かつての東京23区物語から、氏の散歩物エッセイのファンでありました。今回の大著も一気読み。660pもあったが、速攻読破。新ネタも盛り込まれ、臨場感もばっちし。多くの場が知っていたり、行ったことのあるところなのもますます良い。氏の記事の最後の方にちょくちょく出てくる、その後なくなってしまった、というところも、いくつも体験を共有しており、感慨深くもなった。
東京はすぐに景色が変わるので、また10年後にでも新大東京~を刊行いただきたい。多くの人が独自の~散歩をしているが、そのはしりとして氏の著書は貴重であります。