紀行作品一覧
-
3.5
-
4.0
-
-「そのころ私は、ただ絵はがきが書きたくて、ときどき旅に出かけていた」――時を経てふいに蘇る旅の中の小さなドラマ。鮮やかな記憶が、あの日に私を連れもどす。旅の途上出合った思わぬ人や風景の記憶が、今あらたな旅情をかき立てる。 ●白砂を敷きつめたすがすがしい道で、老人が朝日に向かって柏手を打っていた。夜が明けたばかりで、上ってきた太陽がハイビスカスの花の露を光らせていた。 八重山諸島の石垣島の近くにある竹富島の早朝だった。まばゆい太陽に向かって私も目礼した。老人に見ならって柏手を打つべきだったかと思うが、老人の真剣な太陽礼拝をさわがせてはいけないという気がしたのだ。 ――「島の道」より
-
4.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気料理家・山脇りこが指南するのは、台北を“歩いて回る”楽しみ方。 台北駅を中心に5つのエリアに分け、食堂のローカルフード、台湾スイーツからホテルのちょい贅沢ディナー、 急増中のおしゃれなバー、デザインホテルや街の食材店、雑貨店などをご紹介。 オリジナリティあふれる視点で書かれた文章からはそれぞれの魅力が余すことなく伝わり、ガイド&エッセイとして楽しめます。 また、同じエリアならその日の自分と相談しながら、目的スポットを差し替えるなどして、1度ならず、2度も3度も活用いただけます。 歩いて回れば台北の新しい魅力が見えてくる。台湾リピーターにもビギナーの皆さまにも楽しんでいただける一冊です。
-
3.8ネットじゃたどり着けない絶品地元料理の世界へ。 「タビメシ」の達人が、世界中のうまい!を探す。 垂涎の旅グルメエッセイ! 街なかのちょっとした食堂や一般家庭で、ガイド本に載るような名物料理を超えるウマいモノが食べられていたなんて! タビメシの達人が世界のあちこちをうろつきまわり、嗅ぎまわり、時にはトラブルに巻き込まれながらも見つけた絶品地元メシの数々。読めばきっとあなたも旅に出たくてウズウズするはず! <本書のお品書き> ・キューバの「コーラ缶入りプリン」 ・タイの「アヒルラーメン」 ・スリランカの「カレーパン」 ・イタリアの「レモンピッツァ」 ・オランダの「カレー味焼きそばコロッケ」 ・セネガルの「チェブジェン」etc. その他にも多数のメニュー、イラスト、旅に便利な247品ミニ解説をご用意。
-
4.5
-
4.5
-
4.0世界を放浪しクライミングに命をかけてきた著者が、山を越え国境を越え紛争下を歩き通い続けた大河インダス流域の魅力を、迫力ある写真と味わい深い文章で紹介。 ラダック、ザンスカール、カシミール、カラコルムなど、源流から河口までの大自然と民俗・文化を探訪する。素朴で不思議な人びとの暮らしと思いに迫る。カラー写真多数! 【目次】 1章 チベット人の聖山カン・リンポチェを巡礼する 2章 ラダックの仮面舞儀礼 3章 ザンスカール 幻の「氷の回廊」をゆく 4章 国境未確定の「観光地」カシミールの現実 5章 大地震があぶりだしたカシミールの本当の問題 6章 もうひとつの「世界の屋根」カラコルム山脈 7章 三蔵法師もかつて目指した桃源郷スワート渓谷 8章 混迷のアフガニスタンにバーミヤン大仏を見に行く 9章 神々との饗宴に彩られたカラーシャの暮らす谷 10章 肥沃な大地に根付くパンジャーブの歴史と文化 11章 シンド州でインダス文明の残り香を嗅ぐ
-
4.4
-
-
-
4.8それは旅というより、姿を消しつづける行為であり、 〈暗黒星の彷徨=ダーク・スター・サファリ=〉にほかならない。 チャトウィン『ソングライン』、ブーヴィエ『世界の使い方』に続く、 「オン・ザ・ムーブ」シリーズ第3弾。 アフリカの光と闇の奥をめざして、サファリをつづける。スワヒリ語の「サファリ」とは「旅」を、そして「音信不通になること」を意味する。 ハイエナ、象牙の密輸、ゴミ溜め、酷使されるロバ、 丸石敷きの路地にある剥き出しの汚水溝、 薄暗い小屋へ客を誘いこむ暗い目をした女…… セローがアフリカの地で見出した、西洋近代とはちがった「世界のあり方」とは? 原著 Dark Star Safari: Overland from Cairo to Cape Town
