    0
    2016年02月08日

    Posted by ブクログ

    皐月シリーズの第二話。
    今回は皐月の視点からではなく
    魂追いの少年、縁からの視点で
    物語が描かれています。
    前回が村の中の出来事なのに対して
    今回は皐月と縁が旅に出るという
    変わった指向なので
    以前とは違った躍動的な展開がおもしろいです。

    0
    2010年06月23日

    Posted by ブクログ

    2015年、24冊目は田辺青蛙『魂追い』。『生き屏風』の続編となります。

    県境守りの妖鬼、皐月は森で魂魄(たましい)を捕らえる「魂追い」の少年、縁(えにし)と出会う。魂魄が漂う「道」に入ってしまった縁と皐月、そして、皐月の愛馬、布団。それを契機に皐月の体は変調をきたす。皐月の体調を戻すため、皐月と縁は「火の山」を目指し旅に出る。

    連作短編四編収録だが、四章構成の皐月と縁との出会いから「火の山」への旅の物語 と捕らえることもできる内容。

    前作の世界を踏襲しつつ、新たに縁という少年の登場で物語は展開していく。皐月の、そして、縁の想いは友情なのか?淡い恋心なのか?はたまた、他の……?さらに、「火の山のねねこ」から登場のねねこもイイ味付けで効いてる。

    今回の四編では三編目の「落ち星」がミステリーのテイストも入って、新鮮だった。そして、ラストは次作につながるであろう結末。

    さらに、大好きな恒川光太郎の解説の絶妙なこと!細かい部分で幾つかツッコミ所もないでは、ないが、この世界観に浸って、最後にこの解説読んだら、そんなことはどうでもよくなってしまった。

    あっ、ニシン蕎麦は食べたくなります。きっと……。

    0
    2015年05月19日

    Posted by ブクログ

    暗い様な、なごやかな様な、なんとも言えない雰囲気がある。
    "妖怪"と言う単語に惹かれるなら買って損はないはず。
    あと、食べ物の描写がやけに美味しそう。そばが食べたくなった。

    0
    2012年01月15日

    Posted by ブクログ

    魂を追う不思議な職業の少年 縁と
    馬の中で眠る鬼 皐月の旅のお話し。

    イロイロあって旅をする。

    この人のお話は面白いんやけど
    何かもぅ一つ足りない感じ!
    勢い??かな・・・

    でも世界観は好きです。
    このシリーズも好き^^

    0
    2013年05月31日

    Posted by ブクログ

    生き屏風の続編というか、シリーズ第2弾になります。
    県境守として暮らす皐月の生活や人間に頼まれた
    厄介ごとや、妖たちの思い出話やなどがメインだったのだが、
    今回はそこに魂追い(たまおい)の縁(えにし)が加わります。
    魂魄が漂う“道”に入り込んでしまったことで体調に
    異変が生じ、それを治す為に火の山に向かうことになった二人。
    頼りない二人の旅は目的地に到着しても終わらない。
    皐月の治療中にとんでもないことになっていた。
    縁がした約束の為に、悲しい結末が待っていると思わせる終わり方。
    緩くて優しすぎる二人が大好きだぁ~
    続きも読もう。

    0
    2013年03月02日

    Posted by ブクログ

    読み終わって、続編であったことを知る。

    2012.7.21 start→2012.7.23 fin
    きっかけ: 魂追いとはなにかが気になったから。
    ライトノベル調というか、緩く淡々とした書き方で一気に読めた。
    物語全体のどこか無感情な描写が好ましい。
    途中、誰が話しているのか分からず迷子になりかけることもあったけど、登場人物がそれぞれ奇妙で良かった。人とあやかしの境界が曖昧な点も好ましく、主人公の一人である『魂追い』という職業設定が魅力的であった。

    続編をたまにのんびりした気持ちで読み続けたいなあと思う一冊。
    ということで前作である『生き屏風』を読みたいと思う。

    0
    2012年07月24日

    Posted by ブクログ

    短編でありながら、全体が繋がっている、読みやすい作品。
    妖怪や不思議な物が好きな人に進めたい作品です。

    0
    2012年02月03日

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目、連作4編。
    シリーズだけれど、別物。
    変わらないのはゆるゆるとした流れ。
    身を任せて読み進むとどうしても眠たくなる。
    皐月が寝足りてないから?

    0
    2011年08月15日

    Posted by ブクログ

    妖怪と人間が普通に暮らしてるって世界
    というか、昔の日本って感じの世界で
    ロードムービー。

    なんでホラー文庫なのかはいまだに不明。

    0
    2010年02月06日

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