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Posted by ブクログ
読書の楽しみは
居ながらにして 異なる国へ
居ながらにして 異なる時代へ
居ながらにして 異なる思考へ
連れて行ってもらえることです
ドイツ文芸はむろんのこと
この世の出来事に博覧強記の
池内紀さん
その池内さんの「ドイツ紀行」
その風景はむろんのこと
建物、川、町、路地
そこにまつわる
歴史、文芸のあれやこれや
が心地よく語られていく
それぞれの章は「町」の名がつけられている
その「町」で出遭う
その町で暮らしておられる
なんでもない庶民の方とのふれあい
がたまらなく魅力的である
あったこともないのに
その人にあったような気にさせられる
行ったこともない町であるのに
行ったことのあるような気持ちになってしまう
旅は出逢いなのだ!
Posted by ブクログ
著者が文学者ということで、どんな場所にもどんな歴史にも文学が根を張っているという事実を噛み締めながら読みました。歴史も文学も人間が作るものなのだから繋がっていて当たり前か。ドイツには城や建造物が眩暈がするほど昔から残っていて、それらをこれからも残していくのが当然という雰囲気、新しく町を造るとき(或いは戦争で破壊された町の再建)のしっかりと先を見越した町づくりなどに、日本には無い良さがあります。逆に、きっと変化する事や理解できない事を過剰に避ける傾向もあります。観光地然としすぎていない、わりと小さな町から町へ、著者が旅をしながら綴った短い章を追っていくとそれらがだんだん見えてきます。どの町のことも熱狂的に絶賛したりはしないのにどの町も行ってみたくなりました。そして出てくる文学作品を自分が全部読んでいたならもっと楽しかったかもしれない。
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