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 谷中墓地にリスがいるのを知ってる? 昔、根津に遊郭があったのを知ってる? こと問い通りの田辺文魁堂の筆はピカソやミロが使ったんだって。朝倉彫塑館の池にはいまだに清水がこんこんと湧いているよ。そんな話題が満載。 日本全国の地域雑誌の手本となった、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』は1984年10月に森まゆみ、仰木ひろみ、山崎範子の20代の女性3人によって創刊され、2009年夏まで季刊で94号を発行しました。地域雑誌『谷根千』のことを、ジョージタウン大学のジョルダン・サンド教授(歴史学)は「エンサイクロペディア谷根千」と評した。台東区と文京区にまたがるこの歴史的地区は、小田原衆所領役帳にある遠山弥九郎という人の知行地にほぼ一致する。上野寛永寺から続く寺町、根津権現とその門前町、維新後は文化人が多く住んだ千駄木の屋敷町を包含し、幸運にも関東大震災と戦災で焼け残った。こんなに狭い地域で26年間、資料調査と聞き書き、そして今に生きる人々の思い、考えを細かく記録してきた。「日本人の暮らしのひだがわかる」と世界の大学でもバックナンバーを活用していただいている。本書は、「其の一 特集:菊まつり特集号」
-
-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 山中の赤いベンガラの家並を捜して有田に飛び、水軍の造った雅な建物を見に塩飽本島を訪ねる……。日本全国50か所、江戸の風情を今にとどめる街並を訪ね歩いた大人の旅。懐しくて新鮮な日本の素顔が見えてきます。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
-
-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 最後の語り部に会いに遠野へ走り、町の7割が江戸の建物という奈良・今井町で歴史に浸る……。日本全国50か所、江戸の風情を今にとどめる街並を訪ね歩いた大人の旅。懐かしくて新鮮な日本の素顔が見えてきます。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
-
3.5
-
-
-
5.0
-
-
-
3.6
-
-
-
4.0
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 待望の改訂版! リタイアしないための「歩き遍路」の情報満載! 一日ごとのモデルプラン(所要時間、歩行距離、区間難易度、標高グラフ)、景色の見どころ、グルメ、体力の配分提案など、至れり尽くせりのナビブック! 正しい情報を得て、必要以上の体力を消耗しなければ、きっと結願できます! 【目次】 はじめに 本書の使い方 四国八十八ヶ所霊場マップ 歩き遍路の準備と予備知識 出立 1 日目 鳴門市大麻町から板野郡上板町まで( 1 霊山寺~ 6 安楽寺) 2 日目 板野郡上板町から吉野川市鴨島町まで( 6 安楽寺~ 11 藤井寺) 3 日目 吉野川市鴨島町から名西郡神山町まで(11 藤井寺~ 12 焼山寺) 4 日目 名西郡神山町から徳島市一宮町まで(13 大日寺) 5 日目 徳島市一宮町から徳島市元町まで(14 常楽寺~ 17 井戸寺) 6 日目 徳島市元町から勝浦郡勝浦町まで(18 恩山寺~ 19 立江寺) 7 日目 勝浦郡勝浦町から阿南市新野町まで(20 鶴林寺~ 22 平等寺) 8 日目 阿南市新野町から海部郡美波町まで(23 薬王寺) 