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一人っきりのキリマンジャロ最高峰、ペルー悪徳警官の罠、エチオピアの極寒の山で出会った人の温かさ、ドイツ留学生活……地理学者である著者が、アフリカ、南米、ヨーロッパなど世界各地の自然・文化を解説し、さまざまなトラブルや人々との印象的な出会いを綴る悪戦苦闘の調査旅行記。
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Posted by ブクログ
大学生のときに著者の自然地理学の講義を受けたことがあったので購入しました。 第1部・第2部の内容(1990年代~2000年)は今となっては古いものになっていると思いますが、著者の講義もこの書籍も、この広い世界への興味や認識を広げてくれるものには変わりないと思います。 ケニア山やキリマンジャロでの調査...続きを読むの話、ペルーでズボンの足首に財布を縫い付けて間一髪助かった話など、今でも講義の内容を自分で覚えていたような話が出てきてとても懐かしい気持ちになりました。 研究の細分化・専門化が進んでいる中で、著者のように幅広い地域の研究を行っている人(行える環境にある人)も現在はなかなかいないのだろうなぁとも思ってしまいました。
地理学者の調査旅行記。地理学的な話と紀行本の両方を足して割らない感じでおもしろいです。解説でも書かれてましたが、地理学者が書いたブラタモリ世界版っぽい。
少し専門的な話題もあるからか? ずいぶん読み終わるまでに時間がかかってしまった。 著者は、「ブラタモリ」の京都・大原の回で出てきた「先生」。 ホルンフェルスという変成岩の話をしていたような…。 ちゃんと覚えていないのが申し訳ない。 その水野先生の、研究者人生初期からの調査旅行記が本書である。 専...続きを読む門は植生地理学という分野で、著者は植生分布に気候変動や環境変化の影響がどのように現れるのかを研究してきた人だそうだ。 日本国内と比較するには、熱帯を調査しよう!と、機会をとらえてアフリカ(ケニア・エチオピア・ウガンダ)に、そして南米(ボリビア・ペルー)へ。 その後、文部省(当時)の在外研究でドイツ、レーゲンスブルク大学での研究生活を送る。 高山をフィールドとするため、高山病に襲われる。 海外の旅行会社が約束通りに配車しなければ、日本人が与しやすいと思われてはと、フロントデスクをバンバン叩いて要求する。 虫刺され、砂煙の町、お湯の出ないお風呂。 そんな過酷な環境をものともしない。 そして、マチュピチやザンジバルなどの絶景を目の当たりにできるのだ。 何というか、自分にはできないうらやましい生き方。 (本書には女性でも世界を一人で旅する人たちが登場する。これは性別の問題ではないらしい。) 食べ物(植物)は、原産地のものが一番うまい、というのがこの人の一家言。 たしかに、本書で紹介されるエチオピアでのコーヒーセレモニーでふるまわれるコーヒーはとてもおいしそうだった。 世界に出ると、こんなご褒美もあるんだ。
地理学者が自身の調査旅行で経験した旅行記。原著出版時点から時間が18年近く経過しているが、文庫化にあたって現在の情報にアップデートした注釈があるので、わかりやすい。 高山病がつらそう。
タイトルとあらすじに惹かれて。 ただの旅行記ではなく、目的を持った行動でたまたまいろいろなところに赴いて、という感じがより縁というものを感じる。 普通の旅行では行かないようなところに行かれたり、滞在したりしているのが面白かった。 調査内容の図表は難しいけれど、地理学というものの片鱗を見れたことも興...続きを読む味深い。 地球環境の変化がすごく、今後どうなってしまうのかという思いもありつつ… 当時の旅の仕方とか、今と比べて不便なことはたくさんあるだろうけど人と人の繋がりとかがいいなと思えた。
今現在の、滞在エッセーではない。でも、 少し昔の、ケニアが、ボリビアが、ペルーが、ドイツが、リズミカルでフレッシュな印象の文体で、さながら著者自身が目を輝かせながら、ライブで語っているように迫ってくる。 こういう、世界体験記が、30年くらい前までは、よくベストセラーになっていたと思うのだけど、今は・...続きを読む・?
地理学も楽しく学べる旅エッセイ と、帯に書いてあったので 「旅エッセイ」のほうに重点をおいて 楽しく読みました〜。 自然地理学の学者である水野さんが フィールドワークをすると 注目するのは植物や鉱物の分布。 ドイツに滞在してじっくり研究した話も アフリカや南米の現地調査で苦労した話も どちら...続きを読むも興味深かったです。 高山病に苦しめられるとわかっているのに やっぱり自分の目で見たい気持ちが勝る 根っからの研究者さんなんですねぇ。
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