ドイツ 町から町へ

ドイツ 町から町へ

836円 (税込)

4pt

4.4

ドイツの町には、おどろくほど個性がある。通りや建物、広場から、民家の屋根や壁の色、窓のつくりにいたるまで、土地ごとに様式があり、みごとな造形美を生み出している。長らく領邦国家が分立していた歴史的背景から、町ごとの自治意識が強く、伝統や風習に誇りを持っている。港町、川沿いの町、森の町、温泉の町――。ドイツ各地をめぐり、見過ごされがちな風物や土地に根ざした人々の息づかいを伝える紀行エッセイ。

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ドイツ 町から町へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月23日

    ドイツの有名な街からマイナーな街まで、1テーマが短く纏められておりテンポよく読み進められた。
    筆者の見ている風景から、歴史や文化の背景がとてもよく見えた。
    自分もこのように、様々な目線で物事を見ながら旅できたらなと思う。

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    Posted by ブクログ 2017年10月27日

    読書の楽しみは
    居ながらにして 異なる国へ
    居ながらにして 異なる時代へ
    居ながらにして 異なる思考へ
    連れて行ってもらえることです

    ドイツ文芸はむろんのこと
    この世の出来事に博覧強記の
    池内紀さん
    その池内さんの「ドイツ紀行」
    その風景はむろんのこと
    建物、川、町、路地
    そこにまつわる
    歴史、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月17日

    著者によるドイツの紀行文集。誰でも知ってる都市から、すごくマイナーな街まで載ってて、一冊通してドイツの国家像が見えてくる感じがして面白かったです。何より著者池内さんの、各都市の風景が浮かぶようなテンポの良い文章と、豊富な見識に私は引き込まれました!!

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    Posted by ブクログ 2010年10月16日

    著者が文学者ということで、どんな場所にもどんな歴史にも文学が根を張っているという事実を噛み締めながら読みました。歴史も文学も人間が作るものなのだから繋がっていて当たり前か。ドイツには城や建造物が眩暈がするほど昔から残っていて、それらをこれからも残していくのが当然という雰囲気、新しく町を造るとき(或い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    もともとは新聞の連載記事だったらしく、1つの町がだいたい2ページ半くらいで収まっていて、とても読みやすい。全部で50以上の町や地域を紹介しているが、読んでいると頭の中にその町の風景が浮かんでくるような、分かりやすい文章で書いてある。内容は町の様子や雰囲気が書いてあって、あとはその町の歴史的な小話が中...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月22日

    著者の池内紀氏はゲーテやカフカの翻訳、研究で名高いが、また一流の紀行作家でもあり、その方面での著書も多い。ドイツの町がそれぞれに魅力的なのは、その一つ一つに固有の歴史と文化的背景があり、それが守り続けられているからである。そして、それを支えているのが自治の精神であり、それは州単位などではなく、町や村...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年05月25日

    ドイツの多くの町について数ページづつ綴られているけど、けっこう内容が濃くて楽しめる。作歌や芸術家にちなんだ話も多いので、ドイツの小説や音楽がお好きな方にお奨めです。もちろん歴史好きの方にも。

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