9 日目 海部郡美波町から海部郡海陽町まで 10 日目 海部郡海陽町から室戸市佐喜浜町まで 11 日目 室戸市佐喜浜町から室戸市元まで(24 最御崎寺~ 25 津照寺) 12 日目 室戸市元から安芸郡安田町まで(26 金剛頂寺) 13 日目 安芸郡安田町から安芸市矢ノ丸まで(27 神峯寺) 14 日目 安芸市矢ノ丸から香南市野市町まで 15 日目 香南市野市町から高知市高須まで(28 大日寺~ 30 善楽寺) 16 日目 高知市高須から高知市浦戸まで(31 竹林寺~ 32 禅師峰寺) 17 日目 高知市浦戸から土佐市高岡町まで(33 雪蹊寺~ 35 清瀧寺) 18 日目 土佐市高岡町から須崎市浦ノ内まで(36 青龍寺) 19 日目 須崎市浦ノ内から須崎市安和まで 20 日目 須崎市安和から高岡郡四万十町まで(37 岩本寺) 21 日目 高岡郡四万十町から幡多郡黒潮町まで 22 日目 幡多郡黒潮町から土佐清水市大岐まで 23 日目 土佐清水市大岐から土佐清水市松尾まで(38 金剛福寺) 24 日目 土佐清水市松尾から土佐清水市竜串まで 25 日目 土佐清水市竜串から幡多郡大月町まで 26 日目 幡多郡大月町から宿毛市中央まで(39 延光寺) 27 日目 宿毛市中央から南宇和郡愛南町まで(40 観自在寺) 28 日目 南宇和郡愛南町から宇和島市津島町まで 29 日目 宇和島市津島町から宇和島市天神町まで 30 日目 宇和島市天神町から西予市宇和町まで(41 龍光寺~ 43 明石寺) 31 日目 西予市宇和町から大洲市中村まで 32 日目 大洲市中村から喜多郡内子町寺村まで 33 日目 喜多郡内子町寺村から上浮穴郡久万高原町まで 34 日目 上浮穴郡久万高原町(44 大寶寺~ 45 岩屋寺) 35 日目 上浮穴郡久万高原町から松山市鷹子町まで(46 浄瑠璃寺~ 48 西林寺) 36 日目 松山市鷹子町から松山市和気町まで(49 浄土寺~ 53 円明寺) 37 日目 松山市和気町から今治市大西町まで 38 日目 今治市大西町から今治市玉川町まで(54 延命寺~ 58 仙遊寺) 39 日目 今治市玉川町から西条市小松町明穂まで(59 国分寺) 40 日目 西条市小松町明穂から西条市小松町新屋敷まで( 60 横峰寺~ 62 宝寿寺) 41 日目 西条市小松町新屋敷から新居浜市外山町まで( 63 吉祥寺~ 64 前神寺) 42 日目 新居浜市外山町から四国中央市三島まで 43 日目 四国中央市三島から三好市池田町佐野まで(65 三角寺) 44 日目 三好市池田町佐野から観音寺市池ノ尻町まで( 66 雲辺寺~ 67 大興寺) 45 日目 観音寺市池ノ尻町から三豊市三野町まで(68 神恵院~ 70 本山寺) 46 日目 三豊市三野町から丸亀市原田町まで(71 弥谷寺~ 76 金倉寺) 47 日目 丸亀市原田町から高松市国分寺町まで(77 道隆寺~ 80 国分寺) 48 日目 高松市国分寺町から高松市一宮町まで(81 白峯寺~ 83 一宮寺) 49 日目 高松市一宮町からさぬき市志度まで(84 屋島寺~ 85 八栗寺) 50 日目 さぬき市志度からさぬき市多和まで(86 志度寺~ 88 大窪寺) 結願 筆者が泊まった宿 【著者紹介】 竹本修(たけもとしゅう) 広島市在住。広島商─中央大。 高校時代は甲子園出場経験無し。大学時代は中大付属高校野球部コーチ、社会人時代は大手機械メーカー勤務の傍ら穎明館高校野球部の初代監督を務める。趣味は登山、野球観戦、将棋(アマ四段)、家庭菜園など。今後の目標は「日本百名山」の完全制覇。1960年広島市生まれ。
-
