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悪魔。神の教えと対をなし世界の半分を支配するとされた闇の帝王たち。その誕生から性格、分類、風貌、材質、総数、そして悪魔と契約する方法まで。ヨーロッパが育んだ「悪魔」の観念は、どこから生まれどこへ行くのか。その歴史を追い、人類史上最大の悲劇が生起する過程にまで迫る。人の世のいたるところにいる悪魔たちを凝視した決定版〈悪魔学入門〉。
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Posted by ブクログ
「のちの世の人々は、きっとこの二十世紀を支配した拝金主義の猛烈さに驚くだろう。金銭はすべてのものから、ものの個性と象徴性を奪い取る。つまりはその「魂」を剥奪する。これは何であれ姿を変えることはできるし、すべてに入りこむこともできる。しかし、何ものでもない。金銭はすべてを支配して、何ものも愛さず、すべ...続きを読むてを知っていて、しかし、何ものも信じない」 ー 81ページ 最近の若者はあまり金に執着しないという言論が形成されつつある昨今ですが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。 挨拶はともかく、もし仮に人が金に執着することを嫌がるのだとしたら、このへんが一番の理由なのだなとは思う。その非人間的な質感に対する抵抗。とはいえ、それが最も活発だったのはいわゆるニューエイジ・ブームの時だったと思うから、その対立軸として存在していた高度経済成長、バブル経済というものの勢いの凄さが逆照射的に分かるというものである。 現在はバブル的な勢いがまるでない分(僕が知る限りは)、その対立軸としてのヒッピーみたいなのも先鋭化はしてこないけれども、その分ゆるい感じで金に対する付き合い方をゆるふわなものに変えていきたいみたいな人は体感的にはかなりいるように思われる。というかそれが主流になるのではないかという予感すらある。 そのような世界の中で、むしろ拝金主義のほうが今度はカウンターカルチャーとして隆盛したりしないのかな、と思う木曜日の午後。
稀代の読書家として知られる著者が、主として西洋の文学、芸術、歴史を参照しながら、悪魔というテーマにまつわるさまざまなエピソードを紹介している本です。 澁澤龍彦の著作を思わせる内容ですが、澁澤に比べるともうすこし抑制の利いたユーモアが感じられるように思います。澁澤も、けっしてオカルトに対する熱狂的な...続きを読む情熱を見せることはなく、「手帖」三部作に見られるように百科全書的な関心がその仕事の全体をつらぬいているというべきでしょうが、同時に澁澤のばあいにはみずからの分類的思考それ自体に対する耽溺が感じられます。これに対して本書には、ずっと健全な精神が息づいていて、そのぶんすこしもの足りないような印象を受けてしまいました。 文庫化に際して増補された「ニーチェの妹」の章では、『権力の意志』の改竄をおこなったエリーザベトの事跡が紹介されています。
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