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京橋の身代わり地蔵、天王寺のお化け猿、舞鶴の奇妙な神社…
大阪在住の女流ホラー作家が綴った上方の怪談奇談!
大阪在住のホラー作家・田辺青蛙が、かねてより蒐集してきた怪談の中から、関西の怪談を選りすぐってまとめた一冊。
寺で聞いた予言と思しき先祖の声、それは恐ろしい凶事の前触れだった「四天王寺の石」、
都島区の一画で本物の妖怪に遭遇か?「鵺塚の話」、
舞鶴のキャンプ場で著者自身が体験した不可思議な社の恐怖「鐘の音」、
天王寺動物園の近くで見た異形、その意外な正体…「瓦斯マスクの猿」、
劇場で起こる怪異、それは吉兆か凶兆か「道頓堀の狸」など58話収録。
その土地に棲息する魑魅魍魎はいつでも手ぐすね引いて待っている。
著者について
田辺青蛙 (たなべ・せいあ)
『生き屏風』で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。
著書に『魂追い』『皐月鬼』『あめだま 青蛙モノノケ語り』『モルテンおいしいです^q^』『人魚の石』など。
共著に「てのひら怪談」「恐怖通信 鳥肌ゾーン」各シリーズ、『怪しき我が家』『怪談実話 FKB饗宴』『京都怪談 神隠し』『読書で離婚を考えた』など。
Posted by ブクログ 2020年03月19日
あまり怖くないのに時々怖いのが好き。ワタシの怖さのベースは『残穢』なので田辺青蛙の土地とかに纏わる話ってあとがきにあるの、めっちゃ分かる気がした。続篇お願いします。あと表紙を可愛くしてほしいかもです。田辺青蛙だし。なんとなく。
好きだったのは『箪笥の中』『話さんといて』『旅の理由』『そこで見たのは』...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月02日
怪談というので、背筋がゾーッとするような話かと思って読んだけど、そうでもなかった。霊か何かの影響なのか、普通に考えると辻褄が合わないような不思議な話。関西怪談というけど、ほぼ大阪。しかも、職場の最寄駅付近が多く、身近に感じたからか興味深く読んだ。あとがきに著者が「普段から目にしている風景が、誰かの体...続きを読む
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