-李白、杜甫、王維、杜牧、陶淵明、白楽天、文天祥……細川元首相が幼少の頃から親しんできた漢詩・漢文の名言名句を手がかりに、それらの縁の地を訪ねた。杜甫の「国破れて山河あり」の舞台となった長安では、唐の詩人たちが活躍した往時の都を偲び、陶淵明の「帰りなん いざ」に導かれ、名勝と謳われた廬山へ。蘇東坡が「人生夢の如し」と謳った古戦場・赤壁では、『三国志』の時代に思いを馳せる――。詩人に限らず、達磨や玄奘といった僧侶や、王羲之や八大山人のような書家や画家も細川氏が「詩心」を感じた人々として登場。中国全土を巡り、四十八話をつづった細川護熙流「中国歴史紀行集」。旅愁を誘う撮り下ろし写真や、筆者自ら旅の印象を描いた絵画や書もふんだんに収録。
-
3.8北京でも上海でもない、中国の奥深さを行く。 国を挙げて大開発が進む中国。地方都市には高層ビルが建ち並び、人々の生活は豊かになっている。しかし同時に数百年単位で続いてきた「暮らし」が一瞬で消えていく。 天空に浮かぶ村「窯洞」、昔日の繁栄を今に残す城壁の街、伝統劇や伝統武術を継承する人たち、変わりゆく水郷、その地方ならではの味……。 独特な文化が残る町や村の変わりゆく姿を丹念に描いた味わい深い紀行エッセイ。 【目次】 はじめに 1章 キャラバンの通った道 2章 埠頭でつながる港町 3章 脈々と続く伝統文化 4章 商人たちの汗と涙 5章 開発と保護の狭間 6章 今と昔の交差点 7章 信仰が支えた町 8章 消えがたい戦の記憶 あとがき
-
-
-
4.0戦争を知らない世代が見た旧満州の残像――。私は歴史学者でも、研究者でもありません。ただ、日本の植民地時代に思いを馳せるのが好きな旅人に過ぎません。幸いにもさまざまな縁があり、かつての満州国で暮らした方たちと出会って、いろいろな話を聞くことができ、このような本を書く機会に恵まれました。私が住む朝鮮半島や、中国東北部、台湾の日本植民地時代については、個人によって評価が異なるので、その是非をどうこう言うつもりはありません。私は、かつての満州の地を歩き、満州時代の日本人や中国人、朝鮮人がどのように暮らし、どんなときに笑い、どんなときに泣いたのかを想像してみたかったのです。歴史の難しい話は抜きにして、海洋まずは中国東北部に出かけてみませんか。──著者・鄭銀淑
-
3.8
-
-
-
-
-
4.0
-
5.0アフリカ大陸滞在計15年の外交官・合気道家が、紆余曲折を経て独自の武道―天霧(あまぎり)―を創設するまでの経緯をインタビュー形式で綴った作品。 カメルーン共和国の首都ヤウンデまで来た鬱系アラサー美女(架空)の質問に答え、不思議な技実現のためには常識をズラすことから始めなさいとアフリカでの逸話をまじえながら始まった解説は、人体の不思議な骨―仙骨、胸骨、蝶形骨―の説明、伊勢神宮に隠されてきた謎、そして「言霊」の原理解明へと進む。 カメルーン国営テレビでも放映された「天霧」習得のための最初の手引き書であり、また悩める現代人に生き方のヒントを与える本でもある。
-
4.2
-
4.1「この数年間の平均をとれば、海外が1年に6回から7回で延べ日数が60日間、国内が約30回で、やはり60日間程度である。かくて私は1年の3分の1を、羈旅(きりょ)の空に過ごしていることになる」当代随一のベストセラー作家は厳しい締めきりの間隙を縫って砂漠の極上ホテルへ、緑したたる亜細亜の街へ、非日常の体験を追い求めて旅の空に……。エジプト人が連呼するヤマモトヤーマとは?(「ピラミッドの思いこみ」)、貸切同然だったスパに突然金髪女性が!(「混浴の思想」)ほか「旅」を綴った珠玉のエッセイ40編。JAL機内誌『SKYWARD』の人気連載待望の電子化。
-
-
-
-
-
3.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気イラストレーター・鳥居志帆(しほサン)とえのきのこ(のこサン)が贈る、現代版・東海道五十三次の旅絵巻。東は日本橋(江戸)から三条大橋(京都)までを女ふたりで“てくてく”と約500キロを完全制覇! その涙と笑いの奮戦記をしほサンが、グルメや宿泊などMAP情報をのこサンがそれぞれ執筆担当。旅好きな人、食べ歩きが好きな人、歴史が好きな人…多くの人が楽しめる完全無欠のエッセイがここに誕生しました。さぁ、旅の始まり始まり~ぃ!!
-
3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2008年夏期オリンピックの開催地・北京を歩きつくす! 観光スポット、ホテル、ショッピング、エステ、グルメほか役立つ情報も満載♪ でっかい北京を効率よくまわる旅のテクニックも伝授します。著書『てくてくインド』が好評を博したおののいも氏がお届けする、笑いあり、涙あり、そして彼氏なしの旅イラストエッセイは見どころ満載! 五輪観戦に役立つ最新五輪スタジアムガイドも掲載!
-
-
-
-「おくのほそ道」を鉄道でたどるドキュメント。時に青春18きっぷを使い、半年間にわたり鉄道で芭蕉の足跡を追った。ただし、自ら課した5つの条件が。1.各駅停車の普通列車で移動。2.「おくのほそ道」に出てくる地名は必ず踏破。3.芭蕉が名句を詠んだ現場に同月同日に立つ。4.宿は予約せず、旅は計画しない。5.費用は極力安く。――週末を利用した旅には時空を超えた意外な発見があった。(2009年6月初版刊行)
-
-
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 絵はがきの書き手は田辺多聞氏。当時彼は38歳で朝鮮鉄道に勤務していた。昭和11年11月から約1年間、鉄道省から海外研修を命じられ渡欧。ドイツ及び欧米の鉄道調査を行った。 本書に収録した192枚の絵はがきは、ベルリンに滞在中に仕事及び休暇を利用してヨーロッパ各国を訪ね、アメリカ経由で帰国するまで間、妻と幼い子に送った旅の記録である。編者は田辺多聞氏の子息である。
-
3.0不仲だった父親が死に、複雑な気分で遺産である埼玉のマンションを相続することになった鉄郎。 だが―― そこには先客がいた! 謎のおっさん。寝る時は寝袋。分厚い時刻表標準装備。そしてどんな会話をしても、出てくるのは大量の鉄道トーク! こんな変なおっさんに遺産をとられてたまるか! と怒り心頭の鉄郎は、母から、父の事情を知る者が北海道に居ると聞かされ……。すったもんだの末に、何故かおっさんと二人で、北海道まで仲良く旅をすることに!? ドタバタランデブー(?)の末、二人が知る事実とは――。 ヲタクなおっさんとフツーの若者の、凸凹(でこぼこ)「鉄」道中物語!
-
-
-
-
-
-1919(大正8)年1月、コロンビア大学教授デューイはアリス夫人とともに日本へ向けて旅立った。デューイ夫妻からアメリカの家族に宛てて、日本到着直後から8月まで書き継がれた日本発27通・中国発37通の全文を収録。
-
-約千三百年前、五畿七道が大宝律令で制定されて生まれた東海道に、徳川家康が宿駅を整備してちょうど今年で四百年。長い歴史の中で庶民、大名、さらには外国人までもが歩いたこの道には、積み重ねられた歴史の香りが漂い、いまだ人々を魅了してやまない。その理由は、全長約五〇〇キロにもおよぶ東海道が、日本橋、小田原城、箱根、富士山、大井川……と名所・景勝地をズラリと網羅しているのに加え、行き交った人たちの様々な人間ドラマを今に伝えているからに他ならない。本書は「武蔵国・相模国」「伊豆国・駿河国」「遠江国」「三河国・尾張国」「伊勢国」「近江国・山城国」の六章構成で、日本橋から三条大橋までの全宿場にわたり、そこにまつわる人物や事件の歴史エピソードを、著者撮影の風景写真とともに紹介。美しい自然と風物に恵まれた東海道を、江戸時代にタイムスリップして歩いているような気分にしてくれる、一宿一話で読む痛快・街道雑学!
-
-
-
3.0【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 いつか、東京ぐらいへは自分の足で歩いていきたい――。大阪在住の多忙な写真家が、ある夏の朝ふと思い立って出かけた現代版東下り。仕事を中断してカメラ片手に「何かが変わるかもしれない」と大阪の平塚山から京都も名古屋もすっ飛ばし、千葉県の銚子までひたすら足任せの38日。何度も「あほらし! もうやめや!」と呟きつつ、風通しの悪い世の中に怒る旅を文と写真で綴る五十代感覚的けじめ紀行。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
-
-仏像イラストレーターの田中ひろみさんが案内する、愛知・三重・岐阜の仏像。京都や奈良、鎌倉といったイメージがありますが、じつは東海エリアも仏像大国。 寺院数全国一位の愛知、十一面観音菩薩を本地仏とする白山信仰が盛んな岐阜、神仏習合の仏像が大充実の三重──と、東海地方の仏像は、質も数も圧倒的にすばらしいのです!イラストとエッセイでわかりやすく解説。仏像の基礎知識も付いていますので、お出かけ前に読んでいただけると、仏像の魅力をもっと実感できるはず。 目次 はじめに 仏像の基礎知識 【愛知県】 成願寺(名古屋市)│十一面観音立像 栄国寺(名古屋市)│阿弥陀五臓仏 雲心寺(名古屋市)│阿弥陀如来坐像 荒子観音寺(名古屋市)│仁王像 浄蓮寺(津島市)│四天王像 西光寺(津島市)│地蔵菩薩立像 尾張国分寺(稲沢市)│釈迦如来坐像 善應寺(稲沢市)│大日如来坐像 禅林寺(一宮市)│薬師如来坐像 : : 【岐阜県】 正法寺(岐阜市)│釈迦如来坐像 法華寺(岐阜市)│両頭愛染明王坐像 慈明院(山県市)│聖観音菩薩立像 金山寺(各務原市)│十一面観音菩薩立像 宗休寺(関市)│宝冠大日如来坐像 瑞林寺(美濃加茂市)│弥勒仏坐像 願興寺(可児郡)│薬師如来坐像 長間薬師寺(羽島市)│薬師三尊立像 : : 【三重県】 垂坂山観音寺(四日市市)│元三大師像 明福寺(三重郡)│円空仏 竹成大日堂(三重郡)│大日如来坐像 林光寺(鈴鹿市)│千手観世音菩薩立像 妙福寺(鈴鹿市)│大日如来坐像 神宮寺(鈴鹿市)│深沙大将立像 四天王寺(津市)│薬師如来坐像 : : おわりに <著者プロフィール> 田中ひろみ(たなか・ひろみ) 女流仏像イラストレーター&文筆家。奈良市観光大使。女子の仏教レジャーサークル「丸の内はんにゃ会」代表。 よみうりカルチャー「江戸それホント?めぐり」の講師、中日文化センター「仏像大好き!」講師、毎日新聞旅行「田中ひろみの百仏巡礼」同行講師を務める。『会いに行きたい! 日本の仏像』(講談社+α文庫)、『拝んでしあわせ 奈良の仏像100』(西日本出版社)、『東京・鎌倉仏像めぐり』(ウェッジ)等、著書多数。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『東海仏像めぐり』(2018年3月31日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
-
3.2
-
3.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ■仏像イラストレーターの田中ひろみさんが案内する東京・鎌倉の仏像。仏像は京都や奈良にあると思いがちですが、実は東京近郊にも見応えのある仏像はたくさんあります。本書では、日帰りでふらっと見に行くことができる仏像83体を、わかりやすくイラストと文章で解説しました。また、仏像基礎知識として、仏像を見る前に知っておいてほしい事柄もまとめています。これからの行楽シーズン、ぜひ本書を片手に、お出かけください。 [目次] 仏像の基礎知識 上野・浅草周辺 目黒周辺 品川周辺 23区その他周辺 多摩周辺 北鎌倉周辺 鎌倉周辺 神奈川その他周辺 <著者略歴> 田中 ひろみ(たなか・ひろみ) 女流仏像イラストレーター&文筆家。奈良市観光大使。女子の仏教サークル「丸の内はんにゃ会」代表。 よみうりカルチャーで江戸の史跡巡りの講師、中日文化センターで仏像の見方の講師、毎日新聞旅行で「田中ひろみと行く仏像ツアー」の同行講師を務める。『会いに行きたい! 日本の仏像』(講談社+α文庫)、『拝んでしあわせ 奈良の仏像100』(西日本出版社)、『心やすらぐ仏像なぞり描き』(池田書店)、『マンガで学べる仏像の謎」』(JTBパブリッシング)、『好きです、近江の仏像』(淡交社)など、著書多数。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『東京・鎌倉 仏像めぐり』(2017年3月31日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
-
-
-
3.0
-
3.3
-
-
-
3.9
-
4.5
-
4.1
-
-
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なんか上野駅には人に声を出させるようなものがある。それぞれがいろんな思いを持っている。それをまずみんなに伝え語りあいたいと思いました。計画賛成から、今のままでいいとは思わないが出されたプランには反対という方、いや現在の駅を歴史的建造物として保存すべきだという意見まで、いろいろあると思います。行政と企業の結論のもと、形式的な説明だけでどんどんビルが建っていく。異常だと思います。駅は市民と利用者がかかわる公共空間です。私たちはたとえ勝負は見えているとしても、紙碑を残す必要があると思って、昭和7年の上野駅への愛をこめてこのパンフレットを作りました。
-
-
-
-「とうとう来てしまったのね」「賽は振られたのさ」行き詰まった二人の関係を清算するため、詩人と妻は希望も計画もないまま日本を出た。上海、マレー半島、インドネシア、パリ――四年に及ぶ放浪の旅を綴った自伝三部作を合本。 『どくろ杯』 詩集『こがね蟲』で詩壇に登場した詩人はその輝きを残し、夫人と中国に渡る。長い放浪の旅が始まった。 『ねむれ巴里』 深い傷心を抱きつつ三千代夫人と日本を脱出した詩人はヨーロッパをあてどなく流浪する。自伝第二部 『西ひがし』 三千代夫人はひとりベルギーに残った。暗い時代を予感しながら、詩人は暑熱と喧噪の東南アジアにさまよう。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和57~58年『夕刊フジ』に連載した「どこかへワンデーハイク」画文集の復刻版。紹介されているのは、東京から近く、軽い支度で、費用があまりかからず、いろいろな楽しみ方ができる76のハイキングコース。今でもポピュラーなところばかりで安心して出かけられます。各3ページに纏められたコース案内にすべて付いている、著者自身によるイラストが、実に上手に生きています。
-
-
-
-
-
4.0
-
-
-
-それは、1941年6月22日のことだった。古代灌漑水路の調査のためにペルーを訪れていたアメリカ人学者ポール・コソックは、ナスカ地方でペルー政府のトラックに乗って、まっすぐに伸びる「インカ道(線)」の痕跡をたどっていた。その線は、台地の上まで続き、やがて途絶えていた。そこでポール・コソックが見たのは、それまでに知られていたナスカの線や幾何学図形とは異なる「図像(地上絵)」だった。 航空写真を使い、上空を飛んで全体像を把握していくと、「図像(地上絵)」は、古代ナスカ文化の土器に描かれた鳥のような動物の巨大な絵であることがわかった。こうしてナスカの地上絵「El Colibrí de Kosok(コソックの鳥)」は「発見」された。以来、古代のナスカ人によって描かれた、ハチドリやサル、フラミンゴなど、さまざまな動物の巨大な地上絵がナスカ地方で見つかっていった。そのきっかけとなった6月22日は、冬至の日でもあり、沈んでいく夕陽とナスカの線の重なりを目のあたりにしたポール・コソックは、ナスカの地上絵を「世界最大の天文書」と呼んだ。 上巻では、ペルーへの旅立ち、リマの街や人々の様子、古代チムー王国の都チャンチャン、太陽のワカや月のワカ、古代ペルーの歴史、そしてナスカの地上絵などが描かれる。コソックは航空写真を使い、ジープに乗って、また大地を歩いて、神秘の国ペルーを縦横無尽に駆けぬけていく。世界中を驚かせたポール・コソックによる知的冒険。The Discovery of Nazca Lines ! 『ナスカ地上絵の「発見」』。 ※本書は、1965年に発刊された『Life, Land, and Water in Ancient Peru』(Paul Kosok/Long Island University Press)を『ナスカ地上絵の「発見」』として翻訳出版したもの。また本書のなかの章『ナスカに刻まれた「謎の徴」』は『The Mysterious Marking of Nazca』(By PAUL KOSOK with the collaboration of MARIA REICHE/Natural History)のポール・コソック執筆箇所を翻訳した。 【上巻収録部分】 Section A INTRODUCTION 旅立ち Chapter01/なぜ古代ペルーなのか? Chapter02/旅支度 Chapter03/ペルーへ! Section B PRELIMINARY WORK IN PERU 新しい地図、そしてナスカの地上絵 Chapter04/過去そして未来 ~リマとペルー Chapter05/航空写真が、過去の姿を映し出す Appendix /ナスカに刻まれた「謎の徴」 Chapter06/世界最大の天文書 ~古代ナスカの新たな地平 Chapter07/トルヒーヨへの旅 Section C THE CENTER OF THE CHIMÚ EMPIRE チムー王国首都圏 Chapter08/古代ペルーについて、私たちが知っているいくつかの事柄 Chapter09/チムーの王都 ~モチェ渓谷 Chapter10/アンデス山脈のほうへ ~カチカダン Chapter11/モチェ文化の中心地 ~チカマ渓谷 【ポール・コソック(1896―1959)】 「ナスカの地上絵」の発見者にあげられるアメリカ人学者、ロングアイランド大学教授。その業績は、科学、ペルーの灌漑から音楽まで、幅広い分野におよぶ。1941年、コソックはペルーの灌漑水路の調査を行なう過程で、ナスカ・ラインズのなかに、ナスカ文化の土器に描かれた動物に似た地上絵があることを「発見」した。そのきっかけとなった6月22日は冬至の日であり、太陽がナスカの「線」上に沈んでいくところを見て、「ナスカの地上絵は、世界最大の天文書である」と唱えた。
-
-原爆2世の私が、テニアン島で体験した事実 仕事を含め、度々サイパンに行くようになり、わずか5km隣にあるテニアン島に訪れた。そのテニアン島で、2000年8月6日B29の原爆搭載場所には、私だけがいた。その上、数年後には、やはり私一人テニアン空港でエノラゲイのパイロットと接近遭遇してしまった。原爆2世の私の経験は何を意味するのだろうか・・・・ 【目次】 【著者】 中田耕市 多くの経験から、事実を記録。随時画像や写真を優先し編集収録後「デジタル化権」として収録。その歴史的画像数は100万種を超える「中田耕市コレクション」となっている。
-
-
-
3.0
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 そのとき同点の人がいたのに、なぜかアリカン先生は「ヨシミ、No.1! 」と言った。続けて「結婚は?」と得意の質問をするので、私は大げさに3本指を立てて「Third time(3回目)」と答えた。(本文より)それは38歳のときに立てた目標だった──。TVで見たカクタスジャムに誘われて2人は旅に出る。コロナ禍での海外旅行、初めての留学体験。人はなぜ英語を勉強するのだろう。それはきっと笑顔で世界とつながりたいから。マルタの魅力と英語で会話することの楽しさを、この本が教えてくれる。
-
3.0